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2006年11月05日

11月5日 使い捨てカイロから地磁気まで(6)



今だ九州は福岡は博多は暖かだが既に11月に突入している。
我が町工場は連休時の出勤は日常茶飯事であるし今回の3連休が仕事としても
最早誰一人としても文句そして非難などする人物など存在しない。
世間が例え3連休との名称を使用したとしても、多分我が社のような零細企業にとっては
飛び石の休みであるに過ぎないはずだ。

先週来我が社は現場工事が続いている。
現場3ケ所での仕事だ。
それぞれが異なるお客様でありそしてもちろん場所も異なる。

そんな中。
私のみ本日は一足先に事務所へ戻り今ブログを書いている。
本来の目的はブログを書くためではないのだが。
もちろんあのスーパーが付くイニシャル○な行動のためでもない。
何かしらここでこれだけは書いておかないとより一層疑われるような脅迫観念が
私自身に染み付いている。

もちろん我らが職人は現場での作業を続けている。
しかし、お陰様で無事一連の現場での作業は予定通り終了する見込みだ。

これぞ、皆様そして神様のご加護の賜物だと感謝しとるとですばい。





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先日来書いている磁界、電界との関係。
つまり密接な磁気と電気の関係は今現在も日常生活にとってなくてはならないものである。

特に電磁誘導。
最近何度も登場しているこの言葉。
科学の分野でも特に重要な地位を占めると私は思う。

そして電磁誘導によって発生する熱。
つまりジュール熱。

物理学の分野を成り立たたせている意味でも磁気、電気そして熱はとても需要な要素だ。

その重要な要素の一部である電磁誘導。
これについて再度取り上げたい。
そしてもう少しこの内容についてお付き合い頂ければ幸いですばい。

では早速。
「電話」。
現代社会において、日常生活そして仕事上でもなくてはならないものに電話がある。
電話には電磁誘導の原理が使用されているのは皆さんはご存知だろう。

おさらいの意味で電話の構造を簡単に記す。

ベルが鳴ると手に持つ受話器。
この電話の受話器には振動板が取り付いている。
この振動板の先には導体のコイルが付けてある。
そしてこのコイルの周りには磁石がある。

順を追って書くと。
受話器を持ち、相手の声が聞こえる。
これは相手の声が振動板を振動させ、それと共にその振動板に取り付いているコイルも
振動する。
この振動するコイルとその周りにある磁石の関係で電磁誘導が起こる。
それにより起きた誘導電流が電話線を通り相手の受話器まで伝わり、
周りの磁石による電磁誘導の関係によりがその中のコイルが振動し
そして振動板を振動させることにより相手に音として伝わる。

電磁誘導と言うことであれば、誘導起電力が関係する。
電気で言えば電圧に相当する。
大きな声を出せば振動が大きくなるので当然誘導起電力つまり電圧も大きくなる。
小さな声であれば起電力、電圧は小さい。
これら一連の動きは波の形で表現できる。
これら時間当たりの波の動きには「電気信号」という名称を使用する。

そしてこの電気信号にはアナログとデジタル信号がある。
アナログはその波がそのままの状態であるが、デジタルは0か1。
つまりアナログの波を2進法で数値化した信号と言うことになる。


ここで「自己誘導」について取り上げたい。
これも電磁誘導に大いに関連する。

日常使用している家電製品。
この家電製品のスイッチを入れたままコンセントを引き抜くと火花が散る現象を見たことは
ないだろうか。
コイルが取り付いているヘアードライヤーなど電力が大きい家電製品。
スイッチを入れたり切ったりするとこのコイルに流れる電流が大きく変化する。
そうなるとコイル事体が電磁誘導を起こし誘導起電力を生じる。
これを自己誘導と言う。

この自己誘導はレンツの法則により証明されるのだが磁束、そして向きがある。
これまで書くと少々理解が困難になるため説明は割愛したい。
どうしてもと言う場合は個人的に質問されてくださいませ。
しかし、私がスーパーが付くイニシャルHということをお忘れなく。
特に女性の方々。


実のところドライヤーでなくても電気回路にはコイルが存在する。

スイッチを入れたままコンセントを引き抜くと、電流の変化量が非常に大きくそのため
大きな誘導起電力が起き、火花が散ると理解すればよかと思うとります。
レンツの法則で言えば、コイルに急激に発生する大きな磁束を打ち消すために反対の向きの
大きな誘導起電力が発生する。
それが火花となるとです。
これでよかとでしょうか。


再び電磁誘導。
私の花の青春時代。
私にも実の所青い春の時代が存在した。
今現在もスーパーが付く青春時代だが。キャーッ!!イニシャルがエイチーッ!!

遺憾。やかん。いや、いかん。話がそれた。

私達世代の若い頃。音楽を聴くのは専らあのアナログ盤。レコード盤。
レコードプレーヤーを使用していた。
あのジージーと小さく聞こえる音。
そして時には針が飛び同じ音楽が何回も流れる。
あるいはブチッと音が途切れる。
何ともいえない味わいがあったとです。

このレコードプレーヤーも電磁誘導で音を鳴らしている。
レコード盤に刻まれた溝。
その溝に沿ってレコード針は動く。
そのレコード針の振動がピックアップの周りが磁石のコイルに伝わり
コイルと磁石の関係により誘導電流が流れる。

もちろんその振動の変化により誘導起電力も異なるものが発生する。
つまり誘導起電力の違いにより色々な音色が流れる。

そのアナログの波。電気信号がアンプにより増幅されスピーカーを通して音楽が鳴る。

皆さんも身の周りの電磁誘導を捜してみらんですか。
その付近にスーパーが付くイニシャル○がいたらとにかく逃げてください。
そうしないと磁力で引っ付きます。
その上、火花が散ります。

特に女性の方。安全第一。




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現場工事の様子を少々画像にて紹介ですばい。

いずれもコンベアと言う名の付くものでして。
ローラーコンベア。(画像にはない。)
ベルトコンベア。
そしてバケットエレベータ。
そして決して公表できないこの世にないものづくり品。




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それでは又です。





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 ベルトコンベア式汚泥乾燥機


 申し訳ありません。間もなく発行しますけん。
 
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2006.11.5by 博多の森と山ちゃん