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2006年12月04日

12月4日 コンベア式汚泥乾燥機。加熱方法ー輻射伝熱について。


弊社コンベア式汚泥乾燥機の加熱部の主な加熱方式は本日の題目である
輻射(ふくしゃ)伝熱だ。
先ずはこの「輻射」とは一体何であろうか。





「輻射」とは放射の一部であり、電磁波の放射についてを特に輻射と定義つけている。
乾燥機での輻射伝熱は電磁波による加熱であり、材料に対して伝導伝熱のように
媒体を通さずに熱を伝える事だ。
電磁波の中でも乾燥装置には赤外線、遠赤外線が使用される。
乾燥機でいう輻射伝熱とは、赤具体的には外線、遠赤外線を直接材料へ当てる事を指すと言える。

実のところ温度がある物体は必ず赤外線と言う電磁波を発しているのであり、
乾燥機における伝熱で、輻射伝熱以外の対流伝熱や伝導伝熱も結局のところ乾燥機内の
高温時は必ず輻射伝熱を併用している事になる。
その温度が高い程その電磁波のエネルギーは大きいものとなる。

弊社乾燥機で使用している輻射伝熱部は大手メーカーの赤外線ヒーターを採用している。
このヒーターの発熱体は炭素系のもので、ハロゲンあるいはコルツとは異なる。
従来の他のヒーターと比較すると熱効率が良いため消費電力が少なくて済む。
又、突入電流が無きに等しいため過電流に対する保護回路が簡略化できる。



確かに電気ヒーターを熱源とすると非常に安全で環境に最も優しいと言えます。
又、火気を使用する場合必要な煙に対する付帯設備は弊社乾燥機は必要としません。
弊社コンベア式乾燥機で使用する熱源は余り蒸気と電気ヒーターのみです。
但し、電気ヒーターを使用するとどうしても消費電力は大きくなりランニングコストはそれなりに
高くなります。
昨今そして今後の原油高騰と比較しても如何でしょうか。
ランニングコストは機械装置を導入する際重要な要素であり、十二分に比較検討するものです。
火気使用の場合は当然付帯設備のランニングコストまで頭に入れておく必要があります。

しかしながら、最近の乾燥装置の環境に対する要求は非常に厳しいものがあります。
そのせいでしょうか、全く火を使用しない弊社汚泥乾燥機の引き合いが多い理由もそこに
あるのかも知れません。

現状弊社の汚泥乾燥機は導入初期費用を何とか低価格でご提供できるよう努力しています。
価格面でもどうぞお気軽にご相談頂ければ幸いです。



話は変わるが、天日干しつまり太陽に光を利用した乾燥も輻射伝熱と言える。
これは太陽から発せられる電磁波で材料を乾燥させている訳だ。
必要とするエネルギーは太陽光のみで最も省エネルギーで熱源にコストがかからない。
確かに天候等に大きく左右される欠点はある。
しかし、既に無料のエネルギーは様々な方法で活用されているのは書くまでもないし
今後もより一層力を入れるべき分野かも知れない。


参考文献:「初歩から学ぶ乾燥技術」中村正秋、立元雄治著
参考サイト:「ウィキディア」


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今更ながら藤沢周平氏の著作に触れてみた。
時代小説の第一人者と言える。
私も過去時代小説のみに入れ込んだ時期があった。
ひたすら時代歴史小説のみを読破した。
しかしながら何故かこの藤沢周平氏の本は読まずじまい。
今回読破したのが「蝉しぐれ」。
私は知らなかったが既に映画化もされていたようだ。
とても情緒溢れる詩的な文章を存分に味わせて戴いた。
静かに時は流れていくのだが決して途中でだれることなく一気に読み終えた。
読後も爽快感に包まれる私自身を冷静に見させる描写には納得させられる。
いずれ藤沢氏の小説は何冊もお世話になりそうだ。




それでは又です。




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読破中。
「氷点」三浦綾子著。
将棋の羽生氏が勧めていたので思わず手に取っている。




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 気分は今だ新年明けくらいなもの。本当に師走なのかブログあるはず。
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2006.12.4by 博多の森と山ちゃん