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2006年12月26日

12月26日 決意の先には。


「そういう時期でありいよいよ来年は飛躍の年になりそうですね。」との
たいへん有り難い言葉がしばらく自分自身の脳裏から離れない。
しかしながら、その言葉の裏にある苦労と言う非常に太い縄が体中を力強い力で
締め付け何とかうめき声だけを出しながらうなっている姿が四六時中駆け巡る。
「やります。」と言う回答は既に出しているにもかかわらず、未練と言う2文字が
今だに厳として私の身を覆い尽くしているようだ。





それでは今更その流れを覆すなどそれこそが後の祭りであり、物事が終了して後で
振り返る行為での未練という表現に値すると想像ができる。
あきらめたが為に付く溜息は人生の流れそのものを一旦中断するものであり
その行為はもしかして後ずさりしている恥ずかしき行動なのかも知れぬ。
選択には様々あるはずであり、例えあきらめそして逃げたとしてもその時点での
判断には相違ない。
その時点では、最適でありそしてそれこそが選ばれるべき手段とすればそれを
誰が非難できるというのか。
確立した歴然たる自己解決足りうるひらめきたる行為であれば誰一人として他人が
介入しそして卑下する行動こそが非難の的となり得るべきだ。

しかしながらその時点が「シンギュラーポイント」あるいは「臨界点」と言う俗語で表現
できる得る一点とするとそれこそが人生の大きな分岐点となり得る。

「縁です。結びつくべくして結びついたのです。」
とのその方の発言が本当であればその判断は「YES」のみでない。
「はい」と言う返事の裏には多大なる頭を抱える命題が備わっているのであり、
それに対して既に導き出している解決方法はほんの僅かに過ぎない。
全ての回答がこの世に既に現出しているのであればそれは取るに足らないことに過ぎない。
その形容詞はいとも簡単と言う表現方法であるし、思い悩む時間こそが無駄であろう。
誰しもができ得るのかと頭をかしげそして私を見る表情は胡散臭い人物だと蔑む微笑だとすれば
それこそが間違いないという決断を私自身は大いにできるのだ。
他人に助言を求めたところで誰しもが経験などしたことがない内容であるから
雲を掴む様な回答でしかないのであるしそれこそが質問の行為の本来の目的になり得る。

誰も進んだ事のない前人未到の行為だからこそその道を選ぶのでありそして突き進もうとする。
それこそがこの世にないものづくりのなのでありその名称を与えるべき行動であると
断固とした結論を私は与える。
それに付き纏う様々な未来に対する切なる希望。
希望がほんの少しでも輝いているのであれば。
いや決して光輝いていなくてもほんの少しでも灯っていれば。
それこそが進む道でありいや道がなくても這い蹲っても進むべきであろう。

一刻の猶予もなく苛まれ、常に決断を求められ苦しめられそしてもがく。
それは眠っていても同じであり寝言にまでその決断の言葉は表れる。
常にそのものづくりと会話しているのでありそれは時など選ばない。
全ての安逸、安堵を奪い果てしない困難を背負う旅なのだ。
筵の布団に眠りとして尖った針の椅子に座る。
いや、座る時間さえも奪いひたすらその困難に打ち勝つべく時間だけが費やされる。
自分の体は既にそこにはなく、四六時中夢と現実の境目が往来しながら時は流れていく。
痛いなどの刺激すら自分から消え、ただひたすら没頭する。
感覚は研ぎ澄まされ、水溜りに落ちた雨粒一つでさえ機敏に反応する。

常に苦しみそして常に目の前は暗闇だ。
もがけばもがくほどにその苦しみは力を増しそして自分自身の体全体を蝕む。
それこそが未来に対する不安と心配と言う回答であろう。

常に希望を失わずそして願望を持ち続ける。
そこにある情熱が体を熱くしそしてついぞ立ち向かう体へと変貌を遂げる。

確かに今回失敗すれば我が体だけでなく会社も木っ端微塵にいとも簡単に吹き飛ぶ。
しかしその方は重ねて強調する。
「今です。やりましょう。」と。
どうしても先に頭をもたげる不安と心配を何とか追い出し、輝かしい未来のみを
脳裏に浮かべようと試みる。
実際のところそんな行為はできない。
ただひたすら覚悟と言う2文字を背負い這い蹲りながら土にまみれ埃だらけの
衣服も顧みず前を見つめ進むだけだ。

さあっ。いかなる結果になるのか。
今回のこの世にないものづくり。
我が身の全神経がうなる。




それでは又です。




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読破。
「ながい坂(下)」山本周五郎著。
本人の心情を語っているようで。
市井の人物ですが頑固なまでの決意には打たれるものが。
更なるものが何であるかを問うているようで。
私には心無く没頭できた久しぶりの読書でした。

読破中。
「邂逅の森」熊谷達也著。

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 さあ今年も残り少ないですが。精一杯大いに苦しみませうブログあるはず。
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2006.12.26by 博多の森と山ちゃん