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2007年12月19日

12月19日 我らが職人は汎用旋盤で材質砲金を切削しながら切断。



ベテラン職人は汎用旋盤で切削しながら切断。いつもながらの作業。
今加工の材質砲金は弊社製品の軸受メタルとして使用。
当然ながら穴公差はシビア、厳しい。



















衛星たる火星がこの星地球に接近する。ここ何年かでは大接近と言える。
パソコン画面への視線はいつしか空中へと向けられ魅力ある美貌のあいつ女性専務は
愛おしさと淡い口紅のためにほのかな甘い香り漂う口元から艶やかな声で囁いた。
「今日という日は逃すことが出来ない。」



地球の鉱物資源、レアメタルそして化石燃料は人類の贅沢のために今にも底を
つきそうな状況だ。
それを打開すべくそれぞれの国家が自国の科学技術を存分に発揮し
既に酸化鉄に覆われた赤い星、火星へと数多くの人類が飛び立ち
ついには宇宙ステーションを続々と建設中だ。
目的である表面の酸化鉄の下層に眠る鉱物資源を地球の自国へと持ち帰るべく
どこの国家も必死だ。
一刻を争う状況が火星上でも領土問題を引き起こしつつありそこでも人類が本来進化を
遂げるために備わった醜い戦闘能力という本能が芽を吹き出しそうだ。
本来先進国でさえ途上国など目に入らずただ自国の規模を保つためだけが目的であった。
だが、途上国は地球上の人類皆脳神経で繋がれたニュートラルネットのお陰で
めまぐるしい発展を遂げ先進国と肩を並べつつある。
昔途上国と言われた国家も、火星への宇宙ステーション建設のために地球から飛び立つ
ための宇宙衛星の製作の完成はもう間近だ。
既に途上国と言う名称は使うべきではないであろう。
科学技術、生活水準どこをとっても見劣りはしない。

しかしこれだけ科学技術が発展しながらも悲しむべく人間の本来の姿には
何ら進化した様相がない。
残念ながら科学の発展と共になくなるべき戦争は世界のどこかで今だ存在し
存分に競争、争いと言う古来からの悲しむべき人類の本能は何ら進化は遂げていない。
劣化ウラン爆弾どころかその数倍も強大な威力を持つ化学兵器はいたるところで
使用されそれに伴う死者は数え切れない上、地上の砂漠化は深刻な状況だ。
兵器製作のために鉱物資源、化石燃料使用量は一気に増しそのために枯渇の
危機は予想以上に早まった。

人類の科学の発展により時と空間を自由に移動できるブラックホールを瞬時に
作り出せるようになった。
その上、それぞれの人類の脳神経をノード化する事により全人類の神経を
接続されたニューラルネットによりそれを制御する事により車、飛行機など
使用しなくても瞬時に行きたい場所へ行ける。
それはあくまでも人類が作り出した仮想空間ではある。
存在する神経細胞全てが繋がれているが故にその場所にいるという錯覚ではあるが
人間の体は本来の姿ではないにしろその場に立っている。
五感全ては機能しそして感じることが出来る。
それが故に瞬時に人類は移動できその場で自由に活動が出来る。

実際の人体の移動も既に光の速度以上の速さで移動は出来る。
無重力ブラックホール空間に身を委ねれば過去では決して考えられない
スピードでどこへでも行ける。
そのお陰で火星へ数多くの宇宙衛星が飛び立ちその上宇宙ステーション建設が
現実化した訳だ。



あいつは今日も新たなる動くものづくり開発のため日夜パソコン画面と格闘していた。
キーボードとマウスは目の前にある3DCADソフトへ打ち込まれ日に日に目に見えて
明確な姿、形が映し出されようとしている。

あいつはつぶらな瞳で長い黒い髪をなびかせニュートラルネットモジュール呼び出しの
コマンドを押す。
即座にパソコンの画面にはあいつ本人の艶やかな美しき顔かたちが映し出された。
そしてその画面に向かって柔らかな音色の声を発する。



「地球が火星へ最も近づいた今日だからこそ。俺は是非火星へ行きたい。」と。。。



次回へ続く。。。




それでは又です。


読破中。
「幼年期の終わり」アーサー・C・クラーク著


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 続きは近いうちに。でもこんなイニシャルHなSF誰が読むのだろうブログあるはず。
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2007.12.19by 博多の森と山ちゃん