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2008年03月02日

3月2日 もしかしたら間もなく完成するのか。。。



我が町工場のものづくりは果てしなく続く。。。



















つぶらな瞳のあいつ女性専務は束の間の冬の寒さのゆるんだ真っ青な空を
仰ぎ見る。
瞳に映る青さは爽快感に溢れどこまでも透き通っている。
垣間見れる流れる白い綿菓子の形の雲が透明感をより一層引き立てる。
雲の流れの速度は日により違う。ゆったりとその場に構えるあるいは
一目散に駆けめぐりあるいは様々な格好に形を変えながら青空を謳歌する。

最たる美貌を誇るあいつとて常に時に流され様々な心模様の変化を施す。
あいつはただ独り、広い地球の星のなかただひとりで生きていると思っていた。
相談する者などいるはずもなく誰一人あいつの話を聞いてくれる人など
捜そうともしなかった。
この世、この世間で生きていく限り他人との交渉は必要だ。
常に会話を交わし人の話を聞きそして自分からも話す。
会話とはその時その場面で頭を動かし決して相手が傷つけぬよう話を続ける。
最大限相手を心地よくするをこころがけ会話を続ける。
行動すらそうだ。相手に気に入られるよう。他人が喜ぶよう。
生き続ける上で最も大切な笑顔は絶やさない。

だからこそひとりで生きていると思っていた。
常に相手の心情を鑑みそして相手を思い行動する。
そうすることこそが最も大切であるしそれこそがこの世で生き行く上での最も
良い方法だと。
だからこそあいつは孤独だった。そうすればするほどあいつは寂寥感に苛まれた。
あいつは所詮この世で自分の事など分かる人物など誰もいないと日頃嘯いていた。


真っ赤なミニスカートでスラリと伸びた魅惑の2本足をほんの少し隠したあいつは
国民の休日である静かなる日曜日ももちろん仕事だ。
喧噪の平日の遅れを挽回すべく静寂なる事務所内で懸命に知識労働に励む。
手慣れた手つきでCADソフトを操り一仕事である図面書きを終え一呼吸つく。

窓の外に見れる冬の青空に誘われいつしか事務所から自分自身を解放し
アスファルトの道端へと出る。
陽気漂う心地良さは空を見上げる余裕を与える。
見渡す限りの青い空は懸命にあいつへ癒しのうるおいをささげ届ける。
深呼吸の爽快感がそのうるおいへの反応だ。

あいつはふと気が付く。
上を向き顔を上げた姿のままあいつのつぶらな瞳にはっきりと映る。
それはみるみるうちに大きくなりかなりの速度で落ちて来る。
気づいた当初の驚きの感情はすでに訝しさで覆われる。
落ちてきたものは上向きの顔寸前で止まる。
その位置はまるで緯度、経度、引力、高度全てを計算尽くされ計ったように
あいつの目の前で止まる。
つい掴む。あいつは思わず天より下された紐を思わず握る。
最初に利き手の右手で。そしてその下を開いている左手で。
あいつは天へと繋がる紐を両手で無意識のうちに握り締める。

突然だ。それは呼吸する間も与えられない。
あいつは引っ張られる。天、空、上に向かって体が浮く。
両手で握られた紐が空に向かって引っ張られるのだ。
瞬く間だ。それは驚くべく速度であいつ自身今現在の状況すらはっきりしないままだ。
急激なる速度に引っ張られるがゆえにあいつへと向かう向かい風に手向かい紐をより強力に握る。
懸命に決して振り落とされよう無我夢中だ。
手を離しでもすれば。ここで落とされでもすればあいつ自身の体は木端微塵だ。
あいつには既に驚き、訝しさなどなくただ怖さのみに包まれる。
天に浮かび上がったあいつの体はとめどもなくさらに上へ上へと引っ張られる。
止まることなくむしろ速度をさらに上げながら。
あいつの体は既に地上からは確認できない。
天に浮かび上がった一つの黒点は瞬く間に消え去った。


そこはかとないどうでもよいあるお話は日曜日は特に誰にも読まれないので
次回へと続く。。。




それでは又です。


読破中。
「創造する経営者」P.F.ドラッカー著。


読破。
「アルジャーノンに花束を」ダニエル・キイス著
SFらしからぬ感動の名作です。


読破中。
「夏への扉」ロバート・A・ハインライン著


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2008.3.2by 博多の森と山ちゃん