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2006年08月31日

断熱膨張と白い煙(2)


今日の日付は既に8月31日だ。8月の最後の日。
俗に言う夏休み最後の日。

私は息つく暇も。。。。。。。。。。ある。

ところで、本日のエントリーは前回の続きだ。
しかし、既に前回の内容など忘却の彼方に散り去ったに違いない。
しかしながら、復習しながら今回の内容をエントリーするほどの時間の余裕はない。

前回よりの続きものとして、もし読んで頂けるのであれば私個人としてはたいへんな喜びであり
そして大変なる名誉であると言える。
もし、その行為を全うして頂けるのであれば前回内容を読んで頂いた後に、
今回内容へと進んでいただければ私自身多大なる幸福の感傷に浸ることが
できるので御座居ます。







最近出荷した光り輝くスクリューの羽根のみ製作です。いつも有難う御座います。
どしどしお引き合い下さい。スクリュー羽根も続きもので製作いたします。
スクリュー羽根についてはこちらをクリックされて下さい。




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それでは先ず断熱膨張について。

一般に気体が膨らむつまり膨張するためにはエネルギーが必要だ。
もしその気体の圧力が一定ならば体積と温度は比例関係にある。
これはボイル・シャルルの法則だ。

決してボインは颯爽との法則ではないのは書くまでもない。

ここで書きたいのは他でもない。
例えば、熱エネルギーを気体に加えると体積は膨張しそして温度も上がる。


ところがだ。

水蒸気を含んだ空気が地上付近で暖められると軽くなり上昇する。
この空気の塊が上昇するに従い、圧力が下がる。
つまり大気は高いところへ上がれば上がるほど気圧は低くなる。

そうなるとこの空気塊は膨らむつまり膨張する。
これは決して空気塊へは外部から熱エネルギーが加えられた訳でもないのに
勝手に膨張している。

これを断熱膨張というとです。

空気塊が断熱膨張するということは、周りの大気に対して押し込むというエネルギーを
使うことになる。
外部からのエネルギーは全くない状態のためそのもの自体がエネルギーを使うしかない。

そうなると空気塊が断熱膨張すると温度が下がる。
つまり気体が断熱膨張すると強制的に冷やしたわけでもなく温度が下がる。

この逆の言葉に断熱圧縮がある。
断熱状態で気体を圧縮すると暖めたわけでもないのに温度が上がる。


断熱膨張に戻り雲の発生について書く。
地面の放射熱で熱された空気が軽くなり上昇する。
上昇するに従い気圧が低くなり断熱膨張を起す。
その結果空気の温度は下がり空気が含んでいる水蒸気が冷えて水滴となる。
それが高いところでの雲だ。

そして霧。
これが最も白い煙つまり白煙と近いと言われている。

霧は地表近くで発生する。


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次の内容間違いがあるようです。2006.9.1追記。

「地面や海面の冷やされた場所へ水蒸気を多量に含んだ暖かい空気が流れ込むと
霧が発生する。
これも断熱膨張であり、空気が含んでいる水蒸気が冷やされ水滴となっているわけだ。

高い山では霧が発生しやすい。
これは暖められた空気が山肌を這い上がり、山頂付近で冷やされるためだ。」


 ⇒⇒⇒

 この事例の霧の発生には断熱膨張との関連は認められない。
 暖かい空気が急激に冷やされることにより、空気の中の水蒸気が凝結し霧が発生する。
 
 雲と霧の区別は単に地上付近での水蒸気の凝結の浮遊が霧であり
 地上高く発生した浮遊が雲とされる。

 又、あくまでも霧、雲の発生の原因には上記記載の断熱膨張以外によるものもある。 
 今回はあくまでも断熱膨張での雲の発生について記載しているとです。

 これ以外にも問題点あればお気軽にご指摘下さい。
 
 政治的議論ではない、純粋なる科学的議論は内容の追求の発展に多大なる貢献を
 果たすものと私は信じとります。

 有難う御座います。


                               2006.9.1追記終わり


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以上までの説明が霧についてである。
果たしてご理解いただけたであろうか。

ボインは颯爽と、いやボイル・シャルルの法則についての詳細内容については
皆さんご存知の通りでして。
今回は詳細説明省きます。(決して逃げているわけでは。。。。)


日常見かける白い煙。
これは黒い煙とは区別され通常霧と同様なものと理解されているのとです。

白煙が液体の微粒子が浮かんでいるもの。
黒煙は固体それもスス、塵埃等が浮かんでいるもの。
と区別するとです。

そして環境汚染の最たるものにスモッグがある。
これは固体の微粒子の周りに水蒸気がくっついたつまり凝結したものだ。
煙つまりスモークと霧つまりフォッグの言葉の合成からスモッグといわれているのは
ご存知の通りでして。







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話を変える。

我が社でこれから取り組もうとしている物件に排熱、廃熱を利用した機器がある。
投機筋にも影響されているであろうが、これだけ原油の値段が上がるとやはり熱源を
見直す必要がでてくる。

これは廃熱を利用した乾燥機で決してバーナーの火力を使用していない。
捨てる熱を利用して乾燥させる機器なのだ。

従来我が社でも廃熱利用のバッチ式の乾燥機は製作した経験がある。
これはお客様から多大なるご支援を頂き、完成させた製品だ。

今回はバッチ式とは異なる。連続式だ。

そこで今回気になっているのがこの廃熱の色。
果たしてどんな色か。
色によりどういった種類の廃熱はある程度理解できる事になる。

当然利用した廃熱は何らかの処理を施した上で大気へ出す。
決して環境に対して悪影響を与えるような製品はつくるわけにはいかない。


廃熱利用の乾燥機の引き合いは1件だけではない。
そして既に仮受注受けている物件が1件ある。

これから廃熱の有効活用についての話は当然活発になるのではと予想しているのであ~る。

そしてこれこそがエネルギー保存の法則そしてエントロピーの増大の法則に最ものっとった
製品であると私は思うのであ~る。




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最近の九州は福岡、博多の我が町工場の様子です。



細い棒を高速回転で削る。ひたすら。。。

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厚い板の切断面が何色もの色に輝いておるとです。

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ゴリゴリとフライス盤でひたすら削り一体削り面は何色へ変化するのであろうか。

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製品の向こうにかすかに見える人影は一体。。。。


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我が町工場の若き職人です。力の限りの燃え盛るものづくり情熱が見えるとです。
その熱の煙の色は一体何色?


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それでは又です。





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2006.8.31by 博多の森と山ちゃん