« 2006年10月 | メイン | 2006年12月 »

2006年11月30日

11月30日 コンベア式汚泥乾燥機。汚泥について。


本日は弊社乾燥機の主たる処理物である汚泥について探りたい。
一体汚泥とは何か。

コンベア式汚泥乾燥機のページはこちらをクリックされて下さい。


本題に入る前に本日の九州は福岡、博多の我が町工場の我らが職人の様子を
しつこく又しても動画で。
愛そして相変わらず燃え滾る(たぎる)ものづくり情熱を感じて頂ければ幸いですばい。










先ず「汚泥」とは。
簡単書けば泥状の物質の総称で、たいへん範囲が広い。
先ず化学的性質により大きく有機汚泥と無機汚泥区分される。
そして、排水処理や下水道処理、各種工場や建設現場からも汚泥が発生し、発生する分野や
状況によって産業廃棄物汚泥と一般廃棄物汚泥に分かれる。

有機汚泥とはもちろん有機物の汚泥だ。
そして、無機汚泥とは無機物の汚泥のことだ。
では有機物と無機物とは何か。
明確には区別されていないのは事実ではあるが、
実際には有機物とはその物質の分子内に炭素を含んでいる化合物と定義されている。
それ以外は無機物ということになる。
特徴として、有機物は無機物と比較すると融点が低く、燃えやすい。

そのため乾燥機で有機、無機物の処理には与える熱量によっては有機物のみは燃えてしまう
可能性がある。
燃えると、煙、すすなどが発生するため、集塵装置、スクラバー等の付帯設備が
必要になる。
弊社の乾燥装置は決して火気は使用しないが、有機物が混合していると
そのための付帯設備の導入は検討課題となる。

弊社乾燥目的の汚泥は産業廃棄物であり通常、産廃業者への引渡しが必要だ。
その際の金額換算はあくまでも重量計算となる。
そのため、汚泥を乾燥させ重量を減らせば減らすほど産廃業者へ支払う費用は少なくなる。
しかし、乾燥があまりにひどいと逆に搬送時に飛び散り持ち出す事すらできなくなる。

ある程度の乾燥が必要条件とすると、弊社乾燥機の乾燥後の乾燥チップの姿は
理想的ではないかと判断している。

又、今後工場からの産廃発生量は減らすべく国が2010年までに20%削減を
既に謳っている。
この数字対して、産廃の乾燥による削減方法は最もな有効な活用方法だと認識できる。

次回は乾燥機の材料に対する熱の伝え方について。

参照文献:「新しい高校化学の教科書」左巻建男編。
参照サイト:「EICネット」「きのまま」「環境goo」
       

       

----------------------
       

       

本日も電話口の向こうから切羽詰まった声が聞こえる。
やはりどこも苦労、試行錯誤の連続か。
何も弊社だけではないのか。と安逸な気持ちにさせられると共に相手の苦しみに対して
同情心が湧き出てくる。
確かに、同じものづくりで生計を立てそして毎日毎日家族を養っている立場の人々だ。
同じように製品を作り、先ずは自分の工場で試運転。
そして出荷。現地で据付後いよいよ実稼動と言うことになる。
製作してうまいこと動いて何ぼの世界で、それを毎日毎日繰り返しているわけだ。
もちろん実稼動が予定通りうまく行けば何の問題はない。
しかしながら現地で実際実稼動早々100%何ら不具合なく順調に稼動することは
実のところ少ないかも知れない。
いくら熟慮の上、設計、製作。
そして我が工場での試運転の繰り返し。
試行錯誤、そして汗水たらして何とか出荷に至る。
据付後、早速運転。そして実稼動。
ところがだ。
思いもやらない事実が発生する。今まで経験した事のない不具合が発生する。
動く装置をつくる者らにとってそれは日常茶飯事ではなかろうか。
しかし、うまく実稼動しない事には検収は上がらずそして当然に入ってくるべく金銭も
一切手に入れることができない。
そのため過去の事例そして知り合いの業者、メーカーへ片っ端から連絡を取り
相談する。
試行錯誤。悪戦苦闘を繰りかえしようやく安定稼動へ持ち込む。
当然現地でのお客様の協力も得なければならない。
しかしながら、不具合発生時、客先も生産量を減らすことは到底できず安定稼動時までは
ものづくりを行った会社から人を出し、その現場へ人を貼り付ける。
それはトラブル発生時には即座に対応と言う方法を取らざるを得ないという状況まで
自社から現地へ人間を貼り付けることに陥ることが間々あるのだ。
しかし、そういった経験を積むことがその会社の他社との差別化を図るべく
その会社にしかないノウハウを身につける機会である事は事実ではなかろうか。
確かにその時点では非常に苦しむ。
夜は眠れない。
ひたすらお金は出て行く。
果ては倒産の夢を見る機会も数が増える。
その苦しんだ果ての結果はその内容が自分の内部のノウハウとして蓄積される。




決してその他ではない自分の会社だけが経験した失敗と言うノウハウは
必ずしも他社へ教えるとは当然限らない。
むしろ他社に対してはそのノウハウに対してはひたすら無口となりむしろ
他社の失敗を心待ちにする気品すら浮かべる。
それが競争世界であり他社との差別化を図るべく一つの歴然たる方法であるのは
間違いないはずだ。
そのノウハウがあるからこそ、他社には真似ができないし又自社の優位性が顕著に
表現できる内容であるはずだ。
汗をかきそして血を流しながら必死に獲得してきたノウハウ。
当然他社へはそう簡単にその内容をあからさまにさらすのは当然断固として拒否するのは
至って自然の行為だ。


しかしながら、そのノウハウはいずれかの未来の時点で誰しもに通じる単なる共通事項に
なるのは何の疑いもない。
現時点での優位性は将来は何の価値のないものへと変化する事は明確な事実だろう。




他社からの相談。
同じ業界で同じような内容の仕事をしている身。
日頃の悪戦苦闘の様子がその声を通じて伝わってくるだけにどうしようかとふと
心が揺らぐ。
教えてあげればこの問題は即座に解決するだろう。
ここの箇所を別の方法にすれば今までの多大なる苦労から解放されるだろう。
しかし、自分から教えるわけにはいかない。
この社会は競争社会であり当然他社との差別化を常に図りどんなに
小さな会社であっても生き延びていかねばならないのだ。
他社を蹴落としそして自社が常に優位に立たねばならないのだ。
自由経済社会であれば当然倒産と言う2文字を常に胸に抱きそしてそれに対して
断固たる拒否権を自分のあらん限りの力で常に発効しておかねば最早この国の自由経済
社会から抹殺される。


う~ん。しかしながら私も人間だ。
息をしそして常に考えそして生きている。
紛れもなくこの奇跡の星に生れ落ちた人間だ。


情がある。
どうも今のところ人情と言う文字には似つかわしくないロボットではないようだ。
相手は困り果てている。




長い時間電話の向こうの相手に対してひたすら無口だった。
しかしながらついに口を開く。
それも小さき声で呟くように回りくどくそのノウハウの「ヒント」だけを呟いてしまう。

実のところその呟きは常にものづくりをやる者は次なるノウハウを身につけろと自分自身に
強く命令している裏返しなのかも知れない。




さあ。永遠に次なる技術を求めて。
皆さんと一緒にものづくり日本国の更なる発展を担って。
それでは又です。




-------------------------------------




読破中。
「火車」宮部みゆき著
まだまだこれから。
長編ですばい。




 旧ブログ「もう悩みません。コンベア・産業機械」

 ホームページ「研森.COM」  
 ベルトコンベア式汚泥乾燥機
  
 コンベア、産業機械機器について詳しく書いている
 メルマガ「もう悩みません。コンベア・産業機械」発行しています。
 ご興味のある方はご登録の上ご覧下さい。
 メルマガ「もう悩みません。コンベア・産業機械」


 皆様いつもお世話になり有難うございます。
 もっともっと苦しみを~。ブログあるはず。
 人気blogランキング


2006.11.30by 博多の森と山ちゃん




2006年11月28日

11月28日 コンベア式汚泥乾燥機。含水率について。


乾燥にとって含水率とは大切な指標だ。
これは昨日の乾燥の進行具合と大いに関係がある。

コンベア式汚泥乾燥機のページはこちらをクリックされて下さい。


本題に入る前に本日の九州は福岡、博多の我が町工場の我らが職人の様子を
何と動画で。
燃え滾る(たぎる)ものづくり情熱を感じて頂ければ幸いですばい。










先ず「含水率」とは何か。
簡単に書けば、材料中に含まれる水分の比率と言うことになる。
但し、この比率の表現方法には2通りの「質量比」そして「容積比」がある。
一般的には「質量比」による表現をとる。
そしてその「質量比」で表す場合も実は2通りの方法がある。
それは「湿量基準」と「乾量基準」があり、基準となる質量の数字を乾いた材料の数字を
とるか、あるいは湿った材料を基準にとるかの違いだ。
「湿量基準」は乾燥が進むにつれ基準となる質量が変化するため、基準質量が
一定である「乾量基準」が通常「含水率」を指す。

又、含水率は「限界含水率」と「平衡含水率」とに区別される。
「限界含水率」とは昨日の今ブログへ記載した定率乾燥期間から減率乾燥期間へ
移る際の含水率のことだ。
つまり、材料の外部の乾燥が終わり、材料内部への乾燥へ移る時点での
含水率のことである。

そして、「平衡含水率」とは乾燥がもうそれ以上しない含水率の事だ。
これは一定の温度、湿度の空気中において材質中の水分量がその雰囲気中で
平衡に達した状態つまり空気中の湿度と同じ状態の含水率と言うことができる。

次回は汚泥について。


参考文献:「初歩から学ぶ乾燥技術」中村正秋・立元雄治著
参考サイト:「特許庁」乾燥技術



----------------------------------



私は過去「マイナスイオン」について苦言を呈したことがある。
それについては今ブログの下記記事をご覧下さい。

マイナスイオンと陰イオン。そして気化熱利用(1)

マイナスイオンと陰イオン。そして気化熱利用(2)

何故今更「マイナスイオン」について書く理由は、本日東京都の報道発表がこの「マイナスイオン」
についてなされたからだ。
詳細はこちらをクリックされて下さい。

科学的根拠をうたったネット広告にご注意!
"「マイナスイオン商品」表示を科学的視点から検証しました"




確かに「マイナスイオン」と言う用語は世間一般用語として極く普通に使われている。
しかし、この言葉は科学の世界では決して登場しない言葉だ。
決して専門的分野では存在しない言葉だ。
そうなると科学的根拠どころかその言葉の存在すら怪しいという事になる。

しかしながら、この言葉を使用することにより、よりその商品の優位性を消費者へ
訴えることができるのであれば当然売る立場であれば使うのが当たり前だ。

この言葉は商業ベースに載せる為に作られた造語との判断は既に論議は尽くされた
と私は実のところ結論付けていた。
しかし、言葉には力がありその力に屈するかどうかで人の判断などあまり価値さえないのが
実際のところであろう。
それはその内容を信じる信じないというところまで大概行き着くのでありそれこそが
言葉の大きな力であろう。
そして、その言葉を発する者の社会的な立場、地位、権利においても言葉そのものは
存分に一人歩きができそして自由自在に操られる面があるのは紛れもない事実であろう。
逆に信じることにより自分自身が幸福になれるのであればそれは既に内容の信憑性は
別問題の存在になり得るし、結局のところそれこそが言葉の本来の力であるのかもしれない。

そのものの信憑性の現実はその本人がその真実以前に信頼寄せればそのものは
何の根拠も無しに十二分に似せた真実を本人に取り入ることが可能なのだ。

つまり「マイナスイオン」と言う用語も信じていればそれに対する詐欺そして詐称など
この世に存在などしないのであり、信じることによりその本人が幸福であれば誰として
その人物に対しては最早意見をする資格など既に剥奪されているに違いない。

しかしながら、真実を追い求める事こそが人間本来の幸せとするならば「マイナスイオン 」と言う
用語を信頼しきっている人物に対しては何らかの言葉を発したくなるのも同じ人間だとして
少しは理解していただけるだろうか。

科学とは学び知れば知るほど分からなくなる世界に違いない。
理解すれば理解するほどに次なる関門が立ちはだかる。
それは何も科学の世界でなくても様々な世界で当然表現しうる内容であろう。
それならばこの「マイナスイオン」と商業造語に対して何らかの自分なりの結論を
常に心に持ち続けることの大切さ少しでも感じていただければ幸いです。

う~ん。「マイナスイオン」。よくできた言葉だ。

物理でよく似た言葉に「陰イオン」があるのは周知の事実だろう。
先ずはその定義である「イオン」がどの程度自分自身の脳細胞で理解できているかを
探る行為は必要なのかも知れない。

「マイナスイオン」が実際存在するかは人それぞれの胸の内に納めておけばそれに越した
事はないはずだ。

それでは私は明日は遠路「宮崎」まで「陰イオン」を探りに行って参ります。
決して「マイナスイオン」でないことは書くまでもなかとです。




それでは又です。




-------------------------------------




読破中。
「火車」宮部みゆき著
サスペンス小説ではなかですか。




 旧ブログ「もう悩みません。コンベア・産業機械」

 ホームページ「研森.COM」  
 ベルトコンベア式汚泥乾燥機
  
 コンベア、産業機械機器について詳しく書いている
 メルマガ「もう悩みません。コンベア・産業機械」発行しています。
 ご興味のある方はご登録の上ご覧下さい。
 メルマガ「もう悩みません。コンベア・産業機械」


 皆様いつもお世話になり有難うございます。
 陽イオンも知っておかねばブログあるはず。
 人気blogランキング


2006.11.28by 博多の森と山ちゃん




2006年11月27日

11月27日 コンベア式汚泥乾燥機。乾燥の進行について。



材料はおおむね乾燥の進行具合は大きく3段階に分けられる。

先ず「材料予熱期間」に始まり「定率乾燥期間」そして「減率乾燥期間」へと続く。


コンベア式汚泥乾燥機のページはこちらをクリックされて下さい。


今回のスライドショーは蒸気がテーマですばい。↓↓↓(但し、この乾燥機は失敗作。)
画面左下(+)を押すと進行速度がアップ。(-)を押すと速度がダウン。
さあっ。皆さんも試してみましょう。







先ず「予熱乾燥期間と」は乾燥は少しは進行するが主に材料が加熱する期間を指す。

その予熱期間が終わると、加熱の熱はその材料の水分の蒸発に消費されるようになる。
水分の蒸発は材料の温度が高いほど激しくなり、温度が上昇するにつれて蒸発するに
必要な熱量も増加する。
そしてついには材料へ与える熱量(供給熱量)と、蒸発に必要な熱量(消費熱量)が
釣り合うようになり材料の温度は一定に保たれるようになる。
この期間材料の乾燥速度も一定になる。
これを定率乾燥速度といい、この期間を「定率乾燥期間」と表現する。
そしてこの期間は主に表面が乾燥している期間である。

表面の乾燥期間の次には材料の内部の乾燥へと進む。
材料へ供給された熱は材料の内部の温度を上昇させるために使われるようになる。
内部の水分の蒸発に使われる熱量は供給熱量の一部に過ぎない状況になる。
蒸発する場所が材料の内部へ移動すれば移動するほど材料の温度上昇のために
使用される熱量は多くなり、逆に蒸発に使用される熱量は次第に少なくなる。
この期間を「減率乾燥期間」といい、定率乾燥期間より乾燥速度は落ちる。
この期間は材料の内部乾燥期間と言える。

次回は含水率について。


参考文献:「初歩から学ぶ乾燥技術」中村正秋・立元雄治著
参考サイト:「特許庁」乾燥技術




----------------------------------




今日もいつもの時刻に目を覚ます。
妻と子供は今だ白河夜船のようだ。
ぐっすりと寝入ったこちらまで心地よくなる寝顔を眺めつつ私は体温で温まった掛け布団から
静かに出る。
昨日の夕食の残りであるきのこカレーをガスコンロで温める。
そのガスの炎の勢いは最も強い力を発揮させるべく調整のノブを最も左端へ持っていく。
カレーのルーがのんびりと眠っている鍋の蓋を開け、おたまでかき混ぜながら
ノブが最も左端に位置する「強」の火力を頼りに温度上昇を試みる。
瞬く間にそのカレーのルーは大きな円を描きながら沸騰し始める。
その沸騰の泡を眺めながら左手には鍋の蓋を持ちそして右手に持ったおたまで
泡立つルーをかき回す。
泡たちは当初は沸騰の円形は大きくそして数は少ない。
しかし、次第に円形の大きさは次第に小さくなり、その小さくなるにしたがって数が増える。
大きな円形泡たち沸騰時は、私自身、目見で数は数えることができる。
しかし、その泡たち沸騰の円形の大きさが小さくなるに従い最早私の数を数える能力の
範疇を越えるようになる。
そのルーが鍋の表面にこげつくことを避ける為におたまで鍋の中を円運動を右手で行うのだが
その運動速度は沸騰円形が小さくなるに従い速度が増す。
焦げ付かないようにお玉をぐるぐると回すのだが、その回転運動を目を懲らしてじっくりと
眺めでもすれば多分三半規管の弱い私は目を回し卒倒するだろう。
しかしながらなるべくルーを限りなく熱い高温へ持っていきながら、鍋には焦げ付けない。
これこそがこの、きのこカレーの温めの極意であり、これが私の本日の朝食時の最大の関心事
つまりテーマなのだ。
限りなく熱くそして決して焦げ付かさない。
このテーマを朝食時に最大限自分が持ち備えている能力を思う存分発揮することが
私自身が生きているという実感を味わえる唯一安逸のひと時なのだ。
それに必要な能力。
やはりお玉の回転速度の調整だろう。
お玉を握る握力が大きすぎると私自身の体の肩こりと言う弊害を引き起こす。
お玉を回転させる速力つまり回転速度があまりにも速いとカレーのルーが鍋の外へ
あたり一面飛び散り、後でその結果を眺めた我が妻が烈火のごとく轟音と共に雷を落とされ
私は息絶え絶えになるのは容易に予想が付く。
適度な握力そして適度な回転速度。
この適度と言う2文字が私のかき混ぜ職人技到達のための極めて重要な要素だ。

最大限沸騰泡を存分にカレーのルーへ味あわせその独特の匂いを私の鼻の中へと押し入れる。

う~ん。完成だ。

私は左手でガスのスイッチを消す。
消したにもかかわらずその鍋のきのこカレーが発している沸騰泡立ちに私はこれから生きて
行くべく活力を頂く。
そのまましばらくその泡立ちを眺める。

いけない。視界が真っ白だ。
それもそのはず。私の視力を支えている大切な眼鏡が曇ったのだ。
即座にその眼鏡を手に取り冷蔵庫にかけられたタオルで無造作に拭く。

私はいよいよそのカレーのルーをご飯にかけねばならない。
高い温度を今だ保っているそのルーを白いご飯にかけるのだ。



私は皿を食器棚から取り出し、炊飯ジャーの蓋を開けその中に入っている真っ白な
ご飯と対面する。
即座に視界は真っ白。
左手には皿。そして右手にはしゃもじ。
両手がふさがっているという理由のため私は視界が開けるのをしばらく待つ。
やがて眼鏡に取り付いた霧は明け視界が広がる。
皿の右端にご飯をたんまりと載せる。
可視光線は真っ白を輝きだしている。
ふっくらとしたコシヒカリのブレンド米の風味に鼻を動かしながら、炊飯ジャーの蓋を閉める。


さあっ。いよいよだ。
さあっ。この行動の為に私は。
この瞬間の為に私はこれまでの私自身兼ね備えた能力全てを出し切ってきたのだ。
私自身に神、天使そして母上そして地球という奇跡の星をより与えられた能力、力を
存分に駆使して来たのだ。
さあっ注ごう。
さあっ。この皿に盛り付けられた昨日の残りのコシヒカリブレンド米の真っ白は輝きの
可視光線へ向かって沸騰泡たったきのこカレーのルーをぶっかけるのだ。
私はいよいよお玉を握った。
もちろん肩こりを引き起こすような力の限りの握力ではない。


私は適度と言う2文字を頭に思い浮かべながら職人芸へ達すべくお玉をカレーのルーが
潜んでいる鍋の奥底へ浸したのだった。




それでは又です。




-------------------------------------




読破。
「川の深さは」福井晴敏著
ハードボイルドの傑作。
やはり「亡国のイージス」を読みたくなった。
緻密な文章とスピード感は決して読む者を飽きさせないのでは。


読破中。
「火車」宮部みゆき著




 旧ブログ「もう悩みません。コンベア・産業機械」

 ホームページ「研森.COM」  
 ベルトコンベア式汚泥乾燥機
  
 コンベア、産業機械機器について詳しく書いている
 メルマガ「もう悩みません。コンベア・産業機械」発行しています。
 ご興味のある方はご登録の上ご覧下さい。
 メルマガ「もう悩みません。コンベア・産業機械」


 皆様いつもお世話になり有難うございます。
 きのこカレーは熱かったブログあるはず。
 人気blogランキング


2006.11.27by 博多の森と山ちゃん





2006年11月26日

11月26日 廃材利用のアングルR曲げ機いよいよ完成だっ~!!



ダクト製作では必ず必要なアングルの円形曲げ。
他様々な用途でR曲げは我が町工場では頻繁に使用する用途。
従来は外注していたが今後は九州は福岡、博多の我が町工場自己完結へと
進化を遂げたとです。
今回は全て廃材利用のため材料費コストは掛からず。








2006年11月25日

11月25日 コンベア式汚泥乾燥機。乾燥と燃焼について。



特許出願済みのベルトコンベア式汚泥乾燥機。
今回はそもそも乾燥とは何か。
そして、乾燥とは異なる燃焼そして爆発とは何かを探ってみる。


コンベア式汚泥乾燥機のページはこちらをクリックされて下さい。












先ずは乾燥とは何か。

水や溶剤等の液体を含んだ材料に熱を加えその液体を蒸発させる事と言えるだろう。

ちなみに水1gを20℃、1気圧で蒸発させるには2540Jが必要だ。
これを時間換算すると100W(100J/S)の熱を全て蒸発に使われたとすると
毎秒100/2540=0.039g水を蒸発できる。


それでは燃えるつまり燃焼とはなにか。
燃焼とは酸化つまり物質に酸素が化合する化学変化であり、その物質からは光と熱を
放出する。
バーナーのように炎を発するものとタバコのように炎を発しないものがある。
燃焼には酸化する為に酸素が必要であるが、他に点火するためのエネルギーが必要だ。
その点火エネルギーには、炎、電気火花、摩擦熱、反応熱等がある。


物質を乾燥させるとより燃えやすくなるのは、水分、液分が物質から蒸発することにより、
より酸化しやすくなるためと言える。


物質は有機物と無機物に大別でき有機物は融点、沸点が低い。
そのため、無機物と比較するとより乾燥、燃焼しやすい。
この有機、無機の違いは汚泥の項目で取り上げるが乾燥装置を作る際、重要な要素となる。


又、伝わる速さが急速な燃焼を爆発と言う。
衝撃波を伴い超音速で伝播するものを爆ごう、秒速数メートル以上の音速に近い速度で火炎が
伝播するものを爆燃という。


我が町工場で耳にする爆発として
1.粉塵爆発
2.水蒸気爆発がある。

1.粉塵爆発について
 粉体など、通常発火物になるといえないような物質でも、空気中に粉塵となって浮遊していると、
 ひとつひとつの粒は非常に燃えやすいつまり酸化しやすい状態になっている。
 このような小さい粒が膨大な数になって浮遊している状態では些細な発火により急速な化学変化を
 起こし爆発する。

2.水蒸気爆発
 高温の金属と水が接触したとき、水が水素と酸素に分解し、その水素に点火し爆発を
 起こす場合と、高温によって水が爆発的な速度で水蒸気になり、体積を急激に増やすことで
 爆発現象を起こす場合を言う。
 我が町工場の身近な例に高温の溶融炉の事故がある。

 参考サイト:(燃焼、爆発については「爆発なんでも辞典 -MIYAKI版- 」を参照されて下さい。)




次に乾燥の進行について

乾燥の進行については2段階に大きく分けられる。
物質に熱を加えると先ず定率乾燥期間となり次に減率乾燥期間となる。
これは限界含水率と平衡含水率と大きく係わっている。

これらは少々難しい内容なので次回へ。




参考文献:「初歩から学ぶ乾燥技術」中村正秋・立元雄治著
       「絵ときでわかる熱工学」安達勝之・佐野洋一郎著
       「新しい高校化学の教科書」左巻健男編集




-----------------------


恩を仇で返すような真似だけはやりたくはなかった。
しかし、背に腹はかえられない。
お金がいる。
働けない妻そして子供がいる。
お金がなくては生活ができない。

この町工場ではたいへんお世話になった。
たいへん優しく迎えてくれそして仕事もやりやすかった。
理由を話せば分かってくれ即座に対処してくれる。
生活費が底をつき困り果てた際も苦しい経営状態から無理して給料の前借まで許してくれた。
社長、専務の小遣い、身銭だった。



私も間もなく30歳だ。

私は中学卒業後即、職人になるべく町工場で働き始めた。
ろくに勉強などしなかったが体は身軽で、人付き合いも決して悪い方ではない。

働き始めた町工場は親戚のおじさんが経営していた会社でかなり可愛がられ
様々な職人としての腕を学んだ。
若さもあり身につけられる事は何でも見よう見まねで覚えその職場の私より何歳か年上の
若い職人よりも腕はうまくなったほどだ。
生来、体が身軽なせいもあるのだろう。
又、明るい性格なので頑固な年配の先輩職人からも可愛がられ、毎日が楽しかった。

しかし、何年か勤めるうち次第に毎日の仕事の内容に飽きがくるようになる。
ここは製缶工場なため朝から晩まで一日中工場の中で溶接作業ばかりだ。

年配の職人と既に同じ位の溶接の腕まで上達したと思い上がった考えも湧き出てきたのだろう。
他の仕事もやってみたいという気が起こり、私はその可愛がってもらった親戚の町工場を辞めた。

次の就職先は即座に決まった。
どこの町工場にも若い職人がおらず、私の存在は羨望の的であったようだ。

しかし、次の職場もすぐに飽きが来た。

そして何年か勤めた後又その職場を離れ新しい町工場へ就職した。
年齢がまだ若いという事もあったのだろう。
どこの町工場も私を快く迎えてくれた。
そして一旦働き始めてもかなりの腕前だと褒めてくれる。

うぬぼれもあったのかもしれない。

私は職場を転々とした。
色々な職場を経験した。
そして、様々な職種も経験した。

製缶はもちろん。旋盤。鳶。鉄骨。
どしどし腕を磨きそして自分自身では決して他の職人には負けない腕を既に見につけた
と思い上がっていた。

その傲慢さからなのだろうか。
次第に欠勤もするようになり始めた。
仕事をやっていても自分にかなう奴はいない。
私が一旦仕事を始めればあっという間に完成させることができる。
次第にその仕事内容に飽きが来て月の内半分程度しか仕事をしないようになり始める。

結婚もした。
子供もできた。
しかし、一旦月の半分しか働かない生活に慣れたしまった自分の体はなかなか
元に戻らなかった。
結婚しそして子供ができても変わらない。

新しい職場に勤めはじめると最初の頃は何とか2~3ケ月間は休みなく働けた。
しかし、その職場に慣れてくると次第に休み癖が芽を吹き出し即座に花が開いてしまうのだった。

もちろん妻からは毎日にように責められた。
私の腕に家族の生活がかかっているのだから当たり前だ。

月の半分しか会社に出ないのだから当然会社からは首を宣告される。
そして次の職場へと転職する。
その繰り返しだ。

妻ももちろん子供を保育園に預け勤めに出ていた。

では会社を休んで何をしていたかと言うと。
家は必ず出る。
しかし、後はブラブラと放浪するだけだった。
車には乗るがその行き先は会社ではなく他の方角へ向かうのだ。

給料日になれば当然仕事をしていないことが妻にはばれる。
それは烈火のごとく私に向かうだがこの生活パターンは私自身変えようがなかった。

そして、ついには新しい職場もなかなか見つけるのが難しくなる。
町工場の数が減ったせいもあるのだろうか。
不景気のせいもあるのだろうか。
いよいよ就職につくのさえも難しい状況に陥った。

何とか新しい職場を見つけそこで働き始めた。
とても居心地がよくそして思う存分自分の腕を披露することができた。
職人さんそして親父つまり社長。息子さんつまり専務。
皆とても良い人の集まりだった。

ここでは最も長い期間休み癖の芽は出てこなかったと思う。
しかし、その癖はどうしてもおさまらなかった。

一旦その職場からは自分から辞めた。
しかし、他の職場がなかなか見つからない私は妻とも相談し又頭を下げ
再び働かせてくれとお願いした。

人のいい親父さんつまり社長は一旦辞めた者は決して又雇わないという言葉を発しながらも
最就職を認めてくれた。

しかし、やはり長くは続かなかった。

ここを辞めるとやはり次の職場がない。
なかなか勤め先が見当たらなかった。

働かないと当然お金は入ってこないのだから生活に困る。
そして悪い事は重なるもので妻が病で倒れた。
それもその病気は長く続きそうだった。
妻は床に入りながらも子供の世話だけはやると言い張った。
しかし、仕事をできる体ではなかった。
回復するには時間がかかるだろう。
病院へ行くお金さえもったいなかった。

妻が働けない以上、最早どこからもお金が入ってくる手段はなくなった。

一刻も早く働く職場を見つけなければならない。
しかし、なかなか見つからなかった。


私は最早打つ手はないと判断した。
このままでは飢え死にするしかないと切羽詰まった状況に陥った。

やはりやるしかない。
私はこれを決断するにはかなり躊躇した。
しかし、焦りがその思いをより一層大きいものにする。
それもその決断すべき内容は決して消え去るのではなく逆に大きく膨らむばかりだった。

悪い事だとは分かっている。
しかし、妻と子供を養わばければならない。



私は友人からトラックを借りその町工場の横につけた。
時刻は真夜中でここは街灯もなく人通りも少ない。
それに勝手知っている工場だ。
これで3回目だ。
既に会社は気がついてはいるようだ。
鍵は変わりそしてあらゆる隙間に鉄板が貼られている。

しかし、鳶の経験もある私は今だに身軽だ。
ここの場所からは簡単に侵入できる。

今日もその場所を目指して静かに歩いて近づいた。
ここから屋根まで上り屋根の僅かな隙間から体を忍ばせる。
そしてそのから壁伝いに地上に降りる。
一旦工場へ入ってしまえば中からは簡単に扉は開けられる。

今日も屋根まで登った。
この侵入経路は今だ工場の人物は誰も気がついていないようだ。
しかし、今回で最後にしよう。
かなりの金額に換金できた。
高い金額で買ってくれた。
特にステンそして真中の金額に私の表情はしばらくは微笑んでばかりいた。

これでしばらくは生活には困らない。

しかし、もう一度だけ入ろう。
どうしてもあの大きなステンの丸鋼は運び出したかった。
あれだけ太い上、重量もあればかなりの金額になる。
必ずやあの大きなステンの材料だけは運び出したい。

いつもの経路で先ずは屋根に登る。
そして僅かな隙間に足の先からいれ次第に体全身をその屋根の下に入りこませる。

そしてその屋根の中に一旦全身を入れると、壁に取り付いているC形鋼を一段一段降りる
だけだった。

ポケットに忍ばせてある懐中電灯を照らし、周りを見渡す。
今回は違う。どうも様子がおかしい。

懐中電灯で工場内を照らすと目指すべく材料が元あった場所にない。
それに工場内の扉全てに内から鍵が掛かっている。

目指すべき物がない上、そのものを外に運び出すべく扉も中からは開けられない。
あきらめの思いが頭をよぎる。

しかし、小さなものだと大丈夫だろう。
懐中電灯を照らし工場中を歩き始めた。

ふと目に入った。
その電灯を照らした先の黒板の字が私の目に入った。
私は驚いた。
まさかとの思いで信じられない境地に陥った。

それは黒板に大きく乱暴な力強い字で書かれあった。
その字にはふんだんに憎しみさえも含まれているようだった。

その内容を見て私は決断した。
これでこの行為は終わりにしようと。
今回はこのまま帰ろうと。




黒板にはこう書かれてあった。




「○○○(その本人の名前)。ここの物を盗んでいるのは分かっている。
既にお前の名前で警察には届けた。それに盗んだお金で誰も喜ばんぞ。」と。




○○○。昨日で最後にして欲しかとです。



---------------------------




読破中。
「川の深さは」福井晴敏著
先は長かとです。
今ブログも今日は長かとです。




それでは又です。




 旧ブログ「もう悩みません。コンベア・産業機械」

 ホームページ「研森.COM」  
 ベルトコンベア式汚泥乾燥機
  
 コンベア、産業機械機器について詳しく書いている
 メルマガ「もう悩みません。コンベア・産業機械」発行しています。
 ご興味のある方はご登録の上ご覧下さい。
 メルマガ「もう悩みません。コンベア・産業機械」


 皆様いつもお世話になり有難うございます。
 本日も遠方なのにわざわざご注文有難う御座います。ブログあるはず。
 人気blogランキング


2006.11.25by 博多の森と山ちゃん




2006年11月24日

11月24日 コンベア式汚泥乾燥機。スチールベルトコンベアの蛇行修正について。



特許出願済みのベルトコンベア式汚泥乾燥機。
今回は乾燥機で使用しているスチールベルトコンベアの蛇行について記載したい。

ベルトコンベアの中でもスチールベルトは最も蛇行しやい。
そのための蛇行修正の対策の役割はとても重要な位置を占める。


コンベア式汚泥乾燥機のページはこちらをクリックされて下さい。















 スチールベルトコンベアの蛇行修正について

 1.スチールベルトコンベアの蛇行

  ベルトコンベアで使用するコンベアベルトには様々な種類があります。
  その中でもあまり見かけないコンベアベルトにスチールベルトがあります。
  スチールベルトとは書いて字の通り鋼板の板で製作されており、薄い板の
  コンベアベルトです。
  弊社より提供しているスチールベルトは、コンベア用に開発された材質の
  ものでステンレス製です。
  しかし、JIS規格でいうSUS304、SUS316等とは異なります。

  このスチールベルトは特殊な劣悪な環境で使用する場合が多く、特に
  高温の環境での使用が良く見受けられます。
  
  特殊な環境で使用されるため、その環境下ではベルトの片寄り、蛇行が頻繁に
  起こるベルトとなる傾向があります。
  ベルト自体が鋼板で製作されているため、蛇行することによる影響は大きい
  ものがあります。
  最も危険が予想されるのが蛇行によるコンベアフレーム等の切断です。
  薄い板が進行するため、ナイフ状にそのベルトにあたるものをいとも簡単に
  切ってしまいます。

  例えば高温環境で常時同じ温度での使用であればベルトの伸びは一定の
  ままでしょう。
  ところが365日、24時間常時稼動ということはありえます。
  稼動している時間帯は高温でも使用していない場合はそう温度は高くない場合
  が多いのが普通です。
  そうなると高温の場合もあれば、低温時もあるという、温度変化が激しい環境
  での使用となるわけです。

  それに伴いベルトの伸縮が出てきます。当然歪をでてきます。
  ベルト伸縮もベルト全体に一様に出てくれば良いのですが、そうはなりません。
  例えばベルトの右側のみ、あるいはベルトの一部分の伸縮が激しい等の
  現象が出てきます。
  そのベルトの伸縮は当然ベルトの蛇行に繋がります。

  コンベア使用時の温度変化がベルト蛇行に大きな影響を与えます。


 2.自動蛇行修正装置の必要性。

  劣悪な環境で使用することにスチールベルトコンベアの存在価値があるの
  ですから当然スチールベルトの蛇行を防がねばなりません。
  
  ベルトが蛇行するからといって常時そのコンベアに人を貼り付ける訳にも
  いけません。
  (最近我が社の職人をその蛇行のため何日間か常駐させたことがありますが。)

  人手をかけず蛇行を修正させる自動蛇行修正装置がスチールベルトコンベアには
  必需品と言えるでしょう。

 
 3.自動蛇行装置の具体的内容について

  先ずベルトが蛇行しているかどうかの判断が必要です。
  その判別のためセンサー、スイッチが必要です。
 
  そのセンサー、スイッチ類には種類があります。
  光センサー、近接スイッチ、リミットスイッチ。
  そして反射形、透過形。

  このスチールコンベアは特殊環境下で使用するため特にこのスイッチ類の選定
  は重要です。
  特に粉塵あるいは蒸気等の影響がある場合が当てはまります。


  そしてそのセンサー等で判別した後、蛇行修正用のローラーを動作させます。
  ローラーを上下に動作させるのが一般的でしょう。
  スチールベルトは縦ローラーが置けないためベルトを支えるローラーを
  上下へ動作させます。
  
  通常この方式により蛇行は自動的に修正できます。
  
  しかし、この方法でも蛇行修正がきかない場合もあります。

 
 4.バネによる蛇行修正

  上記3でも修正ができない場合もあります。
  (弊社は実際経験しています。)
  
  他にバネを使用する方法があります。
  緊張装置(ベルトを張る装置)にバネを取付そのバネの伸縮の力を利用し
  ベルトの蛇行を修正する方法です。
  それはバネを力を利用するので自動的に修正します。
  全く人手を必要としません。

  そのバネにより蛇行修正させるにも2通りの方法があります。

  1)緊張装置に直接バネを取付、常時そのバネの力を利用する。
  2)センサー、スイッチ等で蛇行を判別した場合にだけ、バネが効くように
    する。


  スチールベルトコンベアで使用する自動修正装置が他の種類のベルトコンベア
  でも使用可能なのは書くまでもありません。
  又最も効果的な方法ともいえるでしょう。

  今エントリーは我がメルマガにて既に発行した内容です。


---------------------------------------




備忘録。
読破。
「博士の愛した数式」小川洋子著
純粋さに対してほのかな母性をとても温かく静かに表現してもらいました。
女性作家ならではの文章でその根底にある女性ならではの力強さを感じずには
いられない。
ゆっくりとそしてゆったりとこの本は閉じました。

読破中。
「川の深さは」福井晴敏著
打って変わって男らしくそして緻密な活字溢れる堂々とした文字の並び。
少々読むのには時間かかりそう。




それでは又です。




 旧ブログ「もう悩みません。コンベア・産業機械」

 ホームページ「研森.COM」  
 ベルトコンベア式汚泥乾燥機
  
 コンベア、産業機械機器について詳しく書いている
 メルマガ「もう悩みません。コンベア・産業機械」発行しています。
 ご興味のある方はご登録の上ご覧下さい。
 メルマガ「もう悩みません。コンベア・産業機械」


 皆様いつもお世話になり有難うございます。
 我が町工場に何日間も泥棒に入った奴は一体誰だ。
 既に警察へは被害届けそして町内会長へは報告したぞ。
 真ちゅう、ステン、金目の重量物、そして電動工具。
 それだけ換金すれば確かに年は越せるだろうが。
 しかし、決して汗水たらして稼いだわけではないお金で暮らしても果たして幸せか。
 そして家族、他人は喜ぶどころか不審に思うはずだぞ。
 一刻も早く返してくれ~。仕事に支障をきたすではないか。
 我が町工場の皆の汗と血が染み込んだ材料と道具なんだぞ~ブログあるはず。
 人気blogランキング


2006.11.24by 博多の森と山ちゃん




2006年11月23日

11月23日 雨だから余計に映えて。。。



私は大きく背伸びをした。
う~んと大きく両手を天井に届かせようかとのごとく延伸させ、大きく口まで開け手のひらを
大きく広げた。

その瞬間。
けたたましい音が、休日の静まり返った事務所で一人3次元CAD「ソリッドワークス」
を覚えるべく一心不乱に画面と格闘している私を襲った。















「プルプルプル~」

平日の業務の最中であれば、日頃それ程その音波は大きな波動を私の
聴覚には感じさせない。
それだけ、休日の今日と言う日付はくつろぎと寂しさと言う静けさの表現を
より一層際き出させるのだろう。

私はその静粛さを一瞬の内に騒音へと変貌を遂げさせた張本人である電話の受話器を
手に取る。

「はい。研機です。」

即座に日頃聞きなれた元気な声が溢れ出た。

「おとうさ~ん。」と我が息子の発する声。


私はすかさず。
「おう。○○○や。」「なんや~。」と答える。

そして、
「おとうさん。はやくかえってきて~。」と。


私は左手の受話器を置いた瞬間から即座にこの文章を書き始めた。
急いで書き終わろうとするキーボードの手がとても忙しく目の前を交差する。




読破中。
「博士の愛した数式」小川洋子著
女性ならではの慈しみのある文章です。
可憐です。




それでは又です。




 旧ブログ「もう悩みません。コンベア・産業機械」 

 ホームページ「研森.COM」  
 ベルトコンベア式汚泥乾燥機
  
 コンベア、産業機械機器について詳しく書いている
 メルマガ「もう悩みません。コンベア・産業機械」発行しています。
 ご興味のある方はご登録の上ご覧下さい。
 メルマガ「もう悩みません。コンベア・産業機械」


 皆様いつもお世話になり有難うございます。
 今日はこれから家族揃って外食ブログあるはず。
 人気blogランキング


2006.11.23by 博多の森と山ちゃん




2006年11月22日

11月22日 コンベア式汚泥乾燥機。スチールベルトコンベアの概要。



特許出願済みである弊社のコンベア式汚泥乾燥機。
弊社へ頂くお問い合わせのなかで最も多い。
最近の原油高の影響もあり、火気を使用しない、省スペースということでたくさんの
お引き合いを頂く。
しかし、ネックになっているのがどうも価格のようだ。

最近ようやく気がついた。
まずはこの火気未使用の汚泥乾燥機はこの世に広め知って頂く事から始めなくては
ならないのではないかと。
よって今後価格帯は他社製品も睨みながら、少々下げてご提案差し上げようと決意したところです。
もちろん低価格にするのは弊社の企業努力が必要なのは書くまでもありません。
しかし、先ずは世に広めなければ。


コンベア式汚泥乾燥機のページはこちらをクリック。


そして、この乾燥機で使用しているコンベアはスチールベルトコンベア。
今回と次回2回に分けてそのスチールベルトコンベアについて記したい。

今回、第1回目はスチールベルトコンベアの概要について。

そして、今ブログでは既に恒例であるスライドショーを眺めて頂ければ幸いですばい。
















--------------------


 スチールベルトコンベアについて

 1.ベルトの材質について

  ベルトコンベアで使用されるコンベアベルトの一つにスチールベルトがあります。
  このスチールベルトとは文字通り鋼板、金属の板で作られたベルトです。

  そのスチールベルトの材質には従来カーボン(一般で言う鉄)とステンレスがありました。
  しかし、このスチールベルトは特殊な環境で使用される場合が殆どなため
  ステンレス製のベルトを使用するのが一般的です。

  そのため今現在、スチールベルト世界一の日本のメーカーではカーボンベルトは製造して
  おりません。
  そして確かに材質はステンレスですが、SUS304あるいはSUS430とは異なります。
  ベルトコンベアでの使用条件から独自の化学成分になっています。
 

 2.ベルト受けについて 
 
  スチールベルトコンベアのベルト受け方法は黒ゴムそして樹脂ベルト同様
  スラセ(スベリ台)あるいはローラーで受けます。

  リターン側ベルトの戻り側はベルトの受けはローラーで受けるのが殆どです。
  そしてキャリア側搬送側のベルトの受けはローラーあるいはスラセつまり
  板の上を滑らせ物を搬送します。
  但し、スラセの場合は材質に注意が必要です。
  そして、蛇行しやすいスチールベルトは、その蛇行防止するスラセ板の置き方があります。
  そのスラセ板の材質そして板の置き方は長年の経験でのノウハウが必要です。


 3.ベルトへの付着について

  スチールベルトコンベアは金属板のコンベアベルトのためベルトに付着した
  ものは容易に掻き落とせます。
  黒ゴム、樹脂コンベアベルトにもベルトクリーナを取り付けベルトに付着
  したものは掻き落とせます。
  しかし、ゴム、樹脂のベルトはスチールベルトと比較するとベルトの
  性質上クリーナーで掻き落とすのにあまり硬いものを押し当てるにはいけません。
  その点スチールベルトは付着物を掻き落とすベルトクリーナーはベルト
  に密着させ容易に掻き落とすことが可能です。
  付着しやすい物の搬送にはスチールベルトコンベアを選定するのも
  有効な一つの方法です。

 
 4.ベルトの性質について.
  スチールベルトコンベアのベルト表面は金属の板のため他の黒ゴムあるいは
  樹脂ベルトと比較するとたいへん滑りやすい性質があります。
  そのため選別目的のコンベアとして使用する場合、ベルト横から選別物を
  引き出す場合、容易に引っ張り出せます。
  あるいは仕分けコンベアとして使用する場合も他の機器に負担を掛けずに
  物を滑らせ仕分けが容易にできます。

  又、搬送物運搬時に振動が少ないのも特徴です。
  そのためスチールベルトは騒音が小さくできます。

 5.用途について 
 
  弊社で使用するスチールベルトコンベアのベルトはステンレス製です。
  しかし、本来のステンレスSUS304あるいはSUS430等とは異なります。
  あくまでもベルトコンベア用に開発されたベルトです。 そのためSUS304、SUS430等
  のJIS記号の材質とは化学成分が異なります。

  このステンレスベルトとJIS記号のステンレス材質と比較すると
 
  1)耐食性はSUS430と同程度。
  2)高温加熱による寸法変化が著しく少ない。

  そのためステンレススチールベルトは洗浄、加熱、冷却ラインには優れた
  特性を示します

  又、このステンレススチールベルトは耐食性に優れています。
  
  ベルトの他のフレーム等もステンレス製であればもちろんベルトコンベア
  全体が洗えます。
  ベルトコンベアを常に清潔に保つ必要がある場合、ステンレススチールベルト
  コンベアを選択する場合が多々あります。


 6.挟み込みでの搬送

  ステンレススチールコンベアは上下2枚のベルトで搬送物を挟み運搬する
  事が容易です。
  もちろん搬送物によりますが。
  傾斜搬送の場合も挟んで運搬すれば、急傾斜搬送も可能といえます。


---------------------------------------




備忘録。
読破。
「MOMENT」本多孝好著
最後の編の内容はなかなか読み応えがあった。
「決して死に急ぐ事なかれ!!」

読破中。
「博士の愛した数式」小川洋子著




それでは又です。




 旧ブログ「もう悩みません。コンベア・産業機械」

 ホームページ「研森.COM」  
 ベルトコンベア式汚泥乾燥機
  
 コンベア、産業機械機器について詳しく書いている
 メルマガ「もう悩みません。コンベア・産業機械」発行しています。
 ご興味のある方はご登録の上ご覧下さい。
 メルマガ「もう悩みません。コンベア・産業機械」


 皆様いつもお世話になり有難うございます。
 弊社のコンベア式乾燥機で乾燥ダイエットしたいなど思う方はいないブログあるはず。
 人気blogランキング


2006.11.22by 博多の森と山ちゃん




2006年11月21日

11月21日 ローラーのシャフトは何故折れるのか。



頻繁ではないがたまに受ける相談がある。
その内容はローラーのシャフトが折れるというものだ。
回転式選別機トロンメル、あるいはロータリーキルンの回転体を支える受けローラー、車輪の
シャフト、軸。
あるいはコンベア部品であるプーリー、ドラム。
これらの軸が破損するいう事だ。
もちろん弊社製品で起きた過去はない。


今回はその原因を探ってみた。
もちろんご批判、ご意見お気軽にお寄せ下さい。


参考としてローラーを又してもスライドショーにて掲載しとります。














----------------



本論に入る前に先ず溶接について記したい。

溶接といっても様々な方法がある。
町工場では一般にアーク溶接が行われていると思う。
そのアーク溶接のなかでも手棒、TIG、MAGの3種類の方法で日頃作業を行っているはずだ。

九州は福岡、博多の我が町工場でも現場工事では手棒での溶接、
工場内ではTIG、MAGによる溶接を行うことが多い。
ちなみにTIGはアルゴンガス。MAGは炭酸ガスを使用する。

溶接でも禁止事項がある。
ただ闇雲にやれば良いのではない。

我が町工場へも試験者が来訪され、下手すればチョークでバッテンマークを付けられる。

では禁止事項とは一体どういう行為なのか。
ここでは外観上の欠陥と言う表現を使用する。

1.オーバーラップ
  溶接面が重なり溶接棒、ワイヤーが溶け込んでいない。
  私たちは俗に「ダゴ」と呼んでいる。
  半自動CO2 MAG溶接で行うと、見かけ上は「ダゴ」ではないのに実際は溶け込んで
  いない場合がある。
  それだけMAG溶接は簡単に覚えられるが、注意が必要だ。

2.アンダーカット
  溶接棒、ワイヤーが溶け込み過ぎ、あるいは溶接速度が速い為に見かけ上はへこんだ
  ように見える。
  溶接ビードが溶接面に十二分に行き渡っていない。

他にも「溶接面の割れ」あるいは「スラグの付着」等も掲げられると思われるが、これは
溶接検査を受ける以前の溶接の腕の問題だろう。


では何故、先ず溶接について触れたのか。
実はシャフトが折れたローラーはいずれも溶接により接合した製品だったからである。

------------------

では本論へ

先ずはシャフトの材質について。


1.シャフト、軸の材質について

 一般に鉄で言えばシャフトには炭素鋼が使用される。
 鉄といっても材質は様々だ。
 炭素鋼とは俗に言う鉄板、圧延鋼材とは異なり炭素が多く含まれる。
 炭素分が多いとそれだけ硬さ、強さが増す。

 炭素鋼でもその含まれる炭素の量により材質の記号は異なる。
 例えば炭素の量が全体の約0.25%であればS25C。
 約0.35%ではS35C。そして約0.45%含まれていればS45Cと言う記号になる。
 一般的にはこの3種類の炭素鋼が使用されると思う。

 シャフト、軸で使用される材質はS35Cが多い。

2.熱処理

 炭素鋼は熱処理されることが多い。
 熱処理を施すためにこの材質を選択する場合も数多くある。
 
 この熱処理により、材質の特質が変化する。簡単に書く。
 ここでわざわざこの項目を設けるのは、今後の内容に関連するからだ。
  
 1)焼きならし
  高温で加熱し、空中に放冷する。
  引っ張り強さ、じん性が向上する。
 
 2)焼きなまし
  高温で加熱後、炉内、灰中で徐々に冷却する。
  引っ張り強さ、降伏点は下がるが、伸び、絞りは向上する。

 3)焼入れ
  高温で加熱後、水、油等で急激に冷やす。
  著しく硬さが増す。

 4)焼もどし
  3)の焼入れの状態では硬いがもろい。
  そのため再度適当な温度で加熱し、粘り強さを回復させる。


3.シャフト固定について

 ローラーの構造はドラムあるいはロールにシャフト、軸を突き通した簡単な構造だ。
 ロールとシャフトを固定する方法として下記方法が上げられる。

 1)焼きばめ
  ドラム、ロール本体を高温で加熱し、膨張させる。
  本体の穴が熱により大きくなった際に即座に軸、シャフトを入れ込む。
  我が町工場の焼きばめの様子は旧ブログ「2月22日 焼きばめですかな。」をご覧下さい。
  弊社ではこの方法を頻繁に使うが、同時に上記焼きならしの効果も狙っている。
 
 2)削りだし
  ロール、シャフト一体形。
  全て切削加工で製作する。
  時間と金額を要する。

 3)キー溝固定
  キー溝を掘りロールとシャフトをキーにより固定する。
  但し、四角形キーの場合、エッジにつまり角に回転時の応力が集中する。
  キー溝そしてキーをR加工し、なるべく時間経過と共に発生するキー溝が大きくなることによる
  両物のずれを防ぐ方法を取る場合もある。

 4)溶接固定
  ドラム、ロール本体とシャフト、軸を溶接により固定する。

  この構造のローラーのみシャフト破損が起きる。
  特に溶接面にこの現象が見られる。
  固定方法では最も簡単だがそれだけにこの方法には溶接後の対処が特に重要と言える。


3.溶接固定により起こる現象
 
 我が町工場での溶接作業は全て職人によるアーク溶接だ。
 このアーク溶接は溶接すべき(+)プラス極と溶接棒、溶接ワイヤー(-)マイナス極が
 触れ合うと発生するアーク放電により接合する事だ。
 簡単書けば空気の絶縁破壊、つまり通常は電流が流れない空気に電流が流れる 
 放電により高温で接合すべき金属を溶かして接合させると書いときます。
 詳細説明は私には少々むずかしかです。

 そして溶接面を溶接時は必ず差し出すのは、アークの光の中の赤外線が目に非常に悪い
 影響を与えるためで、長期間受けると失明の危険もある。

 本題に戻す。

 このアークの温度は2500~3000℃もあるらしい。
 その高温による急激な溶融そして凝固により歪みが発生する。
 その溶接後の歪みについてはどこの鉄工所も考慮した上で溶接作業を行う。
 この歪みは溶接することによる応力が原因らしい。
 
 そして特に今回の題目で忘れてはいけない影響がある。
 それは熱である。溶接時に発生するかなり高温の熱だ。
 ある意味溶接時の高温の熱である種の熱処理が行われたとも書けるのではないだろうか。
 今回取り上げたローラーは材質としては、通常熱処理も行える炭素鋼が使用される。
 炭素鋼であれば上記に記した通りなおさらだ。

 上記2の項目で言えば溶接時の温度からみると1)と3)の中間くらいだろうか。
 私たちはこの現象を通常「焼きが入った。」と言う表現をしている。


4.結論
  溶接後の熱処理が原因と想定する。

 それでは溶接構造でのローラー製作にはその固定方法に問題があるのか。
 それは全くないと断言できる。
  
 ロールとシャフトを溶接接合するとその溶接部分には焼きが入り材質が変化し硬くなる。
 硬くなると逆に粘りがなくなりもろく折れやすくなる。
 
 そのため通常炭素鋼の溶接後は焼きもどしを行う。
 溶接接合後、再度ガス等で適度な温度で加熱し粘りを回復させる。

 結局のところあくまでも私見の結論ではあるが
 溶接後の焼きもどしが十分に行われていない。
 あるいは焼きもどしの際の加熱温度が適当でなかった。

 これを最後の文章としてこの題目については終了したい。
 是非皆様のご意見を拝聴できれば値千金で嬉しく思います。
 お気軽にご批判を。


 参考文献 「機械工学必携」馬場秋次郎編 三省堂
 参考サイト フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』




---------------------------------------




備忘録。
読破中。

「MOMENT」本多孝好著
現代では当たり前の透明な文章も特徴かな。




それでは又です。




 旧ブログ「もう悩みません。コンベア・産業機械」

 ホームページ「研森.COM」  
 ベルトコンベア式汚泥乾燥機
  
 コンベア、産業機械機器について詳しく書いている
 メルマガ「もう悩みません。コンベア・産業機械」発行しています。
 ご興味のある方はご登録の上ご覧下さい。
 メルマガ「もう悩みません。コンベア・産業機械」


 皆様いつもお世話になり有難うございます。
 私は溶接で私自身にくっつけて欲しいものたくさんあるブログあるはず。
 人気blogランキング


2006.11.21by 博多の森と山ちゃん




2006年11月20日

11月20日 スクリューコンベアのトラブルとその対応



下記はスクリュー羽根のみのスライドショー。

最近スクリューコンベアのお問い合わせが非常に多い。
その中には切実な相談もある。













弊社はコンベア本体だけではなく、スクリューの羽根のみの製作、販売も行っています。
お気軽にお問い合わせ下さい。







スクリューコンベアで搬送が難しい物の中に粘着性のあるもの、あるいは非常に
比重が軽いものが上げられる。
これは他のコンベアでも同等であるが。

それらを鑑みると、私は軸がないシャフトレススパイラルコンベア。
そして、羽根の取り付けピッチが羽根ごとに異なるスクリューコンベアの需要が増えると
予想しています。


それではスクリューコンベアのトラブルとその対応について。
あくまでも私の独断と偏見です。
そして既に我がメルマガに記載した内容です。
御面倒ですが御批判そしてご意見賜れば幸いです。



----------------------------------------



 1.トラブルの種類
 
  スクリュウコンベアのトラブルについては大きく3種類があると思われます。
  しかし、それぞれ独立した現象ではなく互いに影響しあった場合もあります。

 1)噛み込み、巻き付き
  スクリュウコンベアのスパイラル状の羽根とケース通常トラフと呼びますが
  その間に搬送物が挟まり羽根の回転が止まる現象です。
  搬送物が固まり状の物を搬送する場合によく見受けられます。
  又、搬送物が柔らかくかつ長いシート状の物は羽根の外側に巻き付き
  物が運搬できなくなります。
  
  
 2)付着
  羽根に搬送物が付着しその付着したものが次第に大きくなり羽根と羽根の
  間に搬送物が埋められ、ついには棒状となります。
  そうなると全く運搬できなくなります。
  その付着の原因には様々です。
  (1)摩擦電気、静電気
  (2)搬送中の摩擦等により熱を持ち溶けるあるいは軟化する。
  (3)水分を含みやすい物質。搬送中に湿気を帯びやすい。
  (4)搬送中に攪拌される事により凝集する物質 
  
 3)トルク不足
  搬送物により駆動トルクは異なります。
  スクリュウコンベアの駆動は回転力のみですが、運搬するものにより
  机上計算のみではうまくいかないケースが多々あります。
  又、同じ搬送物でもその物の形状、含水率、粒の大きさにより経験値では
  当てはまらない場合もあります。
  逆に大きめの馬力のモーターを当初より取り付けておけばよいのですが
  やはりコスト費用の問題があるためなかなかできないものです。


 2.トラブル対策

  スクリュウコンベアはいたって簡単な構造です。
  スパイラル状の羽根を回転させることにより物を搬送します。
  しかし、その原因を的確につかみそしてそれに応じた対策を行います。
 
 1)モーター馬力を上げる。
  トラブルの原因が噛み込みの場合は無理やり羽根を回転させる方法を
  とる場合が多々あります。
  但し、その事により羽根あるいはトラフの磨耗あるいは損傷という現象は
  当然起こると頭に入れておく必要があります。
  そして騒音もひどくなります。
  
  想定外のトルク不足であれば当然モーター馬力を上げることを先ずは
  考えるでしょう。

 2)スクリュウ羽根の外径を小さくする。
  搬送中のスクリュウ羽根とトラフの摩擦をなるべくなくし、噛み込み
  あるいは搬送物の摩擦熱を防ぐ方法です。
  又、これによりトルク不足が解消する場合があります。
  しかし、あまり羽根の外径を小さくすると搬送物がトラフ内に残留する場合が
  あります。

 3)パイプトラフをU形トラフへ
  羽根とトラフとの摩擦を少なくします。
  パイプトラフの場合羽根の回転360度全て隙間は小さいものです。
  ところがU形トラフであれば上半分も回転時180度は解放され磨耗は
  ありません。
  これも摩擦熱を少なくすることができます。
  又、U形トラフは通常上側は蓋を取り付ける構造になっており掃除が
  可能です。

 4)多連スクリュウへ変更する。
  付着しやすい物の搬送にはスクリュウを1軸ではなく多軸で搬送する場合が
  あります。
  搬送量が多い場合は多軸スクリュウを採用する場合が多々あります。
  
  但し、付着防止の多軸とは隣同士の羽根が交互に重なり合うように
  なるべく軸同士を密着させて取り付けます。
  それにより物が付着し棒状になるのを隣同士の羽根で掻き落とし防ぎます。

 5)シャフトレススクリュウへ変更する。
  その名の通りシャフトがないスクリュウコンベアです。 
  付着しやすい搬送物が付着する面積をなるべく減らす方法です。
  又、シャフトがないため若干羽根が上下左右に動くことができます。
  噛み込みしやすいものの搬送も可能です。
 
  但し、シャフトがない片持ちのスクリュウコンベアですから、トラフの下部の
  摩擦動作が激しくトラフの磨耗は激しいものがあります。
  そのため、必ずトラフには内張りを行い定期的にその内張りを取り替える
  必要があります。
   
 
 6)可変ピッチでの羽根の取付
  通常、スクリュウの羽根は同じピッチ、羽根と羽根の間の隙間は同じです。
  それを排出方向に向かってピッチを大きくする方法です。
  それにより、搬送物が詰まるという現象はなくなることがあります。


 7)羽根の形状を検討する。
  通常スクリュウの羽根は円形の板です。
  その円形の板のを様々な形へ作り変えます。
  
  (1)ドーナツ形 
   軸と羽根との間に隙間を作ります。
   分級機がこの形状です。
  
  (2)パドル形
   搬送と同時に攪拌も行う場合に採用します。
 
  (3)カット、折り曲げ形
   噛み込み防止、あるいは同時に攪拌も行う場合に使用します。

 8)冷却構造とする。
  搬送中に冷却する。あるいは搬送物が熱を持たないように冷却水を
  循環させ搬送中に冷却します。
  トラフ、軸そして羽根に水を通す構造とします。
  
  冷却目的のコンベアであれば、他の種類のコンベアでスチールベルトコンベア
  あるいは振動コンベアでの対応可能です。

 
 3.中間軸受けについて
  
  軸の長さが長いスクリュウコンベアはその軸のたわみを防止するため
  中間で軸を受ける中間軸受けを取り付けます。
 
  しかし、その中間軸受けは当然軸受け交換というメンテナンスが必要です。
  
  そのため最近は中間軸受けをなくす傾向にあります。
  その対応として軸の大きさをなるべく大きくそして太くしたわみを少なくします。
  しかし、軸の径が大きくなるため搬送量が減ります。
  それは回転数を上げる事により対応しますが、その分モーター馬力を上げる
  必要がでてきます。

  やはり初期コストと、稼動後のメンテナンスコストの比較検討が必要でしょう。





---------------------------------------




備忘録。
読破。
「重力ピエロ」伊坂幸太郎著
レイプで生まれた子供の内面を探っている。
社会的な罪とは何かを問うている傑作。
古典を読み返したくなる。ロシアの巨匠の本を。

読破中。
「MOMENT」本多孝好著
死を前にした人の願いをかなえる青年のお話。
かなり深く人間の泥臭さをえぐっている。




それでは又です。




 旧ブログ「もう悩みません。コンベア・産業機械」

 ホームページ「研森.COM」  
 ベルトコンベア式汚泥乾燥機
 スクリューの羽根のページ

 
 コンベア、産業機械機器について詳しく書いている
 メルマガ「もう悩みません。コンベア・産業機械」発行しています。
 ご興味のある方はご登録の上ご覧下さい。
 メルマガ「もう悩みません。コンベア・産業機械」



 皆様いつもお世話になり有難うございます。
 長いものではなくてスクリューの羽根に巻かれると命にかかわるブログあるはず。
 人気blogランキング


2006.11.20by 博多の森と山ちゃん