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2007年11月30日

11月30日 不具合。。。



身近な小さな企業でも必死に新商品を開発の上、製作そして据付。試運転そして本稼動。
その機械、機器は画期的な製品であり実績を上げる。
だが、納品後現地では不具合が頻繁に起こりその対応に追われる。
そうなれば次の製作どころではない。
納品先が近郊の企業であれば良いのであるが得てして遠方の場合が多い。
動く機器は良好に動かないことには客先の生産ラインそのものに多大なる影響を与える。
トラブル対応は迅速かつ的確に対処せねばならず一刻を争う重大事なのだ。





あいつは身近に不具合対応でこの世から消え去った会社を見知っている。
不具合、トラブル対応は一銭の価値も生まない。ひたすら出費を重ねる。
新製品としても決して高い金額での提供は見込めない。
出精値引きと言う過酷な指令を受けざるを得ない。
数多く売れるのであれば開発費あるいは出始めの製品の不具合対応費は回収できる。
不具合対応を重ねることで立派に一商品としての大きな価値を生み一人立ち出来る。
しかし、結局1品のみとなれば目も当てられない。
いくら初期トラブル対応を重ねようと結局それだけでおしまいでその先見込めるはずの
台数に伴う利益など夢に過ぎない。

あいつは決して下請けはやらないとの頑固なる信念の元、1品料理ばかり手掛けて来た。
1品料理品は他社では売れないから1と言う数字がつく。
受注生産品であり他社にはないノウハウを考慮し注ぎ込む。
1品料理であっても今の時代決して高い値段で売れるはずもない。
初めてのものづくり要素も含んでおり納品後も何かと不具合が発生する場合が多い。
そのトラブル対応時は他の製品の製作にはかかれずひたすら不具合対応に徹する。
修復しなければ納品さえ覚束ない。当然お金も入ってこない。

あいつは思う。これではいつまでたっても同じ事実の繰り返しだ。
ものづくりであっても商売には変わりない。
お金を頂いた瞬間しか利益を稼ぐことは出来ない。利益がなければそのまま会社はお陀仏だ。
やはり1品料理では飯は食えない。
自社製品を作らねば。徹底した熟慮の上で。

あいつは考えた内容を図面化しそれを様々な客先へ持ち込む。
今のところ良い感触だ。しかし、製品化までなるとこれからも茨の道は続くのは自明の理だ。
ひたすら熱い情熱と願望を持ち続け経営道を耳学、座学そして実践で学ばねばならない。
曖昧さを徹底的に打ちのめし科学の道を推し進める。
商売は実践の科学のはずだ。

あいつが今回考え出したものづくり製品。ある二つの製品の長所の組み合わせだ。
商売とは一発勝負では決してない。
勝ちやすきに勝ち、そして戦わずして勝つことこそが王道なはずだ。
決して強者の真似はせずそして強者へは立ち向かわない。
ひたすら情報を仕入れ、解決するべくライバル会社が今だ思いつかない隙間を狙う。
その隙間は狭小な分野であり大きな企業では商売が成り立たない分野だ。

あいつは今後如何なる行動を取るか。
先ずは作るか。だが資金がない。
今現在引き合いのある案件に含めるか。しかし不具合発生は頭に入れておかねばならない。
トラブル対応時の発生金額まで提供金額に含めることは出来ない。
勝負を掛けるか。いやそんな軽率な行動は決して取らない。
確かに今までの客先の反応は決して悪いものではない。
商売とは続けることに価値があり一発勝負を掛け失敗すればそれでおしまいだ。

戦略とすればそれに対する投入する物量が多ければ多いほどその成果は
時間的に早く結果が見れるし又今後の対応が取れる。
それに伴う資金は当然ながら最重要視される。
ちっぽけな小さな零細企業が一体如何なる方法でそれを解決すればよいのか。
その回答を出すのはもちろんちっぽけな存在でしかないあいつしかいない。

(しかし、誰もあいつのイニシャルを知るはずもない。)←余計な文章かな。




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「これでうまく行かなければ諦める。」
あいつは俺にそう言った。
昨日で終わらせる予定が結局泊り込みとなり今日も引き続き対応に苦慮している。
続けてあいつは俺をにらみながら言う。
「これで今回の不具合原因は全て取り除いたのだから、うまく行くやろう。」

この機械を何度も嘗め尽くし考えられる原因を探り出す。
一つ一つに的確なる対処を施しその度にその結果を確かめる。
僅かな動きに対しても目を離さず体で感じ取る。
機械が発する如何なる音波も聞き逃さぬ様聞き耳を立てる。
その上女性職人ならではの感性を研ぎ澄まし丁寧にそして優しく機器を操作する。

「やるだけやった。」
あいつのその言葉を信じ俺は手の爪先で輝く今流行のきらびやかな輝くマニキュアを
覆い隠した軍手の指先で運転スイッチを入れる。
機械は静かに動き出す。
その様子をあいつと俺はそれぞれ異なる箇所で見入る。
一切会話を交わさずその動きにひたすら目を凝らす。
手にはスケールを持ち常にその動きを測る。
それは1ケ所ではなくスケールを当てることが出来る箇所全てに動きの数字を把握する。
動き回りながらも常に耳の感性を研ぎ澄ます。
足、手、目、耳。そして俺とあいつの男性にはない感性を存分に使い駆使する。

今回は止まらない。機器の各部品も良好に動いている。
俺の赤く塗られた口紅の口元は自然とほころぶ。

「これで帰れるな。」と俺は高い小さな声で先程から隣でスケールの目盛りに見入っている
あいつに囁く。
予想もしなかった泊り込みで化粧もろくに出来なかったあいつはこちらを振り向きそして微笑む。

「俺はさっき旦那へ今日は夜遅くだが帰れると電話したぜ。」俺はあいつに教えた。
あいつは言う。
「そうだなあ。お前の旦那は心配性だからな。」
「俺も電話しておこう。今日は旦那の手料理の晩御飯を食いたいしな。」




その日。一旦俺とあいつは何とか帰社できた。しかし2日後に再び客先より連絡が入る。


機械が止まったと。




それでは又です。




読破。
「星を継ぐもの」ジェイムス・P・ホーガン著
物理そして生物学についてかなり専門的に書かれている。
ハードSFそのものでどこかの科学書を読んでいる感も起き得る。
自分なりにはかなり楽しめそして今後もハードSFの虜になりそうだ。


読破中。
「ガニメデの優しい巨人」ジェイムス・P・ホーガン著


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2007.11.30by 博多の森と山ちゃん



2007年11月25日

11月25日 玉子焼き。。。



あいつは又しても遠方へ出張だ。
早朝より新幹線に乗り込み目的地へと向かう。
長時間新幹線の車中のため連絡が付きにくくなる。
そのため事前の備えを本日中には全て終えたと本人は今現在思い込んでいる。
国民の休日である本日日曜日。あいつは普段以上に慌しかったのは致し方ない。




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日頃会社内に閉じこもり社員に対して小言を言い、叱責するのが自分自身の
最重要な仕事だと決め込む。
決して社外に出、客先との面談を行い情報を集めるなど自分の仕事ではないと嘯く。
会社内では最も偉い権力者であり常に威張れる。
この姿こそが会社の長でありこれこそが会社を引っ張っている本来の姿だと
錯覚に陥り惨めな姿である自分に気がつかない。
優秀な社員の入社をひたすら望み、例えスーパー社員が会社に入ったとしても
自社の重要なお客を根ごそぎ持って行かれ独立される憂き目に遭う。
その立場に立つとその人物をひたすら恨み自分自身の力のなさを自覚できない。

会社の長こそが最も働きそして最も学ぶべきだ。
惜しまず社外へ出ては情報を集め経営戦略に役立てる。
戦略、戦術を常に考えそして実行する。




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「お前の力はこの程度か。」
何度も先輩職人の叱責に会う。
あいつはひたすら無口になりアルゴン溶接に望む。
被り溶接面を頭から覆い溶接ガラス越しに右手には溶接トーチ、左手には細い溶接棒を
手に取り材質ステンレスを熱歪を考えながらゆっくりと棒を溶かす。
この薄板は厄介だ。下手すると即座に穴が開く。
もう既に何回もやってしまった。先輩職人が腹を立てるのも当たり前だ。
しかし、他の溶接、CO2、アーク溶接とは感触が全く異なりそれにアルゴン溶接を
始めてまだ日は浅い。
同じ性別のせいだろうか。先輩は容赦なくあいつを責め立てる。
「お前のやり方がいかん。いいや。あまりひとところに集中するな。
溶かし過ぎだ。」
先輩の言わんとするところはよく分かる。
しかし、指摘された通りにはあいつの腕はなかなか動かない。

何度も失敗するうちに次第にこみ上げてくる。
うまく行かないことに対して悔しさと共に悲しさがあいつの身を襲う。
誰も助けてくれるはずもなく只一人アルゴン溶接を続ける。
思わず手が震え前が見えなくなる。
こみ上げた涙が視界を奪い体全身の動きを遮る。

途端に大きな声が耳元に聞こえる。先輩の甲高い声だ。
「あんた。泣いても一緒。周りは女ばかり。男と違って誰も優しくはしてくれない。」
「わかってるね。」

しばらくあいつは感情の破裂がおさまるまでその場で佇む。
鼻をすすり目元を手にはめられた皮手袋のままぬぐう。
皮手袋の汚れがそのまま顔色を真っ黒にする。
折角早起きして綺麗に化粧した表情は台無しだ。

泣き終わると大きく深呼吸をする。
そしてあいつは一人呟いた。
「もうしばらくすれば昼休みだ。旦那が作った愛夫弁当は結構いけるもんな。
特に玉子焼きが。さあ。頑張るぞ~。」と。。。




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それでは又です。




読破中。
「星を継ぐもの」ジェイムス・P・ホーガン著


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2007.11.25by 博多の森と山ちゃん



2007年11月24日

11月24日 同時3ケ所の現場工事無事終了。。。



お陰さまで同時3ケ所の現場工事無事終了した。
何れも世間ではあまり見れない特殊な装置。詳細は一切明かさない。
だから何なんだろう。




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ものづくりであっても「作り3分に売り7分」である定義は商売上ゆるぎない。
販売と言う目に見えぬ内容こそが最も重要であり、ないがしろにすればそれこそ
しっぺ返しを食らう。
商品開発は先ずは売りを前提に考慮する。
開発とは大企業のように何も研究室で画期的なものを開発するのではない。
零細企業の町工場であれば、既存の組み合わせ、改良そして客先の悩みを解決する製品だ。
狭く小さな分野に特化しそこでのNO1を目指す。
どこにそして如何に売るかが商品開発では鍵を握る。
販売地域、客先の業界そして自社の得意分野での開発。
具体的内容を取り纏めそして文字にする。
書く行為により自意識までに伝え今後の行動へ伝える。

感情的になる必要は全くない。大和魂など邪魔になるだけだ。
冷静に、理知的そして客観的に。冷徹に勤めプライド、見栄こそ事の大事を見逃す材料だ。
パレードの法則を常に見極め、2乗の弱者の定理を常に噛み締める。
大企業の決して手の出せないライバル企業の気がつかぬ分野で何としてもNO1地位を築く。
ほんのちっぽけな分野だ。そこでの1番の地位を先ずは築くのだ。
まだまだ勉強が足りない。学習効果が僅かでも今だ現れていない。
恥ずかしさがあいつの身を占領しそれにより長時間労働、勉強、学習を一人心に誓う。
誓う心は過去何度も決意という文字により行ったのだが今回又しても肝に銘じる。
さてはひたすら凡人であるあいつは長時間働く、仕事を行う以外手立てはないはずだ。


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「お前折角の化粧は台無しだぜ。」
「そういうお前も口紅の色が既に真っ黒だぜ。」
互いに現場作業で汚れた顔を眺めながら笑う。
確かに本日は特に汚れる作業ではある。作業着、ヘルメットは真っ黒。
首に巻いた真っ白なタオルは粉塵で既に元の色など確かめることは出来ない。
作業中は防塵マスクをしているせいだろう大きな声で叫ばないことには会話は出来ない。
現場工事が終わる頃には喉が嗄れている。
ようやく現場工事を終えた職人らは皆会話が弾む。
まるで本来のおしゃべりの姿に戻ったかのように。
嗄れた声色には女性の可愛らしい高音は隠し切れない。
「さあ帰るわよ~。」と女性ばかりの職人に向かって工場長である彼女は叫んだ。




それでは又です。


読破。
「迷宮百年の睡魔」森博嗣著。
クーロンとロボットと人間のお話です。
3部作の2作目です。


読破中。
「星を継ぐもの」ジェイムス・P・ホーガン著
所謂ハードSFの入門書らしいのですが。


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2007.11.24by 博多の森と山ちゃん



2007年11月23日

11月23日 彼女ら。。。



「貧乏暇無し」で利益が上がっていなければその本人が咎められるだけだ。
誰の責任でもなくもし言い訳でもしようものならその人物こそが失格の烙印を押される。
お金をもらう瞬間こそがその会社の輝ける時でありそれ以外の能書きは一切いらない。
常に客先の解決方法に全力を注ぎ競合他社の動きを常に頭に入れる。
儲け以外に会社は生き残る事などできるはずもない。





「お前おめでただってな。」
「誰から聞いた。」
「さっき。彼女いや専務が工場長と話しているのを小耳に挟んだんだ。」
で、いつまで仕事やるんだ。」
「長くは出来ない。」
「やはり溶接ヒュームが心配か。」
「その通りだ。あんたも身ごもったらすぐに会社休み始めたよな。」
「やっぱり、おなかの中の子は心配だもんな。でも健康診断では肺は異常なかったんだろ。」
「うん。しかし今後が心配だ。」
「しかし。零細企業の町工場では産休の間一切保障はないぜ。」
「仕方ないさ。俺たちがこうして働けるだけでも結構なことだ。
その間はせいぜい旦那に頑張ってもらうさ。」

あいつはそう言い終わると溶接トーチを右手に持つ。
2度ほど溶接ワイヤーの出具合を確かめるべく親指でトーチボタンを押した。
その様子を確認するとワイヤーを溶接箇所へ運ぶ。
そこで2回ほど溶接ワイヤーを短い時間溶かした。
左手に溶接面を持つといよいよ開始だ。
溶接面の黒ガラス越しに見える閃光を目に入れひたすら右手の溶接トーチを走らせる。
接合面へワイヤーを着実に十分に溶かしながらひたすらビードを走らせる。
ワイヤーが巻かれたリールそして閃光を発しているビードから発するCO2溶接特有の
中高音が相俟って一定のリズムを刻む。
あいつは溶接ビードを走らせるそのリズムが好きだ。
ひたすら目の前に輝く光に目をやり右手の微妙な感覚でビードは流れる。
手の震えとも手の動きとも言える些細な感触はあいつをある空間へ導く。
一切周りを拒否し自分ただひとりになれる至高の孤独の空間での旅だ。
ひたすら没頭ができ誰にも邪魔が出来ない静寂感を独り占めできるひと時だ。
しかし、間違い手違いは出来ず歴然とした明確は冷徹そして明晰も同時に問われる。
だからこそ狭小な空間で一人ぼっちでもがく。
黒ガラスを通した閃光ひたすら問い掛けながら右手を走らせる。

しかし、この作業中はあいつ一人ではない。
既におなかの中にはもう一人の人物が静かに宿っている。
ただ一人で仕事をしているのではなく二人でこなしているのだと思うと思わず顔の表情が
ほころぶ。
やはり嬉しい。それは与えられた特権であるし他の性別では決して味わえない喜びだ。

閃光に思わず瞬きを行った瞬間大きな甲高い大声が耳に入る。

「お~い。昼飯ぞ~。」
最も年長の女性工場長が叫んでいる。

あいつは作業をやめ右手の溶接トーチそして左手の手持ちの溶接面をその場へ置いた。
大きく背伸びをし深呼吸を一回行った。
次第にあいつの周りに町工場の職人皆が集まり出す。
ついにはあいつ周辺を職人皆が取り囲んだ。
その顔ぶれは厚化粧をしている者や全く化粧のかけらもやっていない彼女もいる。
作業着に作業帽子をかぶったままの姿の女性ばかりの職人皆が集まっている。
そして皆一斉に声を掛けた。男性にはない高音で声を掛けられた。

「おめでただってね。おめでとう~。」と。。。




それでは又です。


読破中。
「迷宮百年の睡魔」森博嗣著。


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2007.11.23by 博多の森と山ちゃん



2007年11月22日

11月22日 地域。。。



八方塞がりの現実を常に打破しないことには生き残ることはできない零細企業にとって
最も重要なのはその会社独自の戦略だ。
戦略と戦術の違いを明確に自分の腑に落とし自分自身身に着けることに誰しもが
苦労を重ねる。
凡人であるあいつも同様で常に行動そして体験する事によりようやく自分の脳細胞へ
訴える事ができる。
その体験は常に薄氷を踏む思いであり、決して安寧そして安泰なる優しき道ではない。
その厳しさに恐れおののきそれ故に尻込みし身構える。逃げられない。逃げ出せられない。
立ち去ればその場を退場すればその会社はこの世からただ消え去るのみだ。





凡人であるあいつとても常に戦略を練る。
天才ではない以上それを行う努力は怠らない。
先ずは座学あるいは耳学から入るのではあるがなかなかあいつの身に染み渡らない。
学習する机上の論理だけでは通用はせず経営とは実践科学なのは間違いがない。
博学とは身をもって実践する証明であり口だけでは達成し得ない。
あいつの頭脳、それも潜在意識にまでその内容が行き渡らないことにはそれは藻屑に過ぎない。
戦略を染み込ませるには年月を要し簡単に会得するのは天才でない限り不可能だ。
学習努力を持続させそして実践する。

凡人以下であろうあいつも最近ようやく理解ができるようになった内容に販売地域の戦略がある。
完全に把握できたかはその将来が物語るのみであり今現在その様子を窺い知るのは
あいつもそして誰にも出来ない。
失敗の連続だ。しくじる体験など誰もしたくはない。
それに失敗を重ねるなど当初は想像だに出来ない。

動くものづくりには不具合と言う突然の最たる出来事が発生する。
突然の出来事であり瞬時に奈落の底へまっさかさまに落とされる呼吸困難に陥る事実だ。
その対応には全神経を注ぎ、目は血走り目尻は上がり必死の形相だ。
歯を食いしばり熱くもないのに背中には汗をかき全身がしびれ体が思い通りに動かない。
言葉を発するのも億劫になり息絶え絶えに常に唾を飲む。
一刻も早く解決せねば。1秒でも早く回復せねば。
心のうちでは常に手を合わせ誰ともなしに拝む。
このまま倒れこみそうだ。ここまま意識がなくなりそうだ。
常に自意識を明確に自分自身で把握していないと即座に意識は朦朧としはじけ飛ぶ。
肩には鋭く突き刺さりそして重い。常に鈍い痛みを感じる。
精神的そして肉体的負担は大きくその内容には金銭的背景が大いに陰を落とす。

一銭の金額を生まないところが多大なる出費が重なる場合さえある。
それを対応することこそが一流の会社だ。それこそが立派な町工場だ。
信頼の置ける会社だ。これからも長きに渡り付き合っていける会社だ。
それにより技術力が身につく。
職人の腕があがる。次なるものづくり開発に非常に役に立つ。

とんでもない。それどころではない。背に腹は変えられない。
不具合対応はいとも簡単に会社の運命を左右する。
確かにいつもかつも不具合とは起きる現象ではない。
同じような製品、少しずつ改良を重ねた製品。
小規模な工夫を加えた製品は既に不良な点は出で尽くし決して出荷後も緊急対応の
連絡が入ることは先ずない。
新規開発の製品。新しい技術を取り入れた製品。これから手塩にかける製品こそに
何らかの障害が起こりやすい。
製品開発後自社では試運転を繰り返す。成功するまで実際に動かしその実情を十二分に
把握した上で出荷、据付そして現地稼動となる。
実際現地稼動が始まると予想以上の処理量、時間経過と共に部品の劣化。
予想外の部品の動き。様々な現象が起こる。
いくら試運転を自社の町工場で繰り返し行おうと何日間か繰り返すだけで何年も
行う訳ではない。

何とか試運転良好までこぎつけやっとの思いで納品したとしても新規開発物件は
不具合が発生する。
そこで問題になるのが出費の度合いだ。
その現場が遠方、近郊と比較する。
当然ながら遠方であればあるほど伴う交通費、宿泊費は多大となる。
近郊であれば宿泊の必要ない場合も多い。
時間についても長き時間を遠方へ出向くと割かれる。
人件費こそが会社の出費のなかで最も大きな地位を占めており当然ながら
時間の流れは人件費の出費の大きさと比例する。

近郊を販売拠点とすることは零細企業にとり最も重要でありそうすべき内容だ。
さりとて会社付近で売れる製品を作らねば売れない。
近郊で買ってくれる会社がなければ日本国中、海外までも視野に入れ捜さねば
ならない。

我が零細な会社に取ってどの地域にどの製品を出荷するかは見極めが重要だ。
新規開発製品をむやみに出荷するのではなく先ずは近郊で試すと言う方法は
ないであろうか。
そして、課題を克服し完璧になれば自信を持ってあらゆる地域に出荷する。
地域戦略はあいつには度重なる不具合対応と言う身を持って体験した学習によって
ようやく意識始める。
凡人であるが故に実際の行動の結果こそが潜在意識に染み込ませる最も有効な行動のようだ。
否応無しに体験させられた感はあるが。

地域の相手先そして競合相手を常に頭に入れた商品開発が必要となる。
当然おいそれとは行かない。
だがそれをやらねばあいつの町工場の職人は飯の食い上げだ。

しかし、あいつはいよいよ次なるアイデアそして次なる製品の構想が既に具体化しているらしい。
それは些細な内容を組み合わせたものづくりだ。
果たしてうまく行くかは天に任せ自然の流れに任せる他ない。
従来もそうであったように決して時の流れには逆らえない。

あいつは常に思う。いつも身に付けたいと心から欲する。
それは開発に対する「着眼点」と言う言葉だ。
先ずは真似からは入る。そして非凡な製品開発の着眼点を身につけた人物との出会い。

そんな人物とこれから何人出会えるかが商品開発の鍵だとしたら。

しかし、あいつはやはり一人呟いた。




「俺はスーパーイニシャルHだけは捨てきれない。」と。。。




それでは又です。


読破。
「女王の百年密室」森博嗣著。
後半のテンポの良さが前半にもあれば。やはり贅沢か。
凡人の私目が書ける内容ではないだろう。


読破中。
「迷宮百年の睡魔」森博嗣著。
これで森氏の作品はしばらくは最後としたい。


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2007.11.22by 博多の森と山ちゃん



2007年11月21日

11月21日 何とか本日チェーンコンベア搬送ライン現地設置終了する。



本日お陰さまでチェーンコンベア搬送ライン無事現地設置終了する。
しかしあいつの体調が優れない。
休み無しの仕事があいつのひ弱な体をないがしろにしたか。
あるいは日頃の妄想が度を越しいよいよ体が拒否反応を示したか。
いずれにせよ本日のところはこれで切り上げよう。何にしても体が資本だ。
へな猪口長文エントリーは明日以降に。すんません。




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それでは又です。



2007年11月20日

11月20日 規模。。。



零細企業は常に苦戦の連続だ。
社会的立場は無きに等しくもがき苦しむことは日常だ。
常に次なる飯の種を考えそして行動する。
安定は堕落の始まりであり改革、革新こそが本来の生き残る道だ。





お客様の困り、悩んでいる点を聞き出しその解決に注力する。
決して大手メーカーの手の出せない限られた小さな分野。
競合他社が気がつかない創意工夫による既存の製品の改良。
なるべく狭く小さな分野へ力を注ぎその分野を独壇場へと持って行く。
決して画期的そして独創的でなくとも良い。
既存にあるものの組み合わせそして改良を加える。

経験上身分相応でなければ苦しむ。
規模が大きければそれだけ金額も大きい。
しかし、出費はかさみ零細企業にとって即座に資金繰りが苦しくなる。
動く製品それも新規の技術を取り入れたものづくりは出荷、納品後も不具合が起き易い。
それに対する対応は機敏にやらねばならずその出費は大きく会社の運命さえ左右する。
身銭を常に切り必死に対応する。
確かにそれに伴う技術力は身に付きそして次なる製品開発に大いに貢献する。
但し、蓄積する技術力が果たして次なるお金を生み出すだけの力であるかは
大きなそして多大なる課題だ。
不具合対応は規模が大きければ大きいほどそれに連れて多大なるお金の流失を生む。
これが続けばこの会社はお陀仏だ。

金額の大きさに目がくらみついつい手を出す。
一旦始めると会社に入る金額の大きさから撤退を考えなくなる。
いや撤退、引き下がることが出来なくなる。
それ相応のお金を注ぎ込みついには引っ込みが付かなくなる。
開発に費やす資金はすぐに底をつく。
開発成功したところで次に売れなければそれでおしまいだ。
技術力蓄積以前に会社が終わる。

あいつは尋ねる。
「しかしその時点ではその物件をこなさねば他に注文がなかった。」
陰は答える。
「それまでに身分相応の製品を開発していなかったつけだ。」
「そんなに簡単に新製品が開発などできるか。」
「それは甘えだ。」
「自分らなりには一生懸命汗を流しやってきたつもりだ。」
「自己満足に過ぎん。」
「ではどうすれば。」
「規模を追うな。画期的、革新的など零細企業にとって妄想に過ぎん。
客先の悩みを解決する改良で十分だ。」
「アイデアが出ない。」
「過去何度失敗したか。何度も勉強したではないか。経験は机上ではできない。
体が覚えている。体が教えてくれる。これは現場での経験こそが一番のヒントだ。」
「苦労が足りないのか。」
「苦労は限りがない。積めば積むほど糧になる。これからも苦しめ。」


あいつは納得できない。今までどれだけ苦しんだか。どれだけ苦しめられたか。
さらに苦労を重ねろと言う。

あいつは考える。寝ても覚めても。次なる製品。次なる開発。
決して大きな規模ではなく。特化したひとつの小さな分野。
かすかな光を求め。アスファルトの道でさえぶち抜いて生える雑草のように。

あいつは尋ねる。
「規模は追わないことにする。しかし始めての製品には必ず不具合が付き纏う。」
「当たり前だ。だからこそ金額の大きさが物を言う。規模が小さければ対応もそれなりで済む。」
「口で言うのは易しい。」
「だからこそやらねばならん。」
「出来るか。」
「そんな事を今だ言葉に出しているのなら出来ない。常に出来るが大前提だ。」
「しかし。。。」
「それがいかん。出来る出切ると何度も唱えよ。」

「しかし最悪は考えねば。」
「考えればよい。では過去最悪は起きたか。起きたとしても解決しなかったか。」
「金が絡む。」
「話が振り出しに戻っている。」

あいつは次なるアイデアを頭に思い浮かべようとするが果たして。
しかし陰の声には大きな力をもらったような気がする。
言葉、口にするだけなら誰にでも出来る。
実際の事実、行動こそが価値あるものだ。這い蹲っても前へ進む。
身包みはがされてもひたすら必死に少しずつでも前へ進もう。
もっともっと苦しもう。悩もう。
それこそが悩みを解決する唯一の方法に違いない。

あいつは影と大声で唱和した。それは今ブログのタイトルであった。
「もう悩みません。コンベア・産業機械」




それでは又です。


読破中。
「女王の百年密室」森博嗣著。


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 コンベア、産業機械機器について詳しく書いている
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2007.11.20by 博多の森と山ちゃん



2007年11月19日

11月19日 帰路。。。



地平線より下方へ落ちた太陽の変わりに今では月明かりが柔らかな輝きで
あいつの徒歩での帰り路を照らす。
アスファルトの藍色さえ暗闇の漆黒の色へと変化しうる夜と言う帳にひと際寂しさに
苛(さいな)まれる。
人工的な町並みでは夜間の澄み切った空を見上げようと星の集合体のきらびやかな
輝きは届くはずもない。既に満天の星空と言う代名詞はこの町では死語だ。
それは街灯で照らし出される昼夜問わずの可視光線が人間を常に表へと導き出している
理由によるだろう。





ところどころ街灯の光に従いながら一歩一歩寒空の中を歩む。
あいつは歩道の横を通り過ぎる2輪そして4輪車の音波と光波にいちいち反応することには飽きた。
空から轟く轟音も飛行機だと気づくが最早意識の外での出来事でありあいつの耳の内部までは
決して伝わらない。
24時間決して留まることを知らない音波と光波はその町で暮らす人々の生活の一部と化し
肌、皮膚になじんでいる。

あいつの足取りは重く歩む速度はゆっくりだ。
それどころかいちいち脚へと意識を注力し、精一杯筋力を使わねば足が上へ上がらない。
さもないと立ち止まり今にも立ち尽くす。


あいつはあらん限りの頭脳、肉体を駆使しいつもものづくりをやっている。
休みを厭わず酒、煙草もやらない。飲み会で憂さを晴らすなど無駄な事柄だ。
家族を養わねばならない。会社の従業員を食わせねばならない。
両親も元気でいてもらわねばならない。
会社を潰す訳には行かない。皆を路頭に迷わせる事などできるものか。
甘えを一切拒否し嘆くなどもっての他だ。
愚痴をこぼす位なら次なる未来を考える。疲れたなど何を泣き言を言っているのか。
ひたすら仕事に没頭し贅沢などこの世には存在しない。
最低限衣食住が備われば十分だ。
常に苦しみそして悩む。楽しみなど必要ない。
淡々と生きる。決して感情的にならず感じるだけだ。
いくら心で泣き苦しもうと表情は常に笑顔だ。

他には出来ないものを作る。
常にアイデアを出しそれを現実化する。
しかし、現実、実際はそう簡単にいくはずもない。
常に一品料理で過去経験がなくとも果敢に挑戦する。
見事に完成しようとも不具合が発生そして手直しを続ける。
作るために苦しみもがく。その苦労の甲斐あって出来上がろうと手直しが繰り返される。
常に苛まれもがく。他にはない製品。誰も助けてはくれない。
あらんばかりの力、頭脳を駆使しひたすら必死に対応する。
他社にはない製品を作らない事には我が町工場は路頭に迷う。
常に考えアイデアを出しそして作り完成させる。
それを持続しない事にはブランド力のない小さな町工場は電話帳から会社名は消え去る。


今回もそうだ。
いくらやってもどうやろうともうまく稼動しない。
当然ながら相手先からは散々に怒髪天に叱咤される。
うまく稼動しなければ相手先の商売さえも左右する。
常に一刻を争い常に利益をむざぼる。
手直し、不具合対応は一銭の価値も生まない。ひたすら出て行く一方だ。
注文決定時も利益稼げる金額ではない。ブランド力がない会社がどれほど信頼が置けるか。
常に信頼、信用と利益を天秤に掛け、掛けられ奈落の谷の上に掛けられた細い紐の上を
何とか落ちぬよう細心の注意を払いながら歩む。

既に次なる装置の開発を頭に描いてはいる。
しかし、実際良好稼動までにどれ程の苦しみが待ち構えているのだろうか。
いや実際うまく行くのか。不安と心配があいつの身から離れない。

注文がなければその対処に力を注ぎ、次なるものづくりの要請があればあらんばかりの力を
当然注ぐ。常に苦心し苦衷の煩わしさと格闘を続け決して解放されることはない。


どうしたのだろうか。
あいつは我が自宅への帰り道どうしても足が進まない。
過去これほど足が重く感じたことがあっただろうか。
わだかまりがあいつの心模様をあやふやな不安と言うさざ波が襲い掛かる。
遅い速度の歩みは一層その踏み出す歩幅が狭まる。
空を見上げるせず歩道に敷き詰められたアスファルトをひたすら見入る。
決して歩みは止まることはない。止めようとはしない。
次第に息が苦しくなる。何とか深呼吸をしようと試みるが既に大きくは息を吸えない。
絶え絶えな呼吸の繰り返しだが止まることはない。
体は総毛立ち意識が朦朧とする。
いつしか体の奥底から込み上げる。当初僅かであったものが次第に大きくなりそして
上半身から上へと立ち上る。
その思いは最早こらえることが出来ない。
いつしかその流れは目の瞳を濡らし始める。
時の流れと共にその粒は大きくなり止めどもなく溢れ出す。
一切拭い去ることはせずにアスファルトの歩道を一粒一粒濡らす。

あいつは顔中を濡らしながら一人呟く。
「もうこれ以上できないのか。これからもこの繰り返しなのか。」
「きつい。苦しい。」「逃げ出したい。もうこの先、どうすれば良いのか。」

あいつは決して歩みを止めることはない。
空からあいつをほんのりと照らし続けている半月に気づくはずもない。
留めでもなく溢れ出す涙。下を向いたまま決して拭うこともせずに歩む。
濡れている目に映っている道路は確かではない。
道筋は定かではないが日頃毎日作業着と安全靴で通っている道だ。
決して迷うことなく涙で濡らしながらその道を歩む。

いつしか気がつく。あいつのマンションは間近だ。
ハンカチをポケットから取り出すと懸命に顔を拭く。
マンションの前に佇みしばらくハンカチで長きに渡り落ちていったしずくを残らず拭い去る。
赤い線が染み込んだ目の中は致し方ない。
気を落ち着かせ、普段と変わらぬ装いを取らねばならない。
今までの行動を一切悟られてはならぬ。
あいつは何度も深呼吸を繰り返す。都会に漂う排気ガスをもろともせず繰り返す。
次第に自意識は明確となり自分自身を取り戻す。

エレベータに乗り込みあいつの我が自宅の階で降りる。
エレベータより自宅の玄関までのコンクリートの通路をゆっくりと進む。
玄関を目の前にし再度深呼吸を試みる。

鍵を解放しドアのノブを右手で握り締める。
ノブを廻しドアを開ける。
視界が開け我が家の玄関の様子があいつの脳細胞を刺激する。
中に入り後ろを振り向き開けたドアを閉める。
鍵を掛けロックチェーンも引っ掛ける。万全な戸締りを終了する。
常に履かれた安全靴を脱ぐと廊下へと足を進める。後ろを振り向き靴をそろえる。

一連の日常の仕草が終了するとリビングのドアのノブを右手で廻す。
そのリビングのドアを開ける。
奥で座っているあいつの息子が気が付きすかさず「お帰り~。」と声を出す。
その声があいつの耳に入る。
その途端に又しても。あいつの聴覚を刺激したあの声に又しても。
あっという間の出来事だった。瞬間のつかの間に起こった。
込み上げてくる。とめどもなく込み上げてくる。
理由など分からないし詮索する余裕などない。
何故かしら体の奥から瞬く間に込めあげて来る。

あいつは中に入らずに後ろを振り返りトイレのドアのノブを握る。
そして体をトイレの中に入れる。そしてドアは即座に閉められた。




それでは又です。


読破中。
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2007.11.19by 博多の森と山ちゃん



2007年11月18日

11月18日 送風機のベアリング交換にてこずる。。。



本日、九州は福岡、博多の町工場は何箇所か方々に別れての現場工事。
その中に送風機のベアリング交換作業も含まれていた。
たかがベアリング交換に少々てこずる。
しかし、必ず今日中に終了させなけばならない。我らが職人はあらんばかりの力を発揮した。




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送風機解体始める。
だがなかなかベアリングが抜けない。
様々な方法を取るが無理なようだ。


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ガス溶断器でベアリングのみ切断の上解体することに。
先ずは外側。


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次に奥羽根側に取り付いているベアリングを溶断する。
赤々と燃え上がっているのはベアリング内のグリース。


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いよいよこれを外せば。後は羽根を取り外すだけだ。


2007.11.18%287%29.jpg




ところが肝心の羽根が抜けない。
様々試すが難しい。メーカー製造時の組み立て方に難がある。
苦情を言いたいがここではそんな余裕、時間は到底ない。


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2007.11.18%289%29.jpg




送風機羽根回り部品全て解体した様子。
結局羽根を解体するため一旦我が町工場へ戻る事に決定。


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羽根は我が町工場の油圧プレスですんなりと難なく抜ける。


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一刻を争う。即座に組立開始する。
先ずは両側のベアリングの取り付け。


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現地へ再び訪れ組立開始。


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両側ベアリング取付完了。


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Vプーリー取付中。


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シャフト軸周り組立、取付全て完了。


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解体にかなり苦労した送風機の羽根は簡単に取り付く。


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Vベルト装着。そしてベルトの張りを調整し試運転開始。
お陰さまで何ら問題はない。


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あっという間の日曜日と言う一日でした。


それでは又です。


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2007.11.18by 博多の森と山ちゃん



2007年11月17日

11月17日 架空。。。



日常のアスファルトジャングルに囲まれた生活こそが本来の揺らぎを思いのままに
噛み締めることが出来ると既に洗脳されている。
一旦郊外へ出ると目の前にある自然豊かな風景にどこかしら居心地の悪さを感じてしまう。
あいつに生前より備わった生きる力は自然から遠く隔離されたコンクリートむき出しの
人工的で無機質な全く情のかけらもない建物に次第に弱められているのだがそれに
気づくはずもない。





最も人間らしい子供の姿のかけらもない大人と言う代名詞のあいつは秋空特有の
空から降りて来る錯覚すら引き起こす青い色の電磁波に立ち向かいまばゆい太陽を
必死の形相でにらむ。
決して手をかざすことはせずにあいつの瞳は燦燦たる陽の光を見つめるだけだ。

何事に対しても立ち向かい決してひるむことなく突き進む。
それこそが生来与えられた使命とばかりに歩む。
決して走ることはなく一歩一歩着実に前に進む。

いくらあいつが太陽の電磁波へと立ち向かおうと自分には後姿が存在する。
実は太陽光は誰とは問わずあらゆる人物の後ろに陰を作る。
もちろんあいつの立ち姿の後ろにはもう一人のあいつが決して離れることなくついている。
その姿はあいつであるがあいつではない。
もうひとりの自分でありながら自分ではない。

前へ進むことはつらくきつい。心配であり不安が募る。
いっそのこと逃げ去りたい。後ろを振り返り一気に走り去りたい。
しかし、あいつが振り返る後ろにはあいつの影がある。
決して消え去ることなく、又決して逃げ去ることもしない。
陰はその人物の一部であり決して切り離すことが出来ない。

陰をいつも背負っているのだがその重みを体は決して感じない。
そこに陰があると意識する事により突如として表れる。
陰は突き進む光の大きさにより自由に姿を変える。
太陽の自由奔放に常に振り回され陰も追随し常に姿を変える。
前に存在するあいつの姿によりもその形は変わる。
しかし常に色は黒だ。決して他の色へは変化しない。
だが気ままな面もある。おぼろげであったり、あるいは明確に自己主張をしたり。

あいつは思う。
本来の人間の姿とは陰であり今現在自分の眼で見つめつことが出来る
自分自身の姿こそがはかなく陽炎ではないかと。
可視可能な姿は架空あり影こそがその人物でありその姿なのだ。

泣き叫べば陰も泣き叫ぶ。
怒り心頭の姿を現せば当然本来の姿である影も同じ動作を行う。
踊れば踊る。走れば走る。わめけばわめく。

あいつは陰へ問う。
「お前に感情はあるのか。」
陰は答える。
「感情を表面に出せばこの世では生きていけない。」
あいつは静かに頷きながら微笑んだ。
「でもな。人前でも感情露にする人物は多いぞ。」
陰は答える。
「その場面では陰の存在は全くない。」
「どういうことか。」
「自分を見失っている。」
「人間は感情があるからこそ人間ではないのか。もしなければロボット、機械に
過ぎないではないか。」
「表面に出すかどうかだ。」
さらにあいつは尋ねる。
「では感情むき出しの相手にはどう対応すればよいのか。」
「眺める。ただ淡々と感じる。それだけだ。」
あいつは後ろの陰に向かいさらに問い掛ける。
「俺にはなかなか出来ない。感情はその場の雰囲気まで左右する。
物理での電磁の場とは大いに異なる感情の場だ。
相手の感情が動作、仕草で伝わりこちらまで多大なる影響を与える。」
「ただ感じればよい。相手が怒っているな。相手が泣いているな。相手が笑っているな。
ただそれだけだ。淡々と感じるだけだ。」

あいつは前を向き呟く。
「分からない。」
陰は囁く。
「人間の本来の姿は陰だ。陰は黒一色だ。他の色はない。ただひとつの色だ。
分からなければそれで良い。分からないからこそ陰は陰でいられる。
架空の姿がこの世で生きている。だからこそ成り立っている。
本来の陰が決して表に出ることはない。
もし陰がその人物の前に出ることがあれば。。。」
「あればなんだ。」
「本来の人間の姿へ戻る。つまり。。。」

あいつは影の言葉を遮り叫んだ。
「もう言うな。お前の言いたいことが今分かった。。。」




それでは又です。


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SFサスペンスです。


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 陰は後ろにいますがたまに前にも現れる気まぐれな奴ですが淡々と生きていますブログあるはず。
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2007.11.17by 博多の森と山ちゃん



2007年11月16日

11月16日 足早。。。



夜明け前だ。目を覚ますとどこかしらけだるさを感じながらも起き上がる。
寝室を抜け出すと暗闇が覆う空間を二本足でフローリングの床を静かに踏みテラスへと向かう。
暗黒は一切の情景を打ち消し自分の存在だけを認識させるためだけに君臨している。
この漆黒は本来持つ五感を意識させる時間を出来るだけ引き伸ばすために存在しているのか。
何も存在しないのが本来の存在であり目に見える物は本来実在しない架空そのものでは
ないのか。





存在感を打ち消してくれる地上に漂う黒と言う可視光線を存分に浴びながら
等身大の窓を開けテラスへと出る。
雨だ。しとしとと雨が地面を濡らす。ひっそりとしっとりと雨足はあまり強くはない。
しかし空一面に覆いかぶさった灰色の雲からひたすら落ち行く水滴は束になって
地上に聳え立つあらゆるものを存分に濡らす。
その雨音は小さく、かすかな音色ではあるが、その姿はしぶとくねちっこい。

雨雲により放射冷却の現象は遮られ生暖かい。
到底今の季節の早朝の気温ではない。
この星青の地球が突き進む方向を汲み取れとばかりに我が人類に訴えかけているかのようだ。

あいつは大気の大部分を占める窒素を大きく吸い込み僅かな二酸化炭素を吐き出す。
体を占有している全ての廃棄物を吐き出すかのごとく大きく息を吐く。

あいつは空を見上げる。雨の水滴一粒一粒を眺めながら囁いた。
顔は上げられ今だ上空を見入ったままだ。

「俺も雨になって流れて行きたい。地球の引力のまま地上に落ちそして流れいつしか
水蒸気となって空へと戻る。自由気ままにただ流されるだけだ。」

暗闇の中から声が聞こえる。それはあいつの影だ。
「それは逃げたいと言うことか。」

「いや違う。自分の確たる意識のないまま流され漂いたい。」
「それは自分と言う存在を否定しているか。」
「違う。ある生き方の提示だ。」
「その理由は一体何か。」
「疲れだと思う。体が重くつらい。」
「それは精神的あるいは肉体的にか。」
「区別は出来ない。人間の体はひとつだ。ある意味限界を感じている。楽をしたい。」
「それは楽を履き違えている。」
「どういう意味だ。」
「人生には楽など存在しない。それはまやかしに過ぎん。」
「であればどうも楽と言う言葉は当てはまらない。そうだ。逃げたい。逃亡したい。」
「逃げてどうする。多分状況はなおさら悪くなるぞ。」
「とにかく立ち去りたい。この場で呼吸することすらつらい。この場で立っていることすら
体が拒否し鳥肌が立つ。」
「耐えれば。」
「いやもう十分だ。出来る限り耐え忍んだ。ひたすら我慢続けた。」
「世間はそう見ないぞ。」
「その世間と言う言葉の存在価値は俺は見出せない。
今の世間は偏狭で独りよがりだ。一旦事が起こると一斉に騒ぎ立て責め立てる。
優しさ安らぎはなく冷酷で残忍だ。」
「だから世間と言うのではないか。」
「よく分かる。俺は何も人に迷惑を掛け一人で生きて行こうなど思ってもいない。
ただ今のこの場から立ち去りたいだけだ。」
「苦しいのか。」
「そうだ。苦しく泣き叫びたい。背中に背負ったおもりは果てしなく重くもう支えきれない。」
「周りは許さないぞ。」
「ではどうすればいいんだ。」
「耐えるだけだ。」
「それはもう出来ない。限界だ。」
「今まで耐えてきたのでは。限界とはそう思った時点でなくなるのでは。」
「そんなことはない。限界と言う言葉は存在する。。。いや確かに一理あるな。
もしかしたら限界は夢、幻なのか。決して自分自身の手で摑めない。架空のものなのか。
しかし最早だめだ。ここでは限界と言う言葉を使いたい。もう限界だ。。。」




それ以降陰の声は聞こえない。


しかしあいつはこれからほっとする瞬間を味わうことが出来る。




あいつは足早にトイレへ向かった。




それでは又です。


読破。
「ダウン・ツ・ヘヴン」森博嗣著。
まるで本当に戦闘機に乗り込み銃を相手に打ち込んでいるような錯覚をさせる。
最後のあとがきを実際のエアーショーパイロットが記しているのに驚く。
森節を存分に堪能させて頂いた。


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2007.11.16by 博多の森と山ちゃん



2007年11月15日

11月15日 本日は他社のチェーンコンベアのトラブルでお邪魔する。。。



次の打ち合わせ時間を見透かしたかのような電話での相手先の内容だ。
弊社製作のコンベアではないが、電話先での苦渋の様子につい感じ入り
急遽車で駆けつける事に。
内容はコンベアの緊急トラブルだ。どうもラインが全く停止しているらしいのだ。





限られた時間内に戻って来る必要がある。
受話器を置くと同時に鞄を手にし事務所を出る。
我が町工場の駐車場に向かう私の後方より高い秋空に君臨している太陽が
もう一人の自分である影を導き出す。
その陰と一緒に私は車に乗り込む。

今だ世間での昼休みと言う時刻が幸いした。
道路の渋滞は殆どなく快調に車は風を切る。
現地到着後少々待ちはしたが担当者と僅かな会話を交わすとトラブル停止中のコンベアまで
案内される。

現場では様子を眺めながら説明を受ける。
その内容は当然起こるべくして起きたとしか私には思えなかった。


チェーンコンベアはトルクリミッターの働きで停止。サーマルは飛んではいない。
過負荷の大きさはそれ相応だったということになる。
トルクリミッターがもし取り付いていなかったらもっとひどい結果になったであろう。

具体的なトラブルの内容は駆動側リターン部でのレールへのコンベアチェーンの噛み込み。
チェーンの走行レールとして利用されている角鋼へチェーンが入り込んでいる。
この現象の原因は即座に特定できる。
リターン側のレールの取付け方に問題がある。
チェーンは長年使用すれば必ず延びるという現象が起こる。
チェーンが伸びればチェーンコンベアの構造上当然たるむ箇所が出てくる。
そのたるみが最も出やすいのが駆動側スプロケットの下側。
通常チェーンはスプロケットの噛み込みが終わると次にレールの上を進行する構造を取る。
今回もそうだ。チェーンの走行は噛み込み後レール上をチェーンが走る仕組みだ。
しかし、レールの取付け方の問題がある。
スプロケットとレール間の距離が長い。その上レールが下側に曲がっていない。
そのため伸びたチェーンはたるんだ状態で進行するとチェーンのローラがレール上に載るはずが
レール下側へ進もそのまま噛み込んでしまう。

この現象は設計時に予知できるはずだが残念なことに私は他でも目にしたことがある。

我が町工場でのチェーンコンベア製作時はこの点は十分考慮している。
1)スプロケット下それもなるべく前方までレールを取り付ける。
2)チェーンが乗りかかる箇所のレールをかなり下まで緩やかに曲げる。
どちらかの対策を必ず取る。


今回の緊急対応は現状我が町工場では困難だ。
既に応急措置が可能な業者へは連絡しているらしい。

次なる打ち合わせの時間が迫っている。
結局今回私はトラブル内容を把握したのみで帰社するため車へ乗り込む。

確かにトラブル発生は今後の設計、製作に非常に役に立つ。
そして少々書くには忍びないが自社でなく他社のトラブルは決して感情的になることがなく
より冷静に内容を見つめることが出来る。
しかし、我が町工場のトラブル対応時にはライバル他社も落ち着いて客観視できるのは
書くまでもない。




それでは又です。


読破中。
「ダウン・ツ・ヘヴン」森博嗣著。
相変わらず今シリーズはとても静かに時が流れます。


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2007.11.15by 博多の森と山ちゃん



2007年11月14日

11月14日 チェーンコンベア搬送ライン。いよいよ立会い試運転。。。



制御盤屋さんの一睡もせずの徹夜作業のお陰で無事本日全ての試運転を行うことが出来た。
立会い試運転時も何ら問題は起きず難なく終了。
今ラインは劇薬対応のため次に専門業者による塗装コーティング作業が始まる。



















昨日今ラインの組立構築が終わったのはつるべ落としの夕陽が地平線より下がり
かなりの時間が経過していた。
私自身の体は寝不足による疲労を若干なりとも感じていた。

本日も既に真夜中の12時は過ぎている。
今だシーケンス回路がうまく機能せず試行錯誤の繰り返しだ。
隣に置かれた石油ストーブの暖を取り時折独り言を呟きながら制御盤屋さんは
シーケンス回路図が反映されたパソコン画面にひたすら見入っている。

コンベアラインを動かしその動作を確認する。
耐環境リミットスイッチをチェーンコンベアで運ばれたコンテナーが叩く度に
盤屋さんは首をひねる。
コンテナーは方向転換機へ運搬されるがリミット感知後テーブルリフターが動作せず
コンテナーは停止する。

チェーンコンベアで運搬されるコンテナー。
コンテナーが叩く耐環境リミットスイッチ。
方向転換機に使用されている4面PPで覆われた天板ステンレスのテーブルリフト。
全てが盤屋さんの思いのままに行動しない。

搬送ラインを構成した機器の動作が起きるたびのその状態を眺めそしてパソコン画面を
見つめながらキーボードと格闘を続ける。

私自身はもう限界だと感じた。
昨日からの睡眠不足が既に午前2時を過ぎた体全身を疲労感で蝕む。
あくびは止まらず意識も既に朦朧としている。

盤屋さんは必死だ。
ものづくりの絶対確固たる約束事である納期厳守は必定だ。
次なる日も既にスケジュールは入っており何としてでも終わらせるしかない。
朦朧とした頭脳であっても決して諦める事は出来ずひたすらシーケンス回路の構築に
力を注ぐ。

倦怠感に襲われた私はこみ上げる感情をひたすら抑え帰宅の路へ着く。
所謂午前様ではあるが何かしらの自分自身への自虐の念はふるい落とせない。
番号は教えている携帯電話を枕元に置き静かに寝入る。

電話からの騒音は決して我が耳を騒ぎ立てなかった。
目が覚め即座に携帯電話の画面を眺めるが着信の形跡は見当たらない。
少ない睡眠時間ではあるが重たい体を起こし布団から出る。
隣で寝入っている我が核家族の2名は白河夜船の様子だ。

夜明け前の真っ黒な空間にめげずに着替え朝食もとらずに自転車へまたがる。
通常より早い時刻だ。人通りそして車通りは少ない。
走り抜ける車は何れも電灯を照らしその電磁波の可視光線はまばゆいばかりだ。

季節が呼び起こす冷たい風を前方より体全身で受けながら2本の足を
ペダルを扱ぐ回転運動で自転車を前進させる。
赤信号であっても無視し出来る限りの加速で通勤時間の短縮を図る。
目は完全に覚めている訳ではないが冷たい風が頭脳を明晰な働きへと向かわせる。
二本の足の回転運動によるだるさが体を襲う頃には我が町工場へと到着する。

やはり工場から今だ赤々とこぼれる灯りはまぶしかった。
工場入り口から我が身を中へ入れる頃にはチェーンコンベアの動作音が我が耳に伝わる。
工場内を進む内にパソコン画面と格闘している盤屋さんの後姿が視界に入る。
私は近づくと淡々と動いている搬送ラインへ目をやる。
昨夜一睡もしなかった盤屋さんが手に持ったスイッチを押す度にコンテナーが一つ一つ動き出す。

「たいへんやったですね。」と私は声を掛ける。
「いや。注文受けたからには最後までやらんと。」と。

私は笑顔でその言葉を発している盤屋さんの表情を眺める。
「何とか終わったみたいですね。お疲れ様です。」と話を続ける。

「これから別の現場へ行かねばならない。何とか解決して良かった。」
盤屋さんも笑顔の表情で私に視点を合わせる。
「寝とうと思って電話せんやった。」
「何で~。気にせんで電話すればよかったとに。」

時計を眺めると既に次の日早朝の7時過ぎだ。
盤屋さんはそそくさと道具を車に乗せると互いに頭を下げ車を発進させた。
私は見えなくなるまでその車を今だ眠たい目で追う。

そして静かに心で手を合わせる。そして思わず呟いた。
「有難う御座いました。」と。




それでは又です。


読破。
「ナ・バ・テア」森博嗣著。
洗練された孤独な永遠に子供である僕(彼女)の物語。
全く親しみ、愛情の行き先が皆目見当つかない独断的な静寂のみが透明感を沸き立たせる。
確かに森氏の新境地であると言えようがもしかすると本来の姿なのか。


読破中。
「ダウン・ツ・ヘヴン」森博嗣著。


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2007.11.14by 博多の森と山ちゃん



2007年11月13日

11月13日 チェーンコンベア搬送ライン。試運転第1日目。。。



ステンレス製チェーンのコンベア。
制御盤へ仮配線の上、試運転開始する。
心配された方向転換機の前後の乗り移りも若干の手直しで無事良好運転へ。
機械、ハードは全く問題ない。
後はシーケンサー内容の修正のみだ。



















我が九州は福岡、博多の町工場のものづくりは決して我が社のみでは成り立たない。
特に動くものはソフト面での対応も肝心だ。
機械、機器のハード面の製作はもちろん我が町工場で行う。
動作必要な機器は必ず制御盤を必要としその製作は通称盤屋さんへお願いする。
シーケンサーでのソフト構築は最早必需品となりつつある。

昨日夜遅くまで機器の組立を終了まで行った我が町工場の我らが職人は本日は
定時で帰宅した。
盤屋さん一人居残り今だ汗をかいて頂いている。
我が町工場のものづくりは周りの方々の頑張りで成り立っているのは書くまでもない。




それでは又です。


読破中。
「ナ・バ・テア」森博嗣著。


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2007.11.13by 博多の森と山ちゃん



2007年11月12日

11月12日 本日の不安もいずれ時が解放する。。。



明日は我が九州は福岡、博多の町工場にて仮電気配線の上、試運転。
そのため何とか本日中にラインを組み上げねばならない。




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今回は構造上複雑な面もあり、実際組立を行うと手直しが必要な箇所が生じた。
修正を逐次実行しながら我らが職人はひたすらラインを組む。
本日の帰宅時間は少々遅くなりそうだ。
今後の実行スケジュールは詳細に決定している。
当然遅らせる事は不可能だ。
本日は終了するまで我が町工場を離れる事は出来ない。




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動くものは何度製作しようとも不安との戦いだ。
図面描きから始まる一品毎の受注生産品のものづくり。
パソコンの画面に向かいCADソフトとの格闘を行い図面を書きながらも常時不安感から
逸脱できない。
完成した図面を我らが職人に渡しいよいよ製作は始まる。
部品完成後組立へ。次には先ずは試運転と言う工程が通常だ。

もちろん常に自信を抱き各工程はこなされる。
その時点で誤りあるいは改良点などが事前に浮かび上がれば修正を行いより良い方向へ
工程を進める。

自分では決して心配はしていないつもりだ。
何らかの不具合が出たとしても、手直し、修正にて対応すれば何ら問題はない。
その都度対処すれば良い事であり、何ら悩む必要はない。

だがその時点、ある場面で自分自身を見つめると不安感に覆われている。
何ら思い悩む必要はないと自分の体へ言い聞かせようとやはりその声は決して消え去らない。

過去の経験の影響は多分にあるだろう。
多数の失敗。考えられない現象。思いもよらぬ目の前の事実。
心臓は高鳴り知れぬうちの額には汗が出ている。
体はこわばり自由に動くことが出来なくなる。
呼吸は不規則となりそれこそ息絶え絶えだ。

いわれのない不安。今の時点でもそうだ。

もしうまく行かなければ。あそこはあの