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2007年05月31日

5月31日 三角スクレーパと溶接の光。。。



ベルトコンベアの部品の三角スクレーパ。
コンベア本体テール側(後ろ側)に取り付ける。
ベルト内側に物が入り込みそのまま運ばれるとテールプーリー(後ろ側ローラー)と
ベルトの中に巻き込む。
それによりベルトが痛む。あるいは蛇行する要因となる。
それを防ぐためベルトコンベアには三角スクレーパを取り付ける。
ベルトとの接触面はコンベアベルトより柔らかいゴム板を当てる。




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その勢いを目の辺りにする。
確かに耳には入っていたがこれほどまでとは。
その場では何とか笑顔を繕い決して気後れした様子を見せなかったはずなのだが。
今にしてみればあまり自信はない。
あくまでも虚勢の態度をとり続けたが為に不自然な動作を悟られた可能性は否定できない。
心の動揺はどうしても抑え切れなかった。
想像はしていた。噂は様々な人物から耳打ちされていた。
自分自身では既に心の準備は完璧に近い状態だと確信すらしていた。

しかし、現実にはそれはとてももろく未熟で完膚なきまでに打ちのめされた感がある。
決して相手は意識している様子はない。
だが、実際自分の目の前に現れた姿に圧倒され、後ずさりしそうになる。
長居は無用だった。いや無理だった。
颯爽とした姿を長い時間見れるはずもない。
その自信溢れた態度に早々別れを告げるべく頭を下げ、ドアの取っ手を右手で握る。
既に握る手には力が入らない。
感覚が麻痺した手はわざわざ意識しなくても動いてはくれた。
はっきりとした覚えはない。
部屋から出るとドアを閉める。
きちんと最後まで閉めただろうか。
その記憶さえ一瞬のうちになくなっている。
体はどこかしら浮つき足を動している心地がしない。
目の前にあるものがはっきりと見えずそれでも階段は何とか降りたようだ。
どの方向へ動いているのかも定かではない。
ただ足と手が動き前へ歩んでいるのは確かなようだ。
意識がうつろで脳細胞は全く活動を停止している。
頭にヘルメットは被っているのだろうか。
その確認さえできないし、しようとも思わない。

ふと声がする。
多分親しいお客さんの一人だろう。
相手の話が耳には聞こえるのだが、まるでかなり遠くから話かけられいるようだ。
自分の口は時々開いているようだが何を話しているかは分からない。
会話は終わったのだろう。
頭を下げたのは覚えている。
その後の行動は自分自身でも定かではない。
車のハンドルを握りアクセルととブレーキを交互に踏みながら走ってはいた。
ただ車が勝手に進む道なりを走らせる。
主人公はあくまでも自動車で私は従っているだけだ。

あの光景が目に入ってからというもの私は自信喪失し呆然と立ち尽くす。
体は動いているのだが、私自身はまだ相手とその部屋に一緒にいる。
脳裏に焼きつき決して消えない。
満面に勢いある堂々たる笑いを浮かべ私を見下すその表情が心の奥底まで
痛めつける。
青二才でまだまだ未熟者の子供だと訴えている目に虐げられる。
容赦ないその態度に打ちのめされ立ち上がれない。
最早体は自由が利かず顔を上へあげることすらできない。
脳細胞は冒され前に進もうとする意識を完全に停止させている。


いつしか私は我が町工場の中に立っていた。
旋盤を回す音。グラインダーの騒音。クレーンのきしむ音。
作りかけの部品。今だ悠然と座っているベルトコンベア。
いつも目にする光景。常日頃親しんでいる音。
職人の働く姿。
職人同士の会話の声。
見慣れた皆の姿。聞き慣れた声。
今現在私が自分の足で立っているのは我が町工場だ。
次第に意識は戻り目には映りそして耳には音が入る。
職人の帽子は青く作業着も青い。
手には白い軍手。
グラインダーでバイトを削る音。
ベテラン職人が若い職人へ指示する声。
脇目も振らずガス切断する職人の姿。
はっきりと見え、明確に聞こえる。

いつしかまばゆい溶接の光を見つめる。
その光に私の意識は大きな刺激を受ける。
私は我が町工場にいることが鮮明に分かる。
私は職人と同じこの工場に今いることを自覚する。

職人の脇から漏れる溶接の燦然と輝く光は、私に決して一人で抱え込むなよと
話し掛けているようだった。




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それでは又です。




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読破中。
「素粒子と物理法則」R.P.ファインマン、S.ワインバーグ著 小林鉄郎訳

読破。
「家族狩り 第四部」天童荒太著
現在の家族のあり方を問い掛けている。



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2007.5.31by 博多の森と山ちゃん



2007年05月30日

5月30日 何気なく聞いた言葉。。。



弱者のための戦略であるランチェースターの戦略。
先ずは戦略と戦術の違いを徹底的に教えられた。
今現在は学んでいるのが「販売戦略」そして「商品戦略」。
その勉強の手段は専ら耳学問。
通勤時、あるいは車中移動中CDから聞こえる言葉をひたすら耳に入れる。






私の勉強は如何に潜在意識に組み込めるか。
内容を把握しているのかどうかは二の次。
CDから聞こえる内容で聴覚を単に刺激する。
その成果がどうであるかは自分自身の今の姿を眺めれば即座に分かる。

ランチェースター弱者の戦略手段の一つに接近戦なるものがある。
よりエンドユーザーへ近づく方法を取る。
今内容も自分なりには理解しているつもりだ。

確かに学問なるものの重要かつ肝心な点はより具体的にそして身近に
納得しているかだろう。
自分自身の身に何らかかわりのない内容を学んだとしてもどれほど役に立つかは
疑問符が付く。
将来を見据えてであるのであれば別問題だが。
実際のところそんなに長い猶予期間があるはずもない。
毎日毎日を如何に過ごすかを緊迫、切羽詰った切実な思いでいる。

この顧客への接近戦略の一つの手段として参考になる新聞記事が今朝、目に入った。
私自身のみが頷ける内容であるかも知れない。
しかしながら備忘録の意味合いでも要点を記載しておく。


日刊工業新聞 「自立型中小企業目指して」専修大学教授 黒瀬直宏氏


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市場の声 製品のヒントに----競争優位を得るには 

中小企業の弱点

中小製造業の弱点はマーケティングだ。日本では多くの中小企業は戦後1950年代半ば
には大企業が主要市場を抑え下請に甘んじざるを得なかった。
1980年代後半には大企業と並ぶ技術の専門性は確立したが何を作り、開発するかは
大企業の指示。
自分のアイデアで製品を開発したところでいかに売るかが問題だった。
自社製品型の中小企業も売れるかどうかは大企業の景況次第。
だが90年代マーケティングを活発化する企業も現れてきた。

呟きを聞き取る

ある経営者は社員へ
「個々のお客と密着すると、困っていること、次に考えているという呟きを聞き取れる。
それを社内で皆に相談しその結果をお客に伝える。これで営業の大半は終わり。」
又、他の経営者は
「お客が来られたら注文をもらわなくても良い。とにかく雑談。
新製品のヒントが隠されているから。」
この呟きを聞くことにマーケティングのエッセンスが含まれている。

顧客密着が必要

最初は1960年代半ばごろまで必需的消費。
標準化された製品を効率よく作ることが販売を確実にする方法だった。
次が1970年代まで質的消費。
心需的欲求が満たされると製品の多様化が始まり性別、年齢などによる市場のセグメントが
必要になった。
1980年代以降はパーソナル消費。
自己実現欲求が高まりニーズが個々の消費者の内面に入り込まないと見極められなくなった。
需要情報は顧客密着が必要で1対1で対話を繰り返しニーズ発見の様を表している。

中小企業の得意技

顧客密着は中小企業の得意技。
大企業は大規模で複雑なシステムを提供するが、あの手この手で客をそのシステムに
合わせようとする。
ニーズ対応以上に顧客操作が中心となる。
中小企業は顧客の需要を優先でき顧客をパートナーとし細かく対応した製品を供給できる。
ある中小の経営者はノートを常に携帯し顧客の呟きをすぐに記入しているらしい。
このノートのお陰でヒット商品を生み出した。

「呟きを聞き取る」は時代の流れにあい、中小の特性を活かせるマーケティングだ。



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私はこの内容を読み終わると即座にランチェスターの顧客戦略が頭に浮かんだ。
接近戦。顧客密着は弱者の戦略としては間違いないようだ。
今後のどう行動するべきか。自分自身は大いに参考になった。
それは人それぞれであるからどう捉えようと自由だ。
だが、先ずは人の話を聞くことは何も意識して行うのではなく
人としての基本動作そのものだとも思う。
意識して他人の意見を聞くようにすればそれだけ本来の人間としての役割を果たすはずだ。
人の顔には口がひとつ。そして耳が二つ。
人ではなくあくまでも人の間に存在する人間である事が呟きを聞き取れる
最低限の条件であると思うのだが。


本日の日刊工業新聞の一面のコラム「産業春秋」にも心を魅せられる内容が記してあった。
私自身の戒めに感ぜられた。

内容は日本古来の演劇の歌舞伎の脚本の一般募集についてだ。
何もその募集要項についてではない。
その募集脚本を創作している57歳の社長さん素人の方の発言が目に入る。

それは祖父母や親から何気なく聞いた言葉が助けになる。
古語にも混じる昔日の日常会話の一つひとつが参考になると。

そしてこのコラム作者上記以降の文章に、私はとても身につまされた。

「孤食」と言われて食卓から家族そろっての会話が消えて久しい。
3度の食事を親子が共にする割合は日本では5%程度。
一家団欒の喪失が子殺し、赤ちゃんポストへの捨て子を誘発しているとしたら...。


我が核家族の様子を思い浮かべる。
胸を張って我が家族の団欒を果たして公表できるであろうか。
確かに現実には稼がねば飯を食うことができずいかしかたない面もある。
しかし、家族に問題があればやるべき仕事に悪影響を与える結果に繋がる。

この団欒における会話。
何気ない話を話しそして聞くだけだが。
それが現実にはなかなか取りにくい行動になっている。


しかし、この「何げなく聞いた言葉」が先に記した「中小企業の呟きを聞き取る」と
似通った感覚に思い浸ってしまうのは私だけだろうか。




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それでは又です。




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2007.5.30by 博多の森と山ちゃん



2007年05月29日

5月29日 結論は出ている筈だが。。。



「今日こそは片付けるか。」
私は工場出口に何日間も放り出されたボルト、ナットを手に取る。
日頃見慣れるとどうしても麻痺してしまう。
そこに置かれているのが当たり前になり誰も片付けようとしない。
しかし、機械の部品と言えども使用せずに置かれていればただのごみとも言える。






常に我が町工場で議論になる。
なぜ掃除しないのか。
しかし、本人は常に片付けていると反論する。
それはそこにわざわざ置いているのだが、他人から見れば必要のないただの
ごみだとしか思えない。
あるいは放り出された、置き忘れたものが常にその場所にあるため
それが当たり前と思うようになりそのままの状態でそこに存在する。
しかし、全く関係のない者がそれを見かけると何故そこに置かれているか
理解できないため掃除をしていないという結論を出す。

互いに気づけば指摘することが大切だと理解しているのだが。
工場内は清潔であるのに越したことはない。
お陰様で我が町工場も以前と比較するとずいぶんときれいにはなっている。


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毎朝恒例のラジオ体操が終わると我が九州は、福岡、博多の町工場を出るべく出口に向かう。
出口付近には今だ出荷前のベルトコンベアが置かれたままになっている。
ベルト幅は広く機長もかなりある。
運搬に10トントラックでなければ運べない。
毎日試運転は続けられておりそのデータは克明にノートに記載されている。
既に1週間は経過している。
実のところこれだけの長い期間試運転を続けたのは過去記憶がない。

客先事情により納品日が遅れている。
しかし、その期日を存分に利用しようとしている。
実際稼動させその情況を詳細に記録として残しておく。
それを如何に生かすかは我が社の力量と言うことになるだろう。
残り部品を一点製作し取り付ければ完全に製作終了となる。
客先には既に写真そしてビデオは提出した。
今回は製作のみの受注であるため事前手直しは我が町工場で完璧に終わらせねばならない。
納品後の修正となると当然ながら現地での作業となるためお金が発生する。
その費用は全てが弊社の損失となる可能性が大きい。

最終的には発注しそしてお金を払う側の立場は強い。
事前に契約書を取り交わそうがそのその存在すらも無視される。
過去弊社も経験がある。
「これを手直ししなければお金を払わない。」との発言があれば対応せざるを得ない。
明らかに弊社の失敗、過失であれば当然ながら即座に対処せねばならないだろう。

この手直しの内容の定義が厄介だ。
なぜかしら発注先は曖昧で判断が付きにくい部分を指摘する。
追加と手直しを天秤にかけそれが釣り合っている箇所を追求される。
決して追加作業と明確に分かりうる場所については目もくれない。
どうとも判断が付きにくい場合の対応となると、どうしても弱者である受注側が責めに会う。
根底にはお金をもらわねばという意識がどうしても働く。

次なる発注が必ず頂けるのであれば喜んでやるかもしれない。
しかし、最近の各企業の動向は決して1社のみに何もかも任せるということはない。
必ず競争をさせ金額に納得し得うる企業へ発注する。

又、受注する側も手直し部分を見込んでの見積り提示などできるはずもなく
他社以上の低価で提出する必要がある。
これは資本社会、自由社会であるがゆえに当然の行為だと言える。

実際過去この手直し、修正が手に負えず倒産した会社がある。
この会社かなりの安値でプラントを何件も受注していた。
俗に言う半値八掛けの値段。
それは低価であっても1件のみではなく多数の案件の受注のため
全体で補えるだろうとの判断があったのだろう。
ところがだ。
現地の情況が刻一刻と変わる。
機械、装置間の取り合い。機長の現地での変更。
改造、修正。
契約条件も不利な内容だったようだ。
完成しないことにはお金は入ってこない。
その為手直し作業にお金を突っ込まねばならない。
どこも助けてくれないから手出しだ。
相手が大手メーカーであったのも一因だろう。
どこも面倒見てくれないため倒産。

我が社のごく身近な会社もそうであった。
ある会社の仕事を一気に引き受けかなり羽振りが良いとの噂が届いていた。
ところがあっけなくつぶれる。
その原因は製作した製品がうまく稼動せずその対応に追われ資金ショート。
この会社も相手が大手だったらしい。

我が町工場もリスクを伴う仕事はある。
製作後の稼動情況がつかめないものづくりももちろんある。
稼動後のリスクを負うのはもちろん製作者だ。
そのため稼動後の判断が付きにくいものづくりにはどうしても尻込みしたくはなる。
だが、逃げてばかりでは何ら技術的そして技能の進展は望めない。

挑戦。この言葉には失敗という言葉が同居している。
確かにやってみなければ分からないと人は言う。
あらかじめ失敗すると分かっていれば誰も手をつけない。
しかし、もしかしてという連語が頭をかすめでもすれば手を上げ金額を提出する。
そこで提出される金額の高い低いはどう判断されるであろうか。

どこも作っていない、作らないものづくりを行うのが本来の製造業者の役割なのは
誰しもが分かっているはずだ。
さすれば価格競争から脱出ができるのも誰しもが理解している。

さて、今後どう行動しますかな。
既に結論は出ている筈だが。。。




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それでは又です。




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2007.5.29by 博多の森と山ちゃん



2007年05月28日

5月28日 ヒレ付ベルトコンベアと見積図面。



先日出荷したヒレ付きベルトコンベア。
ベルト上に取り付けたヒレに搬送物を引っ掛けて運搬する。
急傾斜の運搬。約45度までの傾斜のバラ物搬送に使用する。
これ以上の急勾配となるとかなり高価なフレックスベルトを使用する。

今回はヒレ付ベルトコンベアにホッパ、荷こぼれ防止スカート、ヘッドシュート、
落下防止板そして押しボタンスイッチを取り付けた上での出荷だった。




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いつもながら迷う。
描くかどうか。
注文が決まり実際我が町工場で製作開始となれば、もちろん図面はなくてはならない
存在だ。
その注文を頂くためには当然ながら見積書提出が前提条件だ。
ではその見積書の内容の理解に提出する側とされる側に全くの相違はないか。
文字のみで果たして両者頭に思い浮かべる内容に全く食い違いがないか。
どうしても疑問符が付く場合がある。
ことさら既設機械、装置の改造、改造修理等になると事前に十二分に相談はするのだが
実際完成後にその様子が相手の頭に描いていた内容と異なると目も当てられない。
その事実は結局のところ受注した側が責めを負う場合が殆どだ。
そうなると両者間で頭に描く内容に全く相違点がない状態でのものづくりの開始が
大変重要であるのは間違いがないはずだ。
その隙間を埋める手段として見積図面作成がある。
先ず図面を描き提出する方法がある。

ところがこの見積時に提出する図面描きを如何に対処するかをいつも先ずは苦慮する。
受注確実である場合であれば当然描き、提出の上両者内容把握に努める。
あるいは、自社でしか製作しておらず他社ではできないものづくりであれば
それこそ堂々と相手に知らしめようとするだろう。
だが、いつもかしこそういう情況とは限らない。
むしろそういった場面に出くわすのは少ない。

つまり競争相手が存在し、どの会社が受注するか皆目検討付かない場合が殆どだ。
やはり同じ製品であれば金額が最も低価格である会社へとものづくりの仕事は回される。

競争相手の存在が前提である故、見積り図面作成をつい拒もうとする。
それは図面提出後他社へ流れるのは当然ながらありうる事実だ。
その図面がたたき台となりそれに基づいた見積競争になるの可能性は否定できない。
そこには見積図面作成に対する金銭面での対応は全く考慮がないのが通常だ。

そのため時と場合により見積図面作成時に心がける内容がある。
その対処の方法としては意識して寸法を実際と異なる数字を入れる。
あるいは他社が決して真似できないよう単純化して描く。
わざわざ図面内容を曖昧、適当な内容とする。
しかし、これには程度があり実際とあまりに違うあるいはあまりに曖昧にすると
競争相手だけでなく客先までが惑わされる結果となる場合だってあり得る。
見積内容に共通な認識の範囲が狭く、客先要求の内容と異なる場合も起こり得る。
それが為に完成した製品の内容が客先要望と相違が大きくその被害を被る
ことになりかねない。
その程度は難しい。

なるべく口頭で補う方法も試みる。
だが、言葉足らずで結局のところ相手が理解してなかったとなると元の木阿弥だ。
又、口頭では忘れ去られる可能性も否定できない。
あるいは了解したそぶりを見せ後日そこを曖昧にさせられることもあり得る。
結局のところ自社にとって大変不利である情況にさらされる場合もあるだろう。
その為文書にての説明を試みる。
しかし、その文書の内容は見積図面を基礎として作られる場合が多い。

実際のところ見積図面作成は時間を要する。
既設の改造であれば、現地へと足を運び先ずは実寸測定。
その上で頭に先ずはその内容を浮かべその上で図面描きを開始する。
時間は当然ながら人件費だから費用は掛かっている。
しかし、必ずしもこの図面描きが受注につながるかどうかは定かではない。
受注できなければ働き損のくたびれもうけということになる。

誰しもが注文は欲しい。
注文が得られないことにはいずれ電話帳から会社名は消え去る。

見積図面を描くかどうか如何に判断するか。


この命題を突きつけられた場合はやはり今現在そして今後、その客先との関係を
どれだけ重要視するかが大きな判断基準であろう。
それに同じ客先でも描く必要がある案件かどうかの決断を先ずはせねばなるまい。

しかし、実際提出時の客先の反応を想像しながら図面を描いているのは私だけではあるまいが。
そのこちら側の行為を既に客先が分かっているのであれば、如何に対応すれば良いかは
自ずと判断が付くというものだ。




それでは又です。




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2007.5.28by 博多の森と山ちゃん



2007年05月27日

5月27日 止まる。。。



「今日の空はどこかしら淀んでいるようだが。」
現場へ向かう自動車のフロント越しに見渡せる空を眺めながら呟く。
最近我が九州は福岡、博多も黄砂だけでなく、光化学スモッグさえも見過ごしできない。
隣の国より汚染された大気が風にあおられ到達し、暑さと紫外線の化学反応により
光化学オキシダントを発生させている。
化学記号で書けばNOxあるいはHCが紫外線による化学反応により人体の目あるいは
気管支へ悪影響を与えるOxが定められた環境基準以上に発生しているらしい。






「しかし、喉の痛みはない。ただ曇っているだけだろうか。」
地球規模の環境汚染が考えうる選択肢を増やし、いらぬ心配や不安を掻き立てる。
その解決方法など私には思いつかない。
その国との十二分なる話し合いは必要であるのは確かだろう。

いつしか本日の作業現場へと到着する。
決して職人に怪我をさせる訳にはいかない。
今回はクレーンもちろんだが高所作業車も使用する。
安全第一だ。
ヘルメット、安全靴はもちろん安全帯も腰に取り付けさせる。
汚れる仕事のため使い捨て作業着そしてマスクも身に付けている。

今回は勝手知ったる場所そして要領至極理解している作業。
仕事に対する驕りが事故を招く場合がある。
用心はいくら重ねても良い筈だ。
決して焦るなとの言葉を何度も掛ける。
一刻も早く終わらせたいとの心情は理解できるが、何事かが起こればそれどころでは
なくなる。

おかげさまで何ら問題なく順調に仕事ははかどる。
「ここままいけば予定時刻より早く終わるな。」と私は見切りを付け
引き合いを頂いている別の場所へ現地調査のため足を向ける。
「ここの場所か~。」
作業上着のポケットからメジャーを取り出す。
一人その巻かれたスケールをH鋼のフランジへ引っ掛け測定を始める。
手に持っているノートに現地の漫画絵を描き、測った寸法の数字を書き込む。
前後左右あらゆる方向に足を運びその現地の様子を克明に目に焼き付けるとともに
ノートへも詳しく書き込む。

「後、高さを測らねば。」
メジャーを空に向かって立て始めた、そのときであったろう。
仕事を行っているはずの方向よりこちらに近づいてくる職人の足音に気づく。
その音の方向へ体を向ける。
やはり我が町工場の若き職人だ。
私を見つけるなり叫ぶ。
「ゴンドラが下がらんとです。」
「上に上がったきり下がらなくなりました。」

私はその言葉である程度は理解はできた。
しかしその場所へ先ずは向かわねばならないと判断する。
若き職人に連れられ急ぎ足で現場へ向かう。

到着後その様子を先ずは目に焼き付ける。
ほぼ言われた内容を理解した通りではあった。
作業車の黄色の作業台、ゴンドラは頭上高い位置に定まったままだ。
車のエンジン音は聞こえるがそのゴンドラには誰一人乗っていない。
今回問題を引き起こしている高所作業車のゴンドラに乗り作業していた職人は
既に地上へと降りていた。
今回の作業箇所がそんなに高位置での作業ではなかったことも幸いした。

その職人を捕まえるなり詳しくその出来事の経緯を耳に入れる。
その内容は。
高所での作業を終え、地面へと降りようとゴンドラの上でレバーを押した。
しかし動かない。
作業場所までの移動動作には全く問題がなかった。
ところが最も高い位置での作業を終え、下へ下がろうと操作を始めたが一向に動かない。
他のレバーもおそるおそる押してみたが全く反応がない。
日頃、使用しない非常停止あるいは非常ポンプボタンを押すが埒が明かない。
とうとうその本人は焦る気持ちを抑え、対策を練るべく自分の体を地上に降りる判断を
下した模様だ。

私は情況確認を終え、次なる対応について考える。
このゴンドラが上空に位置したままでは仕事を終えることはできない。
このままでは明日の客先の業務にさえ支障をきたす。
このまま長時間ほおっておけば、頭上に置かれた位置からすると、今現在は稼動停止中
ではあるが炉の余熱により作業車の油圧回路、電気回路は使用不可能になる可能性がある。
もし、炉に火をつけたならば短時間で油圧ホース、電気キャブタイヤの被膜は溶け
それこそ取り返しのつかない事態に発展するのは間違いないであろう。
実際のところ一刻の猶予もない。
何とか対応を尽くし少なくともその位置から遠ざけなければならない。
その位置から離れるだけでも最悪の事態からは逃れられる。

その職人と共に考えられるあらゆる手段を行使する。
作業車本体後方にも取り付いているあらゆるレバー、スイッチを扱う。
一旦触ったと分かっているのだが再度操作を試みる。
何度もアウトリガーのランプを確認する。
車の運転席のランプそしてレバー。
エンジン動作を何度も停止、開始を繰り返す。
しかし、結果は同じだ。
うんともすんとも音さえしない。
全く動作する気配すら感じられない。
どうすればよいのか。
二人で頭を抱え込む。
しかし、諦める訳にはいかない。
何とかして動かさない事には大変な事態へと発展する。
しかし、本日は日曜日。
整備できるうる会社はどこも休みだ。
作業車停止の原因を探りそして修理を行える会社はどこも本日は業務は行っていないはずだ。

意を決し客先担当者の自宅へ電話を掛ける。
事情説明し考えうる原因について相談する。
その電話口から電気系統の可能性の示唆を受ける。
確かに他に予想できる原因はない。
そこに辿り着くのは時間の問題だったかもしれない。

即座に実行する。
電気の配線を見るべくスイッチボックスの蓋の解体を始める。
それは高い位置に停止しているゴンドラ。
そして作業車本体。
何れもスパナ、ドライバーを片手にばらし始める。
しかし、作業車の細かい構造まではよく理解していない。
本体の蓋は確かに解体はできた。
しかし、どこから手を良いか皆目分からない。
日頃接していつ内容とは全く異なる。
ばらすことはできたしてもその具体的な原因をつかめるはずもなかった。
全く触った事すらない作業車の内部を眺め即座に対処することはできなかった。
それに作業車内容に詳しい業者への連絡すらできない情況だ。
全く手をつけずに元に戻す。
ゴンドラ上ではばらす事さえできなかったと下に下りてきた職人が嘆く。
もう万事休すか。
諦めるしかないのか。
何もせずとも手に汗がにじみ出る。
それこそ体全身が総毛立つ。
ただひたすら敢然とそこに停止している高所作業者を凝視する。
眺める時間はどれくらい経過しただろう。

他の職人が近づくなり私に口を開いた。
「ちょっとアウトリガーを動かしたもんね。」

私はその言葉を耳にすると一旦停止していた思考回路を動かし始める。
そうなると以前と変化した内容はそのアウトリガーとなる。
全く状況変化はないものだと理解していたが実際は変化した箇所があったことになる。
そうなると原因としては予想できるのはそこしかない。
アウトリガーの動作による何らかの影響だ。

しかし、アウトリガーのランプは確認した。
緑のランプは点灯しており何ら問題はないはずだ。
だが、その1箇所に望みを託す。
それのみに今後のことの成り行きを任せる他なかった。
時間はない。
即実行だ。

職人がアルトリガーのレバーをほんの少し動かす。
次に私が車体後方の非常ポンプのボタンを押しながら操作レバーをほんのわずか動かす。
音が聞こえる。
理解できなかた。どこから伝わっている音か理解できなかった。
職人が再びアウトリガーを動作させる。
続いて私は同じ動作を行う。
非常ポンプを押しながら操作レバーの微動作をさせる。
又しても聞こえた。
職人が大声を張り上げる。
「動いとうばい。」
ほんのわずかな動作のため気がつかなかったが耳に聞こえていた音の正体は
どうもゴンドラの動作音だったようだ。
すかさず私は又しても操作レバーを押す。
動いている。私自身の目にもその動作情況がありありと写った。
動き始めた。
間違いなく動いたのだ。




こちらに走ってくる職人の表情は満面の笑みであったのは書くまでもない。




それでは又です。




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2007.5.27by 博多の森と山ちゃん



2007年05月26日

5月26日 スクリュー羽根と蛍光灯。



昨日スクリューの羽根を出荷した。
それは厚み9mmの平鋼をスパイラル状に巻いた1本ものだ。
我が九州は福岡、博多の町工場の得意ものづくりのひとつにスクリューコンベアがある。
そのコンベアの中でも粘着性、付着性があるものの搬送には羽根交差スクリューコンベア
をお勧めする。
もちろん羽根のみの製作も対応している。


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事務所での1枚の図面描きを終える。
そしてCADソフトの画面に映える印刷という文字にカーソルを当てマウスのボタンを
指先で押す。
即座に印刷開始の文字を出し、画面を見ている者へ知らせる。
一旦、印刷開始となるとしばらくは、全くキーボードを叩こうが、マウスを動かそうが
パソコンは如何なる指示に対しても断固拒否権を行使する。
いつしか印刷装置であるプロッターの動作が開始されると、とたんに画面のカーソルが
機敏に動き回る。
私は次なる図面を描くべくマウス、キーボードを酷使始める。
CADソフトの図面に線を書いている最中もプロッターの印刷部分の装置は機敏に働いている。
右、左と黒インキ抽出装置はそのインクを吐き出しながら素早く走り回る。
紙取付装置に差し込まれたロール状に巻かれた真っ白な用紙は装置が
回転するに従いロールからその回転動作とともに解かれる。
インク抽出装置の左右の動作と相俟って白紙には刻一刻と図は描き続けられている。
白いA1用紙に黒一色の線、ひいては点の集合体でありありとその内容が描き出される。
線、点の表現方法は存分に駆使され真っ白な用紙はいつしかものづくりに
必要不可欠な図へと変貌を遂げる。
紙を回転しながら送る際の敏捷な機械音が我が町工場の事務所の中に静かにこだまする。
どこくらい時間は経過しただろうか。
いつしかその紙送りの音は停止する。
そのまま待てばよいのだが。
しばしの時間さえ勿体無く感じる金持ち性(決して反対用語は使用しない。)の私は
後方に位置するプロッターの方へ体を振り向ける。
今や真正面にある動作停止後プロッターの排出ボタンを触るように押す。
その私の動作に猶予を持たずに既に描ききってしまった図は切断刃にて一瞬の内に
寸断され用紙受けに放り出される。
私は受けに落ちた用紙に右手を伸ばす。
それは取り上げる対象物が紙であるためなるべく折り目がつかぬよう、気遣いし
やさしくそして丁寧に指先で掴み取る。
そして体に近づけ我が子を抱くようにして抱え込む。

確かに誰が見てもそれはほんの紙切れ一枚に過ぎないはずだ。
どこにでもあるただの図面一枚かもしれない。
だが我が町工場にとっては大変貴重な魂がこもった大きな用紙一枚なはずだ。
我が町工場誰しもがこの紙切れを眺めそしてものづくりを始める。
この指示図により大きな一歩を踏み出すことになるのだ。
私自身が精魂込めて描き出したのだ。
持ちうる力を最大限発揮し、夢にまで現れた図面を完成させたのだ。
確かにものづくりの始まりであるその大切な図面を一体誰が書いているのかという
疑問が湧くのは自然な仕草かも知れない。
その描く人物は一体日ごろ何を考えそして一体どんな生活をしているのか興味が
湧き出てくることは。。。。。。


果たしてあるだろうか。

だが、描いているのは私自身でありゴーストライターなど存在しない。
正真正銘イニシャルHの私だ。
あの誰も存じ上げないであろう森と山なのだ。

それが故に様々な事件は当然起こり得る。
その為にいろいろな出来事が実際起きている。
書いている人物が私という人物であるからして致し方ないことであり
しかしそのことから様々な経験そして体験ができるのだ。
なんと素晴らしし事実ではないか。

しかし、我がブログながら自己宣伝はやめておこう。
やはり、はしたない。


図面を抱え込み事務所から工場へ向かう際思わず空を見上げる。
上空は水色一色に錯乱され雲ひとつ見当たらない。
太陽放射は容赦なく存分に我が町福岡、博多へ降り注ぐ。
事務所と工場の間の道路には爽やかな春風が吹きぬけそれこそ安逸の心地に至らせる。
この季節は一年の内で最も過ごし易いと言われる理由を体全身で感じ取る。
もちろん最近用心せねばならない紫外線の電磁波も我が体に波打つ。
確かに電磁波といえでも量子の範疇であるから波のみとは言えないが
ここでは波であるという事実もあるのだから上記波打つという表現は決して間違いでは
ないはずだ。

最近特に悪者扱いされている紫外線。
だが、私達は存分に恩恵を受けているのは周知の事実だ。
先ず、蛍光灯。最近ではプラズマテレビ。殺虫。あるいは消毒。

それではここで蛍光灯の内部についておさらいしておこう。
皆さんは既にご存知のはずだ。


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蛍光灯の構造として先ず管の中には水銀の蒸気とアルゴンガスが封入されている。
そのアルゴンガスは水銀蒸気が均一に満たされる為の役目のみのために
入れられている。
管、蛍光管内部は蛍光体でコーティングされており管の表面はガラスだ。
蛍光灯両端の電極に電気をかけるつまり電圧がかかると、電流が流れる。
これは電子が動き出した、放出されたことになる。
(電流とは厳密には電荷の移動速度で、電子は電荷を運ぶ運搬車の役目とも言えるのだが。)
その電子が管内の水銀の原子にぶつかる。
これは電子エネルギーが水銀原子内の電子へエネルギーを与えたことになる。
エネルギーを得た水銀電子は紫外線を出す。紫外線を放射する。
具体的に書くとエネルギーを受け水銀の電子は本来の電子軌道の外側の軌道へ移る。
その際紫外線を放射する。そして水銀電子は即座に元の軌道へ戻る。
その放射された紫外線は管内面にコーティングされた蛍光体の原子にぶつかる。
つまり紫外線が蛍光体の電子へエネルギーを与える。
それにより水銀電子と同じように蛍光体電子が外側の軌道へ移り、即座に元の軌道へ戻る。
その際電子から可視光線が出る。可視光線が放射される。
このことにより蛍光灯が光輝くのだ。


参考文献「機械のしくみ」唯野真人監修。


この蛍光灯はプラズマでもある。
あのプラズマテレビのプラズマと同じ範疇にある。
我が町工場でも切断機、プラズマ切断機を大いに活用している。
プラズマについてはいずれ又。


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今だ私は蛍光灯の光の下、又しても図面描きに没頭している。
昼夜を問わず紫外線とは切っても切れない仲であることは間違いないようだ。




それでは又です。




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「素粒子と物理法則」R.P.ファインマン、S.ワインバーグ著 小林鉄郎訳

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「家族狩り 第三部」天童荒太著
今現在の家族が書かれているのであろうか。
妄想であって欲しいのだが。



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2007.5.26by 博多の森と山ちゃん




2007年05月25日

5月25日 同世代若き職人の腕の差。



ほぼ同じ年齢の我が九州は福岡、博多の町工場のうら若き職人。
職人としての技能の腕の差は既についている。
だが、今後の成長はやる気、情熱が鍵を握るはずだ。

















「今日は朝から左に5mm寄っとうばい。」
ベテラン職人は事務所に上がり私を見つけるなり即座に言葉を発した。
今週明け月曜日からベルトコンベアの試運転を開始した。
開始後は一日中そのコンベアは動きっぱなしだ。
朝スイッチを入れると職人が仕事を上がらない限り決してコンベアのベルトは止まらない。
毎時間ごとにベルトの動きを確認し、その数字をノートへ記載する。
真っ白だった紙面は既に数字が数多く記されている。

その職人と事務所の階段を降り、工場へ入り動き続けるコンベアが目に入るやいなや
職人は言い放つ。
「月曜日調整した後全く触らんでも蛇行せんやったとに。」
話し合った結果に基づき、職人は蛇行調整用のナットをスパナでほんの数ミリ動かす。
それにつれてベルトは左側へと寄る。
ベルトもほんの数ミリ動くとそのまま左右に動く気配がしなくなる。
わずか数ミリ動かしただけでベルトは元に戻り毎日見慣れた動きへと変化する。
しばらくその職人とともに動きを見つめる。
その後、コンベアの端から端を歩きながら嘗め尽くすように見渡す。

「やはり今日の雨の湿気のせいかな~。」との突然の私の発言に職人はただ首をかしげる。
それに対する答えはついぞ返って来なかった。
しかし、理由として考え得る事項は他に今現在見当たらない。
「やはりしばらくの間は止めることなく動かし続けよう。」
その思いに捉われながらもしばらくコンベア周りをうろつき回る。
コンベアベルトは調整した後は全く問題はなさそうだ。
職人はスケールを手に持つとベルトの片寄りを測る。
そして私に問題ないと言いながらノートの次なる紙面に数字を書き始めた。

私はコンベアのテール側、後ろ側に近づくにつれある思いが募る。
この機械を設計しながらも実は気にはなっていた。
だが、この種のコンベアには過去この部品を取り付けた経験はなく
今回も取り付ける必要はないだろうと心に決め付けていた。
しかし、実際その部品がない本体を眺めるにつれ次第にもどかしさが増し、
本来は必要はないのだが、どうしても自分自身を納得させることができない。
それこそ腑に落ちない。
そして職人に話しかける。
「やっぱりここにつけようか。」
職人は何も言わずに頷く。

私は即座に事務所へと舞い戻る。
そそくさとパソコン画面を前に座ると図面描きを開始する。
私にとって図面描きで最も時間を要するのはその内容を頭に思い浮かべることだ。
拙い頭脳を総動員し先ずはその機械、装置を想像する。
様々なアイデアを駆使しありありと目の前に映し出す。
その姿が燦然と光り輝き手に取るように明確にされると後はマウスを動かし
書き上げるだけだ。
その3次元の姿がはっきりと確実視されればされるほどその後の図面描きに要する
時間は少なくて済む。
今回の部品の図面作成もそうだ。
勝手知ったる部品の製作。
過去のデータを取り出しそれに訂正、改良を加え脇目も振らず一心不乱に描く。
持てる集中する力を存分に注ぎ、時間の流れを短時間で止めようとする。
わずかな時間の経過のはずだ。
完成だ。
完成後の図面をA1サイズでプリントアウトするとそれをやさしく摑み工場へと向かう。
そしてあのベテラン職人の元へと歩む。
近くへ寄ると、短時間で完成させた驕り、慢心とも呼べる心地で図面を差し出す。
私は意気揚々とその職人の「図面書き早かったね~。」との返事を待つ。
今回は特に短時間で描く事ができたのだから当然それに対する感心、ひいては賞賛の
言葉が私に掛けられるはずだ。
私は天にも昇る心地でひたすらその言葉を発せられるのを待つ。

しかし、さすがベテラン職人だ。
衒いもせずはっきりと私に向かい口を開く。




「この寸法じゃフレームの中に入らんばい。」




私はこの言葉が耳に入ると体全身の血の気が引くのがはっきりと分かった。




それでは又です。




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2007.5.25by 博多の森と山ちゃん




2007年05月24日

5月24日 攪拌機。試運転開始。



製作完了した攪拌機の試運転を本日開始した。
その様子のほんの一部分を下記動画で公開中。

















これでこの攪拌機の製作は何台目だろうか。
地道に出荷続けている製品のひとつ。
攪拌、上下動作は自動運転。
ごく簡単な構造の攪拌機。




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二人の間に挟まれる。
どちらも一筋縄ではいかない兵(つわもの)、猛者。
人の意見に対し聞く耳を持たない。
自己主張が強くそして感情的になりやすい。
見栄っ張りではったりがきく。
両人とも似た面が多い。
そのせいだろうか気が合う場合とそうでない場合の差が激しい。
その間に挟まれる。

果たしてどう対応するか。
世間を嘗め尽くした両人は青二才の私を言いくるめ手玉に取るなどいとも簡単な模様。
その言葉に私はついつい乗せられそうになる。
あるいは私を責め、咎め優位な位置から見下ろそうとする。
奥深い心の底まで見尽くしその動きにより対応を変化させる。
それは社会を嘗め尽くした過去がその人物を形成した結果であろうか。
世間という社会を渡るためには当然ながら身に着けなければならない武器だったのか。
それがもしかしたら人間の性なのだろうか。
今だ未熟者にとって最早怖い存在でもある。
意気に風を肩で切り颯爽と生きている。
しかしながら私には単純なるわがままとしか映らない。
その判断をする行為はやはり世間知らずといわれる恥ずかしき行為なのだろうか。
人を動かす方法を既に取得しその方法によりいとも簡単に行使する。
それはひとつの技であるのかも知れない。
しかし、それによりその人物は一体誰であるかが一向に理解できない。
いくら頭で考えてもその人物の本来の姿が一向に見えてこない。
探ろうには探りようがない。
質問しようにも軽くかわされ話の内容は理解できない。
ある方に言わせれば理解すること事態が無駄な行為と言う。
そうなると。一体。
生来身についた動作が既にその人物までを支配しているのであり
凡人である者にとっては理解しがたいのは当然なのかも知れない。

確かにこの世には様々な人物が存在する。
実際その人物を前にし如何なる考えそして行動をとるかを常に理解しようとする。
人間には目は二つ。耳も二つ。両手両足それぞれ2本。ある。
鼻の穴も二つだ。
しかし、口だけは何故かひとつだ。
動物である人間の過去歴史ある変遷が今現在の姿を形作っている。
ダーウィンの進化論に基づけばそうである。

そうなるとあくまでも人間はその備わった生物学的機能を存分に使わなければいつしか
退化しかねない。
さすれば今現在の自分自身の五体を存分に酷使するべきでありそれこそが進化への
道筋へ光を放つことになるはずだ。

今現在二人に挟まれ否応なしに二人が私を挟み相対している情況だ。
それは私にとっては単なるわがままと捉えしまうのは間違いだろうか。
いかに押さえつけられようと、いかに手玉に取られようとも私自身の行動は明確だ。
ただ幸せなことに私にも備わっている五感で感じ、2つの耳で聞きそして頭を上下に振る。
それだけだ。
何も判断しない。
ただひたすら聞きそして感じるだけだ。
相手の意向が何であろうとただ五感を使うだけだ。
それは人間本来備わった力を存分に使っていると自分なりに解釈しているだけだ。
もしその解釈が間違いであれば間違いと感じるだけだ。
そして正解であればそう感じるだけだ。

二人に対しても何ら判断せずにひたすら感じようとする。
時は流れる。
そして時代は変遷しそしてその人さえ変わる。

さすればいずれその答えは結果として自分の目で確かめることになるはずだ。




それでは又です。




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2007.5.24by 博多の森と山ちゃん



2007年05月23日

5月23日 今回は不安なんです。。。。



客先に向かう車中で作業着胸ポケットに入れた携帯電話から音が鳴り出す。
「誰からだろうか。」
しかしハンドルは握られ続け、アクセルレバーを踏み込まれた右足は決してはずれることなく
車はアスファルトの道をひた走る。
まるで電話から鳴り響く音色には全く興味を示さぬかのように。





「ここで止めよう。」
やはり気には掛けていたのだろう。
進行方向左前方のコンビニの駐車場が目に入ると呟いた。
駐車場に向かって左にハンドルを切りゆったりとした速度でその開いたスペースへと
車を向かわせそしてほぼ真っ直ぐな方向そして前向きのまま止める。
完全に停止した自動車からは降りようとはせず、作業着上着のポケットに左手を入れる。
そして黒色のドコモのデザイン入りの小さな携帯電話を取り出す。
電話の上面を開けボタンを押すと着信履歴を確認する。
確認するやいなや即座にその人物の履歴を2回押した。
呼び出し音の繰り返しの回数は少なかったはずだ。
聞きなれた声に心が和む。
「お元気ですか~。」
「あの案件は消えていませんから。もう少し待っていてくださいな。」
短い会話の内容はある案件の途中経過の連絡だった。
私からは相手に対しては殆ど相槌の声を放つだけだった。
それでも会話として成り立ったのであろう。
「社長によろしく。」との声を最後に電話主の声は消えた。
この案件が始まったのが去年の末だ。かれこれ既に半年は経過したことになる。
大きな案件だけにすんなりとは行かないとは承知していた。
又、担当者からは色よい返事は既に耳打ちされてはいるのだが。
会社の規模が大きければ大きいほど目の前に注文書の書類が現れない限り、
現実の事実とは理解できないものだ。
決して人は疑いたくはないのだが、否応なしに組織に従ざるを得ない場合が多々あることを
身をもって経験しそして見知っている。
その本人の判断のみで実行できれば何ら問題はない。
しかし、本来の組織たる存在はその一員であれば誰も無視などできるはずもない。


電話を再び上着の内ポケットにしまいこむとまずは車を後進させ、ハンドルを切る。
進行方向に向かった車の窓より道路を走る自動車の往来をしばし眺める。
車の列が消え去ると即座に道路に突っ込みそのままアクセルを踏みしめる。


「今回は不安なんです。」
到着した客先で相手の担当者へ心情を正直に吐露する。
確かに数字の上ではうまくいくはずだ。
しかし、実際稼動した際どうであるかが最大の関心事だ。
今回の案件も実際動かしてみないことには結果は出ないであろう。
客先の求める結果は常に成功であるしそれは当然至極な事実だ。
過去経験、体験した内容であれば誰しもが即座に二つ返事で回答するだろう。
今回も比較検討する題材はないことはない。
それはどこまでのレベルを求めるかにより当然ながらその対応は変化する。
誰しもが最高を追い求めるのは私自身もそうであるがために決して否定はできない。
まずは試作という判断もあるのだが。
それには当然金銭がからむ。
誰しもが金額的負担は避けたい。
さすれば結局最初が本番となりそしてそれが最終到達点となる。
未経験な内容に対してはやはり不安であり心配だ。
そこから逃げることはいとも簡単だ。
しかし、逃げてばかりではものづくり屋としての使命をないがしろにしてしまう。

「うまくいかなくてもいいですよ。」
この言葉にいつも惑わされる。
実際ものづくりを行いそして動くまでの責任は全てこちらにある。
相手にしてみればうまくいかなければ、お金を払わなければよい。
そしてうまくいくまで待てばよい。
あるいは失敗した業者をあきらめ他を探すこともあり得る。

今回はどうするか。
挑戦という2文字は私の脳裏からは常に消え去ることはない。
但し、今回の案件だけはどうしても腹が据わらないし、腑に落ちない。
それは誰からも命令、指示を受けた訳ではないが頭ではなく体内部から脳細胞へ指示を出す。
過去腑に落ちない案件でも常に何とか稼動へとこぎつけた。
お金という最も重要な事実は常に付付き纏う。
しかし、挑戦という二文字と腑に落ちないとの相反する気持ちの葛藤は日常茶飯事であるし
他にないものづくりを目指し実際地道に歩んでいる以上致し方のないことであろう。
お金がない我が零細町工場にあるものは何であるのかという疑問に対し、一体いつその回答が
出るのだろうか。
それは他人に求めるのではなく将来の結果がその回答であるのは理解しているつもりだ。
別段急いでいる訳ではないが、生来の気質だろうか即座に求める。
では今現在その案件どうするか。
腹にすわりそして腑に落ちる。さすれば実行そのものが挑戦。
目の前にありありとその結果が何故か浮かび上がる。


時は常に流れる。
自分自身に聞こえてくる声を待つしかないであろう。
いつものごとく。




それでは又です。




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2007.5.23by 博多の森と山ちゃん



 

2007年05月22日

5月22日 太陽放射。



昨日より始めた完成後のベルトコンベアの試運転。
一日中動きっぱなしだ。
業務開始時に電源を入れると仕事を終えるまで一切止めない。
我が九州は福岡、博多の町工場の業務中は四六時中ベルトコンベアは
只、ひたすら動いている。





客先訪問のため事務所の階段を降りる。
その訪問手段である車に乗り込む前に我が工場へ立ち寄る。
やはり動いている。
試運転中のベルトコンベアは一切停止することなくひたすら前進続けている。
運転当初は進行方向向かって左右への若干の片寄りはあった。
しかしながら本日の今の時点では蛇行調整用の緊張装置は動かす行為は
必要ないとのことだ。
しかし、まだまだ油断はできないだろう。
一人心地で呟きながら工場を出ると駐車場への方向へ足を向ける。

近づいた車のボンネットを照り返している強い太陽の光のまぶしさに
思わず目をそらす。
しかし、この太陽のお陰で奇跡の星地球は成り立っているんだな。
と車に向かい一人囁きドアを開け座席に座る。
開いたドアを閉めながら又しても疑問が湧き出てくる。
フロントガラスを通してまぶしく輝く太陽光を肌で感じながら疑問に思う。

太陽の光とは一体どんな光なのだ。
太陽光の内部は一体どうなっているんだ。
私はキーを回しエンジンをかける。
今日もこの愛車ディーゼルエンジン内の高圧ポンプによる燃料噴射は良好のようだ。
ディーゼルは燃料効率以上に吸入される酸素量の多さが重要視されると聞いたが本当だろうか。
そうなると如何に多くの空気を使えるかがポイントなはずだ。


--------------------


太陽から地球に注がれる光を太陽放射という。
つまり太陽から届く放射される電磁波が太陽放射ということになる。
光、電磁波はその種類により大きさの違いはあるが必ず熱エネルギーを持っている。
当然ながら太陽放射は常に地球を、地表を暖めていることになる。
しかし、太陽放射の電磁波全てが地球を暖めている訳ではない。
雲、雪などによる反射。あるいは大気つまり地球を取り巻く気体が吸収し
ほぼ半分のみが地表へその光を届けている。
そして暖められた地表は赤外線を放射しながら冷めて行く。
これを地球放射という。

さて、それでは太陽光のその電磁波の中身は一体何か。
X線、赤外線、紫外線そして可視光線だ。
まずX線。
これは大気中最も上空にある熱圏と呼ばれる層で吸収され地表には届かない。
次に赤外線と可視光線。
赤外線の約半分は大気中に吸収されその残りが地面に吸収される。
吸収した地面は次には赤外線を発するようになる。
この放射された赤外線は大気を暖める。
これは対流だ。そのためか地表付近の大気を対流圏と呼ぶ。
可視光線は以前取り上げたことはあるが殆どが地表に届き、地面で反射あるいは吸収される。

最後に紫外線。
最初に取り上げた熱圏より下の中間圏そして成層圏に存在するオゾン層で
人体に有害である紫外線の一部は吸収される。
オゾンは紫外線を吸収すると熱を発し大気を暖める。

そのオゾンについては今後詳しく取り上げたいのだが。


参考文献「新しい高校地学の教科書」杵島正洋、松本直記、佐巻建男共著


----------------------------


我が町工場横を通る際運転中のベルトコンベアの様子が目に入る。
今日も夕刻職人皆が腕を振るう作業を終えるまで動き続けるのだろう。
後何日試運転を続けようか。
ベルトコンベアのあの黒いベルトの動きが頭に残ったまま客先へと向かう。
しかし、その思いはいとも間単に一時消え去った。
その理由はお客様がその言葉を口に出されたからである。
「これは注文だよ。」と。

「有難う御座います。」と最後に告げると帰社のため車に乗り込む。
しかし帰社の最中思いがよぎる。

ベルトコンベアのあの黒いベルトは今現在もうまく動いているのだろうか。




それでは又です。




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2007.5.22by 博多の森と山ちゃん



 

2007年05月21日

5月21日 昨日の日曜日は。。。



昨日の日曜日。。。。

本日もいつもと変わらぬ早朝目を覚ます。
既に障子に貼られた白い紙からは太陽の光が降り注ぐ。
「う~ん。まだ早いな~。」
枕元にある時計を手に取りその針の動きをしばらく眺める。
時計を元の位置に戻し、再び掛け布団で体を覆う。





どの位眠ったであろうか。
再び目覚まし時計に手を伸ばしその時計を目の前に掲げる。
その針はかすかな音を立てながら機敏な動きを続けている。
「そろそろ起きるか。」
そう呟くと時計を枕元に戻し静かに掛け布団をはぐる。
立ち上がりその部屋から出る。
其処までの動作は細心の注意を払い呼吸もせずひたすら忍び足にて行動する。
そして開けた襖を静かにそしてゆっくりと閉める。
私と私が接触するものとの間に発生する接触音。
そして私自身の動作音。
襖を動作させる際の摩擦音そして閉め終わる際の衝撃音。
その音と名のつくもの全てに全神経を注ぎ、私自身から一切音を立てぬよう行動する。
眠っている我が嫁様をもし起こしでもすれば想像しただけでも総毛立つ。


本日も日常と変わらぬ時刻に先ずはベランダへと出る。
春の季節の早朝の体を触るそよ風の爽快感を真っ先に感じる。
そして既にまばゆく地表を照らしている太陽の方へと目をやる。
その光の輝きは先ずは目を開かせそして体全身を目覚めさせる。


春の太陽光は一段と紫外線の降り注ぐ量が多い。
確かに紫外線は人間の体内にビタミンDを構築し骨をより一層丈夫にする。
しかしながら、最近の紫外線はその効果以上に皮膚、目に対する悪影響の大きさを
指摘されている。
紫外線を浴びる時間は僅かな時間で良いらしい。
長時間浴びる事は既に人間に対して決してよくない影響を与える。
紫外線の種類にあるUV-AのみではなくUV-Bの量が増えている。
UV-Cまで降り注ぐ事にでもなれば地球上の生物は滅亡する。
昔良き時代の太陽の光を体に存分に浴びる事すら既にできない。

もちろん理由はオゾン層の破壊、オゾンホールの発生だ。
それは過去使用していたフロンの塩素がオゾンを破壊した結果だ。
今現在はフロンは使用禁止でフロンを燃焼するなどの手段により破壊し
この世からなくそうとしている。
しかし、地上から即座にフロンが全て消え去ったとしても既に過去空へとあがったものは
二度と帰って来ない。
そればかりかこれから先何年もの月日を経た上でようやくオゾン層へと届くフロンもある。
これからもオゾンホールは増える一方で減る事など不可能だ。

人間はより良き生活を求めその為に様々なものを開発、発明しこぞってそれに浸る。
生活は楽になりそして更なる便利で快適さを常に教授しようとする。
それに終わりはなく果てしなく続く。
その恩恵とは裏腹に地球と言う自然をないがしろにする行為なのは、仕方のないことであろうか。
人間とは自然を破壊しない事には生きていけないのであろうか。
今現在構築された歴史ある社会の仕組みのなかで生きている限り過去へは戻る事は
できないし、その過去に適応した生活に今更実生活で体験しようとは誰一人として
容認できないはずだ。
折角手に入れた快楽を存分に教授でき得る現代社会を侮辱しそしてないがしろに者には
断固とした忌み嫌う態度を晒すはずだ。
しかしながら、人間には知恵がある。
人間自身もこれ以上自然を苦しめる事はもやは自分らの首を必死に締め付けている
行為だと言う事に既に気づいている。
だからこそ環境という2文字が脚光を浴びているのであり、その文字に対する関心度は
増える一方で減る事などあり得ないはずだ。
これからの生活は自然と共に歩みそして自然の声に耳を傾けるのは人間と言う動物の
なすべき行為であるのは間違いがないはずだ。
何ができそして何をなすべきか。
先ずは意識する事から始めなければならないのはことの始まりである場合は当然至極の
事柄だ。
私も環境に貢献でき得るものづくりという課せられた最早義務化された当然なる行為の蓄積に
全身を晒さねばならぬと密かに太陽光の紫外線を浴びながら手を合わせた。

髭を電気かみそりで剃り、水道の蛇口をひねる。
其処から湧き出る水を両手、手のひらに溜め顔を近づける。
両手の水を顔面一面に一瞬の動作で浴びせ、両手の手のひらを上下へと素早く何度か
移動させる。
右手方向に掛けられた真っ白なタオルを手に取り素早く顔を拭く。
なでるようにタオルを持った手は顔付近満面にゆったりと動く。
そしてタオルを顔から話すと目の前の鏡を見つめる。
そしてそこで作り笑いをする。
「ニタニタ~。」

そして、両手一杯溢れんばかりに浸したムースを一生来硬い質の髪の毛に両手のひら
で一気に抱え込むように付ける。
それにより白色に染め変わる。
右手にブラシ。そして左手にドライヤーを持つとそのファンの音を確かめる。
そして電磁誘導による熱とブラシの動作で次第に髪の毛は本来の黒色へ次第に戻る。
完全に黒い髪の毛を取り戻したころには髪の毛の並びはいつもの日常とは何ら変わりの
ない髪型へと姿を変える。
そこで鏡に見入る。
もう一度作り笑いをする。
「ニタニタ~。」

ものづくり仕事着である作業着へと体全身を変貌させると、朝食の準備に入る。
本日の朝食のメニューは昨日の味噌汁の残り。
海苔、納豆、梅干そして白いご飯。
一気に平らげると新聞に目をやる。
じっくりと一紙、そして二紙と読み入る。
最近は早朝読書ができていない事にしばし思いが浸る。
悔恨の気持ちが私の胸を襲う。
もう少し朝早く起きなければその実行は難しい。
昨今の帰宅時間からすると少々身を入れて実行せねば現実化しないだろう。
その考えを断ち切るように新聞をそそくさと片付けると仕事に出るべく席を立つ。
しかし、毎日の日課として必ず会社へと向かう前に自宅で行わなければならない
義務化された重要事項がある。
こればかりは毎日必ず実行せねばならない人生における大切な毎日の通過点でもある。

私は起きる際に閉めた襖を今回は静かに開ける。
そして静かにそして少々大きく声を掛ける。
「お母さん。起きらんね~。朝ば~い。」
その声に即座に反応し、その方が動き出した様子を確認する。
動いている様子に安心すると私は外へ出るべく玄関の方向に歩みだした。
そして居間の戸を開け外へ出ようとした瞬間。。。
その戸の取っ手に手を掛け回そうとした瞬間。。。

あの方の声がした。
あの方の大きくてそして甲高い声が私の一切の動作を禁じた。
あの方は私に向かって叫んだのだ。。。。


「あんた。今日は仕事を休まないかんちゃろうが~っ。」と。

その声が私の聴覚を刺激した瞬間。
私はしばしその場でたじろぐのであった。




それでは又です。




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読破中。
「素粒子と物理法則」R.P.ファインマン、S.ワインバーグ著 小林鉄郎訳

読破。
「家族狩り 第二部」天童荒太著
現実の出来事でしょうか。



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2007.5.21by 博多の森と山ちゃん



 

2007年05月19日

5月19日 良いアイデア。。。



「良いアイデアを出されたところに発注します。」
その一言に俄然やる気を出す。
過去他社に負けた経験がある。
同じ失敗は2度と繰り返さない。
その時点で心に誓ったのだ。
しかし、その際の相手の提案は到底適わなかったとの記憶は今でも鮮明に残っている。






ものづくりのアイデアは当然実物、実行が伴わない事には嘘である。
実際物を作り稼動させ、そのものがうまく動かないことには製品と呼べない。
ただ頭に思い浮かぶ事を図面に描いても動かなければ机上の空論だ。
当然ながら客先の目の前にその製品を差し出しその上動作させ良好な稼動としなければ
製品にならない。
ものづくりのアイデアであるのであれば当然だ。

今回ももちろん処理ができ操作にも決して不都合がないものを作るのが前提条件だ。
我が町工場の今までの培った経験はもちろん。
周りの様々な人物にも尋ねる。
世の中に既に出回っている技術を拾い集め、組み合わせあるいは改善工夫し
その上で実際できるかを脳細胞を総動員して考える。
製品が作れるとしてもうまく稼動しなければ振り出しに戻る。
自分ひとりの力では限られている。
周りの人物の知恵も借りそして更なる知恵を生み出そうとする。
なるべく言葉を交わし続ける。
思いつく内容を互いに言葉出し続けていると何らかの拍子に斬新なアイデアが
生まれる場合がある。
可能な限り科学的議論を重ねる。
決して感情的にならず常にその事のみの議論を重ねる。
さすれば次なるアイデアそして次なる提案ができるはずだ。


相手も必死だ。
相手も決して負けようとは思うはずもない。
アイデアをただひたすら考えそして創造する。
しかし、考えるとしても土台となるものが構築されてなければ検討する範囲が
当然ながら狭い。
常日頃アンテナを大きく広げそして常に気づきそして常にはっと驚く。
しかし、それは誰しもが行う当たり前の仕草であろう。

寝ても覚めても考えもちろん夢にまで出ないのであればまだまだ本気で頭を悩まして
いる事にはならない。
四六時中考えそして意見を聞き色々な機械、装置を眺める。
百聞は一見しかず。
ものづくりの機械、装置の構造をじっくり眺めその動作に目を凝らしそして点検口を開け
内部を嘗めるように眺める。
そして実際自分の手で触る。
その際の感触はしばらく忘れない。
そして体全身で感じることも決して忘れない。


さあっ。如何なる提案をしようか。




何も入っていないはずの頭がうなるっ。!!




それでは又です。




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2007.5.19by 博多の森と山ちゃん



 

2007年05月18日

5月18日 永久磁石の内部。



歩む速度はいつもより遅い。
しかし、決して立ち止まらぬまま前へ進む。
後ろを振り向こうともせずひたすら前方へ顔を向け突き進む。
其処には一体何があると言うのか。
一体何が待ち構えていると言うのか。
その回答は今の時点では皆目見当さえ付かない。
それでも必死の形相で遅遅として進まない足取りではあるが、
ほんの僅か前へと左右の足を交互に踏み出す。





今日一日何も体内へ一切食べ物を入れていない。
もう何日続いているだろうか。
食べたものが即座に体より排出される。
それは意識した行為ではなく体に対し脳細胞が勝手に指示を出す。
体内に一切蓄積されないのであれば、入れる必要などないはずだ。
しかしながら、空腹感はある。
それは人間と言う動物である証拠でもあるのか。
実際口にする。口を開け食べる物を入れ、そして何度も歯で噛締める。
唾液をその物へと十二分に湿らせそして飲み込む。
その一連の行為は動物たる人間の欠かせない行為であるはずが。
しかしながら即座に出る。
ほんの僅かな時間で体内を通り抜けそして排出される。
それがここ何日間も続く。
周りは呟く。
「疲れ」「ストレス」だと。
しかしながら一切意に介さない。
活動する上、仕事を行う上でやはり支障がないことはない。
病は気からと言う。
それでは今回の事柄は決して病ではないはずだ。
気は一向に萎えていない。それどころか普段と変わらないはずだと絶えず意識している。
だが体が訴える。

本日いよいよ意を決して病院に向かう。
診察の際先生より
「普通であれば2、3日もあれば薬を飲まなくても治るはず。」
「今回渡す薬を飲んでも改善しなければ詳しく検査するからね。」
即座にはいと返事する。

その後も食べ物は口に入れずに飲み物と薬だけが体内を駆け巡る。
駆け巡る様子は体外からもそこはかとなく感じ取れる。
それは自分自身の体であり最も自分自身の様子を感じることが可能なのは
私と言う人物しかいないはずだ。

ただ感じるだけだ。
決して其処から判断あるいは理解等全く行わない。
普段相手との会話でも行うようにただひたすら体全身を感じることに任せる。
ただ相手を感じるだけだ。

しかし何故か前日の今ブログの内容に心残りがある。
その心残りの内容も感じるままに湧き出た内容だ。
それは書き残してしまった。
先ずは少しでも書き記しておかねばならない内容だったのだ。

題目にある「永久磁石の内部」。



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電磁石はコイル状に巻いた導線に電流を流し磁気を発生させる。
その逆は電磁誘導と呼ばれもので、例として上記コイル状に巻いた筒状の導線の中に
棒磁石を入れると電気が発生する。

では永久磁石はどうか。
これには全く電気は関係しない。
永久磁石の内部の原子に理由がある。
原子内の電子のスピンにより電流を生み出し磁気を帯びている。
どういうことかと書くとスピンとは電子の自転のような運動をさす。
この電子の自転の運動により先に書いたコイル状に巻いた導線と同じように電流が流れる。
詰まり電子スピンにより電子自身が電磁石と同じように磁気を帯びる。
しかし、磁気を帯びている物質は少ない。
通常はスピンの方向が逆向きの電子が2つペアになっているため磁気を打ち消す。
だが、スピンの向きが同じなため磁気を常に保てる物質がある。
これが永久磁石だ。
磁性体の中でも永久磁石は強磁性体と呼ばれる。


参考文献 「機械のしくみ」唯野真人著


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心残りは書き終えた。
今後、磁石については書く内容はないであろうか。
もちろん物質であるが磁石を口にするつもりは全くない。
磁石が腹の虫をくっつけ外出してくれるのであれば話は別だ。
到底現実的ではない妄想に違いない。

今現在苦しめられている腹の虫を一刻も早く退治せねば日常生活にさえ
支障をきたす。
目は既にうつろでキーボード叩く速度もゆっくりだ。
即刻この場で体を横たえたい。
静かにそしてゆったりと体全身を仰向けに横たえ目を閉じ、ゆっくりとした静かな呼吸の元
眠りにつきたい。

だが意識ははっきりしている。
今現在何をしそして今後のやるべき内容も自分自身明確に把握している。

しかし、感じるままに行動する。
全く判断せずにそして分かろうとせずに。
ただひたすら体全身で感じ頭のみでの行動は慎む。

さすればいずれ腹の虫も引っ込むに違いないはずだ。




それでは又です。




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読破中。
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2007.5.18by 博多の森と山ちゃん



 

2007年05月17日

5月17日 磁選機。



我が町工場で毎早朝実施されるラジオ体操の前にパソコンの画面に目をやる。
電子メールソフトを開くと本日も数多く受信されている。
その内容の殆どがスパムそしてスーパーHメールだ。
それら何ら仕事とは関係のない内容をDeleteキーだけでなくShiftキーも利用し
一気に消去する。
やはり心地良い。
その他人をかどわかす必要のないものを消すと言う行為は爽快感さえ味わえる。
これで今日も一日が始まるのであり、それこそが毎日の習慣だ。
その行動は、既に潜在意識に組み込まれているのであり、そのスパム、Hなる内容が
もし我がメールボックスに集まっていないのであれば、それこそ非日常の決して幸せではない
出来事と記さねばなるまい。





私は早朝より本日は自動車を走らせる。
ラジオ体操を終わらせ事務所に戻り準備を整え我が愛車ディーゼルエンジン、ライトバンに
乗り込む。
ハンドルを握りそしてアクセルを踏む。
そして客先を目指して車はひた走る。
ディーゼルエンジン車の振動に我が身をまかせ、フロントガラスの先の光景になるべく
目は離さぬようひたすら車を走らせる。

本日の打合せの内容は磁選機についてだ。
それも又してもネットを切っ掛けとした引合だ。
決して私はネットには磁石は取り付けてはいないのは、書くまでもないであろう。




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磁選機とは磁石を使用した選別機のことだ。
使用する磁石は永久磁石そして電磁石がありガウス、テラスの強さに違いがある。
永久磁石の方がもちろん安価だ。

磁石による選別はスチールとそれ以外とに分けるのが一般的だ。
代表的な簡易的な磁選機として3種類を掲げる。
1.永磁プーリー
  ベルトコンベア先端の駆動プーリー(ローラー)を永久磁石付とし、運ばれた物を
  そのローラーにて選別する。
2.吊り下げ磁選機
  ベルトコンベア内部に磁石が取り付けられた一体型の磁選機。
  選別すべき物が運ばれるベルトコンベアの途中に搬送方向の横方向に取り付け
  スチールのみ磁石でくっつけコンベア外部へ出す。
3.ドラム磁選機
  中に永磁ドラムが取り付けられたシュート。
  そのシュート内へ物を通す事で選別する。
従来手選別で行っていた場合は1.永磁プーリー式のベルトコンベアをお勧めする。
最も安価な磁選機導入となる。




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打合せも終わり自社へ戻るべく車を走らせる。
このお客様は素晴らしい。
私が車に乗り込み出て行く迄、見送って頂いた。
簡単なようでなかなかできない行為だ。

しかし、ご要望の金額に果たして適うことができるのか。
他社より安い金額が提出できるのか。
その金額を教えていただいた時点で既に不安となる。
実は相場よりかなり安い価格が既に提示されてあった。

しかし、帰りの車中ではその不安を拭い去るが如く別なる疑問が湧き出てくる。
そしてその疑問はついぞ頭の中を占領する。
確かに今回は磁石についての打合せ内容だった。


それでは、あの健康器具として使用する磁気治療器なるものは本当に効果があるのか。
ネックレスとして首に掛ける。あるいは、貼るだけで肩こりが治るといわれるが実際
治療に役に立っているのだろうか。
全く健康と名の付く器具、食べ物、飲み物は一切信じていないし又一切使用しようとも
思わないし、実際利用していないとしても、私にはやはり磁気による体に対する影響が
気になるのだ。
もしそれが、かどわす行為であるとすればそれこそ問題だ。



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磁気治療器は厚生労働省省の認可が必要だ。
磁気は強い程効果がありそうだが実際は磁気のガウスの数字に規制がある。

人間の体のコリの原因の一つに血行不良がある。
血流をよくすれば解決するとはよく耳にする。
その血流に磁気が影響を与え血液の流れを良くしている原理と言うことらしい。

具体的に書くと。。。。
血液成分内の電荷を持ったイオンに磁気が作用し電流が生じることによりイオンが増す。
血行不良の原因とされる自律神経にそのイオン増加で刺激を与え自律神経が正常に戻る。
それにより血液の循環がよくなりコリがなくなるということだ。

他にも説がある。
コリンエステラーぜと言う酵素を磁気が抑えることにより血管を拡張させる。
それにより血流がよくなりこり緩和に繋がるらしいのだ。

確かに私達人類が生活している地球。
この地球自体が地磁気という磁石ではある。
それは方位磁石を使えば一目瞭然だ。
地球はダイナモ理論と呼ばれる電磁石により磁場を発生させていると言われているが。
日頃、磁石がこの地球上の生物に何らかの影響を与えているのは理解はできる。

しかし、もちろん反論がある。
それは磁石間等の強さを表す数字はガウス。
最近はテラス単位へと変更されている。
難しい用語では磁場強度(磁束密度)の単位。
薬事法では器具は2,000ガウスを超えないことと規定されている。
この程度の強さでの生体への作用は極めて微弱で果たして血流、自律神経等への影響に
期待できないとする意見もあるのだが。


参考文献「メカのしくみ」正田猛著


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私は健康に関するものはあまり信じていない。
むしろそれを使うことによる心理的効果の方が大きいと感じている。
信じているからこそ効果があるということだ。
もし、解決するのであれば其処にわざわざ科学的議論を引き起こす事は
一切必要ないであろう。
しかし、どうしても健康に関するものにどこか胡散臭さを感じるのは私だけだろうか。
実際使用し効果があったと言う方もおられるだろう。
ただ、健康という言葉で実際かどわしているのであればそれこそ問題だ。

又、ブラシー効果なる言葉も存在する。
俗に言う健康に対するブランド志向。
「高い金だして買ったんだから、効くだろう。」と思いこめば効くと言うことだ。


私は何も健康器具に対して批判している訳ではないつもりだ。
しかし、読み返してみるとその姿勢であるのは認めなければなるまい。


毎日思い切り仕事をすればいつも健康だと信じている私はやはり不健康なのだろうか。




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それでは又です。




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2007年05月16日

5月16日 敢えて苦言を呈する。。。



本日より手選別ベルトコンベアの試運転を開始した。
この簡単な構造のベルトコンベアと言えども我が町工場の力だけでは完成しない。
様々な部品で構成されておりそれぞれの会社で製作された部品を組み合わせて
初めて製品として成り立つ。






何も私も言いたくもないし又わざわざ連絡は取りたくはなかった。
しかしながら、我が町工場も常に信頼されたものづくりをやっている。
どんなものづくり工場であっても、今後改善点を見出す事ができたとしても
その時点ではあらんばかりの力を最大限出し切りものづくりを行っているはずだ。
決して曖昧、適当と言う言葉が当て嵌まる様な製品は作ってはいない。
しかし、確かに技術的、技能的には困難である場合も当然ながらあり得る。
それであったとしても、その時点ではでき得る行為は全て尽くす事は当然至極の
事柄であろう。
我が九州は福岡、博多の小さな町工場であったとしても指摘を受ける。
その時点では最善の力を出し切ったとしてもそれ以上の内容を常に求められる。

製品が出来上がったとしても試運転を何度も繰り返しそして我が町工場の皆が
腑に落ちない事には、腹をくくれる状態になるまでは我が工場から送り出せない。
そして試運転がうまくいったとしても、実際設置しそして稼動させると不具合が出る
場合も多い。
だからこそ試運転を何度も行いそして実際の稼動時での手直しでき得る限り
行わなくても良い状態まで持っていこうとする。
その設置場所が我が町工場近郊でなく、遠方であればその不具合対応の為の
交通費そして宿泊費もかなりの負担となる。
そして不具合対応からは一銭も金額は出てこないし、その対応ばかりでは
いずれ電話帳から会社名は消え去る。
実際、消え去った工場も私自身身近に見知っている。

確かにものづくりには常に納期と言う難問が降りかかる。
しかし、試運転時の不具合は自社で即座に対処可能であるが、一旦出荷したとなると
早急なる対応はままならない場合が出てくる。
そのため納期遅延の相談を行ってまで試運転を繰り返す場合も多々ある。

その不具合の内容が我が町工場の部品でなくとも同様だ。
製品を構成している部品全ての最終的な責任がどこにあるかと言うと
もちろんその製品を完成させ出荷しそして据付、試運転、実稼動立会い行った会社だ。

そうなれば当然ながらその会社は不具合が出た部品を製作した会社へ
連絡を行い苦言を呈せなければならない。
確かにその各会社での事情はあるであろう。
それは我が町工場でもあるからだ。
製作した職人のスキル。疲れ。会社内、家庭内の問題。

しかし、ものづくりは実際目の前の製品を完成させるのが仕事でありその専門家だ。
製品をその時点では完璧に完成させるのが与えられた使命であるはずだ。
常に完璧を目指すからこそ次なる改善点、改良点が見つかるのであり
そして周りからの指摘、提言を快く受けそして対応せねばならない。
それこそが技術の進歩でありそしてものづくりを行う上での必要不可欠なことであろう。

問題点はありうる。
我が町工場でも常に苦しみそしてこの不安は会社が其処にある限り拭い去れない。
お金。

確かにお金を生まない行為は会社の存在すら危うくする。
そればかりだといとも簡単に会社の存在は無いものとなる。

ものづくりをやっている以上常に技術の進歩、技能の更なる進化こそが
次なるお金を持ってこさせる手段となり得るはずだ。
それであれば今の時点、今目の前にある事に十二分に力を出し切る。
それこそがものづくりの始まりだと信じて疑わない。

だからこそ苦言を呈し更なるものづくりの進歩を求めてしまう。

今回もそうだ。
確かに日頃この製品に携わっていないと決して気づくことがない内容かも知れない。
しかしながら、自社の製品として出荷するのであればどうしても首を傾げてしまう。
その製品の専門家が今回どうしてこんな結果を生んだのか腑に落ちないのだ。
その会社の事情は至極納得できる。
これからのものづくりで最も大切である若手育成の一環であったことも理解できる。
この先果たしてものづくりを行う人材が果たしてどれだけいるのかと言う
疑問そして不安から一刻も早く全社挙げて若者への技能のバトンタッチを行っているのは
諸手を上げて賛成するし、是非今後もやるべき行為だと賞賛さえする。
我が町工場にとっても切実な課題であるしそしてものづくり業界における
難題でもあるのは周知の事実だ。
だからこそ先ずは実行させるのであり、経験させない事にはその技術はいつまで
経っても身につかない。
従来我が町工場がそうであった。
ベテラン職人は若手には決して教えない。失敗すれば二度とさせない。
見て覚えろが基本。
そのためいつまで経っても若手は見習い。
確かに自分達は過去見て覚え、技を盗んでここまで成長したと言う事実は理解できる。
しかしながら時は流れ、時代は移り変わる。

失敗しながら成長する。
失敗も良い経験なはずだ。
その若手の失敗はベテランがカバーすれば良い。
先ずはさせない事には何もできない。

常にベテランが見守りながら若手を育てる。

だからこそ苦言を呈する。
多分手直しをやって頂かなくても稼動上問題ないかも知れない。
しかし万が一と言う場合もある。
でき得る対策は全て実行せねば出荷は覚束ない。

それこそがものづくりの会社として信頼そして信用を勝ち取る大きな手段なはずだ。
会社が生きて行く上で最も重要な事項なはずだ。
僅か1件の失敗が信用、信頼をいとも簡単に崩す。
そして一旦、その信用が崩れるとなかなか元へは戻れない。

だからこそ敢えて苦言を呈した。

しかし素晴らしき会社だ。
多くを語らずとも即座に対応するとの二つ返事だった。

自分自身の成長は自分の周りに集まっている人間を見れば即座に分かると言う。
類は友を呼ぶと言うことですかな。

私もそうでありたいとです。
だからこそ敢えて苦言を呈したとです。





それでは又です。




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 最近腹具合が悪い。それは会社内あるいは家庭内のストレスが原因なのだろかブログあるはず。
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2007.5.16by 博多の森と山ちゃん



 

2007年05月15日

5月15日 本日、黒ゴム帆布コンベアベルトを取り付けた。



本日も天候良し。
朝方出勤時は少々どんよりと曇ってはいた。
しかし、私が客先へと訪問する際自転車に跨った頃は昨日同様爽快なる五月晴れの
青い空が見渡せた。
太陽光を体全身に浴び2輪車のペダルを左右の足で交互に踏む。
確かにこの時期、環境破壊による大量の紫外線への注意は必要だろう。

我が九州は福岡、博多の町工場は交通の便がとても便利だ。
駅、空港が間近に位置する。
そのため、博多駅周辺ヘの訪問時は自転車を活用できる。
駅周辺の混雑。そして駐車場の確保を鑑みると自転車のハンドルを握って
客先を目指しても実際、時間的にもそんなに遜色がない。
博多駅周りは放置自転車放置禁止区域でもあるため駐輪場も数多く設置されている。
駐車は困る事はないし、客先へ訪問する度に体が鍛えられ健康優良兄ちゃんにもなれる。
(決してまだおいちゃんではない。)
その上、風を切る爽快感も体全体で感じることができる為精神的苦痛など無きに等しい。
但し、客先へと到着した直後は息は絶え絶えである点はご勘弁頂きたい。






本日はコンベアベルトを取付日だ。
既にコンベア本体の製作は終了しており残すはコンベアベルトを取り付けるのみ
となっていた。
私が客先と商談していた際は既にベルトエンドレス業者の方は我が町工場で
作業は開始していたようだ。

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今回取り付けるコンベアベルトは裏汎布ベルト。
ベルト上側カバーゴムは黒ゴムだが裏側は帆布になっている特殊なベルト。
国内では1社のみが生産している。

鋼板を滑らせベルトを進行させる構造のコンベアの場合、黒ゴムベルトは騒音がする。
表はもちろん滑り鋼板と接触する裏側も黒ゴムのため進行させると独特の摩擦音が聞こえる。
又、接触面磨耗のため黒ゴムが剥がれ黒いかすが発生する。
その2つの欠点を解決したのが裏帆布黒ゴムベルトだ。
裏側が帆布のため、先ず騒音はしない。稼動時も静かだ。
その上鋼板と接触する磨耗のため発生しやすいカスも殆ど出ない。

又、コンベアベルトの接続、エンドレスの方法には2種類がある。
一つが接着剤のみにて接続する自然加硫と言われる方法。
もう一つが弊社では殆どこの方法を取っているプレス機を使用した熱加硫だ。

自然加硫はどこの業者でもできる。
しかし、接着面が完全に乾くまでは一切ベルトを動かすことができない。
約半日以上待った上でしか試運転そして実稼動が行えない。
ところが、熱加硫は高温でのプレス接着のため接続エンドレス作業終了後は即座に運転が可能だ。
但し、この熱加硫が行える業者は数が少ない。
それはベルト同士を押付け熱を与えるためのプレス機械が必要だからだ。
弊社でいつもお願いしている業者はかなりの幅迄使用可能なプレス機を持っている。
それに、熱加硫の方がエンドレス部分が剥がれにくい。

それでは本日の作業の様子を下記に掲載する。


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表側は黒カバーゴム。↓↓↓



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裏側は帆布。↓↓↓



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先ずはベルト接続面、エンドレス部分の加工。
丁寧にグラインダーで削る。
削りにくいゴムを削る。まさしく職人技。↓↓↓



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2007.5.15%284%29.jpg



エンドレス面接続のための加工終了。
加工された接続、エンドレス面。↓↓↓



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いよいよコンベアベルトをプレス機械にかける。
つまり熱加硫開始。↓↓↓



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熱加硫にてエンドレス終了。
終了後もグラインダーで接続面を丁寧に削る。
ここも職人技の腕の見せ所。↓↓↓



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完了したベルトのエンドレス部分。↓↓↓



2007.5.15%289%29.jpg




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以降は我が町工場にての作業。
コンベアベルトを張りそして蛇行調整を行う。↓↓↓



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明日から本格的な試運転開始。



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それでは又です。




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読破中。
「素粒子と物理法則」R.P.ファインマン、S.ワインバーグ著 小林鉄郎訳

読破中。
「家族狩り 第二部」天童荒太著



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 コンベア、産業機械機器について詳しく書いている
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2007.5.15by 博多の森と山ちゃん



 

2007年05月14日

5月14日 今日も空は青かった。



既に外は真暗だ。
夕焼けは終わりそして太陽は沈んだ。
日に日に日中の太陽からの光を浴びる時間は長くなっており、それと共に暑さも増す。

今日も五月晴れの清々しい時を過ごせた。
事務所の窓よりは爽やかな風がそよぎその心地良さは眠気までも誘う。





その眠気を吹き飛ばすが如くに事務所の階段を降りそして斜め向かいの我が九州は
福岡、博多の町工場へ向かう。
しかしながら、吹き抜ける柔らかな風に思わず足を止める。
そして空を仰ぎ見る。
確かに数多くの電柱を横たわる電線が目に入る。
だが、その多くの電線には目もくれずに真っ青な空を我が目に焼き付ける。
そこで疑問に思う。
何故空は青いのか。
天候良く、燦燦と太陽が輝いていると何故空は青いのだ。
私は首をかしげながら工場へと向かう。


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太陽の光には色などない。
しかし空を見上げると色がついている。
では先ず光とは。
光は電磁波と定義付けられておりその波長により色は異なる。
人間の可視光線は実際のところ電磁波の種類からするとほんの僅かだ。
可視光線、人間が見える電磁波の波長で最も短いのが紫色。
そして最も長いのが赤色。
太陽の光ももちろん電磁波だ。

太陽光が地球に入ってくると空気の層にぶつかる。
その空気中には様々な微粒子が浮遊している。
水蒸気、花粉、排ガス、砂塵、煙、灰などの他目に見えない粒子が数多く浮かんでいる。
太陽光がその大気中の微粒子により錯乱される。
その錯乱される光の中でも波長が短いほど錯乱されやすい。
詰まり波長が短い光ほど錯乱され地球に届きにくくなる。
最も波長が短い紫は地表には届かず、その次に波長が長い青色が届いている
という訳だ。
しかし、雨雲などの大きな微粒子に錯乱されると灰色に空の色は変わる。
それも錯乱によるものだが。

では何故夕焼けは赤いのだ。
夕焼け雲に映える茜色をしばし眺めるのもなかなか心に染み入るものがある。

夕刻になると太陽は地球から遠ざかる。
それは太陽光が大気を通過する距離が長くなったという事だ。
波長が短い光は錯乱される割合が多くなり地表に届く光は波長が長い電磁波へと移る。
最も波長が長い赤色に空が染まるのは太陽が遠ざかるせいだ。
朝焼けも赤いのそのせいによる。


参考文献「微粒子から探る物性七変化」前野昌弘著

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工場を出ると事務所に戻る。
ふと手鏡を手に取る。
そして自分の顔色を眺める。

う~ん。
どうも青白い。
何度眺めてもやはり青白い。
やはりこれも錯乱の影響なのだろうか。

私は即座にその回答を見出す。
やはり思考が錯乱しているからに違いない。


それこそ短い脳波の錯乱だ~っ。






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それでは又です。




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2007.5.14by 博多の森と山ちゃん



 

2007年05月13日

5月13日 お客様。。。



本日は我が九州は福岡、博多の町工場では早朝のラジオ体操を終えると
即座に現場工事のため、その準備に取り掛かる。
科学的議論の場は設けずにトラックへ必要なものを載せる。
トラックには既に昨日事前にある程度のものは載せてはある。
しかし、全てを事前積載はできない。






最近でこそ、我が町工場より物が持ち去られ、盗まれることはなくなった。
しかし、去年末より3ケ月程度の期間工場から何者かに持ち去られると言う
被害に何度も遭った。
その度に警察と相談し、考えられる全ての防御を実行した。
あらゆる箇所への鍵の取付。内側よりの鍵。開き戸の溶接による閉鎖。
窓の格子。そして赤外線による警報、明かりの点灯。
そして警察への見回りの回数の増加の依頼。そして実行。
徹底しないことにはあらゆる手段を使い実際我が町工場へ侵入される。
事実、ガス溶断器にて鍵を切断され、品物を持ち去られるという想像できない事件も
起きた。
持ち去られた物は、昨今の材料費高騰の理由によるステンレス、真中等の色物と
言われるもの。それも根こそぎ到底2、3人でないと持てないような物まで。
他に電動工具はもちろん最後にはネジ切り機までが我が工場から消え去った。
保険会社よりは少々のお金は出たのだが被害金額からすると何の足しにもならない。


現場工事で必要なものを全て載せ終わると早速現場へと向かう。
私の会社での愛車デーゼルエンジン積載ライトバンに乗り込むとそのトラックを
追いかけるか如くにアクセルを踏む。
本日は自転車ではない。
確かにCO2、NOxは若干排出されたと思われるが私達の生活の糧である仕事を行う上で
致し方ないことでありどうぞご勘弁頂きたい。


客先への事前連絡した時刻よりも早く到着した事もあり、まだ客先担当者の方は
出社されていなかった。
こちらの現場は我が町工場にとって勝手知ったる場所。
作業を行うための準備に早々に取り掛かる。
間もなく担当者の方も来られる。
作業は順調に予定通り進み一応終了する。




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今回の作業内容の一つにホッパーへのバイブレータ、振動モーターの取付がある。
バイブレータを取り付ける理由はその振動によるホッパ内の詰まり防止だ。
棚吊り、ブリッジ、ラットホール、アーチング等。
但し、このバイブレータの取付には注意が必要だ。
バイブレータ取付架台をホッパーへ取り付ける場合決して全溶接は禁物。
全溶接での取付は溶接面が割れ外れる。
その上、取り付けた架台以外への箇所ホッパー本体へも亀裂が入ることがある。

必ずタップ溶接とし、溶接箇所にも注意を払う。
かなりの振動があるため全溶接での対応が得策のように思えるがそうではない。
メーカーからは溶接以外の部分より振動を逃がす必要があると以前耳にしたことがある。

又、このバイブレータ、振動モータは振動コンベアでも使用する。
ホッパー、シュート等で使うのは2P(極)が殆どだが、振動コンベアでは6P(極)、8P(極)を
我が社では使用する。
コンベア搬送時はより強い力を必要とするためだ。


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「そんじゃあ。動かしてみるばい。」
との担当者の声により試運転が開始される。
そして実際動かしながら作業を終えた様子を皆で見守る。
どの位時間が経過したであろうか。
我が町工場のベテラン職人から声が聞こえる。
「ここから漏れ出したばい。」
その声が発する場所へと皆移動する。
私も其処へ近づき様子を眺める。
確かに漏れている。

その様子を一緒に眺めていた担当者の方は即座に判断するなり言葉を発した。
「これは作り方が悪いとばい。」

この担当者の方はものづくりに詳しい。
大メーカーでの現場で働かれた経験がある。
体でものづくりを覚えられている上、理論的にも詳しい。
鉄工所の職人並みにものづくり作業は何でもこなせる。
そして素晴らしい事に私達に対して決して高圧的に対応されない。
そればかりか様々なアイデア、アドバイスを頂け私達とも技術的意見を交換する。


「作り直さんね。」
との発言より即座に我が町工場の職人は手直し製作作業に取り掛かる。
しかし、今回の製作は全てその担当者の指示の元実行する。
材料の選定、材料の寸法そして溶接位置。
担当者の号令の下我が職人は作る。
短時間で完成後、取付そして試運転。

「今度は漏れんばい。」
先程発言したベテラン職人がその様子を眺めながら言葉を発する。
「やっぱり作り方が悪かったろうが~。」
担当者の発言に皆頷く。


今回の作業を全て終えると我が町工場のトラックは職人を皆乗せ進み出す。
私も「有難う御座いました。」と頭を下げるとライトバンへ乗り込む。
そしてハンドルを握るとアクセルレバーを右足で踏む。

前へ進むエンジン音はいつもにましてすごぶる快調だった。
そして職人を乗せたトラックからも快調なエンジンが聞こえているに違いない。


それの理由はもちろん、担当者の方の笑顔が我々を送ってくれたためであったのは
書くまでもない。




-----------------------


昨日5月12日は円陣の皆さん、そして大タメ先輩ふっ素屋さんたいへんお世話になりました。
勉強させて頂きそしてたいへん寛ぐことができました。有難う御座いました。
特に大タメ先輩ふっ素屋さんの発言には感銘を受けたとです。
感謝ですばい。



それでは又です。




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読破中。
「素粒子と物理法則」R.P.ファインマン、S.ワインバーグ著 小林鉄郎訳

読破。
「行きずりの街」志水辰夫著
日本冒険小説協会受賞作。
一気に読めますが。。。



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2007.5.13by 博多の森と山ちゃん



 

2007年05月11日

5月11日 果たしてモーターの劣化なのか。。。。



間もなく特許申請打合せのための図面も完成だ。
私はPC画面と格闘していた目を閉じた。
そして大きく一呼吸をする。
私を取り巻いている空気つまり窒素と酸素を吸いこみ、そしてそのまま息を止める。
どれほど時間が経過したであろう。
私は長い時間かけゆっくりと今回は窒素、酸素に追加して二酸化炭素そして水分を
吐き出した。
この行為により地球温暖化、温室効果の原因であるCO2を排出した事実は
人間が生きる上で仕方のないことであるためどうぞご勘弁して頂きたい。






息を吐いて間もなく私のそばに置かれた電話がけたたましく鳴った。
即座に左手でその受話器を取る。
受話器を耳に当てると昨日耳にした聞き慣れた声が聞こえる。
昨日もしばらくの間私の耳の聴覚を存分に刺激して頂いた声だった。

そして私はその電話口から聞こえた内容に驚く。
私は本当かとその内容を繰り返し確認した。

「昨日モーターを取り替えて貰ったコンベアの速度が速くなっとうばい。」

私はその内容を即座に疑ってしまった。
確かに昨日はコンベアのモータの機内配線、駆動部取り替えた。
押しボタンスイッチ、マグネットスイッチそしてモーター、スプロケットそしてローラーチェーンと
全てを交換した。
しかし、ギアドモーターの回転数並びにスプロケットの歯数は何度も確認した。
取り替えた時点でも再度確かめた。
そうであれば、コンベア速度の変化があるはずがない。
何ら以前と速度に関する部品は変更していないのであれば、速度が速くなるとは
考えられない。
そのため私はついつい本当かと何度も確かめたのだ。

「いや。実際早くなっとうけん。来て見てやらんね。」

「分かりました。」
私は本日別な担当者との打合せの予定もあり伺うことにした。


しばしの時間経過後、私はデジタル式速度、回転計を鞄へと詰め込む。
他にも訪問するに必要なものを短時間で用意の上入れ込む。
そして昨日同様事務所の倉庫に置かれた自転車のハンドルに鞄をぶら提げると
颯爽と乗り込んだ。
そして真っ青な空の下私は自転車をこぎ始めた。
この2輪車はタイヤが小さい。
そのため足での速い回転速度を要求される。
ペダルの要請にこたえるべく右左の足の動きは当然ながら素早い。
素早い足の動きとハンドルを持つ手の力強さは健康体を保つ上で良いはずだ。
日頃の運動不足を解消しその病気知らずの体が保てるならばそれに越した事はない。
五月の季節の春の心地よい日差しを浴びそして風の安逸たるそよぎを体全身で存分に感じ取る。


客先到着後。
先ずは新しい案件の打合せ。
それが終了すると私を見つけ呼ぶ声が聞こえる。
それは電話で耳にしていたあの方の音波だ。


私はその方のそばに配置された昨日修理を施したコンベア目をやる。
コンベアは2台連結され置かれてあった。

「2台のコンベアの速度は同じくらいやったんちゃんね~。」
そう発する言葉が終わらない内に2台のコンベアのスイッチを入れる。
2台のコンベアは即座に動き出す。

私はその2台のコンベアの動きをじっくりと眺める。
その方は荷物を実際に手にしそして流す。
その行為を何度か繰り返す。
私はその物の動きをその方の説明を聞きながら見つめていた。
私はおもむろにデジタル速度計を手に取りそしてそのベルトにしばらく当てる。
1台終わると2台目へと。
そして画面に現れた2台の速度の数字を見入る。

確かに違う。
昨日修繕したコンベアの速度が速い。
若干だがやはり速度に違いがある。
目に見えて違いがあるのでありそしてデジタル画面もその結果を堂々と
表している。

私は考えた上回答する。
「スプロケットの歯数で調整しましょう。但し、お金はかかります。」
とはっきりと発言した。
「回転数、歯数全て何度か確認しています。速度が速くなるような行為は何もしていません。」
と断言した。
その方はあっさりと
「いいよ。そげんお金はかからんめーもん。」と快い返事。
「はいっ。」。。。

「でもこげなことあると~。」
「はい。たまにあります。」と回答する。




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今回、機内配線及び駆動部全て取り替えた理由は全くコンベアが動作しなくなった事による。
その原因は電気系統である事ははっきりしてはいた。
絶縁は自社ではないが確認したそうだ。

但し、具体的に何かと言う事は明確ではない。
しかし、取替後の現象からするとモーター劣化が原因ではなかろうか。
取替後速度が速くなったという現象が起こっている。
そうなると考えられるのは回転動作をさせるモーターが原因となる。

多分取替以前は本来のモーターの回転速度で回転していなかったようだ。
そのため本来より遅い速度でこのコンベアベルトは進行していたようだ。

モーターの回転速度が遅くなる原因としては
1.べアリングの損傷
2.ブラシの磨耗
3.コイルの劣化
4.磁石の劣化
等ではないか。

しかし、原因がベアリング、軸受とすると騒音、振動がするため即座におかしいと気づくはずだ。
今回はその現象は見られなかったらしい。
そうなるとやはりとモーター内の劣化によるものだろうと推定したい。

対応修理方法としてはモーター内を解体しコイル巻き替えあるいは部品交換という
作業が必要だ。
しかしながら容量が小さなモーターであれば新品を購入した方が安く上がる。


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そして私は自転車に跨り帰りを急ぐ。
今回はモーターの劣化が原因か~。
一人静かに呟く。


私は昨日同様どんなお客様のところへも自転車で通うと再度心に誓う。


それは私自身の体力劣化を防止するためなのは書くまでもない。




それでは又です。




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読破。
「素粒子と物理法則」R.P.ファインマン、S.ワインバーグ著 小林鉄郎訳
一段と理解が難しかとです。



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2007.5.11by 博多の森と山ちゃん



 

2007年05月10日

5月10日 バイオマス。



本日は現場工事。
もちろん私も客先へ出向く。
そして現場は弊社の事務所よりはすごぶる近い。
そのため自分の体を存分に活用するため自転車で客先へ向かった。





私は事務所の下の倉庫に置いてある自転車のハンドルを手に取り
道路へと出す。
これは我が社の愛車の一つであり、自動車の免許がない事務員さんも
存分に活用している。

颯爽と私は自転車のサドルに跨りその小さなタイヤを回転させるべく
ペダルを踏む。
タイヤが小さいためペダルを踏む回数は多い。
しかしながら、風を体全体で感じ俗に言う風を切るという感覚は
自分自身を爽快感で包む。
その爽やかな心地はいつしか速度を上げるという行為へと展開させる。
次第に、呼吸は荒くはなるがそのそこはかとない疲労感がより一層我が肉体の
筋力を活動させ健やかな感覚を覚えさせる。

今回は自動車を使わないのであれば私自身から発する二酸化炭素CO2は
僅かな量に違いない。
自転車からは一切有害ガスは排出しない。
確かに私は酸素を吸いそして二酸化炭素を出している。
それは人間が生きる上で必要不可欠な自然な行為である。
自転車での活動では確かにペダルをこぐ人間が二酸化炭素は排出はするが
環境に優しいという行為に違いがないはずだ。

しかし、我が町工場の職人は荷物を載せ自動車で現場へ出向いたという行為は
例えCO2の排出量が若干多いとしても致し方ない行為でありどうぞご勘弁頂きたい。


勘弁頂こうかと言う思いがいつの間にかある疑問を導き出した。
最近さかんに耳にしそして見受けられる言葉にバイオマスという文字がある。
そもそもこのバイオマスとは何か。
私は自転車を降り作業すべくその現場で職人らを待ちながら自分自身へ
疑問を投げかけた。

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バイオマスとは本来は生物資源の量と言う意味合いであろうが
実際は化石資源を省いた再生可能な有機物の資源を指す。
原油などの資源は除いた家畜排せつ物や生ゴミ、木くずなどの動植物から生まれた
再生され得る資源のことのようだ。
バイオマス活用は現在国を挙げて取り組んでおりリサイクル社会を目指すうえで
欠かせない活動となっている。
バイオマス資源を利用して、エネルギーとしては燃料。
そして資材としては有名な生分解性プラスチックあるいは堆肥等に使用される。
発電所もこのバイオマス資源の活用は活発であり発電タービンを回すボイラーの
燃料として今後も量は増えるだろう。


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昨年から今年に掛け我が町工場でも発電の燃料を創出するべくバイオマスプラントの
ある部分を手掛けさせて頂いた。
搬送と選別ラインであった。
しかし、その処理物は我が社も初めての経験でかなり苦労した。
全体的にもそのプラントはあらゆる部分でかなり試行錯誤されていたようだ。
当初頭に全くなかった現象が立て続けにおきた。
その度に現場へ足を運び次なる対策を立てる。
時間とお金とそして血と汗の結晶がかなりの量になったはずだ。

その苦労と言う経験は後で振り返ってみると懐かしむ思いすら浮かんでは来る。
その際の血と汗は今後喜びへの貢献へと変貌するのは既に分かっているのだが。
その時点では一切余裕などなく、ひたすらその問題解決のみに四六時中悩まされる
ものだ。
苦労と言う二文字はいとも簡単に文字では書けるし又口でも簡単に言える。
しかし、実際その苦労を味わっている時点ではひたすら苦しむだけで
その後は二度と味わいたくないと思うものだ。
いずれ又前にも増してさらに大きな苦労が襲ってくるに違いない。
しかし、その苦労はいつかは報われるはずだ。そう信じて生きているですばい。

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昨今注目されているエタノール燃料もバイオマス資源だ。
このバイオマスはリサイクル社会を目指す上で欠かせない資源である事は
周知の事実だ。
そして生物系からの資源活用となると実際使用後までの全体的な
二酸化炭素排出量が減らされるとすると当然ながら環境に対しての
貢献に繋がる。

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そのバイオマス活用段階において乾燥工程が必要な場合は
是非我が社開発のベルトコンベア式乾燥機の導入も是非検討に入れて頂きたい。
バッチ式ではなく連続式である上、最近開発した第2号機は熱源は飽和蒸気のみ。
もし、バイオマスボイラーにて蒸気を発生させその蒸気を利用し、我が社開発の
乾燥機で乾燥させるとなるとそれこそ環境へ多大なる貢献を果たすことになる。
一切、重油等の燃料を使用せずバイオマス資源が活用できればそれこそリサイクル社会へ
又一歩進めることができ得る。
ここでは我がブログなため少々宣伝させて頂いた。

2号機蒸気式ベルトコンベア式乾燥機についてはお気軽に
お問い合わせ下さい。



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今回の現場工事は半日で終わる予定であったし実際短時間で無事終了した。
そして客先では新たなる引合を頂く。
たいへん有り難いことだ。

これはやはり自転車で通うという行為が環境、自然に対し貢献を果たし
そのご加護が次なる案件を私へと授けて頂いたのではないか。
自然環境を守るという行為がひいては次なる仕事を任せられるという
それも自然と言う行為の一つに繋がったのではないだろうか。


環境に優しいという行為こそが、仕事を行う上でも大切な事であるし
又、人間として日常心がけておかねばならない事なはずだ。
今後益々自然破壊に対する監視は重要性が増すのは書くまでもないであろう。

そうなると今後も自分自身でも身近なところから環境へ貢献を果たして行こう。



ようし。今後如何なる遠方のお客様でも自転車で向かうぞ~。




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それでは又です。




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読破。
「物理法則はいかにして発見されたか」R.P.ファインマン著 江沢洋訳
一向に理解できなかった。
相も変わらず物理の本は難しい。
最後に量子電磁力学について書かれてあるがお手上げ。
それでも又しても次なる物理の本に挑戦するですかな。




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2007.5.10by 博多の森と山ちゃん



 

2007年05月09日

5月9日 温室効果。



本日は約8時間ディーゼルエンジンを載せたライトバンを運転していた。
又、新たなる案件であり、その実稼動場所である現場の工場へ足を運んだ。
そしてようやく先程帰社した。





ディーゼルエンジン積載ライトバンを仕事上使用する。
本日は早朝よりそのライトバンに乗り込む。
業務ではこの車は私の愛車だ。
本日は早朝よりドアを開け椅子に座りETCカードを差し込む。
その装置からは差し込むと即座に「カードを確認しました。」との女性の声が聞こえてくる。
その声に安心し、キーを回しエンジンを掛ける。
確かにそのエンジン音はガソリン車より大きい。
その上振動もする。
しかし、ディーゼル車の座っている私を強制的に動かす振動は、我が町工場で製作する
振動コンベアそして振動フィーダより遥かに小さい。
このディーゼルエンジンは環境に優しいという理由から既にヨーロッパの車の
比率は高い。
それはガソリン車に比べ燃費が良いため二酸化炭素CO2排出量が少ないとの理由に
よるものだ。
しかしガソリンエンジンより有害物質を排出しやすいのも事実だ。
それはNOX、PM。
当然ながら漸次排出規制は厳しくなっており、関東、兵庫では違反車は乗り入れ禁止だ。


ハンドルを手に持ちひたすら前に進める。
その工程の殆どが高速道路、九州自動車道だ。
南に下るにつれトンネルの数が多い。
数多いトンネルの中には長いトンネルも存在する。
その中でも加久藤、肥後トンネルは共に6km以上ありハンドルをついつい強く握る。
決して事故を起こさぬようスピードに気をつけ、安全運転に心がける。
運転中はどうしてもイニシャルHに関することばかり思い浮かべるが
決して興奮などせずに冷静にかつ沈着に車を進める。


しかし、温室効果とは一体なんだったけ。
ついぞディーゼルの振動と騒音に慣れ親しみながらその疑問が頭の脳細胞をよぎる。


地球と言う星を包んでいる気体を大気と呼ぶ。
その大気を構成していのは窒素、酸素、アルゴンそして二酸化炭素CO2だ。
その二酸化炭素はその大気の中でも僅か0.04%に過ぎない。
しかしその二酸化炭素が曲者で赤外線を吸収して大気を暖めるという性質を持っている。
この大気を暖めることを温室効果と呼びそしてこれが地球温暖化に繋がるとされている。

ガソリンエンジンはディーゼルエンジンよりCO2排出量が多い。
そのためディーゼルは環境に優しいとされてはいる。
その比較については排出されるものにより価値判断の違いはありそうだが。

最近ではCO2の排出量が少ない燃料としてエタノールが脚光を浴びているが。
原料となるものでその製作工程が異なるのはもちろんだ。
しかし、製作工程で発生されるCO2の量についてはどう考えるかはこれからの
課題なのだろうか。


お陰さまでデーィゼルエンジン特有の振動と騒音は本日も快調だった。
もちろん私の体調も快調だ。
そして私の脳裏に残っているイニシャルHの創造力も至極快調であったのは
書くまでもない。




それでは又です。




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読破中。
「物理法則はいかにして発見されたか」R.P.ファインマン著 江沢洋訳




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2007.5.9by 博多の森と山ちゃん



 

2007年05月08日

5月8日 潮汐。



常に次なる改良を考える。
確かに今回、今製品を作ったがこれで良いのか。
問題点はないか。
更なる改良点はないか。

潮干狩りのため海の中に入っているのだが、スコップを右手に持ちながら現在製作中の
ものづくり製品を頭に思い浮かべる。







潮干狩りは干潮時にやる。
そういえば海には満潮と干潮がある。潮の満ち引き(干)だ。
これを潮汐と呼ぶ。
しかし何故、海には潮汐なるものが存在するのだ。
今しがたものづくりの製品が占領していた脳細胞は即座に切り替わる。
干潮時の波に揺られながら海底に沈めていた両手を海面へ持ち上げる。


潮汐は月の引力による。
通常1日に2度潮の満ち干があるが厳密には25時間で2回の潮汐が起こっている。
これは月が地球を27.3日かけて公転しているためらしい。

月と地球はつり合っている。
これは常に地球と月の距離が変わらないということになる。

どういうことかと書くと、月と地球の回転方法が回答だ。
確かに月は回転しながら地球を引力の力で引っ張っている。
しかしその回転の軌跡を辿ると、ある一点を中心として小さい円を描きながら
地球は回転している。
そして月も地球が回転している中心を支点として地球よりも大きな円を描きながら
回転している。
この中心支点を共通重心と呼ぶ。
共通重心と言う点の周りを月と地球は回っている。

回っている際に小さな円を描いている地球の外側には当然遠心力がかかる。
地球の外側を回っている月には引力があり地球を引っ張っていると書いた。
その遠心力と月の引力に海が引っ張られ満潮となる。
そしてその反対側は海にだけが取り残されそこも満潮となる。

地球を円として描き横方向に月の引力そして遠心力が働いているとする。
そうすると左右は満潮。
そして上下は干潮と言うことになる。
もちろん地球は自転もしていることは書き留めておく。
そして海の干潮を引き起こす月の引力を起潮力と言う。


ものづくりには終わりはない。
しかし、自然にはある法則がある程度あるらしい。
記載した潮汐についてもそうだ。
その法則はしかし変化するのだろうか。
いや実は人間がその事実を解明できてないだけだろうか。
自然の法則を既に解明しそして理解したという間違いを起こしているだけだろうか。

時を経て理解し終えたと満足していた法則の間違いに気づく事はあるし又その事実は既に
歴史が証明している。

しかし、もしかしたら厳かなる自然に対し人間は挑戦を挑みいつの間にやら自然そのものを
亡きものと変貌させてはいないか。
そのために法則そのものを本来の自然から逸脱させるような行為を人間は取っていないか。

ものづくりにおける自然の法則もその法則自体をかき消す行為であるなら
当然ながらその機械、装置はうまく稼動しない。
常に人間は自然を支配しているのではなく当然自然に支配されるべき一つの物に
過ぎないはずだ。
もしかするとものづくりの改良に終わりがないのは、今だ人間が自然と言う確固たる存在自体の
法則を何ら理解していないのが理由かも知れない。


右手に持ったアサリ貝を眺めながら自然の法則の脅威に感じ入る。
やはり5月初旬の海は冷たい。
しかし、全身ずぶ濡れになりながらも自然との一体感で自分の体は爽快だ。
潮の香りが我が嗅覚を刺激し、そして穏やかな波の音が安らかな心地へいざなう。
まるで海の安らぎの力が我が身を包み込んでいるようだ。

その慈しみのある安らぎが又しても新たなるある疑問を思い浮かばせる。
波に揺れる海面を眺め又新たなる疑問が思い浮かぶ。
海と言う自然に心地よく支配されながら疑問点は鮮明に浮かび上がる。


しかし、何故大潮と小潮があるのだ。
海の満ち干そしてその潮汐には何故大潮そして小潮が存在するのだ。
次なる疑問に顔を上げ真っ青な空に目をやる。
快晴だ。
とても心地好い。
大きく深呼吸をする。


この大潮、小潮は太陽の引力の影響だ。
太陽は大きく引力も大きいが、地球は遠くは離れているためその力は月の半分程度。
しかし、月の引力つまり月の起潮力と太陽の引力つまり太陽の起潮力が重なる時が
ある。
それは月が満月あるいは新月の際だ。
この大きな起潮力が働く時が大潮となる。
そして逆に月が半月の時はお互いの起潮力が打ち消すように働く。
その際が小潮となる。


私は海から出ると草履を履き砂浜を歩く。
海からの風が私の体を冷やす。
ひんやりとそして穏やかに。
もう既に今回一緒にこの海へと出向いた3家族皆向こうで集まってなにやら騒いでいる。
私は一歩、一歩砂を踏みしめる。
そして右手には大きなアサリ貝を3個握り締めていた。
その個数は3家族への平等奉仕の精神からかは自分でも定かではなかった。




参考文献 「新しい高校地学の教科書」杵島正洋、松本直記、佐巻健男編



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それでは又です。




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2007.5.8by 博多の森と山ちゃん



 

2007年05月07日

5月7日 海の波



広大なる海につかる。
まだ今の時刻は潮はひいてはいない。
しかし、潮干狩りをやる為にわざわざやってきたのだ。
ズボンの裾を捲くり上げそして上着の長袖のシャツもできるかぎり袖を上へと上げる。
不可視光線である太陽の紫外線を全身に浴び颯爽と海の中へと入って行く。






今日は結構波は穏やかだ。
しかし、何故波があるのか。
ふと疑問に思いながらも海水の中を進む。


もちろん海面の波は風による影響だ。
そんなことは誰しもが知っている事実だ。


しかし、風が吹いていない時でも穏やかではあるが波が海辺に寄せてくるではないか。
これも風のせいなのか。
私は波に打たれながらも懸命に沖へと歩む。
もう既にズボンは濡れてはいる。
そしてまだ5月も始まったばかり。海の水はまだまだ冷たい。
ズボンより滴り落ちる水滴をもろともせずにその場所へ立つ。



やはり波は風の影響か。
かなり遠くの海上で吹く風によって波は作られわざわざここまで伝わってきているのだ。
近くではなく遠方より作られた波が次第にここまで伝えられてきている。

この海の波は円運動と言われている。
水面に何かを浮かべたとする。
その物を波が通過したとしても物はその場を移動しない。
波が上がると物は前へと進む。
しかし波が下がると今度は後ろに下がる。
波が通過する度に浮かんでいる物は前へと進みそして後ろへと下がる。
その繰り返しだ。
詰まり円運動をしているのと言うのだ。

それでは何故海辺、砂浜では色々な物が打ち上げられるのだ。
はるばる遠く外国から様々な物がたどり着いたとテレビのニュースでも放映されるではないか。
海に浮かんだ物が常に円運動を行っているとしたらおかしいではないか。



私は海中へ手を忍ばせそして海底の砂を右手に持ったスコップで掻く。
そして砂を載せたまま一気に海面から上へと掲げる。
スコップには砂と共に何個かの貝が乗っているではないか。
砂と貝が入り混じったスコップを左手に持ち替え、右手で砂の中を探る。
其処には見えてなかった貝も探り当てることができる。
しかし、小さな貝は砂と一緒に海へと落とし、程よい大きさのアサリ貝のみをスコップへ
残す。




砂浜に打ち上げらた物はやはり波が理由であるのは変わりないはずだ。
しかし円運動であれば前には進まない。おかしいではないか。
私は訝しく思いながらも次なるアサリ貝を目指し又しても右手に持ち替えたスコップを
海中へと潜らせる。




波の円運動は海底が浅くなると海底へその運動をそのまま起こす。
海水が海底の砂を掘り起こすような運動を起こす。
海際の砂浜は打ち寄せる波で砂が巻き上げられている。
これは波の影響だ。

波は円運動には間違いがない。
海底が浅いと波の運動の上側、前に移動する際は影響はない。
が、しかし、その運動の下側つまり後ろへと戻る運動の際には海底の砂が抵抗となる。
海底の砂が波の円運動を妨げる訳だ。
上側の前に進む際は何も妨げないが、下側の戻る際の円運動をスムーズに行えなくする。
そのため海面の上側の進行する速度と戻る速度に違いが生じ、水の円運動の前への
流れは早くそして戻る速度は遅くなる。
それにより海水そのものが少しずつ前へと進行するということなのだ。



私も必死に波の円運動に抵抗し沖へとひたすらアサリ貝を求め進行する。
既に身につけたもの全てずぶ濡れとなりそれでも右手に持ったスコップを
海中そして海底へと沈め砂を掻き揚げる。
又しても程よい大きさのアサリ貝はそのスコップの中に納まっているのであり
そのお陰で私は安心感にひときわ浸る。

その安逸な心地で私は自分自身を慈しむ。
そして一人心地で呟く。
「これで今日の晩ご飯は安泰だ。」。。。。。。




参考文献 「新しい高校地学の教科書」杵島正洋、松本直記、佐巻健男編



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それでは又です。




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2007.5.7by 博多の森と山ちゃん



2007年05月06日

5月6日 こどもの日だからこそ。。。(2)



本日も早朝より出勤し、図面描きに没頭する。
しかし、この静寂さの中で仕事ができるのも今日までか。
今年の黄金週間も本日で終了だ。
明日より又雑音、騒音の鳴り響く空間に身を寄せながら活動することとなる。

本日くらいとの思いで、
他人が全く存在しない空間で只一人ひときわ安逸のひとときを過ごす。

仕上げるべく図面も完成し気分転換に又しても外へ駆け出そうかと思いを巡らす。
事務所の階段を降り、事務所前の道路へ体を出す。
しかしながら、アスファルトの道の窪みには水溜りができそれに向かい
連続的に水滴が落ちている。
水溜りに落ちる雨が私の一つの気分転換法である走るという行為を妨げる。







滴り落ちる雨を見つめる。
そしてその絶え間なく引力により地球の中心へとひたすら落ち行く水のしずくに浸りながら
雨に濡れた道へと出る。
常に降り注ぐ雨に体全身打たれながらも、偉大なる自然の爽快感を味わう。
引力に引かれ重力とも呼ばれる力により質量が生まれたかすかな重みを感じる
水滴の冷たさにあのペルチェ効果を利用した携帯型温冷蔵庫につい思いが向かう。
しかしながらn型p型の半導体を内蔵したボックスであるペルチェ素子は
頭上雲から降り注ぐ雨とは何ら関係がない。


それより昨日書き記した赤外線とマイクロ波の説明はどうした。
ペルチェ素子との関連は無きに等しい内容だが、
誰からもリクエストがないため、なおさらここで書き留めておこう。
もちろんものづくりのメロディーを口ずさみながらだ。


先ず赤外線。
赤外線には実は大きく3種類がある。
実は熱がある物は全て赤外線を発しているのはご存知の通りでして。
その赤外線は電磁波の周波数の数字により近、中、遠の3つに区分される。

その中でも加熱、乾燥にに使用されるのが遠赤外線。
その理由は遠赤外線の電磁波の横波は物を形作っている分子の振動と合致する。
物に照射、輻射された遠赤外線は共鳴しながら吸収され物の分子の活動を活発にする。
そのため照らされた物は温度が上がる。
しつこいですが我が町工場第1号コンベア式乾燥機はこの遠赤外線ヒーターを利用している。
しかしながら、今回製作完了した第2号コンベア式汚泥乾燥機は蒸気(飽和蒸気)のみの
利用だ。
工場の余剰蒸気を使用すればランイングコストが安価で済む。


そしてマイクロ波。電子レンジで使用されているマグネトロンより電磁誘導で発生される
電磁波。
この横波の波長は赤外線より長い。と言うことは周波数は低い。
このマイクロ波は水の分子を激しく振動させることができる。
遠赤外線は物分子を共鳴振動させたがマイクロ波は水の分子活動を活発にする。
その振動による水の摩擦熱により食品を加熱する。
つまり遠赤は物の分子そのものを振動させそしてマイクロ波は水の分子を振動させる
訳ですな。

ところが金属はこの波を反射してしまう。そのため電子レンジには金属の容器は使えない。
又アルミ箔も同様に反射するため使用できない。
そして、水分子のみを共鳴振動させるため、水分を含んだ食品のみを加熱し容器は温まらない。


もちろんマイクロ波を利用した乾燥機も実在する。
このマイクロ波は殺菌作用もあるためやはり食品乾燥に向いている。




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おっといけない。
昨日の続きを。
それでは昨日の終わりの部分より。




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誰もいるはずもないこの場所に誰かが座っている。
私一人がこの事務所を占拠しているはずなのに目の前に見知らぬ人物が座っている。
驚きと恐怖を感じながらも私は目を凝らし相手を見る。
子供だ。
私の息子ではないがよく見ると子供ではないか。
背丈は決して大きくないが今だあどけなさが残った可愛らしい男の子だ。
何故だ。
何故いつの間にここに座っているのだ。
私はその男の子は全く見覚えがない。
事務所付近で決して見かけたことがない。

不思議に思いながらも何故ここにいるかを先ずは尋ねようとした。
目の前に座っている理由を尋ね早々に家に帰さねばとの思いが巡る。
親御さんが心配しているかも知れない。
私は口を開こうとした。
先ずは質問を投げかけようとした。

しかしだ。
私が口を開こうとしたその瞬間。。。。。




---------------------------




先に私の目の前の可愛らしい子供が口を開く。
「こどもの日くらい僕に言わせて。」
「いつもは大人の人から命令ばかりされて。ろくに誰も僕の話など聞いてくれやしない。」

私は只頷く。

「毎日お父さんと言ったら帰るのは遅い。」
「僕の眠った後しか帰って来ない。その上日曜日さえ仕事に行き夜遅くしか帰って来ない。」
「お母さんは愚痴ばかり。そしていつも僕を怒ってばかり。」
「あれしなさい。これしなさい。そして最後には早く。早く。」
「大人はいつも忙しくて僕の話なんかちっとも聞いてくれしない。」

「今日はこどもの日でしょう。だから言いたい事きっちり話すから。」
「しっかりと聞いてね。お願いだよ。」


私はまだあどけなさがの残る少年が発した言葉に聞き入ってしまった。
お願いされたのだからもちろん私は身を入れてしっかりと聞く事にした。
確かに本日は子どもの日だ。
しかしながら相手がいくら子供だからと言ってないがしろにする行為は
失礼に当たる。
相手は真剣に私に向かって何かしらの内容の話をしようとしているのだ。
日頃誰にも聞いてもらえない寂しい気持ちをここで吐露しようとしているのだ。
私はその可愛らしいあどけない少年の話にじっくりとそして丹念に聞き入る事にした。


しかしその内容に私は驚く事になる。
これがあのあどけない男の子が話す内容か。
今内容は本当にこの可愛らしい少年が話しているのか。
私はいつしか夢心地になって聞き入っている自分に気がつく。


それほどまでに真摯に今現在の社会状況を把握しているのか。
現在の日本国いや世界全体の成り立ちまで深く探っている事実に驚愕したのだった。


少年の話した内容を要約する。


大人の話す内容はお金のことばかり。
子供に対してはそんな事では社会では通用しないとか世間はそんなに甘くないとか
言うが、結局のところお金儲けさえできれば社会では十分に通用すると言っているようだ。


テレビでは将来の不安や他人の中傷ばかりを流しているけど。
そんなに他人の不幸が面白いのか。
子供には将来の不安ばかり訴えてそんな社会を作ったのは大人だろうに。
子供に何の責任があるのか。


社会問題が次々に起こるがその解決方法を考えるのではなく
誰が悪いとか何が悪いとか全て他人のせい。
ニート、ワーキングプア、戸籍300日問題、そしていじめ。
犯罪加害者優遇。犯罪被害者への救済
議論ばかりで実行がいつも伴わない。
大義名分、世間体を先ず第一とし実際現場で起こっている内容は見向もしない。
最終的には他人まかせ。そしてお金にならないことは自分に関係ないとそ知らぬふり。


お金と暴力が世界を支配している。
お金がない者よりお金を持っている者の方が偉い。
賄賂を貰ったり、他人を犠牲にしてまで金儲けをしそしてそういう行為が発覚しないかぎり
立派な社会人だと認められる。
国の税金は戦争のために使われる。
そして人を殺す、体勢をも殺す戦争は正義と自由のためならいくらやっても良いと
世界が認める。
いくら戦争を反対しようが国に納めた税金は爆弾、武器の為に使われる。
先に爆弾を落とそうが、先に人を殺そうが世界は認めている。
暴力により死んだ者は諦めよと平気で言える世の中。
国連を牛耳っているのは暴力の戦争で勝った国。
現実に世界を動かしているのは莫大にお金儲けができる企業。
そして軍事力、核爆弾を数多く持った国。
金と暴力に富んだ者が世界を仕切っている。


私は反論しようとした。
もちろんこの少年の話す内容は物事をある一面でしか捉えていない。
しかしその内容は全て事実である事は私も頷ける。


しかし、私ははっきりと伝えた。
確かに大人である自分達がこの世を作っている。
子供らに何ら責任はない。
だからこそ私はその少年に伝えた。いやどうして伝えたかった。
私はゆっくりと丁寧に言葉を選びながらその少年へ口を開いた。


「この世に生まれてよかったね。やることがたくさんあるよ。」
「自分にできる事をしっかりとやって行こうね。」
と。。。


私はそうその可愛らしい男の子に告げた。
私が口を開くとその少年の表情には笑顔が見られた。
その笑顔に私は安らぎを与えられる。




ふと目が覚める。
周りを見渡す。
あれは夢だったのか。
ソファーにいつの間にか横になり寝入っていたのか。
やはりランニングの疲れなのか。
私は起き上がると目の前にあるソファーの椅子を見入る。


確か夢の中ではあの可愛らしい男の子がこの椅子に座って私に真摯に話していたな。
一生懸命訴えかけていたよな。
しばらくその椅子を眺めていた。
誰も座っていない椅子を見つめていた。
どの位眺めていただろう。
そろそろ仕事を片付けなくては。
私は立ち上がろうとした。
立ち上がろうとした瞬間に私は気づき目を凝らして見入る。
目の前のソファーの椅子を凝視する。


そのソファーの椅子には少年が座っていたであろう窪みが残っていた。





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それでは又です。




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2007年05月05日

5月5日 こどもの日だからこそ。。。



思わず事務所付近を走り出す。
2日間の休日の疲れを拭い去るが如くに。
作業着を身につけはいるが、足は黒のランニングシューズを履いている。
それでもジョギング、ランニングする格好にはどう見ても思えない。







本日は今だ黄金週間であり、国民の祝日でもある5月5日。
こどもの日。
もちろん私にも子供はいる。

しかしながら、日頃働く平日と何ら変わりなく朝早く起きる。
先ずはベランダへで大きく深呼吸をしながら出ているはずの太陽の方向へ
顔を向ける。
しかし、本日は太陽の輝きは目には届かない。
その輝きは雲に覆い隠されてはいる。

決して遮る事はできない太陽の不可視光線の周波数の横波は既に地球の大地に
届いているのでありその恩恵を存分に体全身で受け取る。
夜の闇は綺麗に拭い去られ既に朝と言う時刻の名称を思い存分知らしめている。

食パンへチーズを載せオーブントースターで焼く。
可視そして不可視である赤外線より輻射された電気エネルギーはチーズを溶かし
そして食パンへ焦げ目をつける。
エネルギー保存の法則を自分の目で存分に確かめる。

赤外線を長時間間近に見る事は目の細胞を冒すことであり決してよくはない。
人間が開発した物は人間の生活を楽にしそして快適に過ごせるという恩恵を与えてくれる。
たいへん有り難いことだ。
しかしながら必ず物には裏表、両面がある。
快適さを与えてくれるのであればその裏側には何らかの悪影響があるのは
自明の理だ。
しかしながらその悪い影響をわざわざそれを認識しないでも生活は快適に過ごせる。
いや苦労を買ってその快適と言う言葉の裏にあるものを探らない方が、知らない方が
恩恵と言う楽を存分に味わえるのかも知れない。

ものづくりの際我が町工場でもオーブントースターヒーターの赤外線は日頃あらゆる場所で
飛び交っている。
それは溶接の電磁波、光つまり電磁波の横波だ。
赤外線が長時間目に入ると失明の恐れがあるため必ず溶接面をかぶる。

家電製品で他に目に対し悪影響を与えるものに電子レンジがある。
皆さんはよくご存知であろう。
電子レンジで使われている電磁波はマイクロ波だ。
周波数波長は赤外線より長い。
マグネトロンで電磁誘導で作られたマイクロ波は人体へ悪影響がある。
そのため外へ漏れないよう黒色の金網で塞がれている。
波長より小さな穴は周波数の穴を通さない。
何故電磁波で物が加熱できるかはいずれ書くことにしよう。

実際、我がコンベア式乾燥機1号機では赤外線の電磁波は利用している。
又、マイクロ波を利用した乾燥機ももちろん実在する。

食パンをほうばりながら不可視の電磁波へと思いを巡らす。
そして、いつしか自分自身も物であり我が身を構成している素粒子も常に振動
しているのだろう。
本当にひも状なのか。
今後の解決すべき課題が我が身を襲うが果たして解決できるかは神のみぞ知るか~。

決して私はヒモではないことを確信し本日は出勤するのだと食パンを食べ終わる頃にようやく
自分自身の自己満足な結論に至る。


そして確かに徒歩通勤で事務所に着いた。
休みの早朝。
いつもながら静寂でありそしてその雰囲気は常に落ち着きがある。
決して慌しさのかけらも漂わず休日ならではの空気が私自身を包み込む。

しかしだ。

しかし仕事がはかどらない。

本日やるべき仕事は既に脳裏に焼きついている。
今日明日と自分なりに詳細なる日程スケジュールを組みそれに基づき行動計画を決め付けている。

しかしだ。

しかしはかどらない。

パソコンの画面は目に入ってはいるが肝心の脳細胞の指令が一向に自分自身の
手足に向かわない。
先ずは考えをまとめ両手でパソコンのキーボードのキーを力の限り叩こうとするが、動かない。
一向に両手の自分の10本の指が動かない。

はかどらないのであれば。
仕事が進捗しないのであれば。
脳の指令が手先に行き渡らないのであれば。

私は走る。
一目散に走る。
即座に椅子から立ち上がり脇目も降らず、颯爽と階段を駆け下りる。
事務所より出るとアスファルトの道をひた走る。
体を動かし脳細胞の指令の箇所を変化させる。
只走る。
ヒタコラサッサ!!

走るときつい。
しかし事務所の周りを必死の形相で走る。
只走る。
ひたすら走る。
ヒタコラサッサ!!

人影一つなかったのは幸いだ。
事務所そして我が町工場の周りの黒色に近い濃い青色に舗装されたアスファルトの道筋を
ひたすら2本の足で踏みしめる。
自分なりに早い速度で2本足を交互に先へ先へと踏み出す。
何回も何回も交互に踏み出す。
一目散に走る。
只走る。
ひたすら走る。
ヒタコラサッサ!!


きつい。
疲れる。

脳細胞は常に的確な反応を我が身へ与える。

もう良いだろう。
きつい。
疲れた。

事務所の前にたどり着くと立ち止まり大きく深呼吸をする。
結局事務所周りを2周回走り終えた。

大きく深呼吸しながら事務所の階段を今回は一気に駆け上がる。
事務所内でも又しても大きく深呼吸を数回繰り返す。


そしてパソコンの前に配置されてあるソファーへなだれ込むように座り込む。
今だ息は荒くその呼吸の速度は早い。
ハアハアと言う呼吸音は自分自身の聴覚を刺激する。




---------------------------




走り終えた疲労で下向き顔を上げる。
ふと目の前に見える。
確かに見える。自分一人しかいないはずの事務所で確かに目の前に見える。
座っている。
確かに座ってこちらをじっと凝視している。
余所見など一切せずに私の顔をひたすら眺めている。
私は驚くと共に恐怖さえ感じる。
誰もいるはずもないこの場所に誰かが座っている。
私一人がこの事務所を占拠しているはずなのに目の前に見知らぬ人物が座っている。
驚きと恐怖を感じながらも私は目を凝らし相手を見る。
子供だ。
私の息子ではないがよく見ると子供ではないか。
背丈は決して大きくないが今だあどけなさが残った可愛らしい男の子だ。
何故だ。
何故いつの間にここに座っているのだ。
私はその男の子は全く見覚えがない。
事務所付近で決して見かけたことがない。

不思議に思いながらも何故ここにいるかを先ずは尋ねようとした。
目の前に座っている理由を尋ね早々に家に帰さねばとの思いが巡る。
親御さんが心配しているかも知れない。
私は口を開こうとした。
先ずは質問を投げかけようとした。

しかしだ。
私が口を開こうとしたその瞬間。。。。。




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それでは又です。




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読破中。
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2007.5.5by 博多の森と山ちゃん



2007年05月02日

5月2日 交差するスクリューコンベアの羽根。



スクリューコンベアの羽根を交差させ回転させるだけである特徴が生まれる。
確かに男女を交差させるという素晴らしき提案も生まれるだろう。
しかしながら、我が九州は博多の町工場はひたすらものづくりを行っている。
決して子作りは行っていないのは書くまでもない。




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スクリューコンベアは1本羽根でも搬送しながら攪拌が可能だ。
しかしながら、攪拌しながらの運搬のため羽根に搬送物が付着する場合がある。
一旦羽根に付着し始めると次第にその付着量は増すばかりでついには1本の
団子状になり、処理物が搬送できなくなる。
それを解決する至極簡単な方法が2本シャフトに取り付いている羽根を
互いに交差させる方法だ。
羽根を回転させ搬送することにより互いに羽根の間のシャフトへ付着した物を
掻き落としながら搬送する。
又、2本羽根のため攪拌能力も増す。
但し、互いの羽根の回転方向は相談して頂きたい。

そして、決して真似て作らないで下さい。
3日3晩。。。。。。。。ゆっくり寝て考えましたので。





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只今5月の黄金週間真っ最中だ。
我が町工場は珍しく暦通りの休日と勤務の運用を取っている。
しかしながら、ゴールデンウイークなるものは残すところ4日間の連続休暇のみだ。


もちろん私は休むと見せかけて。。。休む。
いや、何日間は仕事を行う予定だ。
それは誰しもが休暇の際の仕事は随分と捗る。
周りの静寂さが私を包み込みその上何ら邪魔される事なくものづくりのメロディーを
口ずさむことができる。

しかしながら、仕事を実行するのであれば家庭に対する奉仕は如何なものかと言う
大きな問題点が起こる。
日頃全く我が家庭を顧みず仕事に没頭する身分であればなおさら連続休暇の
際は家庭サービスなるものに我が身を捧げねばならないのではないか。
当然ながら、家族の為に時間を費やさねばならないのではないか。
この大きな問題点についぞ突き当たる。


この点に対し如何なる考えを起こすか。
それは。
先ず思い起こすであろう内容は仕事と家庭を比較すると言う考えであろう。
この内容を質問形式に変更させると仕事と家庭どちらが大事かと言う選択質問へ
変更できるであろう。
比較する事によって答えを導き出す方法だ。


通常答えは2者選択。仕事か家庭かのどちらかを選択することによる回答だ。

しかし、私はどちらかの選択は決してしない。
いやできない。

それはどちらも大切でありそして大事だからである。

仕事ができるから家庭が存立するありそして家庭があるから仕事が思い切りできる。
家庭と仕事。
両者存在するからこそ我が身はここにあるはずである。


そりゃあ、我が身を一旦家の中に置くと怖い。恐怖で震えが止まらない。
それにうるさい。
雄たけびに存分に襲われそして決して逃げようがない。
家の中では静かに我がか弱い身をひたすら潜め、あの方からの雷から何とか身を守ろうと
心掛ける。


そのために我が家庭に一刻たりとも我が身を存在させたくないという恐れ多い考えが
休みを顧みず仕事に費やすという事実に結びついているのかも知れない。
あの方恐怖症をかなりの重い症状で患い、なるべく一刻たりともあのと対面する
時間を少なくする為に会社へと足を運ぶのかも知れない。
あの家庭に十二分に充満するあの方の怒りのCO2が既に環境問題を引き起こし
それこそが京都議定書すらないがしろにしているのかも知れない。


いやそんなことはない。
いや書かなかったことにしておこう。

もしこれらの文章をあの方に見られすれば即刻我が身体が如何なるものへと変貌を遂げるか。

書けない。

書いていないことにして頂きたい。

上記文章を見られたとすると、想像するだけでもいつもながら総毛立つ。




しかし、家庭とは修練そして修養の場であるのと言う事実は決して私一人の現実では
ないのではないか。
家庭における恐怖に耐えうる精神力の修養そして手を出されたとしてもそれを
もろともしない肉体の修練を日頃培っているのは私一人ではないはずだ。

だからこそ私は亭主関白だと主張している。
私こそは亭主関白の第一人者と自負している。

私のような亭主関白な人物はこの日本国いや世界中には五万と溢れかえっているはずだ。


さあっ。
残りの黄金週間。
私は堂々と家族サービスに存分にこの身体を捧げそして仕事にも打ち込む。






        亭主関白万歳~っ。!!





しかし、今回の主題は家庭と仕事の存立についてだったはずだ。
いずれ又今ブログで取り上げよう。
恐怖に怯えながら。




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それでは又です。




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読破。
「相対性理論」アインシュタイン著 内山龍雄訳・解説
相も変わらず相対性理論は理解困難だ。
ローレンツそしてマックスウエルの考えが元になっているはずだが。


読破中。
「物理法則はいかにして発見されたか」R.P.ファインマン著 江沢洋訳




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2007.5.2by 博多の森と山ちゃん