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2006年12月28日

12月28日 2006年、平成18年度。たいへんお世話になりました。


本年度2006年、平成18年度も残り僅かとなりました。
我が九州は福岡、博多の町工場も明日一日で本年度の業務は終了します。
皆様、たいへんお世話になりました。
たいへん感謝しております。有難う御座いました。
どうぞ皆様良いお年をお迎え下さい。

我が町工場の休日は下記の通りです。

平成18年12月29日 業務終了。
平成18年12月30日~平成19年1月4日 正月休暇。
平成19年1月5日 新年度業務開始。

来年度も何卒宜しくお願い致します。

勝手ながら下記スライドショーにて本年度最後の挨拶とさせて頂きます。
本当に有難う御座いました。
(涙に暮れるとです。)





















それでは来年です。


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正月休暇は読書、家族サービスに明け暮れるとです。


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 今年一年皆様たいへんお世話になり有難うございます。
 どうぞ素晴らしい良いお年をお迎え下さい。
 来年今ブログで又お会いしませう。
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2006.12.28by 博多の森と山ちゃん




2006年12月26日

12月26日 決意の先には。


「そういう時期でありいよいよ来年は飛躍の年になりそうですね。」との
たいへん有り難い言葉がしばらく自分自身の脳裏から離れない。
しかしながら、その言葉の裏にある苦労と言う非常に太い縄が体中を力強い力で
締め付け何とかうめき声だけを出しながらうなっている姿が四六時中駆け巡る。
「やります。」と言う回答は既に出しているにもかかわらず、未練と言う2文字が
今だに厳として私の身を覆い尽くしているようだ。





それでは今更その流れを覆すなどそれこそが後の祭りであり、物事が終了して後で
振り返る行為での未練という表現に値すると想像ができる。
あきらめたが為に付く溜息は人生の流れそのものを一旦中断するものであり
その行為はもしかして後ずさりしている恥ずかしき行動なのかも知れぬ。
選択には様々あるはずであり、例えあきらめそして逃げたとしてもその時点での
判断には相違ない。
その時点では、最適でありそしてそれこそが選ばれるべき手段とすればそれを
誰が非難できるというのか。
確立した歴然たる自己解決足りうるひらめきたる行為であれば誰一人として他人が
介入しそして卑下する行動こそが非難の的となり得るべきだ。

しかしながらその時点が「シンギュラーポイント」あるいは「臨界点」と言う俗語で表現
できる得る一点とするとそれこそが人生の大きな分岐点となり得る。

「縁です。結びつくべくして結びついたのです。」
とのその方の発言が本当であればその判断は「YES」のみでない。
「はい」と言う返事の裏には多大なる頭を抱える命題が備わっているのであり、
それに対して既に導き出している解決方法はほんの僅かに過ぎない。
全ての回答がこの世に既に現出しているのであればそれは取るに足らないことに過ぎない。
その形容詞はいとも簡単と言う表現方法であるし、思い悩む時間こそが無駄であろう。
誰しもができ得るのかと頭をかしげそして私を見る表情は胡散臭い人物だと蔑む微笑だとすれば
それこそが間違いないという決断を私自身は大いにできるのだ。
他人に助言を求めたところで誰しもが経験などしたことがない内容であるから
雲を掴む様な回答でしかないのであるしそれこそが質問の行為の本来の目的になり得る。

誰も進んだ事のない前人未到の行為だからこそその道を選ぶのでありそして突き進もうとする。
それこそがこの世にないものづくりのなのでありその名称を与えるべき行動であると
断固とした結論を私は与える。
それに付き纏う様々な未来に対する切なる希望。
希望がほんの少しでも輝いているのであれば。
いや決して光輝いていなくてもほんの少しでも灯っていれば。
それこそが進む道でありいや道がなくても這い蹲っても進むべきであろう。

一刻の猶予もなく苛まれ、常に決断を求められ苦しめられそしてもがく。
それは眠っていても同じであり寝言にまでその決断の言葉は表れる。
常にそのものづくりと会話しているのでありそれは時など選ばない。
全ての安逸、安堵を奪い果てしない困難を背負う旅なのだ。
筵の布団に眠りとして尖った針の椅子に座る。
いや、座る時間さえも奪いひたすらその困難に打ち勝つべく時間だけが費やされる。
自分の体は既にそこにはなく、四六時中夢と現実の境目が往来しながら時は流れていく。
痛いなどの刺激すら自分から消え、ただひたすら没頭する。
感覚は研ぎ澄まされ、水溜りに落ちた雨粒一つでさえ機敏に反応する。

常に苦しみそして常に目の前は暗闇だ。
もがけばもがくほどにその苦しみは力を増しそして自分自身の体全体を蝕む。
それこそが未来に対する不安と心配と言う回答であろう。

常に希望を失わずそして願望を持ち続ける。
そこにある情熱が体を熱くしそしてついぞ立ち向かう体へと変貌を遂げる。

確かに今回失敗すれば我が体だけでなく会社も木っ端微塵にいとも簡単に吹き飛ぶ。
しかしその方は重ねて強調する。
「今です。やりましょう。」と。
どうしても先に頭をもたげる不安と心配を何とか追い出し、輝かしい未来のみを
脳裏に浮かべようと試みる。
実際のところそんな行為はできない。
ただひたすら覚悟と言う2文字を背負い這い蹲りながら土にまみれ埃だらけの
衣服も顧みず前を見つめ進むだけだ。

さあっ。いかなる結果になるのか。
今回のこの世にないものづくり。
我が身の全神経がうなる。




それでは又です。




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読破。
「ながい坂(下)」山本周五郎著。
本人の心情を語っているようで。
市井の人物ですが頑固なまでの決意には打たれるものが。
更なるものが何であるかを問うているようで。
私には心無く没頭できた久しぶりの読書でした。

読破中。
「邂逅の森」熊谷達也著。

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 皆様いつもお世話になり有難うございます。
 さあ今年も残り少ないですが。精一杯大いに苦しみませうブログあるはず。
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2006.12.26by 博多の森と山ちゃん




2006年12月25日

12月25日 より一層情熱が。


九州は福岡、博多の町工場の我らが職人のものづくり情熱はより一層熱気を
帯びているですばい。








2006年12月22日

12月22日 さらなる困難を。


「これならいいかもな。」と我が頑固親父は厳しい顔付きのまま私に向かって
静かに語った。
その顔付きは今までの苦労の皺がにじみ出ており、顔そのものが
今までの過去を物語るに十分だ。





私はその言葉を耳にし即座に電話を入れる。
その方の行動には頭が下がる。
今回も私が出向くのではなくこちらまでご足労を頂いた。

私は親父をその方へ引き合わせた。
親父はすかさず今回の案件は是非進めたいと言う意向を示す。
具体的に行う方法は私がマンガ絵を提示し、その方の頷く顔の表情に安堵した。
その方法は実のところその方が既に発案、計画しそして実際ある会社にて
行われつつある内容だ。
その内容を自分なりに理解しそして従来の方法を私自身が転換させた事になる。

当初はいぶかしくも感じたのだが、その行為自体がただ恥じ入るばかりの行動だと
事前調査で確認した。
今回の出会いの内容でさらに確信をするに至る。

人前には過去出ることのない内容であるとしても、その開発は日本どころか世界にも
ないものであり、それを決して威張らないところにその人柄に感心させられる。
世界の冠たる大企業がこぞってその方へ相談される言う事実は頷かずにおられず
その人物が今現在私の目の前に座っているという事実さえが何故かしら
幻を見ているような感触さえ覚えた。
日本国外を駆け巡っておられ、日本に戻れば自分の研究所の椅子を暖める暇などなく
日本国中を蹂躙されている。
休みなど最早なく、家族との対面する日にちなど僅かに過ぎないという。

「それでは○○の国に来てもらいます。」
「実際に現地を見てもらいましょう。」
即座に結論が出、我が社はいよいよその案件を進めることに。

これで又しても困難に立ち向かう事になる。
その困難は従来以上に大きなものであることは疑う余地はない。
既に案件は成功した姿で話は進んでいるのであり既に1件のみの内容ではない。
失敗は最早許されなく成功のみがその案件の本来の姿とただひたすら輝いている。
それは決して未来の夢ではなく、目の前の事実であり既にやると回答した以上
後ろには決して下がる事は不可能だ。

しかし、この内容は過去の失敗が十二分に糧になるという認識が頭にはある。
散々嘗め尽くした辛苦の過去の体験が存分に生かされるのであり、苦労そのものが
その製品となり得るのだ。
もちろん今回も簡単には成功しないのであり、存分に体の五感に染み渡る
苦しみに浸る姿は既に目の前に見えているであり、そしてそれに立ち向かうだけの
気力が果たしてと言う声が私の耳に囁く。

最も大切なものは何だろう。
もちろん俗に言う大和魂であろうか。
しかしながら、理論そして科学の力を無視したただ単純なるやる気だけで
物事はやり通せない。
そしてその理論の力だけでは到底途中で投げ出す未来は容易に想像できる。
科学に対する真摯な勉強。
先人の理論は先ずは自分自身の知の力として備えておかねばならない。
そして既に設置してある機械装置を存分に眺めその機構、動きそして考え方、
発想までを自分のものとする。
その存分なる科学的知識を栄養とした上で必要なのが情熱だ。
そして願望だ。
必ず成功する。必ずやり遂げるという自分自身の最たる渾身きわまる魂をひたすら
持ち続けることだ。
持続する熱い情熱とそして光輝くまばゆい願望。
成功への道に立ちはだかるあらゆる困難を突き破る為に必要な最たるものであろう。

とうとう足を踏み入れたことが私自身をより一層苦しめる。
スパイラス状の渦巻きが私自身を巻き込み否応なしに流されているのではとの感も
しない訳ではない。
しかし、それはあきらめではなくそれこそが自分自身が生きて行く為に課せられた
更なる大きな課題であることと頷くだけである。

又しても更なる大きな山に登ることとなった。
その山は自分自身では今だかつて経験した事がない大きな山だ。
果たして山頂まで登れるか心配で不安が体中を縦横している。
その心境は暗闇の中を手探りで恐怖に怯えな這い蹲りながらも呼吸を何とか
こなしてるようなものだ。
うまくいかなければ自分自身どころか、何もかもが吹き飛んでしまう。
それは木っ端微塵という代名詞がいとも簡単に付けることができるはずだ。
言い訳はいくらでもできる。
だからこそ培った科学的理論を存分に吐き出し決して尻込みしない情熱
そして必ずできるという願望を持ち続けることが唯一の回答だろう。

いよいよですばい。
近日より我が社が過去未経験の規模のこの世にないものづくり。
開始されるとです。
既に体が震えとります。

そして我が家族の発する言葉が容易に予想できるとです。
「いつ休めるとな~。」と。




それでは又です。




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読破。
「ながい坂(上)」山本周五郎著。
読破中。
「ながい坂(下)」山本周五郎著。
とても素晴らしい遺作です。


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2006.12.22by 博多の森と山ちゃん



2006年12月18日

12月18日 事情はよく分かりますが。入札くらい参加させてくれんですか。


念のため、ある役所のある案件の入札での出来事と書いておく。
そしてそれがどこの会社で起こっているかは定かでないと付け加えておく。

しかし、それが現実であり目の前での現在進行形の事柄である。
こればかりは、空想の世界でもなく又あの世の出来事でもない。
今現在誰かの身に降りかかっている事実である事は誰しもが決して否定できないはずだ。





あくまでもあの会社として書く。




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「今回の入札案件もかなり高額のようだ。」
ある役所の入札通知書を眺めながら一人呟く。
その通知書には談合防止の用紙も添付されている。
談合が税金泥棒との世の批判が渦巻く昨今、談合は決してやってはならないとの
達しは当然うなづける。
否、従来より談合そのものが存在すること自体に疑問符が付くのであり、談合により
国民の血税がある特定の人物そして会社へと流れていたとすれば
そこは諸悪の根源であると容易に判断が可能だ。

今回の入札は物品販売であり、製造メーカーより仕入れそして役所へ販売する。
但し、機械装置の販売は物を右から左に流しそれで終わりでない場合が多い。
大概、重量物が多いために荷降ろし作業、あるいは解体、据付まで面倒を見る場合が多々ある。
それなりに金額はするものであり入札に参加する企業も多数になる。

「今回は2社の製造メーカーより仕入れできるのか。」
談合と言う2文字が世間を騒がせ始めた頃より、この役所も製造メーカーをなるべく1社に
限定しないようにしているようだ。
仕入れるメーカーを限定してしまうと当然価格そのものが独占的金額となりうる。
つまりメーカーの言いなりの価格でしか入札業者は出せなくなる。
製造メーカーを1社のみに限定しないという行為は税金を払う立場の国民、県民そして
市民として当然歓迎されるやり方だ。
1社のみであれば製造メーカー側も価格統制が取れ、値崩れが起きない。
入札業者に対しては、落札して欲しい業者のみに価格優遇すれば良いのであり
製造側としてみればこれこそが最も望ましい入札形式だ。

役所から支払われるお金は全て国民から集められものでありそれを1社の采配のみで
決定されるとすればその入札の流れには疑問符が付くかも知れない。

しかしながら、製造側としてみればいかがであろう。
誰しもが裕福な生活を望む。
それならば当然より高い給料を待ち望む。
それは、その会社員の活躍次第でその金額も左右される。
大概、大手メーカーが役所入札の製造者だ。
製造側の担当者としてみれば自分自身の査定に関する重要な事柄であり、
当然ながらなるべく高い金額で売りさばこうとする。
自分の給料、ボーナスが上げるためにはいかなる行動に出るかは
書かなくても容易に想像が付く。
会社は利益で成り立っているのであり、利益幅が大きいほど儲かる。
会社が儲かるれば儲かるほどその会社で働く各個人への給与へその利益は反映する
ことになるはずだ。
そうでないとすればその内容に関してはその上層部へ確認していただきたい。

しかし、ここでも書いておく。
あくまでも役所から支払われるお金は国民の血税だ。

最近の役所の行動には賛意を示している。
昨今入札の製造メーカーは必ずしも1社ではない。
それだけでも血税の使途は救われるのではないか。

又、入札に参加する業者も1社独占でないため仕入先の選定が可能だ。
2社以上のメーカーへ価格の問い合わせができる。
製造側としても競争相手があるため、価格統制が困難だ。

そして今回の入札案件も2社の製造メーカーを選定できる内容だ。
当然の行為として2社共に仕入れ金額の問い合わせを行う。
それぞれのメーカーへ価格の問い合わせを行った。
入札参加業者としては当然ながらそれが案件参加のための始まりであり、第一歩である。

ところがだ。製造側メーカーが思いのよらない行為に出る。
それがだ。1社のみではなく2社ともなのだ。
これには誰しもが驚愕の境地に至るはずだ。


自分の耳を疑った。
「お宅へは金額は出せません。」と冷たい一言。
2社とも同様の返事。
その理由を問い合わせても答えるはずもない。
何度も詰問すれどもその答えなど出てくるはずもない。
こちらの怒り心頭の発言にも一切耳を貸さない。

仕入金額が出てこないのであれば当然入札すら参加できない。
入札とは金額を書いて提出する。
それが入札制度の出発点のはずだ。
ところがだ。その入札の用紙に金額を書くべく数字が一切書けない。
金額を書いた用紙を封筒へ入れ提出する。
それが入札制度のはずだ。

ところがだ。
封筒に入れるはずの金額の記入された用紙そのものが作成できないのだ。

これは入札参加できないという事実をあからさまに表現させようとしている。
入札業者が入札すら参加できない。
こんな事実が現実に存在するものなのか。
入札外業社なら当然参加権限はない。
それに入札業者として以前に何らかの問題を起こした事実は一切ない。
そのメーカーとの間に何かしらのトラブルがあった過去などない。
そればかりかその1社のメーカーの製品が我が工場で活躍しているのだ。

それではいかなる行動へと移るべきか。
次なる行為は一体何をすべきか。

メーカーより価格提示を拒否された瞬間より僅かな時間の経過である行動へと出た。
「今回の入札のメーカーは価格を出してくれません。」
と。
もちろん入札案件の元である役所のその部署へと連絡を行った。
「価格が出てこない以上、今回は入札辞退ということになるのでしょうか。」
との言葉を発し相手からの返答を待つ。
入札辞退などなるべく避けたいが今回はどうしようもない。
相手は驚いていた。
「そんなメーカーあるんですか。」との疑問符が付いた言葉が何度もこちらの耳に響く。

最終的な役所側からの回答とは。
記しておく。
「やむ得ません。入札辞退書を書いていただきます。
そして、理由を書く欄がありますのでその事実をはっきりと書いて頂いて結構です。」


その声は私の耳に響き更なる心配が消え得るのが自分自身で分かった。
もし、その電話口から聞こえてくる内容が違ったものであれば。
私の杞憂が現実のものであったであろう。
私はその人物が存在する事だけでも日本国に生まれた喜びを噛締めた。


最後にしつこく書いておきます。
あくまでも役所から支払われるお金、全額国民の血税です。
確かに、日頃の営業活動は評価されるのは当然です。
その業者を優先させるのは当然の行為であり、それに対しては何ら非難、批判は致しません。
しかし、入札に参加する権利を剥奪する行為は果たしていかがなものでしょうか。
確かに会社の存在価値の第一義は会社のブランドつまり会社名であることには
間違いありません。
当然ながら会社のブランドこそが一人歩きしようがその権力は偉大である事には
納得できます。
大企業ではない、零細企業が果たして同じような行為ができうるかと言うと
できるはずがなく、ましてやその行為そして動作すら思い浮かばないでしょう。




これからも企業の論理に操られながら、ひたすらものづくりに没頭するつもりです。
しかしながら、地道にひたすら淡々と。
一歩一歩前を向いて。
少しでも前に進めば私は満足です。
いかなる大きな波が目の前に現れそして、その波に飲まれようが生きていればそれで
満足です。
努力してもだめであれば進む道が間違っているのかも知れません。
しかしながら違う道を歩みだしても決して今までの過去は経験そして体験は無碍には
できず未来の糧の一部にはなり得るはずです。
贅沢などできなくて結構です。
いつも首が回らないのは事実なのでそれが自分自身の実力です。


だからいつも幸せですばい。????


皆さんの血税。一体何に使われていますか。




それでは又です。




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読破中。
「ながい坂(上)」山本周五郎著。
悪事とは何を指すのでしょうか。
悪事と秘事の関係とは。


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2006.12.18by 博多の森と山ちゃん



2006年12月16日

12月16日 往復式ふるい機、選別機の試運転いよいよ公開。


ようやく完成した往復形ふるい機。
ふるい機は材料を篩いながら選別するのだから選別機とも言える。
弊社で製作するふるい機、選別機は今回の往復式の他振動式そして回転式の3種類がある。
これらの中で最も安価に製作可能なのが往復式だ。
この往復式は最も古くから存在するのだが最近はあまり見かけなくなった。


しかしながら、九州は福岡、博多の町工場ではもちろん歴然と製作している。
今回その往復式ふるい機、選別機の試運転の様子を動画に納めた。
ご覧頂ければ幸いですばい。











弊社製作ふるい機、選別機について。

1.往復式
振動体を前後に移動させる事により材料を篩う。
電動機モーターの回転運動をクランクにより振動体の前後運動へ変化させる。
振動体はレール上を取り付けられたローラーにより短距離で素早い速度で前後に移動する。
材料を進行させるため、出口方向へ傾斜をつける。
最も部品点数が少なく安価な選別ふるい機。
但し、ふるう選別能力は他の種類と比較すると劣る。

2.振動式
振動体にスプリングを取り付け上下に振動させ篩う。
振動体の動作には振動モーター(バイブレータ)あるいは汎用モーターを使用する。
振動数はかなりの周波数だ。
振動数そしてその起振力により様々な材料に使用される。
特に大き重いものの選別はこの式が使用される。
通常この式も進行方位に向かって傾斜をつける。
製作している大手メーカーは数多く存在する。

3.回転式
トロンメルとも言われる。
ドラムに材料を投入し、そのドラムが回転することにより篩う。あるいは選別を行う。
回転ドラム内に様々な工夫を行う。
リフタあるいはスパイラル状の羽根を取り付ける事もある。
必ずしも回転体は円形ばかりではなく特に弊社では六角形の回転ドラムを製作する
機会が多い。
篩う、選別する材料により様々な改良を施せる選別ふるい機と言える。




それでは又です。




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読破中。
「ながい坂(上)」山本周五郎著。
又しても朝寝坊。
睡眠時間が最近短くなる傾向がありまして。
明日は現場工事。
今年はこの先休めるだろうか。


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2006年12月15日

12月15日 コンベア式汚泥乾燥機。臨界点について。


先ず「臨界点」と言う言葉。
これは物理用語だ。しかし他の分野でもよく見かける言葉だ。
この臨界点を越した流体を超臨界流体と呼び、水であれば超臨界水と名付けられる。
最近ではこの超臨界水は原子炉に用いられる事で知られていると思うのだが。


今回も我が九州は福岡、博多の町工場の我らが職人の様子を動画でアップするとです。
アルゴン溶接は必ずしも材質はステンレスに限りません。
動画ではSS、スチール材を溶接しとります。










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先ず「臨界点」とは何か。
単純に書くと、液体と気体が一致している時点を指す。

液体や蒸気を加熱し温度を上昇させると体積は増加する。
しかし、重量、重さは変わらない。
加熱するにつれ、重量は変化しないのに体積のみが増加する。
この現象は上昇するに従い圧力が増加していると言い換えられる。

一定の圧力のもとで加熱するのではなく、液体、流体を加熱すると同時に圧力も
増してやることにより、これ以上上がらない温度、つまり臨界温度そしてこれ以上の
圧力が増加しない圧力つまり臨界圧力が一致した時点が出現する。
これが臨界点であり、この臨界点の現象が液体と気体の両者の性質を持つ。
言い換えれば先に書いた液体と気体が一致している時点と書ける。

臨界点では気化熱が全く発生しない点とも書ける。
又、臨界圧力以下の気体を蒸気と定義付けられており、そして臨界点以上の物質は液体
あるいは気体とは言えない特殊な状態となりこの状態時を「超臨界流体」と呼ぶ。
水は臨界点以上であれば「超臨界水」でありその性質は水の固体、液体、気体とは
全く異なる状態へと変化する。
他の流体であってもそれぞれ特殊な状態へ変化するため、この超臨界流体は実際
産業界でも様々な分野で利用されている。
例えばコーヒーの抽出、環境汚染物質の分解あるいは原子力関連であれば燃料の再処理など。


「超臨界流体」については実際目にすることがないため、私にとっては理解が難しい内容です。


参考文献:「絵ときでわかる熱工学」安達勝之・佐野洋一郎共著
参考サイト:「超臨界水とはなんぞや?」
        「超臨界水・超臨界流体」
        「超臨界分解 -超臨界技術研究所」




それでは又です。




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読破中。
「ながい坂(上)」山本周五郎著。
ひたすら淡々と静かに文字が綴られています。


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2006年12月13日

12月13日 円陣(エンジン)全開年(歳)忘れ会の模様を何とスライドショーで公開だ~っ。そして思う。。。



先日ものづくり若手集団「円陣」の忘年会が執り行われた。
私はこの集団を「常にエンジン全開」と呼んでおり、そして忘年会はある人物に言わせれば
年そして歳、忘れ会だそうだ。


私は2006年12月9日執り行われた年忘れ会をスライドショーで公開することにした。
それも何と3連発なのである。
不平、不満はお気軽にお寄せ下さい。それに対する回答は時の流れに任せます。











このスライドショーは画面左下の(+)を押せば速度が早まる。
ゆっくり見たければ(-)を押して速度を緩めて頂きたい。


















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幽霊部員である私もその円陣全開年忘れ会参加させて頂いた。
では一体この「円陣」なる会は一体いかなる集団なのであろうか。
この会の主要メンバーはいわゆるものづくりに携わっている。
年齢は30代が最も多くいわゆる二代目世代だ。
親父が創立設立し、その工場を引き継ぎ日頃血と汗を流しこの日本国のものづくりの根底を
担っている若者と書いても決して大袈裟ではないであろう。

ものづくり、製造業は3K「危険、きつい、汚い」と言われ実のところ若い世代には疎まれる
業界かも知れない。
日本国は資源がない。
その日本国から、ものづくりがなくなれば将来いかなる道筋を辿るかは如何であろう。

ものづくりは1社だけでは完成はできない場合が多い。
様々な工場を行き来してようやく一つの製品が組み立てられ完成する。
ものづくりは様々な分野が入り混じっており、私自身全てを把握しているとは決して言えない。
そのものづくりも常に変化しており新しい分野が生まれ、逆に古い技術は捨てられることさえ
ある。
ものづくりは常に進展しているものでありそれは自分自身が新しい展望を開いていかねば
ならない。
しかしながらこれはものづくりだけではなく他の業界でも言えることであろう。

しかし、ものづくりを生活の糧にしている限り常に新しい未来を切り開いていかねばならない。
それこそが技術の進展であり科学により一層磨きをかけることになるのではなかろうか。
これにより、より一層の日常の生活の快適さが得られそして新しい機器を開発することにより
便利さそして楽しさそして何よりも大切な幸福な家族生活に貢献でき得るのではなかろうか。

しかし、そのためにはもちろん血と汗を存分に流さねばならない。
思う存分苦しみ。毎日が不安でそして心配が付き纏う。
それはこのやり方で果たして成功するのか。
もしも成功しなければ、失敗すれば我が町工場はどうなるのか。
今後果たして受注できるのか。
過去のあの果てしなく仕事がなく暇で思い悩んだ悪夢がもしかすれば再現するのでは
ないか。


常に仕事の受注に頭を悩ます。
他にも納期。集金。不具合対応。
いやおうなしにいくらでも問題点が浮かび上がる。

やはり、ものづくりに携わっている限りものづくりならではの悩みは尽きない。

どうしても問題が次々を浮かび上がる。
我が町工場では納期が間に合わない。どこか助けてくれないか。
到底製作スペースが取れない。
この製品は我が社では手に負えない。
これはどう加工すればいいのか。
この製品の熱処理は。表面加工は。
こんな異なる金属。果たして溶接でできるのか。
アルミなど溶接できない。

互いに助け合いそして競い合う会であって欲しい。

どこかの何とか会は先ず長老が歴然と存在する。
そして若者はひたすらコマ使い。
意見など言えるものではない。
そして結局は酒を飲むだけ。
果ては平日に平然とゴルフを楽しむ。

どしどし科学的議論を行う会であって欲しい。
政治的な要素があるとどうしても次なる会から人間が集まらなくなる。
常なるライバルでありそして助け合う。
果たしてそんなことできるのであろうか。
次なるものづくりを常に考え次なるものを作る。
それは単なるヒントを与えてくれるだけでも良い。
しかしながら常に真剣で常に真摯に。
それにはどうしても、ものづくりに対する持続する熱い情熱が必要なのではないか。
仲良し会ならどこにでも存在するのか。


今後とも相談させて頂きたい。
私には到底手に負えない案件には特に。
いずれはこの地元九州にとどまっている必要などあるはずがない。
私は大いに期待していると共に自分自身がそこへ向かわねばならない。
ひたすら努力し、それが決して報われなくても平気だ。

それは円陣全開の一人のメンバーだからだ。
たとえ幽霊部員としても。

今後。より一層自分には到底手に負えない仕事を受注して行くつもりだ。
さすればこの会がいかなる会であるかがよりいっそう鮮明になるだろう。




それでは又です。




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読破中。
「ながい坂(上)」山本周五郎著。
朝寝坊したとです。


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2006.12.13by 博多の森と山ちゃん



2006年12月12日

12月12日 コンベア式汚泥乾燥機。蒸気の状態。


我が社の特許申請済みスチールベルトコンベア式汚泥乾燥機で使用している蒸気。
この蒸気は水蒸気とも言える。
蒸気の状態を大きく区分すると湿り蒸気と過熱蒸気に分けることができる。


本日もしつこく我が九州は福岡、博多の町工場の我らが職人の様子ですばい。
何といよいよあの部品が完成ですかな。











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水を一定の圧力の下で加熱すると、ある温度に達すると温度上昇は停止し沸騰が始まる。
この時点での温度を「飽和温度」と言い、又この時点での水を「飽和水」と名付けられている。
飽和温度時から水蒸気、蒸気が発生し始める。
この蒸気を「飽和蒸気」と言う。

この蒸気発生温度については、大気圧、圧力と密接な関係がある。
通常水が沸騰する温度は100℃だがこの数字はあくまでも大気圧(1気圧=0.1MPa)の
状態であり気圧、水にかかる圧力により沸騰温度、沸点は変化する。
大気圧より高い圧力で水を加熱すると、水が沸騰する温度は100℃より高くなり、
大気圧(1気圧=0.1MPa)より低い圧力だと100℃より低い温度で沸騰する。
具体的な数字で表現すると、水にかかる圧力が0.5 MPa(ゲージ圧)のときの
沸点は、約159℃。
その時点での水の温度、飽和水の飽和温度は発生したの水蒸気の温度と共に
約159℃となる。

飽和蒸気が発生し始めるとしばらくは温度が上がらない。
しかし、ある時点で温度が上昇し始める。
飽和蒸気の状態の内容をさらに区分すると「湿り飽和蒸気 」と「乾き飽和蒸気」とに区分
される。
少しでも蒸気中に水分があれば湿り飽和蒸気であり一般的には「湿り蒸気」と呼んでいる。
この飽和湿り蒸気をさらに加熱すると蒸気中の水分が全くなくなりその時点での
蒸気を乾き飽和蒸気と定義付けている。
この飽和蒸気の状態時は加熱を続けても温度は一定である。

飽和蒸気の状態をさらに加熱すると温度が上昇始める。
つまり飽和乾き蒸気をさらに加熱すると温度上昇が始まり、その蒸気の事を「過熱蒸気」と呼ぶ。
過熱蒸気は大気圧で言えば温度が100℃以上の蒸気と言える。

蒸気、水蒸気の状態は、順序立てると
「飽和水」⇒「湿り飽和水蒸気」⇒「乾き飽和水蒸気」⇒「過熱蒸気」の水の加熱に従い
定義上変化すると言える。


参考文献:「絵ときでわかる熱工学」安達勝之・佐野洋一郎共著
参考サイト:株式会社ミヤワキ 用語集
       社団法人 日本ボイラー協会ホームページ




それでは又です。




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読破中。
「ながい坂(上)」山本周五郎著。
清貧を貫き壮絶な人生を送った作者の遺作。
じっくりと読むとです。


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2006.12.12by 博多の森と山ちゃん



2006年12月11日

12月11日 科学的議論とは。


昨日は自宅にて苦心の年賀状作り。
我が家での年賀状作成は偉大なる独裁者の鬼の目の常なる監督の下において
実行せねばならない。


私的そして個人的内容は後日に詳しく書くとして本日は我が九州は福岡、町工場の
我らが職人の様子を又しても動画にて。
少しでも眺めて頂ければ幸いですばい。










----------------------


本日我が九州は福岡、博多の町工場では製作終了したある装置の組立をいよいよ
開始。
そして、若干の手直しを加えながらも無事組立終了。
いよいよ試運転開始だ。

「お~い。電源入れてみろ。 」との命令により若き職人がブレーカのレバーを上げる。
早速その装置は動き出す。
「しばらく様子を見るぜ。」
ベテラン職人の言葉と共に、その装置の周り集まった職人達は動く様子を必死で眺める。
装置周りを動き回りそしてなるべく近づき稼動中のその振動体を実際手をおいてみる。
耳を間近ヘとやり聞き耳を立てる。
しゃがむ。背伸びする。
自分の体自体も様々に動作させ、まるで動いている装置と一体化しようかとしている如くに。
試運転開始後は誰しもが無口になる。
それは稼動中の機械より語りかけてくる言葉を決して聞き逃さないように
全神経を集中させているのであろう。

「う~ん。なんか音がしだしたばい。」
静かな空間を打ち破るが如くベテラン職人は呟いた。

確かに動作開始後はしばらく何ら大きな音は発生しなかった。
しかしながら時間経過と共に異音が発生しそしてその音色は次第に大きくそして
どこかしら神経を逆なでするが如くに変化しだした。
その言葉に誰しもが頷きその発生している箇所を早速捜す行為へと体を変貌させる。
「一体どこからしようとや。」
はっきりとした大きな声になった言葉にその発生源を突き止めるべく、それぞれの職人の
顔の表情はより一層緊張したかに見える。

職人は皆、その機械周りを右往左往しながら異音がする箇所をできる限りの聴力を
活用し捜し当てようとする。
「ここやないとや。」「いやここぜ。」
様々な口調そして様々な音程の発音がその異音と共に聞こえてくる。

そして次第に皆が集う場所が一箇所へ集中し始めた。
いつの間にか皆の集合場所が一致する。
その内いよいよベテラン職人がある動作にでる。
機械は動いているにもかかわらず、自分自身の生身の手を差出し、職人ならではの
皮膚には様々な傷が染み込んだ手で握る。
握られた手はその振動体と共にもちろん振動し、ひいては体全身が微妙に上下に
相当なる回数で動く。

その手は握っては離し。握っては離しの動作を何回か繰り返した。
「やっぱりここぜ。」
職人は皆の顔を見渡しはっきりとした口調で言い放った。
もちろん皆の目はその握られた手へと集中する。
そしてその握られたはずの部品のその手は他人の職人の手へと移される。
その職人の手も握っては離し、握っては離しの動作を繰り返す。

今までの動作よりある結論が採光を浴びだした。
実際その動作により大きな異音の音色が変化する。
装置の一部を手で握る。そして離すことにより音調が変化するのだ。

ふとその横の部品を隣の職人が触る。
「熱いばい。」その発言と共に皆の視線は即座にその場所へと変わる。
「何でこげん熱いとや。」
別の職人も手を差し出す。
「本当やが~。」
「どうもこの部品のようやな。 」
誰しもがその言葉に同意したようだ。


その雰囲気に同化するが如く発言した者がいた。
「ここばばらしてんやい。」
それは頑固親父だ。
いつの間にその場所へ現れたのだろう。
機械装置に集中していた目は一斉に頑固親父の元へ集中した。
「お~い。機械ばとめてんやい。」
その命令口調は我が町工場中に響き渡る。

若い職人は運転開始させたブレーカーの元へ走る。
その場所へ到着したかと思うと即座に機械が停止した。
つい先程まで工場中の音色を一心に集めていた、本来決して聞こえてはいけない
その異音も機械の停止と共に終了する。

「おい。そこば、ばらしてんやい。」
又しても独裁者であるかの如くのその厳しい口調は職人皆の耳を占領したのだろう。
その言葉に誘われるように皆一斉にスパナ、ラチェットレンチを手にし解体し始めた。

そして、ついぞ驚くべき発言を聞く事になる。
「あちゃ~。ここは焼けとうばい。こりゃ、はずれんめ~や。」
この言葉に私は自分の耳を疑った。
しかし、事実は目の前にある。
これが現実であり決して夢でも幻でもない。
事実は歴然と私の極間近に堂々と出現しているのだ。

「う~ん。」と思わず溜息が出る。
それにもかかわらずこの原因を突き止めるべくある意見が出される。
その発言に釣られる様に一斉に矢継ぎ早に意見が飛び交う。
自分の過去の経験、予想される内容そして原因追求ための手段。
その議論は勢いよく相当なる速度で前進するかと思われたが、思いのほか
先へとは進展しない。

しかし、我が町工場の長い人生ではほんの僅かにしか過ぎない短い議論でも
様々な人間模様がありありと演出される。
決して一旦発言した言葉は決して取り下げない。
そればかりか、発言した言葉への反論には烈火のごとく顔色を変化させ否応なしに
従わせようとする。
その原因追求には恐らく間違いと言う言葉が当てはまるとしても、
その指摘は自分の人間存在自体を損なうとばかりに押し込もうとする。
しかしながら社会的背景があろうとも否定されるべき内容は誰しもが首を縦に振らない。
職人は決してひるむことなく大いに自分自身の思いを訴える。
その一人の人物以外は社会的地位など関係ないとはばかりに、その発言の元は
純粋なるその機械への進展へのアドバイスであり、決して後ろの下がるべく
内容ではない。
そしてその内容が否定されたとしても、技術的にそして科学的に見合うものであれば
素直にそれに従い、決して人間の権威を損なわれたなどその考えは決して、
頭の片隅にも湧き出てこない。
目の前にある現実に対しひたすら言葉を発しているのであり、他人と口論するべく
発言しているのではないのだ。
しかしながら今現在目の前にある現実はどうであろう。
そういう人間ばかりであれば早々に解決の糸口は見つかるかも知れない。

ある者は、発言する行為は自分自身を主張しそして他人の常に上に立つためだけに
存在していると認識しているとすれば。
言葉は常に自分を肯定するもので否定と言う言葉の存在は最早無きに等しい。
敵味方を一方的に区分しそして賛成する者のみに笑顔を与える。

それは純粋なる科学的議論から逸脱し、それこそが俗に言う政治的理論というべき
なのだろうか。
我が町工場の職人はものづくりに対してのみ発言している。
素直にそして純粋にものづくりの更なる進展のみに心を注ぎ脇目もふらずに
方言丸出しで発奮するのだ。
科学的理論は人間の尊厳、人間の偉大さ。そして人それぞれの個性を打ち消す
ものでは決してない。
純粋にものづくりに尽くす心がそのヘと進展させるのであり、そこに果たして
人間の価値の存在を無にするかと言うとそうではないはずだ。

それにもかかわらずと書いておきたい。
一旦発言した内容は否定される行為にすかさず疑いの目を持つ。
そしてその否定する者に対しては徹底的に社会的権威を振りかざそうとする。
それこそが人間本来の議論だとばかりに。
一応私はこれらを「頑固」と言う名称を与え自分ながらに納得はしている。

結局のところ今回の議論が果たして科学的かあるいは政治的かどうかは
判断は難しい。
しかしながらその議論の結論の本来の姿はその変更された図面を一目見れば
即座に分かる。
最終的には変更された図面に基づき、ものづくりは行うのだから。



さあっ。これからも私は一刻も早く変更後の図面作成を完了せねばならない。
納期と言う期日が一目散に近づいて来る。


私はこれからも図面描きを続ける。
ひたすら科学的議論の内容を振り返りながら。




それでは又です。




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読破。
「氷点」三浦綾子著。
ある人物が自殺の行為までに至った経緯を周りの人間の心を通して
文章化している。
考えさせられる。
自分自身は全くの温かみがない世界がこの世に存在する事は
誰しもを不幸へひたすら追いやるすがない卑怯な行為としか思えないのだが。
「続氷点」でこの先続きがあるようだが。
読むべきだろうか。


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2006.12.11by 博多の森と山ちゃん



2006年12月08日

12月8日 コンベア式汚泥乾燥機。蒸気とは何か。


我が社の特許申請済みスチールベルトコンベア式汚泥乾燥機の加熱方法の一つである
蒸気について探ろうと思う。
蒸気による加熱は伝導伝熱方式であり、もう一つの加熱方法である電気ヒーターによる
加熱は輻射伝熱方式だ。






先ず「蒸気」とは一体何であるか。
通常工場ではボイラーで発生させており様々な用途で使用されている。

蒸気は気体である。
その気体は実のところ蒸気とガスに大別される。
その蒸気とガスとの区別からみると状態が変化する例えば蒸発や凝縮と言った現象が
起きる状態に近い気体が蒸気。
そして、蒸発、凝縮が起こるに程遠い気体をガスと定義されている。
例えばLPガス、天然ガスあるいは最近脚光を浴びているバイオガスはこれに
当てはまる。
又、水蒸気と蒸気は同意語のように使われるが厳密に言えば水蒸気は蒸気の一部と言える。
又、ガスは理想気体とされるが蒸気は実在気体という用語が使われ性質が複雑だ。

弊社乾燥機で使用する蒸気とは水蒸気を指すのであり、水を加熱して発生させた
気無味、無臭、無色の気体だ。
我が社の乾燥機で水蒸気を使用する場合、そのためにボイラーを購入、稼動するのではなく
工場での余り蒸気の使用を理想としている。
そうすれば加熱のための蒸気使用のコストは掛からないことになる。


参考文献:「絵ときでわかる熱工学」安達勝之、佐野洋一郎共著


次に水蒸気の特徴を揚げておく。
詳細な説明は次回以降に。

物理的性質
1. 常温では液体(水)であり、加熱することで容易に気体(蒸気)となる。
2. 比熱が大きく、蒸発熱(潜熱)も大きい。
3. 伝熱特性がよく、凝縮後の容積減少が著しい。
4. 温度上昇に伴い、圧力が高くなる。

化学的性質
5. 腐食性がなく、人体に無害である。
6. 化学的安定性が優れ、引火の危険がない。

その他の性質
7. 動力源として利用した後の排蒸気(熱)を再度、加熱源として利用できる。
8. 低コストで容易に多量を得られる。
9. 熱の輸送、貯蔵、制御が容易にできる。


サイト:株式会社ミヤワキ 用語集より抜粋。
ミヤワキ製弊社も購入しています。




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本日関東より大人物が来訪された。
とても素晴らしい方だ。
ある業界を根底から覆そうとしてる熱血漢溢れる人物だ。
私には到底かなわない。
その業界に実際に今現在も携わっており、その業界内部の内容は全て知り尽くして
おられる。
自分自身の体全身で業界を精通しているだけに非常な説得力がありそして
その真摯な態度に私は舌を巻いた。
その方が開発された機械装置は、今や日本国中を席巻しようとしている。
従来から設置されてある装置の根本的な発想から覆し、非常な画期的な製品だ。
今現在も次なる内容での開発が施され、最早日本国中の装置がとって変わられようとしている。
これは決して眉唾な内容ではなく、実際設置された数多くの実績がその素晴らしさを
証明している。
実際その装置を使うべく人物が試行錯誤の連続の上、裸一環で作り上げたものであり
世界中に名を知られたメーカーが何社も挫折したその業界に精通しているものこそが
築き上げることができた血と汗の装置なのだ。
金額、使い勝手そして流すものが決して痛むことがないという、今までの装置の常識を
根底から覆した驚くべきものなのだ。
その存在価値はこの日本国でも次第に大きな地位を占めつつあるし、そしてその速度は
日に日に加速しているようだ。

しかしだ。
とてもこれだけの大きな規模の装置が果たして九州は福岡、博多の小さな我が町工場で
実際に手に負えるのか。
壮大なる大きさの機械装置の結集が果たして我が社のみで完結できるのか。
私は残念ながら即座に首を左右横に振るしかない。
「はい」との二つ返事ができない。
先ず最も重要な要素である工場の広さという物理的な存在価値が我が社を消去してしまう。

しかしながら、今回は決して断りの言葉を発しようなど頭の片隅にもなかった。
逆に大丈夫だと胸をはれる自信が実のところ湧き出ていた。

確かに我が社の規模では到底手に負えない仕事も果敢に受注した過去はある。
その際はもちろん同業者の方には存分に手を貸して頂いた。

しかし、今回頭をよぎった会社は別のところだ。
以前付き合いのある会社ではなかった。
その理由としては地理的な要素が大きいのではあるが。

果たして、極身近に類まれみる製造業集団がいるではないか。
それは決して一つの会社ではなく集団だ。
地理、技術、工場の広さ、人員。
ものづくりを行うとっても必要不可欠なものは全てが揃っている。
その上若さと言う付加価値まで付いているではないか。
ものづくりを行う上でこれほどまでに全てが揃っている集団が極身近に存立しているのだ。

私は回答した。
「後日回答します。多分大丈夫だと思います。」と。

私のその言葉を確認した後、広報秘書を連れた大人物である熱血漢の社長はタクシーへ
乗り込んだ。
そして私はそのタクシーが見えなくなるまで見送った。


こういう事情です。
明日の「円陣(エンジン)全開忘年会」では宜しくお願い致します。




それでは又です。




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読破中。
「氷点」三浦綾子著。
人間の冷酷な部分のみを追いかけているとしか思えない。
全く温かみが感じられない小説。
読むのがつらい。


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2006.12.8by 博多の森と山ちゃん



2006年12月07日

12月7日 更なる進歩を。


既に師走ではあるが決して日々追われることなく毎日を過ごす。
確かにいつもながら引き合いは多く、その対応はつつがなく何とかこなしているつもりだ。




これだけ日々ネットの存在が大きくなればやはり我が小さな町工場でも
どうしてもより一層の厳しい全国規模の競争にさらされる。
発注側とすれば、ネットの発達により容易にそして数多くの業者へ案件を
投げ放つことができる。
この傾向は今後より一層激しくなりはすれ決して静まる事はないだろう。

最早。自由経済国日本国でものづくりを行う限り競争と言う二文字は自分自身の身が
この世を去るまで。そして会社ならばその存在がこの世にある限り永遠に続く。
ことさら強調するまでもなく、この事は既に自分の体に染み付いているのもであり
決して逃げうる事はできない。

しかしながら、競争は何も日本国内だけではなく世界と言う大きな世界でも
当たり前という言葉を背景に存在する。
そこに付き纏う価格と言うものづくりの存在価値。
ひたすら金額のみが一人歩きをし、より一層の競争社会を導き出す。

なるべく他社との差別を図るべく日夜寝ても覚めてもひたすら頭を悩ます。
他社には決してできないひねり、アイデアをひたすらない頭で考える。
その稼動状況をこの目で眺め、他社の製品を肌で感じそして実際溶接、旋盤と
体全身でものづくりそのものを味わいながら次なるそして更なる進歩に勤める。

それは競争があるからこそさらに前に進もうとするのであり、そのため毎日が
とにかく不安で暗闇を歩いているようだ。

そして思いついたアイデアはなるべく口頭で先ずは説明を行い、他には真似を
決してされないように細心の注意を払う。
その案件が単なる修理、修繕だとしても単なる元に戻す行為ではなく
新たなる進歩と言うアイデアを加えた提案を行う。
それは使い勝手が良い。あるいは壊れにくくなる構造へと改造する等。
単なる更新でも同様だ。
単純に同じものを製作するのではなく、血を汗を加えた前進が垣間見れる内容の
先ずは提案を行う。
図面化を行わず口頭での説明を行い、議論の土台を投げかける。
その議論の行き先に進歩の光が輝けば当然喜ぶべきであり、その土台が
それ以上先へと進まなくても一歩先へ歩んでいる。

ものづくりの更なる進展。
決して画期的でかつ類まれなるものではなくても良い。
ほんの少しの使い勝手の良さ。
2つの機能を1つにしたもの。
さらに簡略化したもの。あるいは他の技術をこのものに取り入れたのもの。
ほんの少しの改良でも更なる進歩があれば。

ひたすらヒントを追い求め。
そしてひらめきを起こすために様々な行動を起こしそして頭を悩ます。
しかし、思い付いたアイデアがうまくいかなければ。
そのひらめきのものづくりが失敗でもすれば。

必ず湧き出うる不安と心配。
当然ながら進歩と共に付いて廻るのだ。
ものづくりの進歩。
更なる進歩に必要なものは一体何だ。
他社との差別化を図る競争と言う2文字を攻略すべく更なる進歩に必要なものとは何か。

その命題に対して果たして答えは必要だろうか。
考えたければ考えれば良い。
時間だけは皆平等に与えられている。
だから私はものづくりに時間を使う。
ひたすら寝ても覚めても更なるものづくりの進歩の為に時間を費やす。
その理由とは。

その何故ものづくりへ時間をひたすら費やす理由は果たして必要だろうか。
ものづくりの更なる進歩のためには。





それでは又です。




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読破中。
「氷点」三浦綾子著。
上巻読破。この作品は処女作なんですね。
どうりで文章が初々しい。


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 果たして図面提出期日に間に合うかブログあるはず。
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2006.12.7by 博多の森と山ちゃん



2006年12月06日

12月6日 新たなる噴霧方式を求めて。


ものづくりは1社で完成するのは困難だ。
我が九州は福岡、博多の町工場のものづくりも様々な会社と手を携え協力しながら
日頃から、より一層のお客様の為になるものづくりを行っているつもりだ。

今回もそうだ。
環境に対して厳しい目がより一層向けられている昨今。
我が社が特に注視している内容の一つに「噴霧」がある。

この噴霧の効果については過去今ブログで掲載した。
「11月10日 噴霧の4つの効果について」クリックの上ご覧下さい。

その噴霧を発生させる装置を従来とは異なる方法にて開発したメーカーがある。
送風機での噴霧だが、従来はノズルを送風機廻りに取り付け高圧ポンプで
水を押出すことにより噴霧を発生させていた。
ところが、この装置は付帯設備が必要なく、水とその装置さえあれば噴霧が発生できるのだ。
そしてその装置にはキャスターが取り付いておりあらゆる場所へ移動の上、設置できる。

実はこの噴霧発生装置を携えそのメーカーにデモを催して頂いた。
何とその光景を動画に納めた。
いよいよ新たなる噴霧発生方法を公開ですばい。










噴霧による効果は
1)冷却
2)防塵
3)消臭
4)加湿
が掲げられる。

既に我が社でも冷却、防塵については実証済みだ。

最近噴霧が注目される理由として先ず安価で設備が構築でき得る点が大きいと思われる。
これからも環境についてはより一層厳しい目が向けられるのは容易に想像できる。
工場を運営する上で大きな課題として付近の住民による苦情の問題がある。
それには、臭気、騒音、振動、粉塵様々だ。
そして工場内で実際作業に携わる作業員に対しても健康を冒す環境での作業は
禁物だ。
これからもより一層の工場の環境対策は重要になることは自明の理だ。
それらの問題点の解決の一翼を担うものとしてこの「噴霧」を揚げたい。

従来よりこの噴霧を発生させる装置は簡単な構造だ。
1)送風機による発生
2)2流体ノズルによる発生
大きくこの2方法があると思われる。

このうち1)の送風機による発生方法は、送風機周りに何個かのノズルを取り付け
水を高圧ポンプでノズルへ送り、送風機の風で噴霧を発生させていた。
ところがだ。今回御協力頂いたメーカーの噴霧発生装置は高圧ポンプそしてノズルが
必要ない。
特殊な送風機と水さえあれば噴霧が発生できるのだ。
これは遠心力を利用したものらしい。
しかもこの装置での発生する噴霧の水の粒の大きさは従来よりかなり
小さなミクロンの数字だ。
水の粒がより小さいことにより一層の効果が発揮できると言える。
水の粒が小さいと先ず濡れにくい。
物が濡れると乾燥しにくくなりかえって掃除等の後作業が増える可能性がでてくる。
水の粒が小さいため遠くまで飛ばせる。
この送風機発生装置よりかなり距離が離れていてもその効果がある程度発揮できる。

又、この装置はキャスターが取り付いており水と100Vの電源さえあればあらゆるところで
噴霧を発生させることができるのだ。
制御に関しても用意してありその機器を取り付けることによりタイマー等の
時間制御も可能だ。


そして、この噴霧発生装置で今回デモを行った理由は先ず従来にない噴霧効果を
見るためであるのはもちろんだった。
もう一つ大きな理由として実は消臭、脱臭効果を探ることにあった。
具体的な消臭方法としてこの装置に取り付いているタンクに今メーカーが開発した
純植物性の消臭剤を水と一緒に貯める。
そしてこの噴霧発生装置を稼動させ、消臭剤を臭い発生源へ噴霧する事により無臭化を行い
臭いを消す。
この消臭剤は1種類のため無臭化させる材料へのその液を薄める倍率で決める。
他の種類の液を使用する。あるいは他の液と混ぜる。
そういった複雑な行為は必要ないとのことだ。
実際にデモでもその消臭効果は現れた。

又、この消臭剤は画期的製品であり植物性であるため全く人体には影響がない。
それどころか、殺菌作用まであるらしい。
実際、飲むお茶の中にその消臭剤を入れかき混ぜそれをこのメーカーの方は
何と一気に飲み干したのだ。
実際の実績もかなりある。
全国大手メーカーさんにも納入されておりそして何と
(社)全日本病院協会認定 指定業者なのだ。

我が社も今後は噴霧に関しては良い一層力を入れて行きたい。
特にこのメーカーは噴霧による消臭剤を使うことによる消臭、脱臭については
非常に強力なメーカーと言えるだろう。
そのためにもこのメーカーの協力を今後も仰ごうと思っている。
一緒に手を携えてやっていくつもりだ。

皆様も環境に関してもお悩みであれば是非お気軽にご相談下さい。
噴霧は安価な上、その効果は決して無視できないと思われます。
一度どうぞお試し下さい。

参考までに今回デモを行って頂いた会社はニオイックス株式会社です。
ちなみに全国各地デモは実施可能です。





それでは又です。




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読破中。
「氷点」三浦綾子著。
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2006.12.6by 博多の森と山ちゃん




2006年12月05日

12月5日 コンベア式汚泥乾燥機。加熱方法ーその他 過熱水蒸気乾燥について


前回までで乾燥装置の3方法の乾燥方法について記してきた。
対流伝熱、伝導伝熱そして輻射伝熱方式の3つの方法だ。
これ以外にも乾燥方法はあり例えばマイクロ波乾燥あるいは真空乾燥などだ。

今回は弊社で実際試した方法について記載したい。
それは過熱水蒸気による乾燥方法だ。
但し、弊社のコンベア式汚泥乾燥機ではうまくいかなく敢え無く失敗。
しかし、この過熱水蒸気による加熱は他にはない特徴を持ち実際あるメーカーでは
加熱家電製品として一般市場でも販売されている。

コンベア式汚泥乾燥機のページはこちらをクリックされて下さい。


本日は動画にて我が町工場の様子を掲載した。
少しでも眺めて頂ければ幸いですばい。










それでは先ず「過熱水蒸気」とは。
飽和水蒸気つまりこれ以上水分を含むことができない空気を一定の圧力のまま加熱した
100℃以上の高温の水蒸気を通常過熱水蒸気と呼ぶ。
ここでの一定の圧力とは非常に大切な要素で気体の圧力と温度には密接な関係がある。
例えば圧力鍋の沸点が100℃以上であるのはこの関係を利用したもので既に今ブログで
過去記載した。
この過熱水蒸気を利用した乾燥が過熱水蒸気乾燥だ。
乾燥させるべく材料にこの過熱水蒸気を直接当てることにより乾燥させる。

この過熱水蒸気方法は他の乾燥方法と比較すると非常に優れた特徴を持つ。
1.180℃以上の温度では熱風乾燥より乾燥速度が速い。
2.臭気が発生しない。これは排出した蒸気を液化することにより臭いを発生させる
  成分を回収できるためである。
3.材料が酸化しない。酸素がない状態で乾燥させるためであり、と言うことは
  酸素がないため高い温度でも発火、燃える心配がない。
4.食品の乾燥時に特有の付加価値を与えることができる。

しかし、過熱水蒸気は温度が低いと液化され乾燥機では材料を乾かすどころか
濡らす結果となり得る。
この理由のため我が社のコンベア式汚泥乾燥機では良い結果が得られなかった。

例えば密閉された空間に乾燥させるための材料を貯めておき、そこへ過熱水蒸気を
通風させ、圧力調整弁を通して排気させるとする。
過熱水蒸気は材料へ直接接触し又その過熱水蒸気は大気には触れないのであり
つまり低い温度の気体と接触することはない。
これは全く液化する要素がない事を意味する。

ところが、弊社のコンベア式汚泥乾燥機は常にスチールベルト上に材料を載せ乾燥させる。
スチールコンベアベルトは常に動いている状態だ。
先ずは投入口で材料を載せ、乾燥後排出口で材料を排出する。
乾燥加熱させる空間への入口そして出口にはどうしても材料が動くための空間が必要だ。
空間があると大気が入り込む。
大気は当然水蒸気よりも低い温度であるため加熱部に過熱水蒸気を送ったところで
液化してしまう。
いわゆる先に記した決して大気に触れることのないバッチ式の乾燥室であれば、
過熱水蒸気の特徴を存分に利用できる。
しかし、ベルトコンベア式の乾燥機では大気に触れない空間をつくるのは極めて困難であった。
少なくとも我が社では難しかった。
過熱水蒸気が大気に触れ結局のところ乾燥どころか材料を濡らす結果となった。
確かに我が社のコンベア式乾燥機は蒸気は利用している。
しかし、それはあくまでも伝導伝熱での使用であり直接材料ヘは接触させてはいない。


次回よりその蒸気について記したい。


参考文献:「初歩から学ぶ乾燥技術」中村正秋、立元雄治著




それでは又です。




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読破中。
「氷点」三浦綾子著。
先ずは女性について詳しく描写されている。




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2006.12.5by 博多の森と山ちゃん



2006年12月04日

12月4日 コンベア式汚泥乾燥機。加熱方法ー輻射伝熱について。


弊社コンベア式汚泥乾燥機の加熱部の主な加熱方式は本日の題目である
輻射(ふくしゃ)伝熱だ。
先ずはこの「輻射」とは一体何であろうか。





「輻射」とは放射の一部であり、電磁波の放射についてを特に輻射と定義つけている。
乾燥機での輻射伝熱は電磁波による加熱であり、材料に対して伝導伝熱のように
媒体を通さずに熱を伝える事だ。
電磁波の中でも乾燥装置には赤外線、遠赤外線が使用される。
乾燥機でいう輻射伝熱とは、赤具体的には外線、遠赤外線を直接材料へ当てる事を指すと言える。

実のところ温度がある物体は必ず赤外線と言う電磁波を発しているのであり、
乾燥機における伝熱で、輻射伝熱以外の対流伝熱や伝導伝熱も結局のところ乾燥機内の
高温時は必ず輻射伝熱を併用している事になる。
その温度が高い程その電磁波のエネルギーは大きいものとなる。

弊社乾燥機で使用している輻射伝熱部は大手メーカーの赤外線ヒーターを採用している。
このヒーターの発熱体は炭素系のもので、ハロゲンあるいはコルツとは異なる。
従来の他のヒーターと比較すると熱効率が良いため消費電力が少なくて済む。
又、突入電流が無きに等しいため過電流に対する保護回路が簡略化できる。



確かに電気ヒーターを熱源とすると非常に安全で環境に最も優しいと言えます。
又、火気を使用する場合必要な煙に対する付帯設備は弊社乾燥機は必要としません。
弊社コンベア式乾燥機で使用する熱源は余り蒸気と電気ヒーターのみです。
但し、電気ヒーターを使用するとどうしても消費電力は大きくなりランニングコストはそれなりに
高くなります。
昨今そして今後の原油高騰と比較しても如何でしょうか。
ランニングコストは機械装置を導入する際重要な要素であり、十二分に比較検討するものです。
火気使用の場合は当然付帯設備のランニングコストまで頭に入れておく必要があります。

しかしながら、最近の乾燥装置の環境に対する要求は非常に厳しいものがあります。
そのせいでしょうか、全く火を使用しない弊社汚泥乾燥機の引き合いが多い理由もそこに
あるのかも知れません。

現状弊社の汚泥乾燥機は導入初期費用を何とか低価格でご提供できるよう努力しています。
価格面でもどうぞお気軽にご相談頂ければ幸いです。



話は変わるが、天日干しつまり太陽に光を利用した乾燥も輻射伝熱と言える。
これは太陽から発せられる電磁波で材料を乾燥させている訳だ。
必要とするエネルギーは太陽光のみで最も省エネルギーで熱源にコストがかからない。
確かに天候等に大きく左右される欠点はある。
しかし、既に無料のエネルギーは様々な方法で活用されているのは書くまでもないし
今後もより一層力を入れるべき分野かも知れない。


参考文献:「初歩から学ぶ乾燥技術」中村正秋、立元雄治著
参考サイト:「ウィキディア」


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今更ながら藤沢周平氏の著作に触れてみた。
時代小説の第一人者と言える。
私も過去時代小説のみに入れ込んだ時期があった。
ひたすら時代歴史小説のみを読破した。
しかしながら何故かこの藤沢周平氏の本は読まずじまい。
今回読破したのが「蝉しぐれ」。
私は知らなかったが既に映画化もされていたようだ。
とても情緒溢れる詩的な文章を存分に味わせて戴いた。
静かに時は流れていくのだが決して途中でだれることなく一気に読み終えた。
読後も爽快感に包まれる私自身を冷静に見させる描写には納得させられる。
いずれ藤沢氏の小説は何冊もお世話になりそうだ。




それでは又です。




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読破中。
「氷点」三浦綾子著。
将棋の羽生氏が勧めていたので思わず手に取っている。




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2006.12.4by 博多の森と山ちゃん



2006年12月02日

12月2日 コンベア式汚泥乾燥機。加熱方法ー伝導伝熱について。


弊社のコンベア式汚泥乾燥機は伝導伝熱と輻射伝熱方法をとっている。
伝導伝熱として先ず投入口、上下2ケのローラー。そして加熱部の下側。
最後に排出部のローラーで加熱している。
これら伝導伝熱の熱源は蒸気だ。
この蒸気は工場内の余剰蒸気があればそれに越した事はない。

そして加熱部にて材料上から輻射伝熱で加熱している。


コンベア式汚泥乾燥機のページはこちらをクリックされて下さい。


下記スライドショーにて九州は福岡、博多の我が町工場でいよいよ最終試運転となった
様子を眺めて戴けたら幸いですばい。










昨日書いたが乾燥機の加熱方法としては

1.対流伝熱
2.伝導伝熱(単に伝熱と言う場合もある。)
3.輻射伝熱(ふくしゃでんねつ)
4.その他

があり今回は伝導伝熱について。

伝導伝熱とは材料をを載せた板などを加熱しその加熱された板より材料へ熱を伝える
熱伝導で材料を加熱し、乾燥させる。
前回のブログで記載した対流伝熱乾燥は直接材料へ熱を加えるが、
この伝導伝熱乾燥は、金属板等から材料を加熱することから、対流伝熱を直接加熱、
そして伝導伝熱を間接加熱と呼ぶことがある。

又、伝導伝熱は排気されるガス量が少ないため対流伝熱より熱効率が高い。
対流伝熱では考えられる熱風による材料の飛散、酸化あるいは爆発の危険がある
場合にはこの伝導伝熱が有効と言える。
乾燥速度を上げる為には、材料と加熱板との良好な接触が重要であり
攪拌、混合あるいは加熱板へ対して材料を薄くそして広く接触させるなどの工夫を
行う。

そのため、我が社のコンベア式乾燥機は投入部に加圧成形ローラーを材料の上側に
設置し、そのローラーでなるべく薄くそして広くコンベアベルトの表面へ広がる工夫を
行っている。
又、投入部は材料である汚泥が詰まる可能性が大きいためエアーシリンダを利用した
投入装置を設置することにより、投入部でつまりこぼれるあるいは全く加熱部へ材料が
進行できないと言う問題は一切起きない。
この投入装置はいずれ写真で紹介しようと考えている。

次回は輻射伝熱について。


参考文献:「初歩から学ぶ乾燥技術」中村正秋、立元雄治著
参考サイト:「特許庁」乾燥技術




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「さあっ。さっさと図面を書き上げ次なる提案事項へと進まねば。」
私は一人心地で呟いた。
しかしこの一人心地と言う文字は辞書では見かけない。
いわゆる俗語であろうか。
一人心地で呟くも辞書には掲載されていない。
だから何なのだろうか。
こんな内容を書けるのは土曜日だからだと決して理由になっていない原因を押付け
ひとまずこの独りよがりの話題を終わりたい。


そして、私は本日は土曜日と言う平日そして日曜日の感覚とは異なる心境で仕事に入いる。
しかしながら土曜日と言う静けさは日曜日とは異なる。
一切の騒々しさから我が身を救い出すあの安寧たる安らかな静かな日曜日とは相違する。
平日の喧騒たる緻密を果てしなく期待される時間の過ごし方からは少しは解放されたとの
感覚が私自身に安逸を与えてくれるのが土曜日だと感じ入る。

土曜日と言う曜日は好きだ。
平日でなく、日曜日と言う休日でもない。
その曖昧かつ中途半端であるためその存在価値は私にとっては絶大なる
そびえ立つべくひときわ勇勇しい存在だと私自身の脳細胞を占領している。

零細企業にとって土曜日が休日だということはほぼ不可能に限りなく近く、
それこそが大企業との大いなる曜日感覚の相違点であるのは間違いないであろう。
むしろ我が九州は、福岡、博多の我が町工場は土曜日そして日曜日は現場工事で
の活動を設定されるべく曜日であるためより一層曜日に対する触覚は鈍いのかも知れない。

それを大企業との格差などと非難あるいは悲嘆に暮れるなど、惨めでひたすら自分自身を
間抜けで既にしおれた人間だとの公言をほしいままにするなどの行為だと既に理解と言う
表現以上に生まれる以前から認識していたのではないか。
そもそも格差と言う言葉には先ずは、その言葉を発する人物に対して何らかの私はどうしても
疑いの感が芽ばえそしてひとしをの寂しさを感じ得ずにはいられなくなる。
それは人間として生まれた時点で既に格差という文字は自分自身に降り掛かっているのであり
それを何を今更大声を上げるのかとの呆然とただ眺めるだけの傍観者と瞬時になるのだ。
その根底にある自分自身が幸福であるとの認識が欠けているのがそもそもの原因であり
その幸福感をわざわざ自分自身から常に遠ざけようとする行動がどうしても垣間見られる。
確かに世間では成功と言う二文字が一人歩きしそして成功のみがこの世での存在価値が
あると常に私達自身の胸襟深く常に訴訟起こしているようだ。
裁判官が常に自分を見張っておりその裁判官には決して逆らう事など思いにも浮かばず
ひたすらその裁判官と言う世間を信じ成功と言う文字ヘと全身全霊をかけ向かう。
そしてその際自分自身をひたすら幸福と言う二文字から引き離そうとすればするほど
最早その人物は人間と言う人の間に存在する価値を損ない本来の獣である人に
戻ってしまうのではなかろうか。
単なる事である。簡単なはずなのだ。
ただ自分自身が常に幸福だと呟いてさえいれば良いのだ。
一体幸福、幸せ以上に何を望みそして何を欲しがっているのだろう。

私は土曜日にこの事務所で仕事している。
これは幸福なのだ。今時点で幸福なのだ。
過去は忘れた。そして未来など決して分からない。
私は今の時点を生きている。ただそれだけなのだろう。

しかし、土曜日は好きだ。
喧騒たる平日。そして安逸たる日曜日。
その両者に挟まれた曖昧かつ中途半端な曜日である土曜日。

私は先ずはあの現存する機械になりきろうと決意したところだ。
もちろんこれが幸せな行為に違いない。




それでは又です。




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読破。
「火車」宮部みゆき著。
社会的背景を断固として記し、その上で犯罪者をどこかしら被害者であるような
視点で見つめ得る庶民的感覚が随所に現れるやはり女性ならでと唸らせる傑作。
女性の心の奥底はやはり男が描くと似非(えせ)になるのでしょうか。

読破中。
「蝉しぐれ」藤沢周平著。




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2006.12.2by 博多の森と山ちゃん



2006年12月01日

12月1日 コンベア式汚泥乾燥機。加熱方法ー対流伝熱について。


本日は乾燥機、乾燥装置全般の乾燥させるべくその加熱方法について記したい。
弊社特許申請済みコンベア式汚泥乾燥機は、伝導伝熱と輻射伝熱方法の2種同時に取っている。
過去製作経験がある炉の廃熱利用の乾燥機は対流伝熱方式と言える。
ではその伝熱方法を具体的に。

コンベア式汚泥乾燥機のページはこちらをクリックされて下さい。


今回はようやく成功したベルトコンベア式汚泥乾燥機の最終改造の様子をスライドショーに
まとめた。
少しでも眺めて頂ければ幸いですばい。










乾燥機には、材料に熱を加える方法として大きく4方法に区分される。

1.対流伝熱
2.伝導伝熱(単に伝熱と言う場合もある。)
3.輻射伝熱(ふくしゃでんねつ)
4.その他

それでは先ず対流伝熱にについて。
対流伝熱での乾燥機は高い温度に熱せられた空気、熱風を材料に直接接触させて
熱を加える方法だ。
そもそも対流伝熱とは流体内に起こる伝わり方で、様々な温度の流体同士が混合することにより
熱が移動する現象をいう。
例えば、空気が温められ、その周りの空気より軽くなると上昇する。
これによって、周りの冷たい空気が温めているところに流れ込み、空気の流れができる。
水も同様で、暖かくなった水は上へ、上の冷たい水は下へ下がる対流伝熱が発生する。

対流伝熱式の乾燥機に箱形乾燥機がある。
これは材料を入れてある箱の中に熱風を入れその熱で乾燥させる装置だ。
これは熱風の通し方そして材料の設置方法。
つまり材料に対して如何に効率良くそれもなるべく熱い温度の熱風を常に加えるかが
大きなポイントになる。

先ず箱形には送風機が必要だ。
乾燥させるべく材料に熱を加えると、その材料に加えられた熱風の熱エネルギーにより
当然水分、液分が発生する。
しかし、乾燥装置内は風がないとするとその水分は材料周辺に当然残る。
湿度は次第に上がる。周辺が湿度が高い状態では空気そのものが乾燥しない為に
材料も乾燥しない。俗に言う蒸し風呂のような状態だろう。
送風機の役目としては上記の状態を防ぐため水分を風で外へ追いやるという事と。
もう一つ、熱風を材料へ送る役目がある。
送風機の能力、静圧があまりに高いと材料の乾燥する速度より速く、熱風を加える以上に
単に水分を吹き飛ばすだけのものとなる可能性はある。

箱形以外にも回転式乾燥装置や気流乾燥装置。他にも何種類もある。

次回は伝導伝熱について。


参考文献:「初歩から学ぶ乾燥技術」中村正秋、立元雄治著
参考サイト:「原子力百科辞典 ATOMICA」




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本日の午後は久方ぶりに腰を落ち着け、パソコン画面に向かい図面書きができる。
只今製作中の製品の図面が今だ完成していない。
図面は詳細な部品図を書いてこそ図面と言える。
果たして細かい図面無しに製品がつくれるかというと即座に皆首を左右真横に振るだろう。
取り合い、そして加工精度等あらゆる技術ノウハウがぎっしりと詰まっている。

今週は遠方への出張もあった。
最近外出する機会が多く、そしてたくさんの宿題を持ち帰っている。
宿題があるだけでもこの先又しても受注に繋がる可能性があるのだから
喜ぶべきであり決して嘆く代物ではない。
感謝すべきであり非難すべき箇所は針の穴の程度の隙間もない。

外出するという行動は外部の方々と接触しそして様々な声を聞くことができる。
そして現地で設置された機械、装置が実際動いている様子を自分の二つの眼で
じっくりと眺めることができる。
その稼動とは動いているという事実を視覚が感じ取る以外に振動、そして音、匂いを
自分自身に備わった5感を刺激しそして体全体で味わうことができる。

その自分の身で直に接触した感覚を図面上に書き表す機会も当然ある。
自分自身に今だ身についていない刺激を味わいそして図面化される訳だ。


しかしながら、外出ばかりでは工場内が進捗しない。
私が図面を描かなくては職人が遊ぶ。
当然ながらこれからは図面描きに没頭せねば最早納期と言う至極当然なる叫びが
次第に大きくなるに違いない。
ものづくりを行う上での至上命令たる納期はいかなる理由があるとしてもその存在は
絶大なるもので、決して破ることができない掟たる存在として日頃から立ちはだかる。

その歴然たる日付と言う数字を慮るにつれ、図面書きの更なるスピード化。
より一層の図面の完成までの時間の短縮。
それこそが常にそして永遠に求められる課題でありそして当然ながらこの行為を
支配せねばならないのは周知の確固たる事実に相違ない。

過去を振り返れば、手書きの時代であった昔懐かしい時代よりは今現在の2DCADのお陰で
多大なる速度アップは図れたのは喜ぶべき事実であろう。
しかしながら、時代そして今現在の事実の先への未来への流れは決して速度を緩めることなく
より一層の高速化に拍車をかけて人々を最早、篩にかけて蹴落としている感もあるのではないか。
スローあるいはゆっくりと言う言葉は最近又見直されてはいる。
しかし、我が仕事の範疇に身をおいているとその言葉はまやかしに過ぎず、そして先を
見落とす結果のみが自分自身の身に振りかかってくるのは決して誤りではないだろう。
さすれば当然自分体をスピードと言う文字の上に載せ、その上乗りこなせなければ
この時代からは取り残され一旦落ちた穴から這い出すためにはかなりの労力と時間を
結局のところ必要となるのであろう。


私は先日教えられた。
既に図面は3Dの世界ヘと突入していると。
3Dでしか図面を書けない人物がこの日本国にかなりの人数発生しているという事実を。
それは私どもが日頃書いている機械、装置の図面での話なのだ。
そして近い将来図面は3Dのみが大きな優位性を持ちそしてそれが当然なる自然な
図面と言う称号を与えられる時が極身近に既に近寄ってきているという事なのだ。
最早私の身近なある業界では図面の交換は3Dのみしか受け付けないということだ。
私の図面書きは手書きに始まりそして2DCADへお陰さまで何とか進化を遂げた。
それは鉛筆がマウスへとすんなりと変貌を遂げる事に成功ができたためなのは
書くまでもない。

私は最近果敢に挑戦している。
再度、再びと言う表現方法が的確だろう。
多忙と言う文字の前に一旦挫折した。
しかし、今回は同じ徹は決して踏めない。
既に多忙と言う二文字は言い訳と言う勲章のみを与えることができ得るだろう。

実のところ躊躇と戸惑いが私自身に3D取得のための入口で大いに立ちはだかっている。
手書きそして2Dでは決して味わうことがなかった図面描き。
図面を描く際に頭に思い浮かべる内容が先ず全く異なるのだ。
3Dの図面は従来の手書き、2Dの設計思想を全く無視する事から始まるようだ。
先ず頭に思い浮かべる内容が既に3Dでは画面に現実化されている。
頭上で漂っていた立体図が既に画面上へ現れているのだ。
私はそれに対して先ずは戦慄しそして恐れヘと心境が瞬時に変化させられる。

あの人物は何度も私に対し断言した。
それは統計上の数字に基づくものであり決してその人物だけの発言ではないと言う事は
カラーの棒グラフで私の目の前に示された。

「半年が勝負です。それ以上かかると又挫折します。」
その言葉は私の胸に突き刺さり、そのナイフは決して私の胸からは離れず
突き刺さったままだ。

そしてその人物は驚くべき発言を続けさまに発した。
「むしろ3Dで描く方が時間がかかります。しかし、描いてしまえば他に与える
影響は絶大なものがあります。」と。

その絶大なる影響についてはここでは書くまい。
その影響は自分自身の5感で味合わないことには書ける内容ではないだろう。
私は決意した。
私はこのスピード化とは相反する3Dと言う図面に賭けてみようと思う。
既に3D図面の波は既に間近に迫っているのだ。
その波に乗らねばならないのだ。
実のところ波とは振動のみでその物体は移送しない。
その振動いずれ私も身を震わせそしてあの人物の発言にもある絶大なる影響にも
身を震わせねばならないのだ。

これから半年か~。

半年後の姿が如何に変化しているか。
自分なりに楽しみだ。

しかしながらこれだけは威風堂々と威勢良く大きな声で発言できる。
これだけは私自身明確にそして歴然たるこの事実を最早誰かが絶大なる力による
手助けを借りようとも変化させる事はできないだろう。






私のイニシャルがエイチであることを。




それでは又です。




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読破中。
「火車」宮部みゆき著
なかなかよかじゃなかですか。




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