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2006年11月10日

11月10日 噴霧の4つの効果について



似ているようで全く異なる散水と噴霧。
弊社でも散水による装置は様々設置した経験は過去多々ある。

しかし、最近お客様の要望により散水ではない噴霧による設備を弊社では初めて設置した。
設置の上、実際稼動したところ従来の散水にはない効果があることが判った。
そして、今回の実際の経験、体験により今後自信を持って提案でき得る設備であると
確信を持つまでに至っている。

実際成功するまでにはやはり試行錯誤そして失敗という経験はした。
しかし、お客様の暖かいご支援により無事成功させそして順調に稼動するに至っている。

今回の噴霧設備の成功についてはお客様の多大なるご支援の賜物であるのは
書くまでもない。
当然素晴らしいお客さんだと書き加える。

今ブログでも噴霧については、過去2回取り上げたことがある。
その内容については下記クリックの上、ご覧下さい。


2006.8.19「私共でやらさせて頂いている内容が。。。。」


2006.9.3 「マイナスイオンと陰イオン。そして気化熱利用(2)」




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1.噴霧とは

先ず散水について。
散水とは単に水を散らすと定義つけたい。
例として、水道よりホース、パイプの配管の先にノズルあるいはスプリンクラーを取り付け
水を方々に撒く。

しかし、噴霧は異なる。
では噴霧とは何か。
噴霧に関する定義は私の調査では残念ながら明確にできなかった。
しかしだ。
今回我が社で設置した設備の噴霧はよりドライミストに近いものだとの知識は得ている。
それではドライミストとは一体何か。

簡単に書けば
「ドライミストは、水を微細な霧の状態にして噴射する。
水の粒子が小さいため素早く蒸発し、また肌や服が濡れることもない。」
と言うことだ。

今内容は能美防災㈱のホームページより抜粋した。
理由はこのドライミストと言う名称が能美防災㈱の登録商標だからだ。

より一層詳しく知りたいのであれば

「ドライミスト研究・開発 blog*****東京理科大学 工学部 建築学科
辻本研究室~ドライミストによる環境改善に関する研究開発~」
をご覧頂きたい。

但し、今回の弊社の設備には上記会社そして教授は全く係わっていない事を
付け加えておく。

しかし、今回弊社にて行った噴霧とはドライミストとは異なりよりドライミストに近い散水と
言うことができるのではないだろうか。
それは先ずドライミストはかなり風の影響を受ける。
本来噴霧したい箇所へはドライミストの状態では決して到達しないことが今回分かった。
それでは本来の目的からはかなり外れることになる。

弊社で行った噴霧装置は水と他の流体、空気の力を借りた。
すなわち2流体を合体させる事により噴霧そのものをつくった。
配管の先端のノズル部分にて2流体を合体させ噴霧をつくっている。
これに関してはかなりノズルメーカーのお世話になった。
感謝しています。
そしてその構造はあのベルヌーイの定理を応用していると思われる。

この簡単な構造に調整機能をもたせてある。
水と空気の量を自由に調整が可能だ。
それによりその本来の目的をより効果的に出せるものこの噴霧装置の特徴だと書くことが
できる。





2.噴霧による効果と検証

噴霧による効果として次の4つを上げたい。
1)冷却
2)防塵
3)消臭
4)加湿

今回の弊社の設備は上記の1と2が目的であった。

1)冷却について

コンベア等搬送機械での運搬途中で搬送物を冷却するため弊社でも散水を過去行ってきた。
配管の先端にノズルを取り付け水を撒き冷却する。
しかし、この方法は水量がかなり必要になりその上、コンベア内に水が溜まり
機械のより早い腐食、腐れに繋がっていた。

この散水を噴霧装置への取替を実施した。
噴霧による冷却は気化熱利用が根本的な考えだ。
水が蒸発する際、周りの温度を奪いその空間が冷却される。

今回コンベアの排出部に噴霧装置を取り付けた。
この効果ははっきりと現れた。
搬送物は冷却されるのだがその物自体は決して濡れることがない。
それは従来問題となっていた内容がかなり解決されたことになる。

搬送物が水分を含むことにより、粘着しやすくなり搬送ラインに悪影響を与えていた。
特に腐食、腐れ。
そしてシュート等の詰まり。
コンベアベルトへ接着することによるライン周りでの搬送物の散在。
それに伴う頻繁なる掃除の必要性。

実のところこれらが一気に解決した事になる。
実際の冷却温度は確かに散水には劣る。
しかし、噴霧装置のノズルを増やすことによりこれについても今後解決されるのでは
ないだろうか。




2)防塵について

目的は噴霧により塵埃が工場内を舞うのを防ぐ事だ。
塵埃は決して人間の体にはよくない。

この防塵目的でも散水は今でもあちこちで行われている。
大量に水を巻き埃が舞うのを防いでいる。
しかし、散水は機械、機器が濡れ腐食、腐れに繋がる。
あるいは水分により電子機器によくない影響を与える。
あるいは撒いた水が床に残り決して衛生上良くない等の問題がある。

今回はこの防塵の目的にも噴霧装置を取り付けた。
噴霧はかなり風の影響を受ける。
そのため圧縮空気の力を借り水とエアーを混合させノズルより噴射させた。
埃の発生源にめがけて噴霧を行った。
それにより従来工場中を舞っていた埃がその装置がある部分だけでおさまる。
エアーの力は絶大で埃を水と共にその場で押さえ込んでいた。

但し、その噴霧される箇所は発生される埃全てがそこに溜まる事になる。
工場中を舞っていた塵埃がその噴霧箇所のみに集中する。
その箇所の清掃は従来以上に必要ではある。
しかし、工場内全ての清掃と比較するとかなり人間による労力は減らされたはずだ。


今回設置した噴霧装置は上記記載の1.冷却そして2.防塵が目的であった。
そしてその実証は現在使用しているお客様の喜びの声から窺い知ることができる。
このお客様。
今後は他の場所でも使用する考えがあることを既に私は耳にしている。
お客様の多大なるお力添えにより効果があったと書き記したい。




3)消臭、4)加湿について

1.冷却そして2.防塵については弊社にて設置しそしてその効果は実証した。
しかしながらこの消臭、加湿目的の使用については今だ経験はない。

しかし、これらは同じ噴霧装置にて行うことは間違いない。
これらについては私が調査した結果を書く。

消臭。
これは本来噴霧させる流体が水ではなく消臭剤、液である。
水の代わりに消臭液を目的の箇所へ噴霧する事により消臭する。
従来より存在する脱臭機。
脱臭する気体の通り道に消臭液を噴霧することにより、より一層脱臭ができるようだ。

そして加湿。
これはよりドライミストに近い状態で大気を濡らすことであろう。
これは本来の噴霧と言う力を最大限発揮することができるのではなかろうか。

これら、消臭そして加臭。
是非経験させて頂きたい。
本来の噴霧させるべく噴霧装置の構築は完成しているのだから、後は実証と言うことに
なるはずだ。

既にある分野では大いに脚光を浴びている噴霧。
我が社もどしどし提案するつもりだ。

又、関心、ご興味がある方はお気軽に連絡下さい。
心よりお待ちしております。




最後に画像を掲載する。




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それでは又です。





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 皆様いつもお世話になり有難うございます。
 噴霧で冷却せねばいけないほど熱いブログあるはず。
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2006.11.10by 博多の森と山ちゃん