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11月28日 コンベア式汚泥乾燥機。含水率について。


乾燥にとって含水率とは大切な指標だ。
これは昨日の乾燥の進行具合と大いに関係がある。

コンベア式汚泥乾燥機のページはこちらをクリックされて下さい。


本題に入る前に本日の九州は福岡、博多の我が町工場の我らが職人の様子を
何と動画で。
燃え滾る(たぎる)ものづくり情熱を感じて頂ければ幸いですばい。










先ず「含水率」とは何か。
簡単に書けば、材料中に含まれる水分の比率と言うことになる。
但し、この比率の表現方法には2通りの「質量比」そして「容積比」がある。
一般的には「質量比」による表現をとる。
そしてその「質量比」で表す場合も実は2通りの方法がある。
それは「湿量基準」と「乾量基準」があり、基準となる質量の数字を乾いた材料の数字を
とるか、あるいは湿った材料を基準にとるかの違いだ。
「湿量基準」は乾燥が進むにつれ基準となる質量が変化するため、基準質量が
一定である「乾量基準」が通常「含水率」を指す。

又、含水率は「限界含水率」と「平衡含水率」とに区別される。
「限界含水率」とは昨日の今ブログへ記載した定率乾燥期間から減率乾燥期間へ
移る際の含水率のことだ。
つまり、材料の外部の乾燥が終わり、材料内部への乾燥へ移る時点での
含水率のことである。

そして、「平衡含水率」とは乾燥がもうそれ以上しない含水率の事だ。
これは一定の温度、湿度の空気中において材質中の水分量がその雰囲気中で
平衡に達した状態つまり空気中の湿度と同じ状態の含水率と言うことができる。

次回は汚泥について。


参考文献:「初歩から学ぶ乾燥技術」中村正秋・立元雄治著
参考サイト:「特許庁」乾燥技術



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私は過去「マイナスイオン」について苦言を呈したことがある。
それについては今ブログの下記記事をご覧下さい。

マイナスイオンと陰イオン。そして気化熱利用(1)

マイナスイオンと陰イオン。そして気化熱利用(2)

何故今更「マイナスイオン」について書く理由は、本日東京都の報道発表がこの「マイナスイオン」
についてなされたからだ。
詳細はこちらをクリックされて下さい。

科学的根拠をうたったネット広告にご注意!
"「マイナスイオン商品」表示を科学的視点から検証しました"




確かに「マイナスイオン」と言う用語は世間一般用語として極く普通に使われている。
しかし、この言葉は科学の世界では決して登場しない言葉だ。
決して専門的分野では存在しない言葉だ。
そうなると科学的根拠どころかその言葉の存在すら怪しいという事になる。

しかしながら、この言葉を使用することにより、よりその商品の優位性を消費者へ
訴えることができるのであれば当然売る立場であれば使うのが当たり前だ。

この言葉は商業ベースに載せる為に作られた造語との判断は既に論議は尽くされた
と私は実のところ結論付けていた。
しかし、言葉には力がありその力に屈するかどうかで人の判断などあまり価値さえないのが
実際のところであろう。
それはその内容を信じる信じないというところまで大概行き着くのでありそれこそが
言葉の大きな力であろう。
そして、その言葉を発する者の社会的な立場、地位、権利においても言葉そのものは
存分に一人歩きができそして自由自在に操られる面があるのは紛れもない事実であろう。
逆に信じることにより自分自身が幸福になれるのであればそれは既に内容の信憑性は
別問題の存在になり得るし、結局のところそれこそが言葉の本来の力であるのかもしれない。

そのものの信憑性の現実はその本人がその真実以前に信頼寄せればそのものは
何の根拠も無しに十二分に似せた真実を本人に取り入ることが可能なのだ。

つまり「マイナスイオン」と言う用語も信じていればそれに対する詐欺そして詐称など
この世に存在などしないのであり、信じることによりその本人が幸福であれば誰として
その人物に対しては最早意見をする資格など既に剥奪されているに違いない。

しかしながら、真実を追い求める事こそが人間本来の幸せとするならば「マイナスイオン 」と言う
用語を信頼しきっている人物に対しては何らかの言葉を発したくなるのも同じ人間だとして
少しは理解していただけるだろうか。

科学とは学び知れば知るほど分からなくなる世界に違いない。
理解すれば理解するほどに次なる関門が立ちはだかる。
それは何も科学の世界でなくても様々な世界で当然表現しうる内容であろう。
それならばこの「マイナスイオン」と商業造語に対して何らかの自分なりの結論を
常に心に持ち続けることの大切さ少しでも感じていただければ幸いです。

う~ん。「マイナスイオン」。よくできた言葉だ。

物理でよく似た言葉に「陰イオン」があるのは周知の事実だろう。
先ずはその定義である「イオン」がどの程度自分自身の脳細胞で理解できているかを
探る行為は必要なのかも知れない。

「マイナスイオン」が実際存在するかは人それぞれの胸の内に納めておけばそれに越した
事はないはずだ。

それでは私は明日は遠路「宮崎」まで「陰イオン」を探りに行って参ります。
決して「マイナスイオン」でないことは書くまでもなかとです。




それでは又です。




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読破中。
「火車」宮部みゆき著
サスペンス小説ではなかですか。




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 皆様いつもお世話になり有難うございます。
 陽イオンも知っておかねばブログあるはず。
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2006.11.28by 博多の森と山ちゃん




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