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マイナスイオンと陰イオン。そして気化熱利用(1)


本日より我が九州は福岡、博多の町工場は現場工事。
ほぼ予定通りの進捗。
通常。現場工事は思わぬ出来事が起こり予定通り進捗しないことが間々ある。
しかし、今回の現場工事はちょっとした出来事はあったが無事予定通りの進行。

そして、今回の工事の内容の他言は難しいであろう。
それは何よりもお客様のアイデアがふんだんに込められているからだ~っ。




それでは本日題目の内容について。

先ずイオンとは。
決して流通業の「イオン」という会社名ではない。

科学、化学での分野でのイオンという言葉についてだ。

先ず物とは。
物の最小単位は原子だ。
その原子は原子核そして電子でできている。

原子とは通常電気的に言えば中性だ。
つまりマイナス、プラスの電気を帯びていない。
ところが原子は原子を構成している電子が増えるあるいは減る事により電気を帯びる事になる。
その電気を帯びた原子を「イオン」というのだ。


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先日このブログで記載した「クーロン力」。
これは摩擦電気、静電気の力の大きさの単位だ。
この摩擦電気は摩擦により物質の電子が増減する事により電気を帯びるつまり帯電すると
既に書いた。
これも帯電したものがイオンと言える。

詳しくは2006.7.28「クーロン力とひまわり」をお読み下さいませ。


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そしてそのイオンには「陰イオン」と「陽イオン」とに区別される。

「陰イオン」とは電子が増えマイナス、負の電気を帯びるつまり帯電しているもの。
そして「陽イオン」とは電子が減りプラス、正の電気を帯電しているものである。

そして原子とはイオン化したがる傾向にあり又イオン化される事により安定化する。
又イオン化という言葉は電離とも表現する。

それでは「マイナスイオン」について。
この用語は決して科学用語ではない。

又、マイナスイオンの人間に対する効用は何も証明されていないのはご存知の通り。
この用語はどうも一種の造語らしい。

このマイナスイオンについて少々解説したい。
この用語は化学用語の「陰イオン」に近いとされている。
そしてマイナスイオンとは。
マイナスイオンを何らかの方法で発生させる。(決して陰イオンではない。)
このマイナスイオンで空気中に浮遊する人体に決してよくはないちりほこりの
プラスイオン(これも化学の分野にはない用語)と中和させるらしいのだ。

この中和作用により人体にとてもよい影響を与えるという事らしいのだ。

もともとこのマイナスイオンそしてプラスイオン事体の言葉が科学分野では存在しない。
似通った用語で多分「陰イオン」そして「陽イオン」を指しているのだろう。

そしてその中和が果たして人体に良い影響を与えるどうかはいまだに疑問符がつくらしい。

私が思い当たるのが電気集塵機。
芯線をマイナス極、平板をプラス極として高い電圧をかけると電極周辺にコロナ放電が起こる。
この放電により陰イオン、陽イオンが発生しそのイオンとぶつかった粒子は帯電し静電気力
つまりクーロン力で集塵する。

この方法の集塵方法は最近家電製品にも取り入れられている。

しかし、どこにもマイナスイオンという造語とは関連がないように思えるのは
私だけだろうか。

次回に続くとです。

早く帰宅せねば。明日があります。
それでは又です。





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2006.9.2by 博多の森と山ちゃん




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