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2007年10月19日

10月19日 情けは人のためにならず。。。



私は体の奥底から出る自信に頷きながら内容に付いて簡単明瞭に説明する。
この方法が最も最良、最善そして今現在の時の流れに即応した内容だと
自信以上に傲慢に溢れ口角泡飛ばしながら説明を行う。
ところがだ。即座に相手の予期せぬ内容の回答が私の聴覚を大いに刺激する。
体を椅子から乗り出した相手は真剣なまなざしで私を見つめそしてはっきりと断言した。
「私はこの方法は勧めません。」「それは3年前のやり方です。」と。。。




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自分なりには決して思い込んでいた訳ではない。
懸命に理解に努力し決して一面のみから眺めるのではなく他の側面から
も見つめ検討していたつもりだ。
私自身に直に教授いただいたのは、世間では誰しもが知っている大きな
大会社の看板を背負った方々だ。
有名会社のブランドを担いだ方々が嘘付くはずもないし、誰にでも分かりうる
ように説明されたはずだ。
1社のみ、1名の方からだけの説法ではないのだから当然比較検討も十二分に行った。
しかし、それは誤りの情報だったのか。
様々な側面から眺めていた光景は実は他の立方体へと眼を移すべきだったか。

たじろいだ私の態度を見透かすかのごとく相手は話を続けた。
「3年前は私もその方法を推薦していました。しかし今現在は何のメリットもありません。」
その言葉を理解するのにしばらく時間が掛かる。
全く予期せぬ回答。思いもよらぬ言葉が跳ね返ってきたのだ。
しばらく私は沈黙を守りその場と呆然と座り込む。
最善そして最良。それも今の時代にマッチ、即応していると信じ込んでいた内容が
とんでもない時代遅れだと言うのか。

私の脳細胞は即座に否定するためのみに活動を行い私の口から発せられる
言葉は何れも相手の説明を反対するだけの内容だ。
相手の論法に即座に私は論破すべくすかさず反論を続ける。
その応酬はしばらく続く。相手の冷静な態度。そして私の既に静寂さを求めるのは
無駄なだけな既に感情的に発言している態度も同様に続く。
決して相手を打ち負かすことは出来ない。それどころか私は相手の内容に
首を縦に振らざるを得ない状況へと突き進む。
一向に相手を論破できないどころか相手の内容に至極納得していく自分に
いつしか気がつく。

「実のところ一体何が正解かが分からなくなった。これまで説明した内容は
決して怪しい人物から教わった内容ではない。むしろ日本を代表する大会社に所属する
者からの説明だ。その内容に誤りがあると言うのか。」
私は懸命に口を尖らせ懸命に言葉を走らせる。
「よくあることです。他社でもよく耳にします。」
相手は即座に平然とそして冷静に答える。

確かにこの分野の進歩のスピードは速い。
日進月歩の世界で自由気ままに変貌を遂げ追いつくのに常に必死だ。
ものづくりの世界も常に進歩し続けてはいるが過去この世界で下積みを積んだ経験が
あるだけに事情は理解できない訳ではない。
しかし、既に太鼓判を押せる状態になっていようとは。
まさか、あの大会社の看板を背負った人物の発言は既に時代遅れの内容だったとは。

しかし、突然の予想だにしていない予期せぬ発言だけに俄かには信じられない。
実のところ本来の真実が何であるかは今だ自分自身では定かではない。
容易に今回の相手の言葉を信じられないのだ。
なかなか腑に落ちないのはそれだけ従来の内容に信頼を置いていたのであり
それに勝るものはないと言う頑固な信念をいつの間にか抱いていたのであろう。
確かに何が最も良い方法かはこれからも検討を進めていくつもりだ。
しかし、今回の出来事は自分にとってとても素晴らしい教訓となった。

常に思い込みこそが自分自身の視野を狭くすると言う自覚は持っていたつもりだ。
常に柔軟な思考で様々な意見を容易に取り入れそして取捨選択していたと
自分なりに納得していたはずだった。
ところがこのことによりそれこそが自意識過剰な上傲慢な自信さえ身に付けていた
事に気づかされる。
決して物事は世間のブランド、地位などに誤魔化されずに奥底に潜む真実だけを
見つめなければならないのだ。
いつしか理解しているという錯覚に陥りいつしか本来の姿を見失っていたのかも
知れない。
十二分に理解し得ているのであり自分なりの考えがもっとも良い内容だと錯誤していたのか。
それはいつしか自信となり傲慢な態度をとり続けていたのかも知れない。


結局相手に最良の方法の提案を要請する。
相手が会社の事務所から立ち去ると即座に受話器を取り電話を掛けた。
そして私は相手に冷静に言葉を発した。




「一から検討し直します。」と。
すると予想通り当然の如く大組織の一員としての回答が返ってくる。
「私の会社での立場がないではないですか~。」と。。。


それでは又です。


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読破。
「夢・出逢い・魔性」森博嗣著。
いよいよ森氏本来のスピード感が戻ってきた。
さらに次作に期待。


読破中。
「魔剣天翔」森博嗣著。


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 「情けは人のためにならず。」とは
 情けを人にかけておけば、巡り巡って自分によい報いが来るということだが、
 しかし、近年、誤って本人の自立のために良くないと理解されることがある。
 「大辞林」三省堂より
 皆さんはどちらの意味合いで使われていますかブログあるはず。
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2007.10.19by 博多の森と山ちゃん