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2007年12月02日

12月2日 ホッパーと現場工事。。。



我が九州は福岡、博多の町工場は本日日曜日は現場工事だ。
あいつももちろん出向いた。しかし四六時中ついていた訳ではない。
一旦事務所に戻り次なる案件の構想を練っていた。
次々に物件をこなさないことにはその零細町工場の社名は即座にこの世から消え去る。





一概にホッパーと言っても決して馬鹿には出来ない。
単に貯蔵、貯める箱でありそして排出するだけだ。
だがトラブルが起きる。物を投入し貯める。
その後排出しようにも出てこない現象が起こる。貯蔵部分に詰まり排出できない。

ホッパーを考えるに当たって先ずは「ファネルフロー」と「マスフロー」を検討する必要がある。
簡単に書けば「ファネルフロー」とはホッパー内の壁部分に固まりそして溜まり、投入された物が
真ん中部分しか出てこない現象のことだ。
「マスフロー」とは投入された物全てがスムーズに全て排出される現象を指す。

これらの現象は多分にホッパーの形状に拠るところがある。
特に排出される傾斜部の形状には注意を払う必要があり、この傾斜部の物の流れを
優先すれば形状は円錐形が良い。
しかし、円錐形のホッパーは貯蔵体積が小さいためくさび形、角錐形の形状を採用する
場合が多い。
この角錐形のホッパーの傾斜部の傾斜滑り角度のは往々にして滑らかになりやすい。
それは傾斜部の両面の角の谷、幾何学的に狭角の斜面が緩やかになるためで
その部分は必要な安息角度以下になる場合がある。

マスフローを十分に考慮したとしてもトラブルは起こる。
それは架橋現象と言われ物の時間経過に伴う変化、壁への付着等で不具合を
引き起こす。
一般にブリッジ(棚吊)、ラットホール、アーチング、付着等の名称で呼ばれている。
これらの対策方法も事前に検討する必要が当然ある。

よく見かけるのが振動モーター、バイブレターを取り付け、ホッパーの壁を振動させることにより
詰まりを防ぐ方法だ。
最も簡単で安価でできるのだが物によっては圧縮されトラブルになる場合がある。
振動での対策としてノッカーによる方法もあるがホッパーの剛性を高める必要があるのと
騒音を伴うため嫌われる傾向にある。
エアー、圧縮空気源があればそれをホッパー内へ投入し架橋を防ぐ方法もある。
しかし、エアーそのものに湿気、水分があれば逆効果となるためそのための対策が
必要だ。
最近、架橋対策としてよく見かけるのがアジテーターを取り付ける方法だ。
ホッパー内に軸を通しその軸には羽根を取り付ける。
その軸を回転させることにより架橋を防ぐ方法だ。
これであればエアー源は必要なく又、振動に対する剛性そして騒音についても
心配が要らない。

単なるホッパーであっても要求されるのはできるだけ多くの貯蔵体積であり
そしてトラブルのないスムーズな流れのマスフローだ。

しかし、これら以上に優先される大きな課題がある。それは金額コストだ。
当然ながら出来る限りの安価を求められる。
安い金額で受けそれなりの物を製作したとしてもうまく機能を果たせなければ
当然ながら1銭ももらえない。
いくら安価受注してトラブルが起これば全て製造側の責任であり良好な稼動になるまで
全ての対策を打たねばならない。
当然ながらトラブルが起きない製品を作る必要がありそれを作るにはそれなりのコストが
掛かる。
しかし、それらを認めてもらおうとする行為が甘い。。
もしその会社が引き受けなければ他のどこかの会社が引き受ける。
それは競争社会である日本で商売を続ける限り当然の成り行きだ。
逆の立場であればあいつもそうするに違いない。

その理由はいとも簡単だ。日本のものづくりレベルであればどこでも作れるからだ。

他社にはない自社製品を持つ事の重要性は日頃ものづくりを行っているどこの会社も
認識しているのは書くまでもない。




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本日の現場工事も無事終了した。


地上での溶接作業。


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作業車に乗り高所での溶接作業。


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配管作業。


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そして今回取り付けたあまり見かけないであろう装置。
詳細説明は後日に。


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それでは又です。


読破中。
「ガニメデの優しい巨人」ジェイムス・P・ホーガン著


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2007.12.2by 博多の森と山ちゃん