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2006年09月30日

9月30日 創造力とは私にとってはあの種類の妄想力なのか(2)


本日は既に9月最後の日。
今月は1日間も休日があった。
何と仕事を全く行わなかった日が1日もあったのだ。
私は何と幸福な人間なのであろう。
何と恵まれた人生を歩んでいるのであろう。

成功するためには、同じ給料で人の2倍働けば良いらしい。

私も何とかひとかどの首の回る人生をたった一度でも良いから味わいたい。
私は決して贅沢は言わない。
長くもありそして短くもある人生の中でたった一度で良いから首がぐるぐる回り
そしてすきま風が我がふところを通り抜けない経験を味わいたいのである。

それは、やはり私自身に金銭的報酬があるという考えを起す事事体が錯覚と言う文字を
当てはめるべきであろう。

錯覚とはその文字より昔、金があった事を覚えていると言うことであろうと予測できる。
しかし、私は生まれてこの方金銭的に余裕があったという覚えがないとすれば、その思いは
果たして錯覚と言う二文字は適切な表現と言えるのか。

しかし、それ以前にこれらの文章は適切だと書けるのか。
果たしてわざわざ今ブログエントリーとしてそれも冒頭に適切かつ的確に書くべき内容であるのか。

それはやはり過去より金銭的問題があるにも係わらず錯覚しているという錯覚した表現で
今現在、自分が書いた文章どころか自分自身の存在自体を誤魔化していることになるのであろうか。

錯覚という2文字により私自身がこれからの文章を書く行為に何故かしら弁護しているとしたら。
それは甘えに過ぎないのであり、その姿勢こそが首に関する事実に如実に現れているのかも
知れない。


しかしだ。
今回書く2回に渡っての連続シリーズ読み物の最終回。

書かねばならない。リクエストも数多くの人たちに頂いている。
わざわざそのために時間と労力を使っていただいたことに感謝すべきであるし
そしてその行為に大いに報わねばならない。

決して結論がいわゆる金銭的余裕がないにも係わらず錯覚という2文字で表現できたとしても
皆さんは決して怒髪天な怒りを私に向かわれる事だけはご容赦いただきたい。

それに対しては私はやはり
「笑って許して~。」
と。結論付けたい。

(前置きはどげんでんよかけん。早よ~続きを書かんかいっ!!)




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壊れた機械を改造して小さなノコ盤を作ってみました。



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それでは、ようやく続きへ。
前回第1回目内容については

9月24日 創造力とは私にとってはあの種類の妄想力なのか(1)」をお読みください。


前回の最後より

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その通り過ぎようとした瞬間。
声が聞こえた。

やはり声がした。どうも私に向かって声を発しているようだ。
その声の様子からするとどうも女性らしい。
そしてその声はとても透き通ったその上はっきりとした明確に何を話しているのか
即座にわかる爽快感まで感じさせる。

私はその声が自分耳に入った瞬間即座に足を止めそして顔をむけた。
いくら日頃首が回らないとしてもそのくらいはできる。
それに女性の可憐さを感じさせる声だ。
振り向かずにはいられない。

そして私は振り向いた瞬間驚かずにはいられなかった。。。。。
何と。。。。

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私は私の耳に入ってきた声から想像するにかなり若い女性だと思っていた。
ところが実際振り向いて見ると、可愛いという表現ではなくまさしく綺麗だという表現が
的確な女性がこちらを向いて立っていた。

あの今までお目にかかったことのない何とも形容しがたい可憐な落ち着いた赤色の
自動車の運転席側のドアを開けその場に立っていた。

私は何故かしらその女性の魅力の虜に即座になりつつある自分を恥ずかしく思いながらも
ついつい見とれてしまった。
外見から年齢は30代であろうか。
目はとても輝きそして口元には微笑みを浮かべそして長い髪は風にかすかながらそよいでいた。
その微笑に私は心臓の鼓動が大きくなるのを感じた。

目鼻立ちははっきりしており、まさしくついつい見とれてしまうほど綺麗で絶世の美人と言う
表現を即座に使いたいくらいだ。

私は心臓の鼓動が高鳴るのがわかる。
そして、ついには私の頬の色が赤らむのまで感じざるを得なかった。

そして私は勇気をふりしぼって口から言葉を発した。
「もしかして、私に声を掛けられました。」
いつもは方言丸出しの会話ばかりしている私が自分の口から出る内容が標準語かつ丁寧な
言葉である事に自分自身が驚いている。

それはやはりその女性に対して自分自身を何とか背伸びして見せようとしている
男性にある、ある種の本能的な行為なのであろうか。

そしてその綺麗な淑女は「そうです。」といいながらこちらに近づいてくるではないか。
何と絶世の美人がこの私のそばまで近づこうとしているではないか。

私は思った。
何でこんな場面で普段着なのだ。
確かに生まれたままの姿ではないにしてもせめてスーツ姿あるいはタキシードを
身につけておくべきであったと後悔した。

その女性はすらりとした体形だった。
出るところは出そして決して出てはいけないところは出ていない男性の目から見て
とても素晴らしいプロポーションでだ。
多分女性からも羨望の眼差しで見られているはずだ。

服装がとても似合っていた。
ドレスとまではいかないが、タイトスカートに黒のストッキング。
そして首にはシックなネックレスが飾られていた。

身長は標準的であろうか。
しかし、その姿には何かしらオーラと言うべきものが漂っている雰囲気だった。

その落ち着いた綺麗な女性がこちらに歩んでくる。
その赤い口紅をほんのりと塗られた口元には微笑みを浮かべながら。
そして日本女性的なしっとりとした足取りで私のそばまで来たのだ。

私は何故かしら背筋は伸び、直立不動のまま身動き取れなくなってしまった。
もちろん、頬は赤らみそして心臓の鼓動は大きいままである。
ついぞは額に汗が浮かんでいるではないか。

その可憐な女性は私の様子が分かっているのか分かっていないのか。

無造作に右手に持っていた何か冊子のようなものを取り出しそして広げた。

そして私にこう言うではないか。
その微笑を浮かべた可憐な赤色の口から。

「この場所へはどう行ったら良いのですか。」と。
つまり私にこの綺麗な女性は単純に行き先の道のりを尋ねたかったという事になる。
私に道案内せよと言っているだけだったのだ。

しかし、何故私は何かを期待したのだろうか。
決して起こるはずもないことに密かに胸を膨らませていたことが分かった。

私はその絶世の美人が取り出したその地図と思われる冊子に目をやった。
そして女性が指を指している先を眺めた。

ところがだ。
おかしい。
どう考えてもおかしいのだ。
確かにその女性は綺麗な美しい指先でその地図であろう1ページを指で案内している。
その冊子の様子はどう見てもやはり地図帳だ。
地図に間違いがない。

しかし、その女性が指している指先の向こうには。

おかしい。
私はどんなに目を凝らし見入ってもやはりおかしい。
私はついぞ首を傾けるしかなかった。

そして私は発言する。
「あの~。この地図白紙なんですけど~。」と。

そうなのだ。
いくら目を凝らして見てもそのページには何も書かれていない。
いくらその可憐な女性の指先の向こうをを眺めても白い何も書かれていない用紙しか
目に入らないのだ。


そしてその女性は言った。

実はその絶世の美女は爽やかな口調で透き通った声で信じられない言葉を発したのだ。
決して信じることができない内容の言葉を発したのだ。
さすがに私のその内容に度肝を抜かれた。
その内容に私はどうしたら良いか判断が迷うくらいに驚いたのだ。


「ええ。そうなの。
実は私が案内して欲しい場所までこの車を運転して連れて行って欲しいの。」と。
その言葉に密かになまめかしさを感じたのは疑いがない。

しかし。

おいおい。
本当かよ~。

本日この場所で初めて会った人に。
それも初対面の異性である男性に。

それに加えるべきであろう。
俗に世間ではスーパーまでつくイニシャルが○な男に。

しかし、その後私はいかなる行動に出たか。
書くまでもないであろう。
それは皆さんが想像する通り。
決してそのようなことはしてはいない。


しかし、それはいつの間にかであった。
それは無意識の内に出た行動だ。

何かに囚われたように私は夢現(うつつ)のままその行動に出たのだ。

これは決して嘘ではない。
私は確かに普段嘘をつくことはある。
しかしだ。この内容だけは決して嘘はついていない。
私は体をはってでも主張する。本当なのだ。

私は決して何かの下心があってそのような行動に出たのではない。

確かに私は男だ。
目の前のいるのは隔世の感さえ覚える絶世の可憐かつ綺麗な女性だ。
つまり私は異性だ。

しかし、私は鼻の下が長くなるような行動を即座に出るような事は決してないし、しない。

私は脳全体を覚醒されていたのだ。
その女性の何かしらのオーラーに包み込まれいつの間にかその車の運転席に座っていたのだ。
私は決して意識的に自動車に乗り込んだ覚えが一切ない。
何故この車の運転席に座りハンドルを抱えているのか自分でもはっきりしていないのだ。

まさしく私はこの女性の操り人形になったかのごとく自動車に乗せられたと言うべきではなかろうか。


私はいつの間にかドアを開けそして運転席に座りハンドルを握っていた。
意識がはっきりした時点で運転席に座っていたのに気づいた。
何故か私は今からこの車を運転しようとしている。
何かに囚われたように車を運転しそしてある場所へ向かおうとしていたのだ。


運転席の座席から助手席に座っているその女性を横目で見る。
やはり微笑んでいる。
その微笑みは私をやはりこの世に生きているではないのではないか。
もしかしたら既にあの世で生活している一こまに過ぎないのではないかとの思いにさせられる。

何とも言えぬ女性から漂ってくるかぐわしい香り。
私の鼻を刺激する。


私はおもむろにエンジンをかけそして走り出すべくアクセルを踏む。

グオー。グオー。

しかし、先ヘと進まない。
おかしい。

ギアを確認する。この車はオートマチック車だ。
再度ギアが入っているかどうか確認する。
きちんと入っている。ドライブに入っている。

そしてサイドブレーキ。
やはり間違いない。ブレーキは解除されている。

ギアは入っておりそしてサイドブレーキはひいていない。


さあっ。出発だ。
今回は間違いなく出発できるだろう。

私は確信しながらアクセルを踏む。


グオー。グオー。
グオー。グオー。

先に進まない。

アクセルを踏む。

グオー。グオー。
グオー。グオー。


グオー。グオー。
グオー。グオー。。。。。。

グオー。グオー。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。

その時だ。
その車を出発させようとした瞬間。
その瞬間。
私の視界は広がった。
私はそのまぶしさで思わず目を開けるはめとなった。


私にはある光景が目に入った。
私はいつも見かけるその光景が目に飛び込んで来たのだ。


私達核家族の寝室。
その横のテレビとソファーが置かれた部屋。
それら部屋の境目のふすまは開かれたまま。

寝室の横の部屋の明かりは夜中の我が家を赤々と照らしていた。
目が覚めたばかりの私はその明かりのまぶしさに思わず目を閉じる。


そして聞こえてくる。
あの音。
あの出発しようにもできなかった自動車のアクセルを踏んだ際に聞こえてきた音。
あの絶世の綺麗な女性を横に乗せ走り出そうとした車から出された音。


あの轟音が聞こえてくる。いやとどろいている。
部屋中。いや我が家中に鳴り響いている。




グオー。グオー。
グオー。グオー。



グオー。グオー。
グオー。グオー。。。。。。





それは。。。。。








寝室の横の明るい部屋のソファーに横たわっている我が嫁様の寝顔の口と鼻から出されていた。



グオー。グオー。
グオー。グオー。


グオー。グオー。
グオー。グオー。。。。。。




それでは又です。





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 皆様たいへんお世話になり有難う御座います。
 もし本日の内容我が嫁様が読んだとしたら最早今ブログの存在は危ういブログあるはず。
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2006.9.30by 博多の森と山ちゃん