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2007年09月12日

9月12日 熱源蒸気のみの連続コンベア式乾燥機(2)蒸気について。。。



この度、新規に開発製作完了した連続式コンベア式汚泥乾燥機。
熱源は基本的にはあくまでも飽和蒸気(蒸気)を使用している。
但し、電気ヒーター等の増設できる構造ではある。
そして、コンベア式汚泥乾燥機開発第1号は熱源は蒸気と電気ヒーターを使用している。

しかしながら工場内での余剰蒸気を活用したいとの要望が多かった。




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新ベルトコンベア式汚泥乾燥機の熱源は基本的には蒸気だ。
その蒸気の加熱方法は伝熱方式、熱交換式だ。
それ以外である輻射あるいは対流方式での蒸気での乾燥はなかなか難しい。
それは実際過去経験済みのため身に染みて感じている。

確かに、輻射、対流式の過熱は蒸気でもかなり高温である過熱蒸気であれば可能だろう。
しかし、過熱蒸気を使用するには先ず免許、そして高温、高圧に耐えうる部品が
必要となる。
過熱蒸気活用にはそれなりに費用がかさむ。

今乾燥機はあくまでも低圧の免許が必要ない飽和蒸気を使用する。

蒸気使用時に最も大切なのがドレン対策だ。
これについてはグループではない個別トラッピングを採用し安定した温度での加熱を
持続させている。

又、蒸気は火気と異なり圧を一定に保てば加熱温度も安定して供給できるのも大きな特徴だ。
電気式と比較してもランニングコストが安価で済む。


蒸気の特徴を簡単に下記に記載する。

株式会社ミヤワキ ホームページより抜粋。

1.比熱が大きく、蒸発熱(潜熱)も大きい。
2.伝熱特性がよく、凝縮後の容積減少が著しい。
3.温度上昇に伴い、圧力が高くなる。
4.腐食性がなく、人体に無害である。
5.化学的安定性が優れ、引火の危険がない。
6.動力源として利用した後の排蒸気(熱)を再度、加熱源として利用できる。
7.低コストで容易に多量を得られる。
7.熱の輸送、貯蔵、制御が容易にできる。

蒸気が熱媒体として最も一般的に利用される理由には、物理的、及び化学的性質に優れ、
また経済性にも優れていることが挙げられる。




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今回開発済み熱源蒸気のみのコンベア式乾燥機の構造は至って簡単です。
各ローラーへ蒸気を投入、加熱し伝熱、熱交換方式にて処理物を乾燥させている。
トラップはグループではなく熱効率の良い個別トラップを採用している。


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構造の詳細説明は次回に。
ご関心があればどうぞお気軽にご相談下さい。


又、次回以降も今連続式ベルトコンベア式乾燥機の内容説明を続けるつもりです。


それでは又です。


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読破。
「すべてがFになる。」森博嗣著
すっきりとまとまった内容といえる。


読破中
「冷たい密室と博士たち」森博嗣著


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2007.9.12by 博多の森と山ちゃん