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2008年10月07日

10月7日 この大きさは工場内移動できるのか。そして 時 (13)。。。



次なるものづくりの組み立てに入った九州は福岡、博多の我が町工場。
工場敷地狭いながらも可能な限り大きなものも作る。
確かに大きな製品は工場内移動だけでも工夫が必要だ。
知恵を出せば何とかなるのは当然至極。


同内容はこちらブログでも読めます。




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あいつが職員室の戸を開けるとお袋の姿が見えた。
お袋はあいつの担任へ何度も頭を下げていた。
あいつは近づいた。担任とお袋のもとへ。
お袋はあいつに気が付くとこちらへ顔を向けた。その表情は怒りと悲しさが混じっていた。
「あんたは。なんでな。」あいつへ口を開く。そしてあいつの頭を掌で叩く。
強さはない。あまり痛くはなかった。
お袋はあいつの頭を下に押し一緒に頭を下げた。
「本当にすいません。早速お店へ謝りに行ってきます。」そう言うとあいつの手を引っ張り
職員室を出る。
廊下へ出るとあいつは手を振りほどく。
お袋の後ろを歩く。二人とも口を開かない。足音だけが響く廊下が目の前にまっすぐ伸びている。
向こうから近付いてきた。あいつはその人物がだれであるかを確認する。
その姿を目で追う。横を通り過ぎる。目が合う。二人ともなんの仕草も動作もしない。
すれ違うだけだ。其の者は先ほど刑事へ告げた名前をもった本人だ。

一緒に犯罪を起こした仲間だ。しかし友人ではない。
そこには裏切りも復讐も何の感情の表現も当てはまらない。
横を通り過ぎた一人の中学生は大人の一人の後ろを寂しそうに付いて行った。
恐らく担任の先生だろう。

あいつは何事もなかったように歩く。お袋の後を歩く。
車に乗る際お袋が言う。
「一旦家に盗んだレコードを取りに帰るからね。そして謝りに行くわよ。」
あいつは返事をしない。後部座席の扉を開けると中に入り座る。
自動車で家に向かう途中万引きしたのはレコード屋一軒だけかと質問される。
あいつは「おう。」とだけ返事した。

レコード店の店主は笑顔だった。
決して訴えたりなどしないと約束してくれた。
お袋は何度も頭を下げ謝り続けた。あいつは下を向き床を見つめるだけだった。

家に戻るとお袋は執拗に聞いた。一部始終を聞こうとした。
しかしあいつは決して口を開かなかった。そのうち勝手に立ち上がり自分の部屋へ籠った。
そのまま布団に入ると夕食も風呂にも入らず朝まで起きなかった。

次の日は学校へ行く。いつもと変わらず朝起き朝食を食べると家を出た。
親父の姿は見なかった。会社へ出勤した後だった。
その日の学校生活はいつもと何も変わらなかった。
無口でおとなしくただ席に座り授業を聞いた。放課後部活へは行かなかった。


しかし、真っ直ぐ家には帰らなかった。
そのままレコード店へ行く。昨日お袋と同行した店ではない。
他の何度か足を延ばした事がある店だ。
手には紙袋のみをぶら下げていた。店に入ると店内を見回りめぼしいレコードを手に取る。
辺りを見回す。そのまま手に取ったレコードを袋に入れる。
再び辺りを見回す。すぐには動かない。他のレコードを何枚か手に取る。そして戻す。
あいつは歩き出す。出口へ向かい歩き出す。声が耳に入る。
近くでレコードを探していたあいつと同じ年齢位の2、3人のグループからの声に違いがない。
あいつは店を出る。そのグループはあいつの後をつける。
あいつは気づく。つけられているのを。体がこわばり震える。心臓が高なる。
走りだす。後ろを振り返らずに走りだす。懸命に走る。あてもなく走る。
しばらく走るとようやく後ろを振り返る。誰もいない。そのまま走り続ける。
再び振り返るがやはり誰も追いかけてはいない。

あいつは通学路へ戻る。土手を降りると河岸へと近づく。
しばらく川の流れを眺める。周りには誰もいない。いつもと同じあいつ一人だ。
空を見上げる。真っ青な空に鰯雲が流れる。雲の流れを目で追う。
目を川へ落とすと歩き出す。もう一歩踏みだせば川に入る位置まで近づく。
あいつはただ川の流れを見つめる。口は一切開かない。
いつもの大人しい無口なあいつだ。いつも孤独なあいつだ。

あいつは右手の紙袋に入ったレコードを掴み上げると思いきり川に向かい投げた。
かなり飛ぶ。川に音を立て落ちる。既に影も姿もない。


あいつも一緒に流れて行きたいと思っているに違いない。。。




それでは又です。


読破。ブクログmoritoyamachanの本棚

「凶手」アンドリュー・ヴァクス著
研ぎ澄まされた全く無駄がない文体に驚嘆する。
物語のストーリーにはあまり重きを置かれてはいない。
文章の傑作という表現が良いだろうか。
重苦しい読後感を味わえる。


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 昨日はわざわざお越し頂き有難う御座いました。
 乾燥率は確実にクリアする予定ですブログあるはず。
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2008.10.7by 博多の森と山ちゃん