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2008年01月31日

1月31日 ベテラン職人の機械加工の様子。。。



我がものづくり町工場でも御多分にもれず中間層の職人がいない。
間もなく引退間近なベテランから若者職人へ技の継承を一刻も早く行わければならない。



















最たる美貌を誇るあいつ女性専務は本日図面描きのため社内での仕事を決め込む。
珍しく外出もせずひたすら没頭する。
理由がものづくりに伴う短納期であるのはいつもながら至極納得する。

あいつのつぶらな瞳は何度も瞬きを繰り返しパソコン画面による乾燥の悪影響を防ごうとする。
その仕草にはしおらしさが漂い艶やかさがある。
たまに見られる溜息をつく動作にはどこかしら色っぽさを感じさせる。
果敢にCADソフトに勝負を挑む長時間の知識労働のせいもあるのだろう。
しばしの脳細胞の休息の時間を取るべく大きく背伸びをする。
かなり短い赤色のミニスカートからスラリと伸びた色白の魅惑の2本足で
体を動かすべく席を立つ。
あいつは付近を散策し気分転換を図ることに心を決める。
出るところをなんとか抑え込んだ紺色の作業着の上着の上にブルゾンを着込む。
いつもながらの安全靴のまま階段を駆け下りる。
コンクリートジャングルに囲まれた街を通る黒色のアスファルトの道を歩む。
左手にある我が女性ばかりの町工場から洩れる旋盤そして溶接の音色を耳にしながら
も我が町工場を後にする。

既に赤色が染み込んだ夕刻の冬空を眺める。
雲は浮かんでいるが数は少なく今頃の季節には珍しく青色に晴れ渡っていた面影が
あいつの目に映る。
立ち止まりほんの束の間に楽しんだ冬の空とお別れし、再び歩み始める。

ふと気付く。
向こうから誰かが歩いて来る。
あいつが前進するにつれその姿がはっきりとする。
小さな子供。小学校高学年くらいだろう。その子供が小さな犬を連れている。
真っ白な色の毛の犬でとてもかわいらしい。
あいつは小さな子供が綱を携え子犬を散歩させている姿に思わず微笑む。

しかしその微笑みは長くは続かなかった。
あいつの笑みの表情は全く消えそれどころか驚愕の表情で顔色が真っ青だ。
あいつはそれらの姿を通り越すのではなくその子供のもとへ近づく。
あいつはその子供の目の前まで急いで近づきそして膝を折り目線を子供の
位置と一緒にする。
しばらく眺める。その表情には真剣ささえ漂う。
相手の子供は不審そうにあいつの顔を眺める。
子供は何も分からず相手の行動にまかせる。
あいつは再び微笑み子供に尋ねる。子供に質問をする。
その口調はあくまでも優しくあくまでも丁寧だ。そしてゆっくりと。
まるで我が子を諭すように。まるで我が子を可愛がるように。
子供はあいつの質問に答える。可愛らしい声で。

あいつは答えが返ってこなくても構わないようだ。
まじまじと子供の顔を眺める。嘗めつくすように眺める。
その顔の表情にはどこかしら歓喜にあふれ輝いている。
子供は訳が分からぬようで会話の様子はたどたどしい。
あいつは会話をしながらも思わず手を出し子供の頭をなでる。
優しく。あくまでも丁寧に。そしてゆっくりと。
まるで我が子を愛しむように。まるで我が子を可愛がるように。
そして目線を合わせしばらく眺める。
子供は離れたがる。どこかしら怖がっている表情も見受けられる。
あいつは残念そうに惜しむようにゆっくりと立ちあがる。

子犬を連れた子供はあいつの横を通り過ぎる。
ここまで歩いて来たように子犬とコンクリートジャングルの街の中へと向かう。
あいつは目でその姿を追う。あいつはその場から一切動こうとせずその後ろ姿を見入る。
子供も子犬も一切全く振り返らずあいつから遠ざかる。

あいつは全く動かない。金縛りにあったようにその場から動こうとはしない。
ただひたすら遠ざかる光景から目を離さず見つめる。
子供一人そして子犬一匹の後ろ姿をただひたすら見つめている。

それは突然だった。突然の出来事だった。
遠くに見える小さき子供が振り返る。片手には子犬への手綱をつかんだままの子供が
あいつを見るために振り返る。
そして大きな声で叫んだ。その子供はあいつに向かって懸命に大きな声で叫んだ。

あいつはその声が耳に届いた。
あいつの耳にははっきりと聞こえたはずだ。
とたん膝から崩れ落ちる。あいつはへなへなとアスファルトの固い黒の地面へと座り込む。
冷たい黒色の道路へ思わずがっくり腑抜けのように座り込む。
あいつには聞こえたのだ。あいつには子供が叫んだ声がはっきりと聞こえたのだ。




子供は一回だけ大声であいつに向かって叫んだ。


「昔のお母さんだよね。」と。。。




それでは又です。


読破中。
「創造する経営者」P.F.ドラッカー著。


「姑獲鳥の夏」京極夏彦著。


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2008.1.31by 博多の森と山ちゃん



2008年01月30日

1月30日 本日の我らが職人。。。



我らが職人は腕と共に、ひたすらアイデアを捻り出し次なるものづくりへの革新を施す。



















整った顔かたちに艶やかな雰囲気漂うあいつ女性専務は本日も客先へと向かう。
情報は決して社内にあるのではなく外にあるのは紛れもない事実で疑う余地がない。
常に現場に設置された機器の香りを嗅ぎそして現場で作業される方々の声を
耳に入れる。
常に現場、現人主義を貫きあらゆる情報を仕入れる。
時には共に頭をひねり次なる革新へと狙いを定める。
社内に閉じこもりあらぬ詮索するくらいなら折角備わった2本に魅惑の美脚で
歩きまわる。
輝かしきおみ足をほんの少し隠した赤色のミニスカートに、抜群のスタイルで
出ているところをなんとか抑えた紺色の作業着を身に着けたあいつは本日も
次なるものづくりのためある客先へと出向く。

今回の訪問先はあいつの女性ばかりの町工場からはそれほど離れていない
車でもそれほど時間のかからない場所だ。
車をそのビルの駐車場に止めると仕事バック片手に担当者のもとへ急ぐ。
エレベータに乗り向かうべき階で降りる。
相手方事務所の扉を開け受付で担当者の名前を告げる。
即座に応接室に案内され席に座ると独り静かに待つ。

時間の経過はそれほどではない。
ドアが2回ノックされると即座に担当者が入って来る。
そして今回はもう一人の人物も担当者の後ろから付いて来る。
いつもは担当者一人で対応されるのだが今回は別な人物が一緒なようだ。
相手担当者の後ろを追うように応接室のドアを閉めた別の人物は近づいて来る。

あいつはもう一人の姿を眺めた瞬間驚く。
もう少しで驚愕の声を上げそうになるが何とか抑える。
心臓は即座に高鳴る。鼓動は鳴り響く。
悟られぬよう平静を装う。

担当者は思いもよらぬ内容でそのもう一人の人物を紹介する。
その人物があいつの次なる担当者になるとのことだ。
あいつは震える手を何とか抑え込み次なる担当者と名刺交換する。
その人物に間違いがないのだが相手は全く気づいていないのだろうか。
あいつはなるべく視線を従来の担当者へ向け次なる人物へは決して顔すら向けない。
あいつは最たる美貌の微笑みを絶やさず頷き可愛らしき高音で会話を続ける。
殆ど言葉を発しない次なる人物へそろりと視線を移す。
その瞬間その者と目が合う。しかし即座にそらしてしまう。
次なる人物はいたって冷静沈着であるのが不思議だ。
顔色一つ変えない。
あいつは再度机の上に置かれた名刺入れの上の名刺の名前を確認する。
苗字と名前を舐めるように眺める。
やはり間違いがない。あの人物だ。
心臓の高なりが止まらない。次第に手の先が痺れる感覚が襲う。
次なる人物の声が耳に入る。紛れもなく決して間違ってはいない。
必死に冷静さを装い高なる感情を抑え言葉を返す。
だが、実際は自分で何を話しているのか自意識がない。
上の空の言葉がひたすら後を継ぐ。
その人物の静かなる冷静さがより一層あいつを感情的にさせる。
あいつはその人物へ視線を移さずにはいられず目と目を合わせながら会話とつなぐ。
不信感にも襲われながらも相手の言葉の口調からもより一層の確信を持つに至る。

時間の経過と共にあいつは落ち着きを取り戻す。
次なる人物の会話を楽しめるようになる。
もちろん内容は仕事上のことだ。決して身に内の内容ではない。
しかし、あいつはまるで過去の楽しいひとときに戻ったかのように心地が良い。
ふと相手の顔の皺に目が行く。時の経過を意識する。
しかし、仕草、動作はあの頃と変わらない。
懐かしくもあり優しくもある過去の陽炎があいつを襲う。
変わらない口調にあいつ自身を安堵感が覆う。

回帰する心を引き裂くがごとく既に過去の担当者が話しかける。
その言葉でようやくあいつ自身の今現在の状況を明確に把握する。
ようやく普段のいつものあいつに戻ったころには3人とも席を立つ。

応接室を皆一緒に出ると次なる担当者だけが送るため一緒にエレベータまで歩む。
あいつは断りはしたつもりだが聞こえなかったのかその人物のみがエレベータまでの
道筋を先導する。
あいつは仕方なくその者の後ろを歩む。
二人でエレベータの到着を待つ。
会話は一切ない。あいつは再び心臓が高鳴る。
美しき顔形のあいつの顔色が赤色に染まるのが自分自身自覚する。
相手の人物は顔色一つ変えない。気づいているかも未だに分からない。
もしかしたら相手は気づいていないのか。
確かに名刺の苗字は変わってはいる。
だが過去の共に過ごした楽しい思い出を忘れるはずはないはずだ。
それだけ共にそこにいるだけでよく他には何も要らなかった。
一緒にその場で呼吸するだけでそれだけで幸せだった。

エレベータが到着する。
あいつ一人は他にも誰一人存在しないエレベータに乗り込み
お礼の挨拶をしながら頭を下げる。
扉の「閉」のボタンを押すとそれは閉まり始める。
向いの相手も声を発しながら頭を下げる。
その言葉の内容をあいつは耳に入れる。
あいつにははっきりと聞こえた。扉が閉まりながらもあいつは明瞭に聞いた。
あいつも相手も頭を下げたまま扉は閉まった。
エレベータが動き出す。あいつは頭をあげる。
そしてあいつの耳に聞こえた内容を思い返し思わず微笑んだ。
次には頷き満面の笑みの表情となる。


そしてただひとり乗り込んだエレベータの中であいつは小さく呟いた。


「あの人はやはり変わらないわ。最後に私の昔の旧姓の名前を呼ぶなんて。」。。。




それでは又です。


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2008.1.30by 博多の森と山ちゃん



2008年01月28日

1月28日 バタ貧。。。



これでバタバタするばかりで儲からないバタ貧病を克服できるかも知れない。
最たる美貌に艶やかさを兼ね備えたあいつ女性専務は頷く。
何の戦略もない営業活動のため忙しいばかりで一向に業績は上がらない。
それどころか個別のお客の対応が十二分にできないため愛想を尽かされ
結局離れて行く。
バタ貧病はいずれジリ貧を招き最後には最悪の電話帳から会社名が消え去る運命のみが
大きく口をあけて待ち構えている。





やはりそうに違いない。
抜群のスタイルのあいつは何とか出るところを抑えた作業着姿でかすかに微笑む。
社会的立場の弱い零細企業は重点主義を貫徹し一極集中を図る。
徹底的に営業中心の短期の経営計画を立てる。
決して小難しい赤字企業へと陥りかねない会計中心の計画だけは避けねばならない。
なるだけあいつ自身の零細女性ばかりの町工場に適した教材を手にいれ学ばねば。
業種、零細規模に合った弱い立場の企業向けの教えを請わねば。
適合する内容などこの世にはわずかでしか存在しない。
わざわざ高いお金を払ってセミナー、講演会に出たところで
畑違いの内容であればそれこそ間違った内容を学ぶことになる。




赤色のミニスカートでほんの少し隠した色白の魅惑のスラリと伸びた2本足のあいつは
日曜日ももちろん仕事だ。
長時間労働という戦略の中でも大きなウエイトを占める内容を
本日日曜日も難なくこなす。
最低年間350日は十二分に働かねば長時間労働とは言えない。
その時間をこなすためには当然日曜日も何ら平日と変わりなく働く。

暦の上では休日である日曜日はさすがに静かだ。
あいつが懸命に図面描きをこなしている事務所以外はどこも人の気配がしない。
夜の帳が降り、周りを暗闇があたりを襲う。
コンクリートジャングルに覆われた都会のビジネス街にもうっすらと街灯が灯り始める。
あいつは周りの背景の変化構わず一人没頭する。

どれほどの時間が経過しただろう。
あいつはつぶらな瞳で壁に掛けられた時計の針の動きを見つめる。
「もうこんな時間か。」
パソコン画面の全面を占領している3DCADのソフトを終了させる。
次にはパソコン本体の電源を落とすと帰り支度を始める。

通勤バックを片手に事務所の扉に鍵を掛け事務所倉庫のシャッターを下ろす。
それにも鍵を掛けると事務所の前のアスファルトの道へと出る。
街灯にうっすらと照らされてはいるがさすがに夜の帳の黒色は濃い。
ブルゾン、マフラー手袋もしっかりと身に着けあいつには月明かりがかすかに届く。
寒い冬空の下歩き出す。あいつは毎日徒歩通勤だ。
もちろん今日も輝かしき2本の美脚で帰り道を急ぐ。
寒さを防ぐためにも早足で歩く。吐く息の色は真っ白だ。

帰宅途中必ず通る鍋食堂の前にさしかかる。
その食堂からは親子連れだろう夫婦そして子供2人の計4人が楽しそうに会話しながら
出てきた。
その家族はあいつには一切気がつかずに食堂前の駐車場に置かれた車に乗り込んだ。
一人の小さな子供は、はしゃぎながら元気に車の後部座席に座ると
奥さんであろう若い女性が声をかけるとドアを閉める。
そしてその女性は助手席のドアを開け自分も乗り込んだ。
家族皆乗り込むとその家族の愛車は颯爽とその位置から出発した。

あいつは立ち止まりその様子をしばらく眺めていた。
その家族の行動を一部始終眺めていた。
食堂から出てそして車に乗り込みいよいよ出発するまで。
目を凝らしてつぶらな瞳で見つめていた。

あいつは食堂を後にした車の後を追うように歩き出す。
再び帰宅を開始した。一歩一歩街灯に照らされながら一人寒空の下歩き出した。
何故か顔を上げられなかった。何故か下を向いたまま歩いていた。
それは前方から吹く寒い風のためだろうか。
もしかすると他にも理由があるのだろうか。

あいつはひたすら歩く。早足で自分の家族のもとへと急いだ。
しかし顔は上げずに下を向いたまま。
冬の季節のコンクリートジャングルの街灯にほんのりと照らされながら。

それは突然だった。それはあいつにとっては突然の出来事だった。
早足のあいつを目標に向こうから来た車が止まる。
あいつめがけて車があいつの歩いている歩道越しに止まる。
あいつは訝しく思いつい足を止める。
下を向いて歩いていたためだろう。
あいつにとってはその車は突如登場したかの如く驚きの表情が浮かぶ。
足ふみを止めたあいつはその車をつぶらな瞳で眺める。
突然の出来事を引き起こした車をしばらく凝視する。

あいつの真向かいのドアのガラスが下へと降りる。
自動のため滑らかにそのガラスは降りた。
降りたガラスの向こうから顔が出てくる。にこやかな表情の人物が顔を出した。
その人物は小さな子供だった。
満面の笑みをたたえたその少年はあいつに向かって元気に話しかける。




「お母さん。一緒にごはん食べに行くよ。」と。。。




それでは又です。


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2008.1.28by 博多の森と山ちゃん



2008年01月27日

1月27日 彼。。。



確かにあいつとて理解できる。
目の前にある数字を使ってでの会計中心の経営計画書が今だに幅を利かせ
我がもの顔で罷り通っている。
本来最も重要である営業、商品開発こそが計画の中心であるべきであり
実際の営業戦略こそが経営計画であるべきだ。
我が町工場のような零細企業とって損益分岐点たる数字の組み立てによる計画回答が
今だに日本国企業の6割以上が赤字である現実からも既に次なる行動の答えは
出ている。





なるほど最たる美しき整然な顔形のあいつは今更ながら頷く。
会社の力量、業績全ては社長の責任でありその以外の人物には何ら係わりがない。
だからこそ戦略と戦術の違いを徹底的に学び最も適した戦略を身に着け行使する。
その戦略の元になるのが経営計画書であり今だ歴然と存在を示す会計中心計画とは
全く異なる営業、商品開発中心の計画だ。
数字は目に見えるため視覚に訴えられ本来の本質から離れようと
そのまやかしにいとも簡単につい追随してしまう。
本質は目に見えない部分でありそれが本来学ぶべき内容だ。
目に見えないこそまやかし、迷信がはびこりより一層目に見えなくなってしまう。
だからこそ計画が必要なのでありだからこそ戦略が必要となる。

世間で目に触れる新聞、雑誌、書籍は大企業中心に書かれており
あいつの女性ばかりの零細町工場に当てはまるものは数少ない。
徹底的に零細町工場の今後を研究するのでありそれは大企業の戦略とは
全く異なる。

そうか。零細企業は先ずは短期間での経営計画を作成するのか。
抜群のスタイルをなんとか紺色の作業着に抑え込んだあいつは又しても頷く。
それによりバタバタ貧乏と決別するのか。
忙しいだけで儲からない日頃と一切お別れできるのか。
営業中心に先ずは身近な点から始まるんだな。

う~ん。なるほど。
先ずは隗より始めよそして鶏口となるも牛後となるなかれと言うことだな。




色白のスラリと伸びた2本足をわずかに隠した赤色のミニスカート姿のあいつは
本日も仕事だ。
朝からパソコン画面に向かい図面描きに勤しむ。
平日とは全く異なるの静かさを存分に味わえる曜日こそ知識労働は捗る。
コーヒーカップを片手に喉を潤しながら独りキーボードを叩く。
どれほどの時間が経過したであろう。
大きく背伸びをしわずかな時間の休息を味わう。
そして事務所を後にしコンビニへと魅惑の2本足で向かう。
旦那は最近は弁当など作ってくれるはずもない。
あいつは休みなしだがあいつの旦那とて主夫業があるのであり明確な日曜日はない。
あいつに恨み事を述べる資格などないことはあいつ自身がよく分かっている。

ブルゾンは羽織っているのだが素晴らしきスタイルはなかなか隠せない。
ブルゾン下の恰好は紺色の作業着上着に赤色のミニスカート。
そして短靴の安全靴。全く喧噪の日々の平日と何ら変わるところはない。

会社近くのコンビニへ到着すると即座に弁当コーナーへと足を向ける。
それは入口の扉を開け本日の昼色が置かれた場所へと向かう。
その途中何気なしに右側に顔を向ける。
向こうには一人の人物が立っていた。
あいつは顔を向きなおし本日の昼食が置かれた場所へ向かう。
足が止まる。あいつは前進を止める。
ふと振り向く。先ほど目のあたりにしたその姿をもう一度見直す。
あいつは短時間で見ることをあきらめ弁当コーナーへと急ぐ。
そしてお気に入りの弁当を色白の艶やかな手に取ると再び振り返る。
その視線の行方は再びあの姿へ向けられる。
あいつは心臓の鼓動を感じる。その鼓動が高鳴り始める。
顔色が薄い赤色に染まり何かしら動作がぎこちない。
あいつは振り返るのをやめると顔を下に向けしばらくそこに立っていた。
何か決意をしたのだろうかゆっくりと歩み始める。
しかし顔は今だ下を向けたままだ。
あいつは歩き始める。レジに向かうはずの行程の途中で突然歩みをやめる。
一旦立ち止まる。再び歩み始める。しかし歩む方向がレジの方向ではない。
その方向は何と先ほどからあいつが気にしていたその人物の方向だ。
あいつはゆっくりとではあるが左に折れるとその人物の方向へ歩み出す。
あいつはとうとうその姿へと向かって歩み出したのだ。
突然だった。それは突然の出来事だった。
あいつの歩む姿の右側を小さな子供が追い抜いて行った。
そしてその小さな子供はあいつが向かうべき姿へと向かい近寄りそして立ち止まる。
子供が何か言葉を発するとその人物は子供の方へ顔を向ける。
その瞬間だった。その人物が子供に顔を向けたところだった。
その姿の人物の目線とあいつの目線が重なる。
あいつとその姿の目と目が合う。
わずかな時間であろうが二人ともしばらく見つめ合う。
向こうの姿は子供に呼ばれ顔を下に向ける。
子供が指さす方にはその人物の伴侶であろう女性の姿があった。

あいつはその様子をしばらく眺めると突然振り返り急ぎ足でレジへと向かう。
お金を払うといそいそとそのコンビニを後にする。
決して後ろを振り返らず。ただひたすら前方を見つめ。
次第にその歩む速度は速くなる。次第に速足となりとうとう走り出す。
懸命に会社に向かい走り出す。




何故そんなに走るんだ。いったい全体何故走らねばならないのか。。。




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2008.1.27by 博多の森と山ちゃん



2008年01月26日

1月26日 今日も我が町工場からものづくり騒音は鳴り響く。。。



明日は日曜日。体をゆっくり休めましょう。



















最たる美貌のあいつ女性専務はようやく安堵する。
決して一方向からの情報を鵜呑みにする訳にはいかない。
確かに本人、当事者に合う方法が最も正確な答えを出すことができるはずだ。
だがいつもかしくも出来る訳ではない。
そのため多方面から情報を仕入れる。又、他人が本物を如何に見ているかも
参考になる。
悪事はあっという間に瞬く間に千里を走るが、逆な内容はなかなか広がらない。
情報は可能な限り多い方が良いのはもちろんだ。
あいつ自身のあらゆる体の部分を駆使し様々な方面から本来であろう姿を収集する。
一人人間を介しただけでもその内容は本来から遠ざかる場合が多い。
それが2人、3人とまたがるとなおさら本物がいつしか架空の内容になりかねない。
ものづくり営業、情報収集にはやはり足が必要だ。
赤いミニスカートでほんの少しだけ隠されたスラリと伸びた魅惑の2本足で日頃
あらゆる個所へ顔を出すのはそのためでもある。

あいつはこの案件についてはようやく結論を出しました。
多方面の方々に様々ご迷惑をお掛け致しました。
色々とご足労頂き本当に有難うございました。感謝に堪えません。




つぶらな瞳の可愛らしい微笑みを絶やさないあいつはようやく安堵の心地に浸る。
だがやはりこの世は容赦しない。次なる難問があいつに襲い掛かる。
今回は結論を出すまでに少々期間を要したため始まりが遅くなる。
ものづくりには必ず納期という歴然たる決まり事が存在する。
スタイル抜群の胸を紺色の作業着で必死に仕舞い込んだあいつの町工場とて
納期に基づき作業工程を当然の如く立てる。
大概納期の日にちとは最も先に結論が出ているもので一旦決定するとそれを
覆すのはなかなか困難だ。
そのため納期厳守不可能な場合は受注をあきらめる場合ももちろんある。
動くものづくりとて最重要課題は納期であるのは十二分に分かっているつもりだ。

今回は過去の経験により即座にはなかなか結論が出せなかった。
事の始まりである時点で今回は即座には結論を出す訳にはいかなかった。
ものづくりとて商売だ。当然ながらお金が入りそして出ていく。
ものを作れば当然お金が出ていく。その掛った費用は当然納品後に頂戴せねば
即座に女性ばかりのあいつの町工場はいとも簡単に吹っ飛ぶ。
事の始まりはなおさら出来得る限り慎重に事を進める必要がある。
胡散臭い話は五万と耳に入る。過去何度騙されたか。
思い出すだけで身震いを覚える。
整然たる美しき容貌のあいつはお金で過去どれだけ苦しんだか。
残念ながら今だ懐には隙間風が漂う。
決して嘆くことなく愚痴を飛ばすことなくお金であろうと胸、お尻であろうと
出るところへは出、そして入るところには入る。
もちろん存分にお金をつぎ込まねばその見返りがないのは知り尽くしている。
けちな節約をするくらいならお金を次なる動くものづくりへつぎ込む方が
会社の業績は上がることは肌で知っている。
要は何にお金をつぎ込むかだ。誰しもが思い悩む内容でありそれが
重要なのは誰しもが頷くはずだ。
ものづくりとて商売だ。如何に新規の売り先を捜しそして継続させる。
そのためにほとんどのお金を営業するために注ぎ込む。

動くものづくりとて何に一体注力するかが最も大きな重要な事項だ。
だからこそ美しき魅惑の2本足で情報を仕入れるのでありあらゆる手段を尽くして
アイデアをひねり出し次なるものを作りだそうとする。
決してばくちではない。一発勝負でもない。
努力を重ね慎重に一歩一歩長き期間をかけ熟慮しながら困難を克服せねばならない。
商売で最も重要である販売のためにものを作るのであり図面を書くのであり
見積もりを作るのであり御礼状を書くのでありはがきを書くのである。

あいつは凡才だ。時間が必要だ。
経営の勉学に励みそしてひたすら長時間労働に励むのは当然だ。
既に今1月は2日間も休んでいる。
これからは短納期に向かってまっしぐらに突っ走るだけだ。




あいつは一人つぶやく。可愛らしい高音で一人つぶやいた。




「完成するまで決して涙は見せないわ。」と。。。




それでは又です。


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2008.1.26by 博多の森と山ちゃん



2008年01月25日

1月25日 雲。。。



思い込みは恐ろしい。執着心と繋がる。
常に心がとどまらぬよう努める。常に意識しわざわざ次なることを考える。
なるだけ心を自由奔放に常に漂うように。
なるだけ多方面からの情報を仕入れる。
一方方向のみの内容程これも怖いものはない。これが思い込みにつながればなおさらだ。
次なる悪しき習慣を呼び起こしひいては怒り、恨みそして嘆きにつながる。





まさかそんな事実があろうとは。過去そんなことが起こっていようとは。
頭の片隅にもなかった。予想だにしない回答だ。
驚きとともに体全身がかすかに震える。
整然な顔立ちの最たる美貌のあいつ女性専務は相手の言葉に思わず驚愕の表情を示す。
日頃常に冷静を装い美しき微笑みをたたえているあいつとて今回ばかりは
一瞬の隙を突かれ決して見せてはいけないはずの可愛らしい口元が開いた表情を
垣間見せる。驚きの表情が漏れてしまう。
それに対する相手の認識など分からぬまま必死に抑え込む。
相手に悟られたかはわからない。
確かに相手自身があいつの意表を突き勝ち誇ったとしてもさして問題とは
ならない。相手にあいつの負けの表情を悟られたとしても実のところ
何ら今後影響はないのだが。

だが、あいつ自身の大きな問題なのがそれ以降相手の話が耳に入らぬ。
相手の口の動きは目の前に見えるのではあるがその内容となると殆ど
あいつの脳細胞は活動していない。
それほどの愕然たる大きい過去の出来事であり今後の方向性を始めから
見直さねばならぬ貴重かつ重要な情報だ。
抜群のスタイルの胸を必死に抑え込んだ紺色の作業着姿のあいつは
脳天を突き刺す大きな衝撃の為、脳細胞の活動が停止していた。

結局その内容を耳にした以降は何とか可愛らしい微笑みの表情のみは
忘れることなく指し示したがそれ以外の意識したあいつ自身の行動は
一切自信がない。
その内容以外は一切頭には入っておらず今だ衝撃の過去の事実のみが
あいつの脳細胞ばかりか全身を占領している。
あいつはその情報に汚染されたまま漂うようにその場を去る。

何とか切り抜けた場所を後にしたのだが心は袋小路だ。
今後いかなる行動に出るべきか。今後一体あいつはどうしたものかと思い悩む。
それは女性ばかりの職人が日夜ものづくりに勤しんでいる町工場の今後の姿が
あいつの肩にかかっているのでありあいつの行動は町工場の今後の運命を占う。

スラリと伸びた魅惑白い2本足を交互に出しゆっくりと歩む。
その姿は奥ゆかしくそして華やかだ。艶やかでどこかしおらしい。
頭を傾け悩む姿が色っぽく何故か愛おしい。
一人悩むが結論など出るはずもない。その悩みの大きさに今にも押しつぶされそうだ。
この案件が最初の振り出しに戻りでもすれば。
この事実であればやはりあきれめねばならぬのか。
ついには塞ぎ込み落胆の心地があいつを襲う。
いつしか空を見上げしばらく青い空間に浮かぶ真っ白な雲の行方を目で追う。
さりとて雲に答えが描かれているはずもなく変化するはずの心は雲の動きとの連動を
一切拒否しそこに佇んだままだ。
鬱積しそして立ち止まる。
雲は誰の指示がなくても流れるのでありその合間から輝かしき太陽があいつの目を
晦ます。
思わず塞いだ目もとにこみ上げて来るものがある。
その感情はいつしかあいつのつぶらな瞳を濡らし始める。
それは太陽の眩しさのためか大きな衝撃による心の動作の停止によるものかは
あいつ自身分からぬままだ。

しかし結論は出さねばならぬ。今後どうするかはあいつ自身が決定せねばならぬ。
濡らした瞳のままあいつはゆっくりと歩み出す。あいつは何とか前進を始める。
しかし下を向いたまま。顔をあげることなく肩を落とし歩む。
我が女性ばかりの町工場に向かいとぼとぼと歩む。
目的地に向かうのだが元気はなく下向きのまま力なく歩む。

それは突然だった。あいつは全く気がついてなかった。
下を向いたまま歩む姿のあいつは何かにぶつかる。
前方を見ずに歩いていたため何かにぶつかる。
あいつは驚き顔をあげる。突然の出来事にあいつは思わず顔をあげる。

それは人だ。ぶつかったのは人だった。
あいつは分かった。即座にその人物が誰であるかが分かった。
あいつは抱きつく。決して周りの人の目を憚らず思い切りその人物に抱きつく。
あいつはその人物の胸に最たる美貌をうずめる。


抱きつかれた厚い胸の相手はあいつに優しく囁く。
「俺に話してごらんと。」と。


その言葉にあいつの頬を濡らし始めたのは涙だとあいつははっきりと分かった。。。




それでは又です。


読破中。
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2008.1.25by 博多の森と山ちゃん



2008年01月24日

1月24日 我らが職人はいかなる形状であっても難なくこなす。。。



決してあきらめることなく図面化しそして製作する。
我が九州は福岡、博多の町工場だけでなくどこの工場でもやっていることだ。
やらなければそれこそ電話帳から会社名が消え去るのも間近だ。




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天気予報ははずれ雨が降り出す。
最たる美貌のあいつ女性専務は徒歩通勤なのだが帰宅の途中で雨に降られる。
事務所を出る時点であれば会社の置き傘をさして帰ったはずだが
予報に雨マークにが出ていなかった為、通勤バックのみを手にしていた。
当初はそれほどひどくはなかった。しとしととひっそりと降り出した。
それを塞ぐ手立てはない。必需品である傘など手にしているはずもない。
抜群のスタイルの張り出した胸を必死に抑えた作業服上着にブルゾンを着こなした
あいつとて時間の経過とともにひどくなる雨の冷たさに身震いする。
次第に歩みは速くなり駆け出す。やはり濡れたくなどない。
この寒さの中風邪でも引いたらそれこそ最近特に慌ただしい仕事に支障をきたす。
一向に止む気配のない空から降り注ぐ水滴に嫌気をさし途中のコンビニに身を寄せる。
何ら買うものなどないのだが是からの先の行程を考えると体を休める意味合いもある。
幸いにして濡れているのはブルゾンまでであり魅惑の両足をかすかに隠した
赤色のミニスカートは今だ大丈夫のようだ。

ふと気が付く。それは突然の出来事だ。
確か今目の前を通ったのは。静かに振り向く。その後ろ姿は。
しばし相手に気づかれぬようしばしその歩き姿を眺める。
やはりそうだ。あの歩く姿は間違いがない。あの動作。あの仕草。
前を向く。気づかれてはならない。
しかし、気になる。再び振り向きそしてその姿くを目で追う。
確信する。年齢は重ねてはいるが紛れもない彼だ。
走馬灯のように瞬く間に若かりし楽しい過去の日々が蘇る。
一瞬にして二人して手を取り合って楽しんだ思い出が浮かび上がる。
もうずいぶん昔のことだ。
それこそ甘酸っぱい夢心地の懐かしいもあり輝かしくもある過去の出来事だ。

彼がこちらを振り返る。あいつは気づかれないように素知らぬふりをしその姿から
わざわざ遠ざかる。
本当は近づきたいのに。本当は一刻も早く彼のもとへ走って行きたいのに。
彼は決して気づいてはいないはずだ。
過去の懐かしき楽しさばかりの日々に一緒に包まれた女性。まさしく私自身を。
柔らかな若き青春を爽快感満ち溢れた清々しく明るく二人のうちの一人
である女性、私を。
不思議と少なからず気づいて欲しい気分もある。しかし、声をかける勇気などない。
いや声をかけてどこがおかしい。すでに遠き過去の思い出に過ぎない。
既にかなりの歳月が立ちそれぞれが年齢を重ね人生経験を積んでいる。
何をためらっている。何故声をかけないんだ。
彼も即座に思い出すだろう。あいつの顔と声で即座に過去の楽しき日々を
思い出すに違いない。
だが、あれは過去の輝かしき美しき柔らかな思い出だ。
そのままにしておきたい気もする。
それが無残にも壊れるのは怖い気もする。
あいつは決心する。しおらしさと奥ゆかしさが同居するあいつは次なる行動を
決める。

あいつはつぶらな瞳の目を決して彼とは合わさぬよう一人ひそかにコンビニから
店外へと出る。
彼に気づかれぬよう。輝かしくもあり楽しくもあった過去の思い出の彼に
決して気づかれぬよう出入り口の扉を開けアスファルトの道へと急ぐ。
やはり空から雨は降り注いでいる。
わずかな安寧なる過去の思い出に浸る時間を搔き消すように。拭い去るように。

あいつは走り出す。冷たい雨の中駈け出した。
頬を濡らしている冷たい水滴は雨なのかは本人あいつでしか分からない。
帰路を急ぐ。ひときわ我が家を目指しひたむきに駆ける。
次第に呼吸は速くなり心臓は高なる。

突如としてあいつを追い抜いた車が止まる。
その車はあいつ前方へ止まりハザートランプが点灯し出す。
訝しく思いながらも前方のシルバー色のワゴン車に近づき通り過ぎようとした。
あいつは走る速度を一切緩めることなくその車の横を通り過ぎようとした。

その瞬間車の助手席の方からの声が耳にはいる。
あいつの駆ける姿を止めるべく声が車から掛けられる。
あいつは止まる。一切の走る行動を止めその方向へ顔を向ける。

あいつは驚く。その一瞬の出来事にあいつは息を止める。
あいつの視点の先には先程一切を拒否した過去の思い出の彼の微笑みの表情があった。。。




それでは又です。


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2008.1.24by 博多の森と山ちゃん



2008年01月23日

1月23日 坂。。。



目鼻立ち整然な艶やかな美貌のあいつ女性専務に又しても困難が襲い掛かる。
それは突然でありとてつもなく大きい。
ようやく一つの山を乗り越えたとあいつ自身は少なからず安堵の心地に浸っている
ところだった。だがやはり現実は決して容赦はない。
いつもながら引き起こる突然の驚愕の出来事であり又しても更なる困難に立ち向かわねば
ならない。
それこそが生きている証であり着飾った衣服が引き裂かれようと這いつくばっても
ひたすら前進を試みる。





困難の中にひた隠しにされている成功という名称の見えなきものが何であるかなど
起こった当初は皆目見当など付くはずもない。
その困難が大きければ大ききほど又乗り越えるのに辛ければ辛いほど
次なる前進の先には灯る明かりは明るいはずだ。
それは前へ歩まねば見えないのであり進まなければ見えるはずもない。
そんな理屈は誰しもが分かっている。誰しもが前進する。
いくら歩いても歩いても先は見えない。どんなに先へ進もうとも周りは暗闇だ。
一向に明かりが見えて来ない。
常に諦めというささやきがあいつを襲う。そこで引き返せば楽になれるという誘惑が
あいつの全身を包み込む。




いつもながらスラリと伸びた2本足をわずかに隠した赤いスカート姿のあいつ女性専務は
次なる情報集めに様々な個所へ通う。
もちろん次なる動くものづくりを行うためであり現状打破、革新を常に求め
安定という最たる欠陥を補うために。
だが、さすがに堪える。今回のあの言葉はあいつ自身耳を疑った。
それは真実であり今現在の出来事であり決して架空、夢、映画の世界でも何でもない。
あの言葉が耳に入った時点であいつはその深刻さにしばらく茫然自失にその場に立ち尽くす。
悟られてはならぬ。あいつの今の心境が決して相手に分かってはならぬ。
必死の思いでその場を繕いその場を立ち去ろうとする。
すぐにでも出ていかねばそれこそ自分自身の次なる行動に自信を持てない。

何とか全身のあらゆる力を奮い立たせその場から立ち去る。
その表情はうつろで自意識は既にそこにはない。
浮足立った歩みは最たる美貌のあいつでは最早ない。
確かに歩み前進はしているのではあるが力がなくただ漂う感がする。
次第にこみ上げるものを必死に抑え歩む。ここで頬を濡らす訳にはいかない。
懸命にこらえる自意識だけはあいつには残っているようだ。
出来る限りの懸命の努力の笑顔はかえっていじらしい。
さりげない笑顔はどこかしらものさびしさが映ろう。

とめどもなく心の奥深い個所から込み上げてくるその大きさは時間の経過とともに
決して小さくならずむしろ拡大しそれこそ溢れんばかりだ。
しかし、抑えねばならぬ。決して表面へ表してはならぬ。
一旦堰が開くとその流れは勢いよく溢れんばかりに周りを満たせてしまうだろう。

抜群のスタイルとて心の鼓動は早まりわずかなる体の振動が続く。
呼吸は荒くなり絶え絶えになり掌には最早力が入らず痺れる。
魅惑の脚の色はより一層白色に輝き力入らず痺れながら交互に踏み出す。
周りに誰一人他人がいないのが幸いだ。
一刻も早く今場内から立ち去らねば。こんなみじめな姿は見られたくもない。

それこそ総毛立ちあの言葉の全身麻酔をかけられもぬけの殻となり果てた
あいつは最大限の力を発揮しその偉大な困難なる場所から全身を何とか拭い去る。

その場所から外へ体を差し出した途端その場に呆然と頭を垂れしばらくその状態だ。
次第に自意識が戻りだす。次第に自分自身の今現在の状況の把握を始める。
全身の痺れの回復とともにこみ上げるものが大きくなりついには流れが頬を
伝わる。
決して手で拭うこともせずその流れに任せる。
ふと顔を上げる。そこにはいつも待機している坂が歴然と存在している。
この場所へは必ずこの坂を下らねばならない。帰る際は必ずこの坂を上らねばならない。
この場所への行程の必需品であり必ず通る坂だ。

長い黒い髪のあいつはさらにその坂を見上げる。
その坂の頂上へ見つめる。涙に濡れた瞳にはぼんやりと映る影がある。
はっきりと明確ではないが姿がある。人が立っている。
確かに誰かがそこには立っている。
あいつは即座に分かる。その影の人物が誰であるかがすぐに認識できる。
やはりいた。やはりその坂のてっぺんに待っていてくれたのだ。
あいつは走り出す。あいつは一目散に走り出す。
脇目も振らず長い黒い髪を振り乱しながら。

あいつの頬を濡らしていた悲しみの涙はいつしか歓喜の涙へ変わっていた。。。




それでは又です。


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2008.1.23by 博多の森と山ちゃん



2008年01月22日

1月22日 若き職人が一人旋盤へ向かう。。。



既に世代交代の波は押し寄せている。
ベテラン職人がいなくなるのも間近。
今後のものづくりは若き職人の腕いかんに。



















人間の目に映るものはほんの一部でしかない。
視覚に訴えられそれを認識し得るものなどほんのわずかでしかない。
皮肉なことに人間が見ればその正体は変化し見ない状態とは本来の実体とは異なる。
決して眼に見えないものばかりに囲まれているのにもかかわらず
何もかもお見通しなど見え透いた嘘を平気で付く。
嘘は傲慢の塊である場合が多く、権力という傘を身につけたくなるらしい。
しかし、威張る行為こそが真実だと信じる者はその人物は実際この世には存在していない。
あくまでもこの世に存在しているものとは人間に見えないものであり見えるものこそが
架空の現実である事が全く分かっていない。
ひたすら見ようとすればなおさら見えないのは当たり前でありそれを認めなければ
その人物は現実にそこに存在する同人物ではない。

実際理解し得る現実など存在しない。
分かないからこそ真実の今現在であり分かった時点でそれは過去に対する賞賛に違いない。
ひたすら困難に立ち向かいひたすら努力し這い蹲りながら少しづつ前進すればよいのであり
その行為自体は決して人前には露にならない。
しかし、見えない現実が既に明かりを当てているのでありいずれ見えることになる。
正反対に何もなしに目に見えるのであればそれは一時のブームでしかない。
ブームとは目に見える人物が目に見える人物にのみ為し得る行為のため
その存在自体は架空に過ぎない。
そのため目に見えない人物には当然ながら全く見えない。
ブームとは本来見えないものが見えるがためにいずれ近いうちに消え去る。

決して比較する必要はなくいつも目に見え理解しつくしていると嘯く人物は
実際はこの大地には存在していないはずである。
本来この世に唯一存在しているは決してこの世で有名でない「市井の人」であるのは
いずれ目に見えない現実に生きている人物らが評価するのが本来の空間であるはずだ。
だからこそ決して眼に見えない空間がそこに存在する。




それでは又です。


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2008.1.22by 博多の森と山ちゃん



2008年01月20日

1月20日 息子。。。



最たる美貌を誇るあいつ女性専務は本日独り静かに図面描きに勤しむ。
可憐で艶やかに施した化粧でその美しさはひときわ輝く。
ほのかに漂う香水の香りのもと図面内容は中々進展しない。
ようやく完成に近づいた途端根底を覆す誤りに気が付く。
それは天の知らせであり訂正せずに事を進めればそれこそ大きな失敗にという
2文字を背負わねばならなかったのだ。
抜群のスタイルをなんとか納めた紺色の作業着のもとあいつはまた一から出直しだ。
しかし、もう既に外は暗闇が襲っているではないか。





誰も貴重な時間を費やして読まれるわけもないが、折角昨日書き始めた為
その続きを記すとです。


少々昨日の終りの部分を。。。


いつもの声だ。間違いがない。決して俺が間違うはずもない。
思わずあいつは後ろを振り返る。その動作ははっきりと自覚しそして意識した行動だ。
あいつは音源をたどるべく即座に後ろを振り返る。
その声が聞こえてくる方向へ体を向ける。
やはりそうだ。間違いがない。決して俺が間違うはずがない。。。


それでは続きを。。。




どんよりとした冬空のもと遠くにいる二人の人物が目に入る。
一人は大人でもう一人は背が小さくまだ幼い子供のようだ。
大人はそこに佇んだままであるが小さな子供がこちらに向かって走っているようだ。
小さな頼りない足を右左何度も踏み出し幼い体の両手も交互に大きく振っている。
まだ小さい子供だ。走っているのではあるがもちろん速度は遅い。
だがその小さな人物は一所懸命走っている。決して後ろなど振り向かず。
こちらに向かって必死に走っている。
その姿があいつへ次第に近づく。決して速度は早くはないが足を踏み出しそして手を振る。
脇目も振らずあいつだけを見つめ走りこんで来る。
あいつの目に映る姿は次第に大きくなる。その姿が次第に大きくなる。
曖昧な姿があいつの視覚にはっきりと訴える。
満面の微笑みの表情ながらその息使いは荒い。
そんなに走ってこけないか。頼りないその走る姿は倒れ怪我などしないか。
そんなに走らなくても。そんなに必死に走らなくても。
あいつの心配よそに幼い子供ただひたすらこちらを見つめ走っている。
ただあいつをめがけて走っているのだ。

あいつは振り返った時点ですでに誰であるかは分かっていた。
大声であいつを呼びながら幼き頼りない体を存分に使い走りこんで来るその姿の正体を。
あいつは何故か動けなかった。小さな体が必死に近づこうとしているのに。
あいつは動くことができなかった。幼き頼りなき子供が大声であいつを呼びながら
走っているのに。

あいつはその姿が誰であるか分かった時点でこみあげてくるのもがあった。
そのこみあげて来るものは止めることができず行方に任せるしかなかった。
決して止めることができずこみ上げてくる。次第に大きく。
幼き体があいつに近づきて来るうちに次第に大きくなりおさまるとどころではない。
子供は大声で叫んでいるのだ。大声であいつを呼んでいるのだ。
あいつは止めることができなかった。必死に走りこんでくるその姿も。
そしてあいつ自身の体の内部奥深くからこみあげてくるのものを。

幼き子の表情は満面の笑みだ。これ以上はないと思われるほどにこやかだ。
その姿は既にはっきりとあいつの視覚に入っているはずだ。
幼き子供の大声で呼びながら走り込んで来るその姿はもう間もなくあいつへ到着する。
その姿は大きくなりあいつへ一目散に近づいている。
呼吸は荒く全身の筋力を存分に駆使しながら。もう間近だ。

あいつは腰を落とし両手を広げる。
屈みその頼りなき幼き子供を迎えるべく大きく手を広げる。
既にあいつは目の前が見えない。目の前が涙で遮られ一切の視覚を塞いでいる。
とめどもなく流れ頬を伝わる。拭うこともせず大きく手を広げ待ち構える。

幼き子供は残った体力であいつへ飛び付く。勢いよくあいつへ飛び込んだ。
「おかあさ~ん。」


あいつは抱き抱えそしてしっかり両手で子供を包む。
しっかりとそして優しく幼き子供を抱く。
抱きかかえたその子供の荒荒しい呼吸が肌を伝わる。
そんなにしてまで走らなくても。そんなに一所懸命走らなくても。

あいつには涙で見えなくても我が息子をしっかりと両手で覆う。
我が息子は満面笑みの表情のはずだ。
頬を伝わる涙の流れはおさまるどころか勢いを増す。
濡れた頬のまま息子の頬を近寄せ、くっつくける。
柔らかい感触にひとしおいじらしさを感じる。

幼き子供が可愛らしい声で言う。
「おかあさん。つめたくていたいよ~。」

あいつはその言葉が耳に入ると寄せた柔らかい頬を外しながら答える。
「ごめんね。」

ふとあいつはそばに立っている人物に気が付く。
あいつはその人物へ顔を向ける。
その人物はあいつに向かってすまなそうに言葉をかける。
「昨日はごめんな。」と。
あいつは思わず言葉が出る。
「何言ってんのよ。」
あいつは微笑みながらもおさまっていははずだが又してもこみ上げて来る。




それでは又です。


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2008.1.20by 博多の森と山ちゃん



2008年01月19日

1月19日 腑。。。



あいつはようやく腑に落ちる。
長年に渡る度重なる繰り返しの耳学により今頃になってあいつの凡才なる
脳細胞が理解し出す。
振り返ると既に3年という長き期間は走馬灯のごとく瞬く間に過ぎあいつ自身の
潜在意識へとようやく訴えかけ始めたようだ。




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女性専務あいつは何とか紺色の作業着上着に群を抜く抜群たるスタイルを何とか納め
スラリと伸びた魅惑の2本足をほんの少しだけ隠した赤色のミニスカート姿で
毎日徒歩通勤だ。
耳には小さなヘッドホンを詰め込み寸暇を惜しんで通勤時はひたすら
勉学に励む。即座には当然ながら理解できず数え切れないほど
同じ内容をCDプレーヤーから聴覚に流し込む。
際たる美貌に華麗な輝かしき化粧を施したあいつは最近になりようやく分かり
腑に落ちた内容に気が付く。
長きに渡る繰り返し教育のほんのちっぽけな結果があいつ自身を理解させる。

「目先の利益を追うな。」
あくまでも長き計画のもとにおいて実行するのであり、慌てふためき日毎の
目先のみにとらわれ突き進むのではない。
未来の願望のために歩むのであり決して単にただ考えもなしに進行するのは
危険でもある。
十二分たる情報を搔き集め経営戦略の研究を怠らず熱き情熱と魂を持ち
決してあきらめることのない願望をかざし進むべき道筋を探らねばならない。
這いつくばっても突き進む方向に間違いがあると当然ながらその道に先にある
奥深い谷底に落ちかねない。
確かに資金は必要だ。利益を稼がねばその会社は無残にも奈落の底へと落ちる。
熟練たる研究のもとにおける道筋をたどる事による将来の利益のための
身近な毎日の行動であるべきなのだ。
過去の経験が最も理解しているのであり手招いていればじり貧なのは目に見えており
安寧、安泰こそが衰退であり革新こそが将来の安定なのだ。
だが、実際には安定というひと時など決して存在するはずもなく困難こそが
同義語であるようだ。
常に改革し常に変化する。
目の前の利益とは将来の願望を叶える一つの経過であるのが本来の役目なようだ。
それをできないから苦労するのでありその願望に到達するのには誰しもがその美しさに
見とれるあいつとて長き期間は当然かかる。
それどころか願望を到達できるかどうかも不確かであるが、ただひたすら休みなく
長時間労働を行う理由はそこにあるのは書くまでもない。




昨日の晩は売り言葉に買い言葉だった。後悔はしている。
しかし、今現在の自分自身の境遇からすると当然な行動に間違いはない。
何とか理解はして欲しい。叶わぬ事か。
会社をつぶすわけにはいかない。町工場女性職人皆を路頭に迷わすことは決してできない。
会社の名前が電話帳から消えでもしたら俺たち家族の生活さえどうなるかわからない。
赤いミニスカートから伸びた魅惑の足で九州は、福岡、博多の女性ばかりの町工場の
鉄の扉を開けまたぎ外へと出る。
その仕草にさえいじらしさと艶やかさが感じられしおらしさと奥ゆかしささえ兼ね備えている。
最たる美貌を誇るあいつの表情は思わずいつもの引き込まれる温かい微笑みが消え去り
どこかしら元気がない。
やはり昨日日曜日前日の晩の旦那との会話が気になっているのだろうか。
本日は日曜日。暦上では俗に言う国民の休日だ。
だが、あいつは休みなく休日出勤でその仕事ぶりは何ら平日と変わりない。

言い合いなった原因はまだ小さな可愛らしい一人息子のことだ。
たまには遊びに連れて行けと言う。出来るなら俺も連れて行きたい。
仕事などほっぽり出してすぐにでもどこかへ連れて行きたいのはやまやまだ。
他の家族がどうだとか分かっている。俺にだって理解できている。
しかし出来ないんだ。何とかしたいのだができないんだ。仕方がないではないか。
どうして分かってくれないんだ。どうしてだ。

仕事で休みがないのであれば家族揃って出掛けることなど皆無だ。
旦那はほとんど父子家庭に近い状況であいつ女性専務は家に帰ると夕食を取り
風呂に入り寝るだけだ。毎日、家庭での行動と言えば短時間内での食事、風呂
そして布団に入る程度の行動でしかない。
まだ幼い一人息子との会話は少ない。当然ながら旦那ともじっく最近じっくり話し合った
事があるだろうか。
旦那とて家庭内での家事、子育てを一手に引き受けたまには解放されたのは十分に
理解できる。旦那とて休みは欲しいはずだ。
出来るものなら俺だって暦通りに休み家族サービスに徹したい。
家事を手伝い子供の面倒も見てやりたい。
しかし、現実が許さない。そうもいかないんだ。どうして分かってくれないんだ。

あいつは町工場を出ると事務所へとむかう。
アスファルトの道をはさんで斜め前にある事務所に向かう足取りは
先端に鉄芯があるが故に重たい作業靴を履いているせいもあるのだが
それにしてはいつもよより一層重く、覇気がなくとぼとぼと歩む。
ゆっくりとしたその仕草には気品はあるのだがどこかしら爽快感にかける。
いつもの輝かしい微笑みの表情はなく最たる整然たる美貌がもったいない。
魅惑の輝かしい白色の2本足の歩むがふと止まる。
あいつは道の真中でふと空を見上げる。
あいつを覆っているのは冬特有のどんよりとした空模様で
薄黒い雲が真っ青な空間をところどころさえぎっている。
どのくらい眺めていただろうか。そこでしばらくの間なにすることなくしばし呆然と
立ち尽くす。

ぼんやりと空の冬の装いを眺めていたあいつは突然耳を立てる。
それは突然だった。
あいつは全身の動作を即座に一切やめ、ただ耳に聞こえてくるその音のみを聞き入る。
聞こえてくる。確かに遠くからであるがはっきりと聞こえる。
いつもの声だ。間違いがない。決して俺が間違うはずもない。
思わずあいつは後ろを振り返る。その動作ははっきりと自覚しそして意識した行動だ。
あいつは音源をたどるべく即座に後ろを振り返る。
その声が聞こえてくる方向へ体を向ける。
やはりそうだ。間違いがない。決して俺が間違うはずがない。。。


次へと続きます。さあ如何なることになるのでしょうか。美しきあいつ女性専務は。。。




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それでは又です。


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2008.1.19by 博多の森と山ちゃん



2008年01月18日

1月18日 寒空の下我らが職人は腕を磨く。。。



九州は福岡、博多の町工場の我らが職人はベテランも若きも寒さももろともせずに
日夜ものづくりに励む。



















赤いミニスカートから色白の魅惑のすっきりとした2本足のあいつ女性専務は今日も
次なるものづくりのため足を運ぶ。
最たる美貌のあいつとて受注すればもちろん嬉しい。
それこそが本来の目的でありそのために長い髪を振り乱しながらも駆け巡っているのだ。

だがそれは本来の願望の道筋にかなっているのか。
次に取り掛かるものづくりは未来への道を本当に歩んでいるのか。
不信感に苛まれいつしかその不安な心地に押しつぶされそうになる。
それがために耳学に励みそして熟慮する。
時間と言う最大なる資源を活用するために長時間労働に励み決して最低限必要である
勉学に励もうとする。
即座には頭には入るはずもなくいつしか潜在意識の奥深く入り込むまで何度も何度も
繰り返す。
本来の未来へかなう願望の道筋を指し示す内容であれば同じ内容を何度も繰り返し
耳に入れそして視覚に入れる。
潜在意識の奥深く注入された道筋はあいつ自身の行動へと導きそれこそが本来の
行為となる。
それが故の常に行動は変化しそれが故に常に革新に伴う不審感が募り常時不安感に
襲われる。
目に見えぬ決して掴むことができるはずもない空間にたたずみひたすらもがき苦しむ。
見ようとすれば見えなくなり、掴もうとすればするほど離れて行く。
必死になればなるほど前方の視界は見えなくなりさらに不信感という空間に
どっぷりとつかってしまう。




あいつはとうとう走り出す。
抜群のスタイルを誇るあいつは紺色の作業着の上着に何とか納めた胸を揺らしながらも
脇目も振らず走る。
外は寒くそして小雨がしとしとと地上を濡らしている。
寒空の雨模様もお構いなしに先端は鉄で覆われた重さを感じる作業靴で懸命に走る。
一目散に両手を大きく振り短いスカートから垣間見れる魅惑の輝かしい脚の
上下運動激しく。
既に全身はずぶ濡れだ。吐く息は白い。当然ながら息使いは荒い。
真っ暗なコンクリートジャングルの街を照らす街灯の下長い髪を振り乱し
可憐に形作られたはずの化粧は既に過去の遺物と化している。
果敢に前方を睨みつけ決して後ろを振り返らない。
だがその懸命に走る姿は艶やかでいとおしい。
いじらしさが感じられその可愛らしさにしばし眺め入ってしまう。

雨に混じったこぼれる涙の味はほろ苦い。
その苦さを噛みしめながらあいつはようやく到着する。
走った距離は決して短くはなくその当然なる疲れに今にも倒れ込みそうだ。
前かがみになり体を両手をひざに上にやることで何とか持ちこたえる。
呼吸の頻度は荒く短い。走り終えた火照った体にもいつしか寒さが次第に襲う。

全身びしょぬれのあいつはようやく歩き出す。
先ずは玄関の扉を開け中へ入る。
かなりの雨が入り込んだ安全靴を重々しそうに脱ぐ。
それを並べもせずに濡れた靴下姿のあいつはお構いなしに家の廊下を歩む。
濡れた足跡をつけ体からも多くの水滴を落としながらも一切気にかけることなく
部屋の扉のノブを右手でつかむ。
濡れた右手ではアルミ製のノブの冷静な冷たさの感触はつかめない。
ノブを回しその扉を開ける。
部屋の中の温かさがあいつを即座に襲う。
ずぶ濡れのあいつはお構いなしに部屋に中へ体を入れ込む。

やはりいた。そこにいたのだ。
あいつは相手を見るなり今にも泣き出しそうになる。
相手の姿を確認するなりその姿へ近づき始めた。そのずぶ濡れの姿で。
涙が頬を伝わる感謝をあいつは自覚する。

向こうにいる相手はあいつの姿に気が付く。
相手はあいつを見つけるなり小さく微笑んだ。
そして優しく言葉を掛ける。

「今度は一体どうしたんだ。」と。。。




それでは又です。


読破中。
「創造する経営者」P.F.ドラッカー著。


「姑獲鳥の夏」京極夏彦著。


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2008.1.18by 博多の森と山ちゃん



2008年01月17日

1月17日 定常化。。。



定常化とは決して現実ではあり得ないはかない夢に過ぎないのか。
仕事の波に席巻されながらもしばし閑に浸る時期を味わう。
何等一定化されないのは確かに仕事だけではないはずだ。
ものづくりにとっての波とは当然ながら歴然と存在する納期に支配されるのは
当然至極十二分に理解しているつもりだ。





最たる美貌のあいつ女性専務とてもちろんいつも短納期を要請される。
だが動くものづくり、それも一品料理となれば先ず納期設定に細心の注意を払う。
前もって動くものづくりに隠れ潜む不具合は過去の経験で知りつくしているはずだ。
度重なる失敗、試行錯誤の連続の末勝ち得た良好稼働の経験をもとに
当然ながら納期そのものを抜群のスタイルを誇るあいつとて要請はする。
しかし、その願いにどれだけ力があるのか。その期待にどれだけより良い返答が
返ってくると言うのか。
何度も経験し製作した製品であっても流す物、処理量よってその状況は一変する。
過去その皮肉を体全身でもだえながら苦しみ存分に味わった。

その目に見えぬものは決して理解されるはずもない。
目の前が現実でありそれ以外に何があるというのか。
失敗すれば失敗であり、うまくいけば成功ただそれだけだ。

会社とはお客様から頂けるお金のみで成り立っているのでありそれ以外に
利益を稼ぐ方法など決してない。
あらゆるお客様からの短納期要請はあいつ女性専務はにこやかに答える。
苦しみながらも可愛らしい口元は常に微笑みを絶やさない。

赤色のミニスカートから伸びた魅惑の2本足で日頃絶え間なく客先へと脚を運ぶ。
常に情報をつかみそして更なるものづくりへの糧とする。
一旦事務所に戻れば頭の脳細胞をフル回転させ次なる製品の図面化に勤しむ。
工場の女性ばかりの可憐な女性職人とも作り方では相談を繰り返す。
工場皆との騒がしくもある度重なる高音の協議のうえ結論を導きだす。
しかしその結論とは常に変化し柔軟に更なる進展の猶予は当然残されている。

出るところは出た個所を懸命に納めた作業着姿のあいつは女性専務は
工場職人の閑散な姿を決して見たくはない。寸暇を惜しんで客先へ通いそして
図面を描く。

なるべく仕事の定常化を目指すがなかなか現実化しない。
量産品ではない一品料理ではやはり困難が付き纏うのか。
今現在次なる革新を加えた製作中である特許申請済みであるコンベア連続式乾燥機が
その難問についぞ回答を出すのか。


誰しもが振り返る端正の顔つきのあいつ女性専務は寒空の下赤色のミニスカート姿で
アスファルトで埋め尽くされた道路の真中で佇む。
都会特有の澱んだ空気でまるであいつは陽炎のようだ。
あいつの立ち姿が突如目の前から消える。
とうとうあいつは真黒な舗装の道の真中でへなへなと座り込む。
体全身の力は抜け本人の魂はすでにもぬけの殻だ。
「一体この先どうすればいいんだ。一体これからどう進めば良いと言うんだ。」
可愛らしい口元から小さな音色が漏れる。
あいつはそこに座り込んだまま一切の動きを拒否する。
もしかして泣いているのか。うるんだ瞳があいつの美しさをひときわ際立てる。
艶やかでありしおらしい。
それはあくまでも第3者の言葉であり本人はそんな事を思うはずもない。
ひたすら落胆し悲観しそして嘆き苦しんでいるのだ。
目元から落ちゆく一粒一粒の涙はその今現在味わっている底なしの悲嘆の証明だ。
しかしその姿は可憐でありそしていじらしい。
あいつはふと気が付く。涙で塗られた美貌は目の前に出されたその物に気が付く。
間違いなくそれは手だ。ふくよかで包容力に溢れた掌が目の前に差し出された。