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2008年12月28日

12月28日 最新連続コンベア式乾燥機。臭気対策も行うのか。。。



汚泥乾燥に付きまとう悪臭対策に今後本格的に乗り出す。

更なる改良を終えた最新連続コンベア式乾燥機。
来年年明け早々より客先よりお預かりしたサンプルによる乾燥テストを行う。

今乾燥機で処理する物で最も多いのが実は汚泥だ。
通常汚泥は産業廃棄物として工場外へ有料で出される。
この金額は重量換算となる。そのため汚泥を乾燥させ減容化を行いなるべく産業廃棄物
にかかる費用を減らす。重量が軽ければ軽いほど掛かる金額の数字は減る。



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同内容はこちらブログでも読めます。





汚泥乾燥の最も大きな理由は処理物を加熱し乾燥させ重量を減らすことだ。

又、乾燥機、乾燥装置で加熱乾燥させるには当然熱源がいる。
その熱源は大きく火気、電気、蒸気の3種類があるが弊社最新乾燥機は低圧飽和蒸気のみだ。
火での乾燥の場合ばい煙、ダイオキシン対策が必要なため付帯設備が大きくなる。
又電気での乾燥はランニングコストが大きい。
今乾燥機の熱源は低圧飽和蒸気で良いため、高圧蒸気使用後の余剰蒸気で十分だ。
高圧蒸気装置使用後大気放出しているのであればそのまま使用できる。
余った蒸気の乾燥利用は省エネ、CO2削減につながり環境にやさしい。


汚泥乾燥で乾燥機以外で相談受ける機会が多いのが悪臭対策。
汚泥そのものの臭気。あるいは乾燥後の臭い。

悪臭の原因なのが下記4大悪臭物質と言われる。

1.アンモニア      トイレの悪臭
2.トリメチルアミン   魚の腐敗臭
3.硫化水素       卵の腐敗臭 
4.メチルメルカプタン 野菜の腐敗臭

これらの脱臭方法としては代表例として下記4項目がある。

1.燃焼    800℃以上で燃やす。設備、維持管理負担が大きい。
2.吸着    活性炭へ吸着させ脱臭。実際のところあまり効果がない。
3.水洗    悪臭物質への接触状態により大きな差が出る。 
4.臭気中和 身近で効果の高い方法。

従来のスクラバーは設備そして維持管理費が大きくその上あまり効果がない。
最近注目を浴びているのが臭気中和法であり弊社もこの方法を採用している。

実のところ弊社は乾燥機そのものを開発製作しそして販売している。
乾燥機へ全社の能力を最大限注いでいる。
零細町工場にとって臭気対策まではなかなか金と労力をかけられない。
その為、臭気対策はある専門メーカーと手を携え行うこととした。

そのメーカーはかなりの実績があり今現在正月休暇がとれないほど忙しいらしい。
いかなる臭気に対してもより良い対策を施し対応を行う。
一部上場大手企業への採用も多い。
実際客先に臭いを嗅いで頂き納得された上で納入となる。
何分臭気は人の感覚にかなり左右される面があり実際臭いを嗅いで頂く行為はとても重要だ。

弊社の親父である社長とも過去付き合いがあるらしく、当初相談後は素早く丁寧に対応
して頂いている。会社住所が近くであるのも話を進めやすい。

臭気対策メーカーと手を携えることにより懸案事項であった乾燥機の悪臭対策も万全となる。
より深くお客様の相談に乗ることが可能となった。

明日の打ち合わせ後年明け早々臭気対策含めた乾燥テストがいよいよ行えそうだ。
たいへん心強く頼りにしている。




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それでは又です。

読破。ブクログmoritoyamachanの本棚

「フラッド」アンドリュー ヴァクス著
探偵バーク登場。シリーズ第一作目
ニューヨークのどこまでも暗い世界のお話。
じっくりと楽しめた。
今シリーズ次作も読まねば。。。


 無料乾燥テスト行っています。お気軽にお声をおかけ下さい。臭気対策も大丈夫です。
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 最新連続コンベア式乾燥機。内示書有難うございます。
 早速材料手配始めました。今だ我が町工場たいへん慌ただしいブログあるはず。
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2008.12.28by 博多の森と山ちゃん