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2009年07月27日

7月27日 土NO袋。。。



あいつの町工場の週初めの今日は工場内の水を掻き出すのが最初の仕事だった。




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早朝、客先より工場の様子を気使う電話が入る。
嘘偽りなく今現在の状況をつぶさに報告する。
訪問した客先担当者よりも質問を受ける。現状をためらいもなく説明する。

車の助手席に乗り込んでいたあいつは上着胸ポケットよりの携帯電話の
呼び出し音に気が付く。手に取ると長年ご愛顧して頂いている客先担当者。
工場内浸水し対応に大わらわだと言う。
その際土嚢(どのう)の問い合わせを受ける。それはよく目にする代物ではない。
水に濡れると初めて土嚢(どのう)の役目を果たす物。
初めて耳にする物で即座に自社に連絡し探すように指示。

確かにある。水に濡れると初めて役目を果たす画期的な土嚢(どのう)。
その名も「土NO袋」。特許申請済みの製品だ。
早々購入して頂く事にはなったが我が工場でも使用できる。
今後大雨は十分に予想できる。皆さんも如何だろうか。。。


最近あいつも良く耳にする。聞きたくなくても否応なしに聞こえてくる。
又問い合わせも受ける。こういう時期だ。気になるのは当たり前だ。
「あの会社は危ないではないの。」「あの会社の情報何か入っていない?」
同業他社が意図的に流すということも十分に考えられる。

負債を抱えた上、昨今の殆どない設備投資のため受注激減では行ってしまう
のは時間の問題であるのは理解ができる。
さっさと以前の会社はなくなり別会社で業務を開始したとんでもないところも
耳にする。
だが、一旦倒産の負債を抱えるとその額は利益として稼がねばならないのだから
かなりの負担だ。その上受注がないとなるとそれこそ時間の問題と言わざるを
得ない。
人員整理など行いどこも必至だ。赤字でも次々と受注している会社の噂も聞く。

九州の地からも大きな工場は撤退、閉鎖の話は絶えない。
そこを顧客としていた会社は自ずと受注そのものがなくなる。
何とか会社を存続させるために如何なる手段も取る。
果たして赤字受注が効果を示すかどうかはあいつとて分からない。
多分景気が良くなれば受注額も増えそして顧客として存続できるという
腹であろうと想像する。

あいつの町工場は引き合いは相変わらず多い。
小さな案件ではあるが少しずつ決まり始めてはいる。
だが、今後どうなるかは予断が許さない状況には変わりない。
新製品開発の手を緩めるわけにはいかない。小さな町工場が生き残るためには
小さな市場で他にないものづくりを行うことだと肝に銘じている。
今後より一層価格破壊は起こるのは当然であるし新興国の影響は大きくなる
一方であるのは今現在でも手に取るように実感している。

今後海外市場を目指すのも一つの方法であるしそれには多大なる困難が
待ち受けているのも容易に予想できる。
但し、今後より一層環境問題がクローズアップされるのは間違いがなのだから
その分野に何が何でも現状以上に力を入れて入れて行くのは自明の理のはずだ。

あいつは今日も前ばかりを見つめ考える。
それは決して妄想ではないことを心から祈る。。。


それでは又です。



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2009.7.27by 博多の森と山ちゃん


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