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10月29日<2> 使い捨てカイロから地磁気まで(3)



もうあいつには力が残っていないだろう。
もう既にあいつは残る僅かな力も使い尽くし、更なる一歩など到底進む事など不可能なはずだ。

あいつは今まで決して逃げなかった。
あいつはひたすら正面を向いてひたすら歩んできた。

あいつは確かに社会的立場で言えば決して強者ではなくかなりの弱者の部類に入るであろう。
しかし、あいつには社会的立場、地位、権威など全く関係のない事柄であったに違いない。
ひたすら顔を上げ決してひるむことなく、堂々と力強かった。

しかし、何故かしら地味である。決して目立たない。
それでいて私には気になる存在であることには間違いない。




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磁気と電気の密接な関係を表現するのに「電磁誘導」がある。

使い捨てカイロから地磁気まで(2)では電磁石について書いた。
これは鉄芯に導線をコイル状に巻き電流を流すと磁気つまり磁場が起きる現象を書いた。

この電磁誘導はこの逆の考えだ。

導線を巻いたコイルに磁石を近づけたり遠ざけたりすると実は電流が流れる。
そして近づけたり遠ざけたりすると電流の向きは逆になる。
又磁石のN極、S極をそれぞれ近づけるとこれも電流の向きは逆に流れる。

これを電磁誘導と言う。
つまり磁場が変化することにより電流が流れる、発生する事を指す。

この電磁誘導の原理を使用したものには先ず今ブログでも取り上げたIHクッキングヒーターが
ある。
鍋事体に電磁誘導により渦電流を流しそれにより発熱する。
電流を流れると発熱するのはご存知の通り。
そして当然電磁波が発生する。

IHクッキングヒーターはこの電磁波よりペースメーカーへ影響を与えるので注意が必要。




余談だが。
電磁波と言う名称は私個人的には今だ納得解できていない。
電磁波の原理は文章では理解している。
電場の波と磁場の波での合体である事は理解はできる。
しかしだ。
電波と光つまり光波が同じHZで表現されることには違和感が。
ここでは私個人的意見などどうでもよい。

最近この電磁波で注目を浴びているのにテラヘルツ波がある。
これは電磁波の電波と光の間の波である。
何かしら有効活用ができるとのことだ。
注目したい。

電磁誘導に戻る。



電磁誘導の原理を応用した他のものに発電機、ダイナモがある。
身近な例では自転車のダイナモがある。

これは永久磁石とコイルが組み込まれており、この磁石を回転させるとことにより
コイルに磁場の変化が起こり、電磁誘導により明かりをともす。

自転車を早く走らせれば明かりが明るくなるのは、磁石の回転が速くなり
それだけ磁場の変化が激しくなるためだ。
磁場の変化が激しいほどより大きな起電力を持ち電流値も大きくなる。

電磁誘導の応用により発電所は大きな発電を実際しているとです。


皆様はお電気ですか。



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あいつはもう先には進めないであろう。
どんなに今まで苦労を重ねたか。
どんなにもがき苦しんだか。
決して休むことなく。

何が一体そうさせたのだろう。
何故あいつはそんなにしてまで前へ進もうとしているのか。

あいつはのどは渇き、そして全身の力は皆無に等しくそして既に汗すらかくこともできない。

何故逃げないのだ。
そこまで到達したのであれば後ろを向き一目散に逃げ帰れば良いではないか。

一体何故なのだろう。

私はあいつのやる事は始終観察してきたつもりだ。
あいつには優しさがある。
決して自分さえよければと言う発想は皆無だ。
ひたすら人を助けそして人が喜ぶ事をひたすら行う。

威張るなどもっての他だ。
自分の行った表彰されるべき素晴らしい行動は全てまるで他人がしたかのように振舞う。
地味で決して目立たない。
贅沢と言う言葉はあいつの口からは決して聞く事もないし、見るだけで判断がつく。

いつも他人には安らぎの場を提供する。
いつも微笑みそしてとても温かく迎えてくれる。
いつも頷きながら相槌をつきながら話を聞いてくれる。
どんな内容でも聞いてくれる。
愚痴。泣き言。恨み。つらみ。

そして柔らかい仕草で私の手を握りそして慈しみを与えれくれる。
その姿は、慈悲と哀れをその体全体で表現している。


しかし、あいつはもう限界だろう。
この国日本はいかなる方向へ進んでいくのだろう。

あいつは自分の保身などの考えすらない。
社会的立場がどうであれそんなことはどうでもよい。

威圧を受けようと。
相手が権威を振りかざそうとしても。

あいつには全く関係がない。
あいつは社会的には弱者のはずだ。

しかし、その弱者と言う言葉は一体誰が作ったのだ。

あいつは人を喜ばせるためだけに生きているようだ。
あいつはひたすら人の為になるために生きているようだ。
どんなにそれが苦しくてもどんなにそれが辛くとも。

一体あいつの楽しみとは何か。
一体あいつのはくつろぐ時はあるのか。


私はほんの少しだが判ったような気がする。
あいつの日頃のすさまじい生き様を見てほんの僅かではあるが理解しえたのではないだろうか。

それは苦しみこそが楽であり、辛いことが実は安らぎである事を。




あいつは水を一滴も飲んでいない。
恐らくもう限界だろう。






さあっ。私は迎えにいく。
そして私はこう言う筈だ。
「もういいよ。」と。。。。。。




ところがだ。
あいつは。




あいつは何と進みだした。


そして近づいた私にあいつは1枚の紙切れを渡す。


その紙切れは確かに丸められぐちゃぐちゃだ。
多分あいつは渾身の力を込めしばらく長い間握り締めていたはずだ。
いや四六時中その紙切れを握り続けていたはずだ。


私は渡された紙切れを広げて見る。
そこには何か書かれてあった。


そこに書かれてあった。。。。。




「希望」。


と。




私はその2文字に目頭が何故かしら熱くなるのを感じた。



私はその紙切れをズボンのポケットに入れあいつを見た。



すると。




私には到底信じられないことが起きていた。
私には最早理解の枠を超えていた。。。。



あいつはしっかりと歩んでいた。
一歩一歩力強く歩いていた。


それには目の前に歴然とした理由が存在した。
目の前にありありと信じられない光景が私の目に飛び込んでくる。。。。






あいつは確かに自分の足で歩いていた。
確かに一歩一歩自分の足で歩いていた。
しかし。


それがあいつ一人ではないのだ。


何と今まで長い間あいつが助けてきた人物があいつ一人の小さな背中を
必死に力強く押しているのだ。
それも一人二人ではない。
かなり大勢の人数の人達があいつの背中を押しているのだ。

私はそれを見て。
涙が溢れそれを到底こらえる事はできなかった。









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これより先は永遠と画像が続くとです。
皆様は最後までたどり着けますでしょうか。



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それでは又です。





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2006.10.29by 博多の森と山ちゃん





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