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5月17日 商品力。。。



状況から鑑みるにやはり間違ってはいないようだ。
弊社零細町工場のものづくり戦略は大手が手を出さない、競争相手が気がつかない
今後の時代の流れに即したそれも狭小な分野での商品を開発することだ。
そのものづくり方向ベクトルが時代にマッチしているかが常に最大の関心事だ。




特許申請済み最新連続コンベア式汚泥乾燥機に今回取り付けた改良後の
ベルトクリーナ(スクレーパ)。


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同内容はこちらブログでも読めます。





既に4年の歳月が流れている。
今だに手を加え改良に次ぐ改良だ。
最近の新設機の稼働状況、機械に対する客先からの批判、要望、要請。
そして弊社常設実験デモでの客先より預かった乾燥処理物の乾燥テスト
による新たなる問題点、不具合点の発見。
その一つ一つの解決策を悩み、考えてはつくりそして試す。
それは地道なとても険しく即座には決して先が見渡せない茨の道ではある。
だが、当然の然るべき道筋であるしそれなしには何ら解決は覚束ない。
楽してもがき苦しむことなしに明るい未来などあるはずもない。

会社戦略は売り7分につくり3分と言われる。
つくる革新以上に販売の革新こそが会社経営の成功の道筋であるのは
理解しているつもりだ。
だが、先ず売れる商品がなければつまり会社の商品力がなければ
販売どころではない。
九州は福岡、博多のちっぽけな零細町工場であってもそれは同様で
製品を開発製作し実際納めたとしても、それに商品力がないとすると。
設置し実際稼働させると不具合ばかりで現地対応に追われると
時間、人が取られ余計な経費が掛かり儲けどころではない。
そればかりかその機械の設置自体も危ういことになり得る。
実際、周りで現地稼働がうまくいかなくお金の回収もままならず
倒産の憂き目にあった会社の話はよく耳にする。

今回お話し頂いた超大手さんのブランドそして全国張り巡らされた販売網は
大きな魅力であるのは間違いがない。
だが、今だ商品力に十二分に納得できていない現状では即答はできかねる。

乾燥機今現状最も力を注いでいるのが汚泥の付着対策。
ステンレス特殊合金板状ベルトそして加圧ローラに対しては
ようやく解決の道筋はできたと思っている。
次なる模索はコンベア乾燥機へ投入する供給装置内の付着対策だ。
取り付け方、処理量、乾燥量等様々に思いを巡らし一応の結論を出し
早速図面化へ取り掛かっている。
供給装置内で現状以上に、より乾燥させることにより付着を少なく
しようとの発想へと至る。
装置内構造の改良だけでは不十分でそれに何らかのプラスαを模索していた。
それは加熱手段を増やすことによる乾燥率の増加。
より乾燥することにより付着防止へと繋がるとの結論を見出した訳だ。

もう一点が乾燥室内攪拌装置装置の充実だがそれは構造の改良により
回答が容易と思われ既に製作着手している。

大手さんが既に目をつけているのを目のあたりにしたのだから
今回の改良点も全て洩れなく特許事務所の先生のお世話になるつもりだ。

改良は永遠に続くのは分かっている。
ある程度の安定を得ることができれば、つまり商品力をある程度
確実なものとして身に付けることができた後に大手さんのお話は
吟味でき得る立場、地位に達すると現時点では信じている。

目の前の事実の責任は全て自分自身にあり決して他人、周りには
何らあるはずもない。
もしあるとすれば、言い訳、悪口、愚痴、批判そして中傷の類であろう。

さあっ。今後も長時間労働に励む。
景気が悪いなど口に出す暇などない。。。


それでは又です。


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2009.5.17by 博多の森と山ちゃん



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