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6月19日 乾燥機付着対策。果たして。。。



今現在の汚泥乾燥での最重要課題は付着対策だ。
加熱乾燥される時間が長きに渡るに連れ乾燥部品より付着された
処理物は外れる。
しかし、それには時間が必要で外れるまでに付着のために乾燥機内部へ
様々な悪影響を及ぼす。




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同内容はこちらブログでも読めます。





交差スクリュー供給装置であれば付着のため当然処理量が減る。
羽根が交差する部分のみは削がれ乾燥しながら運ばれる。
運ばれる距離が長い排出部に近づくに従い外れる乾燥物は多い。
しかし、投入部分は特に処理物の加熱時間が短いため付着した物は
なかなか外れない。

ベルトコンベア式乾燥機内の攪拌装置も同様だ。
羽根と羽根の間に乾燥処理物が挟まれた状態で堆積付着する。
塊状になり場合によっては過負荷となり電動機が停止する。

上記いずれもスパイラル羽根への付着は長きに渡る懸案事項であり
弊社乾燥機に触る度に頭を悩ませていた。
過去対応としては羽根を切り欠くことにより装置に掛かる負荷を
減らし何とか稼働はさせている。
だが、腑に落ちる抜本対策ではなく何らかの解決を施さねば弊社乾燥機の
価値は一向に向上しない。

何度も実際稼働している状況をひたすら見つめ脳のひらめきを待つ。
インスピレーションは全く起きずにあきらめに似た感情があいつを襲う。
脱力感は静かに僅か少しずつあいつの体を侵食し決して治まることはない。
あきらめずにもがき苦しむ。四六時中あいつに向かう静かなる侵食に必死に
抵抗を試みる。
何度も眺めそして感じる。手を動かしマンガ絵を書く。
寝床に入り布団をかぶった夢の中までもスパイラル羽根は回転している。
目が覚め再び眠るまで常に空中で羽根は回転している。
いつ何時とてスパイラルの羽根は回転しており、いくら手を差し伸べようと
決して止まらない。


突然やってきた。
そのひらめきはあいつに舞い降りる。
一瞬のひらめきを決して逃さぬよう鷲掴みにする。
従来の考えを一掃し羽根の負荷を減らすのではなく増やす方法を思い付く。
確かに負荷は増えるが確実に付着は減らせるはずだ。

ひらめきは様々な方面より焦点を当てなければならない。
身にならぬものはそれこそ思いつきに過ぎない。
可能な限りあらゆる方向から考えそして他人の意見を聞く。
様々な批判、中傷を耳にするにつれそのひらめきは確実に価値を増す。
他人とて訝しげな表情でそのひらめきのマンガ絵を見ているのであれば
先ずはやってみる価値は有ると言うものだ。
この先どうなるかなどわかるはずもない。
つくりそして試さなければ結果は誰にも分かるはずもない。


いよいよあいつに次なる行動に出る時がやって来たに違いない。。。


それでは又です。




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2009.6.19by 博多の森と山ちゃん



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