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8月31日 林地残材木材チップ乾燥機とバイオマス(4)。。。



今現在も熱源低圧飽和蒸気使用の林地残材木材チップ乾燥機の改造を行っている。
それは成功させるまで繰り返すものであり決してあきらめない。
いつもながら今回こそはとの思いで実験を開始するのだが破顔一笑で終える事など
ほんの僅かな回数でしかない。







6)熱源蒸気による林地残材木材チップ乾燥機研究開発
相談を受け、乾燥処理物である林地残材木材チップを預かった当初は他の乾燥物の
乾燥機で大丈夫であろうと判断し二つ返事で引き受けた。
それは森林荒廃の防止、地球温暖化対策、環境保護の観点からも是非とも取り組まねば
ならないとの思いがよぎったのも理由の一つだ
だが、実際乾燥機で実験を開始するが思いの外難しい。全く予想もしない結果が出る。
先ず駆動モータが停止する。交差スパイラルの羽根の構造を改造するが乾燥しないまま
排出される。破砕機構が必要との判断で羽根に加工を加えるが物を流すと
モータが停止する。
モータの馬力を上げ再度実験行うがそれでも乾燥機が停止する。
モータへの負荷を減らすため羽根の改良を加えるが投入量が増えると又しても
モータが停止する。
実験、改良を何度も繰り返す。これ程までに汗をかき苦労を重ねるとは予想だに
しなかった。しかし、乗りかかった船から簡単に降りる訳にはいかない。
これからも悪戦苦闘は続くだろう。
だが、この研究開発にはまだ先があるのだ。


7)次に熱源電気による林地残材木材チップ乾燥機研究開発
今現在も熱源低圧飽和蒸気使用の乾燥機の研究開発を行っているのだが既に
次なる課題を背負っている。蒸気使用の木材チップ乾燥機の引き合いは既にある。
だが、相手先の要望は蒸気にとどまるのではなく熱源あくまでも電気なのだ。
実際林地残材木材チップの乾燥を行う企業は殆どが小さな企業だ。
先ず熱源である蒸気がある会社そのものが少ない。
今現在研究開発行っている蒸気乾燥機は蒸気があることが前提条件だ。
だが将来蒸気そのものが存在しない企業が林地残材木材チップの乾燥を
行うことになるとのことだ。
確かに蒸気乾燥機導入のために蒸気発生装置の設置が必要となり新たな
経費の発生、場所そしてその為の人員が必要となる。

熱減はあくまでも電気であるのが相手先の要望だ。
確かに熱源電気であれば全く火気は使用せずCO2、ダイオキシン、煤煙の
発生はなく非常なクリーンエネルギーを使用する。環境保護の観点からも好ましい熱源だ。

だが我が町工場で今現在行っている研究開発は熱源が蒸気使用の木材チップ乾燥機だ。
それも今だ完成していない。
それでも相手先は既に次を睨んでいる。。。


次回に続く。




研究開発中だった連続ベルトコンベア式乾燥機部品の製作が終わり本日実験を行った。
全く異なる二つの製品で行ったが1勝1敗だった。予想外にうまくいかないであろうと
思われたものが成功した。今後詳細を詰めて行く。



それでは又です。



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2009.8.31by 博多の森と山ちゃん


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